たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

鎌倉・鶴岡八幡宮では「流鏑馬神事」が開催されていました

2019-10-12 14:07:52 | 国内旅行

鎌倉・高徳院で大仏様を拝して、
長谷寺ではお花に癒されたあと、
鎌倉駅に戻って若宮大路を通り、
鶴岡八幡宮への参道になります。





三の鳥居を過ぎ太鼓橋まで来ると、
本宮までの参道が遮断されています。





これから(1時)流鏑馬が行われるから、
本殿へ行かれる方は迂回いして下さいという。
見回すと参道の廻りは幾重もの人垣になっています。







迂回して本殿に向かうか、流鏑馬見学に立ち止まるか、
迷いましたが、生の流鏑馬が見られるならと、
人垣の中に入り込みました。



本殿、舞殿の方で神事を行っている様子です。
放送マイクを通して聞こえますが見えません。
カメラを高く掲げ背伸びしながら、パチパチしていました。



その内に馬場入りの騎乗武士が見えるようになりました。
流鏑馬で走る馬場が目に前を横切っていて、
行ったり来たりしています。



放送インフォメーションによると、
スタート地点を馬場元、ゴール地点を馬場末ということです。



馬場の長さは約255メートルだという。
その他、いろいろな説明が日本語と英語で30分以上続きました。



立っている場所から見える範囲は20メートルほどで、
3カ所あるという的は視界にありません。



50分ほど立ち続けて待ちました。
始まりました「一の的的中」「二の的的中」
声が響きますが見えません。





疾走する騎馬武者の姿が視界に入りました。
シャッターを押しました。
騎乗武者は写っていません。



3人の騎乗武者が走り抜けましたが、
カメラには写っていませんでした。
持参カメラのシャッター速度より、
流鏑馬の武者の方が早いということですね。



1時間近く辛抱して待ち続けましたが、
的を射るところも見ることが出来ませんでした。
偶然出会った鎌倉八幡宮の流鏑馬神事の生現場でした。



帰宅してからWEBで検索してみました。
この日(10月6日)に行われた流鏑馬は、
9月に行なわれた例大祭のあと開催する、
槐の会の「崇敬者大祭」でした。



「槐の会(えんじゅのかい)」は鶴岡八幡宮の外郭団体で、
八幡宮が継承してきた精神文化を象徴する「流鏑馬神事」を、
国際交流の一環として、在日大使館の関係者や子弟を招待、
騎乗武者、稚児さんなどになって執り行うものでした。
見物席も招待外国人で埋まっていました。





以下の一枚は鎌倉ガイドのページから拝借しました。
1時間も立ち尽くした「たにしの爺」81歳に免じて、
面倒なことは言わないでおきましょう。



太鼓橋から撮った「平家池」の蓮池です。



思いがけずに「鎌倉時代の騎馬武者絵巻」の、
片鱗を見物できた鎌倉の休日でした。