たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

平成最後の日が小雨に濡れて暮れました

2019-04-30 20:04:08 | Journalism

あと4時間ほどで、平成の年号が終わります。
一日中どんより曇り、細かい雨が続く日でした。
テレビや新聞は朝から退位の宮中行事、
メモリアルな特集を流し続けています。



年号が変わったからと言って身近で変わるものはないです。
目に見えて変わることで分かりやすいのは、
明日の朝の新聞の欄外が平成から令和になることくらいです。



今日の午後、神戸の友人に一通の封書を書きました。
今日中に郵便局で仕訳けられればスタンプは平成に、
明日になれば令和のスタンプになるのだろうか。



「たにしのアブク風綴り」平成最後の日に、
メモリアル・アップで更新しました。

「マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」を読んだ

2019-04-23 13:59:43 | 本・読書

大型活字で読む本シリーズ、今回もミステリーになりました。
前回の内田康夫さんの「鯨の哭く海」に続いて、
東野圭吾さんの「マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」
東野作品のレビューは初めてです。



当代きっての人気ミステリー作家・東野さんの作品は、
ほとんど読んだことがありませんでした。
記憶にあるのは毎日新聞の連載した「手紙」くらいですね。

手にしなかった格別な理由があった訳ではありません。
しいて言へば、本が分厚くてボリューム感に圧倒され、
手に取るのに「気後れ」していたのでしょうか。



はじめに「マスカレード・ホテル」
今回手に取った大型活字本も3分冊のボリューム。
拾い読みしてみたら文章はさらさらで快調に読め、
ストーリーもテンポよく面白くなって止まらない。

一日で一気に読み終わってしまった。
面白くて、ミステリーの醍醐味を味わいました。
つづいて「マスカレード・イブ」を一気に読破。



「マスカレード・イブ」(発行日2014年8月)は、
「マスカレード・ホテル」(同2011年9月)の後に書かれたものだが、
「マスカレード・ホテル」の前承と言える連作短編集です。
登場人物やミステリーの舞台設定が用意されています。
警視庁捜査一課警部補の新田浩介がしごかれる新人時代。



ホテル・コルシア東京フロントクラーク配属4年目の山岸尚美。
二人がコンビになる前の、それぞれの職場での修業時代が、
3本の連作ミステリーとして描かれる。

主編となっている「マスカレード・ホテル」
東京都内で起きた3件の殺人事件があった。
現場には奇妙な数字列が遺されていた。
殺人の予告なのか捜査は難航していた。



新田刑事らの推理で次の犯行現場を暗示しているとした。
その犯行現場は「ホテル・コルテシア東京」だと断定。
捜査陣がホテルマンに成りすまして配備された。



捜査一課警部補の新田浩介はフロントスタッフに化けた。
ベテランになったフロントクラークとして山岸尚美が居て、
新田刑事の教育係を担当することになった。



強面の警察のプロとお客様がすべてのホテルマンのプロ。
ホテルを訪れるさまざまな人間を疑いの目で見る新田刑事。
お客様の仮面をはがしてはならないとするクラークの尚美。



「マスカレード(masquerade)」とは、
「仮面舞踏会」「仮装パーティ」の意味だという。
ホテルのお客様は皆、いわば仮面を付けた人間群像で、
ホテルのサービスとは、仮面人間を心地よく過ごさせる、
そのお手伝いが仕事で、決して正体を暴いてはならない。



で、ストーリーの方はどうかって、
ミステリーのレビューのエチケットして、
ネタばれになるようなことは書けません。



あえて言えば、ヒントはあとから書かれた、
「マスカレード・イブ」の最終章プロローグですかね。
この小説は映画にもなっているので、
知っている人は知っていますね。



映画と共にシリーズ3冊目の、
「マスカレード・ナイト」を読みたくなった。

満81歳になった 平成最後の誕生日 あす21日は小萬

2019-04-20 08:26:28 | Journalism

ブログオーナー「たにしの爺」
今日は平成最後の誕生日です。
昭和13年生まれで満81歳になりました。
この日のために「温存していたネタ」があります。



「18歳と81歳の違い」――
ネットで話題になっていたので、
ご承知の方も多いと思います。



発生源は「笑点」大喜利のお題からです。
毎週日曜日の午後5時30分から放映され、
放送50年を超す超長寿の超人気番組です。



2015年10月18日に放送された第2486回の大喜利。
18歳選挙権がニュースになっていたころでした。
男性の平均寿命も81歳に届きそうになっていた。



司会の桂歌丸さんが出したお題です。
「18歳と81歳の違い」を笑点流に、
考えていただきたいというものでした。
さすが笑点メンバーのセンスは秀逸ですね。
いくつか紹介します。身につまされますね。

