鎌倉・高徳院で大仏様を拝して、
長谷寺ではお花に癒されたあと、
鎌倉駅に戻って若宮大路を通り、
鶴岡八幡宮への参道になります。
三の鳥居を過ぎ太鼓橋まで来ると、
本宮までの参道が遮断されています。
これから(1時)流鏑馬が行われるから、
本殿へ行かれる方は迂回いして下さいという。
見回すと参道の廻りは幾重もの人垣になっています。
迂回して本殿に向かうか、流鏑馬見学に立ち止まるか、
迷いましたが、生の流鏑馬が見られるならと、
人垣の中に入り込みました。
本殿、舞殿の方で神事を行っている様子です。
放送マイクを通して聞こえますが見えません。
カメラを高く掲げ背伸びしながら、パチパチしていました。
その内に馬場入りの騎乗武士が見えるようになりました。
流鏑馬で走る馬場が目に前を横切っていて、
行ったり来たりしています。
放送インフォメーションによると、
スタート地点を馬場元、ゴール地点を馬場末ということです。
馬場の長さは約255メートルだという。
その他、いろいろな説明が日本語と英語で30分以上続きました。
立っている場所から見える範囲は20メートルほどで、
3カ所あるという的は視界にありません。
50分ほど立ち続けて待ちました。
始まりました「一の的的中」「二の的的中」
声が響きますが見えません。
疾走する騎馬武者の姿が視界に入りました。
シャッターを押しました。
騎乗武者は写っていません。
3人の騎乗武者が走り抜けましたが、
カメラには写っていませんでした。
持参カメラのシャッター速度より、
流鏑馬の武者の方が早いということですね。
1時間近く辛抱して待ち続けましたが、
的を射るところも見ることが出来ませんでした。
偶然出会った鎌倉八幡宮の流鏑馬神事の生現場でした。
帰宅してからWEBで検索してみました。
この日(10月6日)に行われた流鏑馬は、
9月に行なわれた例大祭のあと開催する、
槐の会の「崇敬者大祭」でした。
「槐の会(えんじゅのかい)」は鶴岡八幡宮の外郭団体で、
八幡宮が継承してきた精神文化を象徴する「流鏑馬神事」を、
国際交流の一環として、在日大使館の関係者や子弟を招待、
騎乗武者、稚児さんなどになって執り行うものでした。
見物席も招待外国人で埋まっていました。
以下の一枚は鎌倉ガイドのページから拝借しました。
1時間も立ち尽くした「たにしの爺」81歳に免じて、
面倒なことは言わないでおきましょう。
太鼓橋から撮った「平家池」の蓮池です。
思いがけずに「鎌倉時代の騎馬武者絵巻」の、
片鱗を見物できた鎌倉の休日でした。