毎月恒例となった一泊二日の釣行に2月2日~3日の日程で行ってきた。
最近ではバンサレーのキャプテン・モッドの船に続けて乗ってきたが、モッドの船は清潔で寝室が3か所もあり食事も辛くなくそこそこ美味しくシャワーは真水、そして何より魚がたくさん釣れてとても評判の良い船だ。
しかし、この船は人気の船なので土曜、日曜は3か月先まで予約で埋まっているらしいが、たとえ平日の予約を入れるにしても、たやすく予約が取れる船ではない。
それはキャプテン・モッドに連絡を取るのが至難の業だからだ。
たぶん遠征中でスマホの電波が届かないことが多いのだろうが、いつ電話を掛けても繋がらない。(スマホの電源を切ってある)
また「LINE」にメッセージを入れてもほとんど返事が来ないのだ。
今回は2月2日~3日の予定で既に3か月半位前から予約を入れておいたが、釣行の4日位前になってやっとモッドから返事がきて、2月3日~4日に変更して欲しいとのことだった。
しかし、今回のメンバー全員にこの日程で良いか確認してみたところ日本に帰国日が4日の人などもいて、急遽、他の船を探すことになった。
そして、下記の写真の船を知人のT氏の紹介で予約してもらった。
モッドの船よりは少し小さいがなかなか大きな船だ。今回のメンバーは5名なのでこれでも十分な大きさだ。
そして釣りにも向いている作りだ。
あまり広く無いが寝室もある。
何とかモッドの代りの船も見つかり、釣行を楽しみに待っていた。
そして、釣行当日。曇り空だが暑くもなく寒くもなく、また雨も降りそうもなく最高の釣り日和だ。
朝のうちに釣行が決定して皆の待ち合わせのバンサレーのお寺の駐車場に向かった。
しかし、バンサレーにあと10分というところで、この船を予約してもらったT氏から電話がありりバンサレー港は風が強くサタヒップ港から出港に変更になったとのことだった。
他のメンバーは既にバンサレー港に着いている頃だと思ったが、彼らにはT氏が電話連絡してくれるとのことでそのままサタヒップ港に向かった。
そしてサタヒップ港の桟橋に着いた時には既にメンバー全員が揃っていた。
お互い挨拶をかわし、直ぐに台車に荷物を積んで今にも壊れそうな木造の細い桟橋を渡って船へと向かった。
するとどうだろう、この船の関係者のタイ人の大きな男が、かなり汚いボロボロの船に荷物をつもうとしている。
『ちょっと待ってくれ!我々の乗る船はあっちだろう!』と近くに停泊している大きな船を指差してたどたどしいタイ語と英語で言った。(T氏からLINEで送られてきた船の写真も見せた。)
するとその男は英語で『この船は明日15名の予約が入っているからだめだ。』と言う。
『その代わりこの船(ボロボロの汚い船)なら1万バーツにまけてやる。』と付け足した。
そこでいったい何がどうなっているのか分からないので船を予約してもらったT氏に電話を掛けた。
そして事情を説明したところT氏がこの男(たぶんこの男が配船の責任者なのだろう)に折り返し電話を掛けてくれた。
しかし、交渉は難航しているようだ。
その後、数分してT氏から連絡があり予定していた船に乗れないことを言い渡された。
さて、出発だ!という皆のテンションも下がり、既に今回は諦めて帰ろうという気持ちが固まっていた。(寝室も無い船はNGだ)
そんな我々の様子を察したのかあの男が近寄ってきて、こう囁いた。
『プラス2,000バーツ払うならあの船に乗せてやろう』
そこで、その条件をのんで、やっと船に乗ることになった。
最初からこの船に乗る予定だったのに、更に2,000バーツを支払うのは納得いかないがしかたがないだろう。
何か後から考えると最初からあの男にはめられたみたいだが、こうしてトラブルはあったが当初予定していた船でサタヒップ港から出港した。
夕方5時の出港の予定がこんなトラブルで既に6時半をまわって辺りは暗くなってきた。
船に乗ってからまずはいつものようにクジで「釣り座」決めて、高橋さんとお友達が左舷、トモが斎藤さんと笠島さん、そして右舷が角南となった。
この船には今回初めて乗るがモッドの船よりは少し小さいものの、それでもけっこう大きな船に5人だけなのでゆったりできる。
また、キャプテンや中乗りがテキパキと仕事をこなしているのが気持ちが良い。
そしてサタヒップを出港してから30分程で最初の「イカ釣りのポイント」に到着した。