・道路を暴走するのが18歳 逆走するのが81歳
・心がもろいのが18歳 骨がもろいのが81歳
・偏差値が気になるのが18歳 血糖値が気になるのが81歳
・受験戦争を戦っているのが18歳 アメリカと戦ったのが81歳
・恋に溺れるのが18歳 風呂で溺れるのが81歳
・東京オリンピックに出たいと思うのが18歳 東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳
・「嵐」というと松本潤を思い出すのが18歳 鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81歳
・自分探しに出るのが18歳 徘徊してみんなが探しているのが81歳
・社会に旅立つのが18歳 あの世に旅立つのが81歳
・ドキドキが止まらないのが18歳 動悸が止まらないのが81歳
・恋で胸を詰まらせるのが18歳 モチで喉を詰まらせるのが81歳


81歳になった「たにしの爺」も考えてみました。
・スマホを手放せないのが18歳 クスリを手放せないが81歳
・青春真っ只中なのが18歳 青春は夢の跡なのが81歳
・入れるのが楽しい18歳 出すのが苦しい81歳???



81歳になってもボッチ徘徊でお気楽「たにしの爺」です。
ドキドキわくわく「好奇高齢者」を楽しく行きましょう。

瑞々しい「青もみじ」の杜を徘徊してきました。
春に芽吹いた草木が生長し茂リ始める、
あす21日は二十四節気の「小萬」です。




平成最後の〇〇でブログ更新しました

2019-04-14 10:48:01 | Journalism

平成最後の「お花見」はまだ続いています。
他愛もないネタでブログを更新しますね。



平成時代もあと半月余りになりました。
平成31年は4月30日で終わりになります。
翌5月1日から令和元年が始まります。



昭和64年は1月7日で終わり、
翌8日から平成時代になりました。
当時はマスコミ業界に現役で居たので、
いろいろ大変でした。



今回の改元は「事前承認事項」なので、
「年号」も発表され、準備期間があります。
各業界もそれなりの態勢はとれるでしょう。



ところで「平成最後の……」というフレーズが、
この1年、WEB上で流行語になっています。
たにしの爺のブログでも使用しました。



5月になったら「令和時代初めての……」、
このフレーズが溢れ出すのでしょうね。
爺も「令和初めてのブログネタ」探しを思案中です。



今年の新中高生、大学生は「記憶に残りますね」
平成最後の3月卒業式、平成最後の4月入学式。
5月になったら「令和最初の新入生」なんて???



爺の誕生日は4月なので、
まもなく「平成最後の誕生日」が来ます。
昭和、平成、そして令和へと、
 誕生日がつながりそうです。

★追記事★「平成ジャンプ」とは??
上記の記事をアップした後、今朝付の毎日新聞、
日曜版を昼ご飯を食べながら眺めていたら、
面白いコラム記事が載っていたのでクリッピング、
紹介したいと思い添付しました。



このコラムは毎週、いくつかの雑誌の中から、
共通の企画記事を括ってコメントしてくれています。
世情を知る上で、とても参考になっています。
そういう訳ですので毎日新聞様ご容赦を。

桜は天井にあり 今年のサクラは長持ちしています

2019-04-10 07:54:25 | 花とつぶやき



春だというのに、
天から物凄い大音響にびっくり。
春雷というのでしょうか。



8日、通っている「ちょ筋体操教室」の帰り、
曇天が濃くなってきたかと思っているうちに、
フロントガラスに大粒の雨が降ってきました。



この時期、花散らしの冷雨は例年のことです。
明け方まで雨は残っていたようです
日中は日射しはあっても冷感風が強い。



満開から一週間過ぎても、
今年のサクラは健気に頑張っています。
「ぼっち花見」で「ぼっちランチ」を楽しみました。



「花見酒の効用」に背いて酒も料理も少々です。
経済効果を上げるには飲んで食べて買うことですね。
専門家によると今年の「景気は後退期」のようです。



夢一つ置き去る旅の桜かな (凡茶)
春の夜は桜に明けてしまひけり (芭蕉)
さまざまのこと思ひ出す桜かな (芭蕉) 