皆、それぞれ「鉛スッテ」や「餌木」を取り付けた仕掛けを下して行く。
自分はいつものように「鉛スッテ」の上60㎝のところに「キーストンの早福型にカンルアンの塩漬」を巻き付けた。
そして第一投目にサイズは小ぶりだが「アオリイカ」を釣り上げた。緑色の大きな鉛スッテにいきなりだった。
その後もケンサキイカなども釣れたが、イカ釣りは満月でもないのにかなり渋い夜だった。
皆も同じような状況だったようだが、斎藤さんがなかなかのサイズのアオリイカを釣り、笠島さんも表層を泳いでいた大きなヤリイカを狙って射とめたようだ。
そして8時半頃になって夕食の合図で皆でカオパットとスープの食事をとった。
夕食の後もイカ釣りの状況はあまり変わらずかなり渋い釣りとなった。
今回は缶ビールの他にウイスキーも持ち込んだので夜の11時頃にはすっかり酔っ払ってしまって、まるでジャッキー・チェーンの「酔拳」のように竿をシャクるがなかなかイカが乗らない。
そんな中、中乗りが「投網」を持ち出して海面を覘き込んでいる。
そして二匹で優雅に泳いでいる「ケンサキイカ」を見つけた途端に網を海面に投げた。
網は見事に丸く輪を描きながら広がって海面をたたく。
するとどうだろう、一度に20ハイ程にケンサキイカを捕獲した。
そしてこれを何度か続けてイカを50ハイ程確保したところで船は大物の釣り場に移動した。
船は夜中の1時半頃に最初のポイントに到着したが水深は浅く20m程だ。
この場所でイカ釣りを続ける人、大物仕掛けを下す人、または既に眠っている人もいるがバンサレーやサメサン、サタヒップなどでは夜中に釣れるのはバラクーダばかりだ。
たまに「コロダイ」や「ギンガメアジ」が釣れることもあるが、釣れたらラッキーという感じで、鱗の固い目の黒い魚が釣れたりすると釣り針を外す時につい手の平で握ってしまいそうになるので注意が必要だ。
本当に夜中はなかなか魚が釣れないので、置き竿にしてウイスキーをちびちびと飲む。既に皆も眠っているようで船のエンジン音だけが決められたペースで鳴り響く。
そして自分も浅い眠りについて、パッと目がさめた時にはすでに辺りは明るくなりかけていた。
それから30分程してキャプテンが起きだしてきて船を動かす。
その揺れで皆も起きだしてきた。
自分はちょっとお酒を呑み過ぎてしまっていたので熱いコーヒーが飲みたいところだったがこの船には用意がないようだ。
そうこうしているうちに1時間程でこの日最初のポイントに着いた。
水深はかなりあり30m~40m程だ。
早速、何か大きな魚の「アタリ」があったがリールを少し巻いてその魚は「バラクーダ」だと直ぐに分かった。
そして上がってきたのは予想通りの50㎝程の中型のバラクーダだった。
どういう訳か昨年の10月頃から「バラクーダ」や「サメ」「ウツボ」ばかりが自分の竿に来て、特にバラクーダに気に入られているのか昨年の12月には大型のバラクーダの5連チャンという日もあった。
そして今回もその後もバラクーダばかり既に4連チャンでバラクーダを釣っている。
その次のアタリもなんかあやしく、ゴウインにリールを巻き上げると魚の姿が見えてきた。
『なんだ、またバラクーダ』だと思ったが、釣り上げた魚は「プラ・インシー」(サゴシ)だった。
さて、これでいよいよ「バラクーダ」の呪縛から解き放されたのか、その後はいろいろな魚が上がってきた。
下の写真は皆で釣った魚から宴会に使う大きなサイズの魚ばかり集めたものだが、この他にイトヨリ等を入れるとこの倍の量はあるだろう。
宴会用の魚は十分に釣れたので、いつもは午後の2時か2時半の納竿時間を繰り上げて1時半にはサタヒップ港に戻ることにした。
さて、夜の宴会時間もいつもの7時スタートを6時半とし、たくさんの料理がテーブルにところ狭しと並んだ。
今回は大きな魚が多かったのでお刺身が4台、塩釜焼きも2つ並んだ。
下の写真は大きなフエフフキを釣り上げた斎藤さんに「塩釜焼き」の鏡開きをしてもらっているところ。
そしていつもの皆での集合写真。
今回はキャプテン・モッドの船には乗れず、また、この船にも乗れないかも?というトラブルもあったが、楽しい釣行となった。
また、誰か一人が爆釣するのではなく、皆がそれぞれいろんな魚を釣ったのが本当に良かったと思う。
「サタヒップでいろんなお魚さんこんにちわ♪」・・・
海の恵みに感謝!感謝!
最近ではバンサレーのキャプテン・モッドの船に続けて乗ってきたが、モッドの船は清潔で寝室が3か所もあり食事も辛くなくそこそこ美味しくシャワーは真水、そして何より魚がたくさん釣れてとても評判の良い船だ。
しかし、この船は人気の船なので土曜、日曜は3か月先まで予約で埋まっているらしいが、たとえ平日の予約を入れるにしても、たやすく予約が取れる船ではない。
それはキャプテン・モッドに連絡を取るのが至難の業だからだ。
たぶん遠征中でスマホの電波が届かないことが多いのだろうが、いつ電話を掛けても繋がらない。(スマホの電源を切ってある)
また「LINE」にメッセージを入れてもほとんど返事が来ないのだ。
今回は2月2日~3日の予定で既に3か月半位前から予約を入れておいたが、釣行の4日位前になってやっとモッドから返事がきて、2月3日~4日に変更して欲しいとのことだった。
しかし、今回のメンバー全員にこの日程で良いか確認してみたところ日本に帰国日が4日の人などもいて、急遽、他の船を探すことになった。
そして、下記の写真の船を知人のT氏の紹介で予約してもらった。
モッドの船よりは少し小さいがなかなか大きな船だ。今回のメンバーは5名なのでこれでも十分な大きさだ。
そして釣りにも向いている作りだ。
あまり広く無いが寝室もある。
何とかモッドの代りの船も見つかり、釣行を楽しみに待っていた。
そして、釣行当日。曇り空だが暑くもなく寒くもなく、また雨も降りそうもなく最高の釣り日和だ。
朝のうちに釣行が決定して皆の待ち合わせのバンサレーのお寺の駐車場に向かった。
しかし、バンサレーにあと10分というところで、この船を予約してもらったT氏から電話がありりバンサレー港は風が強くサタヒップ港から出港に変更になったとのことだった。
他のメンバーは既にバンサレー港に着いている頃だと思ったが、彼らにはT氏が電話連絡してくれるとのことでそのままサタヒップ港に向かった。
そしてサタヒップ港の桟橋に着いた時には既にメンバー全員が揃っていた。
お互い挨拶をかわし、直ぐに台車に荷物を積んで今にも壊れそうな木造の細い桟橋を渡って船へと向かった。
するとどうだろう、この船の関係者のタイ人の大きな男が、かなり汚いボロボロの船に荷物をつもうとしている。
『ちょっと待ってくれ!我々の乗る船はあっちだろう!』と近くに停泊している大きな船を指差してたどたどしいタイ語と英語で言った。(T氏からLINEで送られてきた船の写真も見せた。)
するとその男は英語で『この船は明日15名の予約が入っているからだめだ。』と言う。
『その代わりこの船(ボロボロの汚い船)なら1万バーツにまけてやる。』と付け足した。
そこでいったい何がどうなっているのか分からないので船を予約してもらったT氏に電話を掛けた。
そして事情を説明したところT氏がこの男(たぶんこの男が配船の責任者なのだろう)に折り返し電話を掛けてくれた。
しかし、交渉は難航しているようだ。
その後、数分してT氏から連絡があり予定していた船に乗れないことを言い渡された。
さて、出発だ!という皆のテンションも下がり、既に今回は諦めて帰ろうという気持ちが固まっていた。(寝室も無い船はNGだ)
そんな我々の様子を察したのかあの男が近寄ってきて、こう囁いた。
『プラス2,000バーツ払うならあの船に乗せてやろう』
そこで、その条件をのんで、やっと船に乗ることになった。
最初からこの船に乗る予定だったのに、更に2,000バーツを支払うのは納得いかないがしかたがないだろう。
何か後から考えると最初からあの男にはめられたみたいだが、こうしてトラブルはあったが当初予定していた船でサタヒップ港から出港した。
夕方5時の出港の予定がこんなトラブルで既に6時半をまわって辺りは暗くなってきた。
船に乗ってからまずはいつものようにクジで「釣り座」決めて、高橋さんとお友達が左舷、トモが斎藤さんと笠島さん、そして右舷が角南となった。
この船には今回初めて乗るがモッドの船よりは少し小さいものの、それでもけっこう大きな船に5人だけなのでゆったりできる。
また、キャプテンや中乗りがテキパキと仕事をこなしているのが気持ちが良い。
そしてサタヒップを出港してから30分程で最初の「イカ釣りのポイント」に到着した。
皆、それぞれ「鉛スッテ」や「餌木」を取り付けた仕掛けを下して行く。
自分はいつものように「鉛スッテ」の上60㎝のところに「キーストンの早福型にカンルアンの塩漬」を巻き付けた。
そして第一投目にサイズは小ぶりだが「アオリイカ」を釣り上げた。緑色の大きな鉛スッテにいきなりだった。
その後もケンサキイカなども釣れたが、イカ釣りは満月でもないのにかなり渋い夜だった。
皆も同じような状況だったようだが、斎藤さんがなかなかのサイズのアオリイカを釣り、笠島さんも表層を泳いでいた大きなヤリイカを狙って射とめたようだ。
そして8時半頃になって夕食の合図で皆でカオパットとスープの食事をとった。
夕食の後もイカ釣りの状況はあまり変わらずかなり渋い釣りとなった。
今回は缶ビールの他にウイスキーも持ち込んだので夜の11時頃にはすっかり酔っ払ってしまって、まるでジャッキー・チェーンの「酔拳」のように竿をシャクるがなかなかイカが乗らない。
そんな中、中乗りが「投網」を持ち出して海面を覘き込んでいる。
そして二匹で優雅に泳いでいる「ケンサキイカ」を見つけた途端に網を海面に投げた。
網は見事に丸く輪を描きながら広がって海面をたたく。
するとどうだろう、一度に20ハイ程にケンサキイカを捕獲した。
そしてこれを何度か続けてイカを50ハイ程確保したところで船は大物の釣り場に移動した。
船は夜中の1時半頃に最初のポイントに到着したが水深は浅く20m程だ。
この場所でイカ釣りを続ける人、大物仕掛けを下す人、または既に眠っている人もいるがバンサレーやサメサン、サタヒップなどでは夜中に釣れるのはバラクーダばかりだ。
たまに「コロダイ」や「ギンガメアジ」が釣れることもあるが、釣れたらラッキーという感じで、鱗の固い目の黒い魚が釣れたりすると釣り針を外す時につい手の平で握ってしまいそうになるので注意が必要だ。
本当に夜中はなかなか魚が釣れないので、置き竿にしてウイスキーをちびちびと飲む。既に皆も眠っているようで船のエンジン音だけが決められたペースで鳴り響く。
そして自分も浅い眠りについて、パッと目がさめた時にはすでに辺りは明るくなりかけていた。
それから30分程してキャプテンが起きだしてきて船を動かす。
その揺れで皆も起きだしてきた。
自分はちょっとお酒を呑み過ぎてしまっていたので熱いコーヒーが飲みたいところだったがこの船には用意がないようだ。
そうこうしているうちに1時間程でこの日最初のポイントに着いた。
水深はかなりあり30m~40m程だ。
早速、何か大きな魚の「アタリ」があったがリールを少し巻いてその魚は「バラクーダ」だと直ぐに分かった。
そして上がってきたのは予想通りの50㎝程の中型のバラクーダだった。
どういう訳か昨年の10月頃から「バラクーダ」や「サメ」「ウツボ」ばかりが自分の竿に来て、特にバラクーダに気に入られているのか昨年の12月には大型のバラクーダの5連チャンという日もあった。
そして今回もその後もバラクーダばかり既に4連チャンでバラクーダを釣っている。
その次のアタリもなんかあやしく、ゴウインにリールを巻き上げると魚の姿が見えてきた。
『なんだ、またバラクーダ』だと思ったが、釣り上げた魚は「プラ・インシー」(サゴシ)だった。
さて、これでいよいよ「バラクーダ」の呪縛から解き放されたのか、その後はいろいろな魚が上がってきた。
下の写真は皆で釣った魚から宴会に使う大きなサイズの魚ばかり集めたものだが、この他にイトヨリ等を入れるとこの倍の量はあるだろう。
宴会用の魚は十分に釣れたので、いつもは午後の2時か2時半の納竿時間を繰り上げて1時半にはサタヒップ港に戻ることにした。
さて、夜の宴会時間もいつもの7時スタートを6時半とし、たくさんの料理がテーブルにところ狭しと並んだ。
今回は大きな魚が多かったのでお刺身が4台、塩釜焼きも2つ並んだ。
下の写真は大きなフエフフキを釣り上げた斎藤さんに「塩釜焼き」の鏡開きをしてもらっているところ。
そしていつもの皆での集合写真。
今回はキャプテン・モッドの船には乗れず、また、この船にも乗れないかも?というトラブルもあったが、楽しい釣行となった。
また、誰か一人が爆釣するのではなく、皆がそれぞれいろんな魚を釣ったのが本当に良かったと思う。
「サタヒップでいろんなお魚さんこんにちわ♪」・・・
海の恵みに感謝!感謝!