ぼっち弁 さくらは頭上に 爺一人 (たにしのあぶ句) 

ときは春、平成最後「一人花見」の白日夢

2019-04-04 13:45:45 | 花とつぶやき

春だというのに、
春寒というのでしょうか。
寒の戻りって言うんでしょうか。



曇天の日が続いていましたが、
今日あたりは日差しがあります。
でも、空気は冷たいですね。
満開と言われたサクラも散らずに残っています。



ということで、ちょっと出かけてきました。
サクラの下で「お一人花見」ランチ。
「ぼっちお花見」と言うらしいです。



コンビニ弁当にビール、ビタミン用いちごワンパック。
孤独の花見グルメ……のつもりです。
見た目はみすぼらしいですね。



花があれば、それでいい。
花の下で時を過ごすことで十分です。
風に花が舞い散れば、なおいい。
未だ散る時期ではないようです。



一人花見のいいところは、
気ままに時間つぶしができることです。
お気に入りの枝に下にシートを広げるだけ。



一人で、何かに頷きながら、妄想たくましく、
豊饒で至福なときを、怠惰に過ごす贅沢です。
好奇高齢者、生きていればこその時間です。



でも、ちょっと寂しかないかって??
そんなことを聞くなんて、
「野暮って」言うもんだよ。春だと言うのによ。
佐保姫のささやきに惑わされた「一人花見でした」

好奇高齢者の「TOKYO街旅」ーお茶の水、ニコライ堂、湯島聖堂の巻

2019-04-02 10:53:20 | 社会見学

3月28日に上京して御茶ノ水界隈から上野まで、
歩いた記録の3回目はニコライ堂と湯島聖堂です。



ニコライ堂は御茶ノ水駅の聖橋口を出て、
有名な「井上眼科」の前の通りに出ると、
独特の建物景観が目に入ります。



日本最大のピザンチン式建造物として知られています。
東京復活太聖堂が正式名称で重要文化財になっています。



ロシア正教の教会で礼拝堂にも入れますが、
午前中は閉じられていて建物の外観しか見られません。
続いて二つの聖堂を結ぶ「聖橋」を渡って、
「湯島聖堂」に向かいました。



橋からの下の眺めは有名なポイントで、
JRの中央・総武線、メトロ丸の内線、そして神田川、
この3ルートが一度に俯瞰できることで知られています。



この日は総武線しか撮れませんでした。
ニコライ堂の緑の丸屋根がビルの間に見られました。







「聖橋」の下に降りて史跡「湯島聖堂」に入りました。
「昌平坂学問所」のあった日本の学校教育の発祥の地です。
黒い建物が基調となって、独特な景観が漂い厳粛です。





休祭日には本堂が開けられて孔子に関する史蹟が閲覧できます。
境内には巨大な孔子象も建てられています。
静謐な空気感で、しばし休憩の時間にはいい場所です。





ニコライ堂と湯島聖堂は以前にもアップしています。
「江戸博からニコライ堂、湯島聖堂、神田明神へ」

このあと、神田明神からの道中は省略しまして、
一月に孫の高校入試の「合格祈願」をした、
湯島天神でお礼参りをして、上野公園のサクラでした。



今回の上京「TOKYO街旅」地点は再訪、あるいは何度目かで、
勝手知った街でしたが、
「竹や」の海老入りカレーうどんの念願が果たせました。
それでは、これにて、次回の徘徊地は何処になるやら。

ときは春 「令和」 サクラ爛漫 元号代わりの4月がスタート

2019-04-01 13:09:54 | Journalism

新元号は「令和」と発表されました

5月1日の改元に伴う、平成から代わる新しい元号について、
4月1日の朝から選定作業が粛々と行われてきましたが、
菅義偉官房長官から午前11時半すぎに「令和」と発表されました。



出典は万葉集の梅の花の序文からでした。
初春の月にして、気淑く風ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす



この日、テレビ局などでは早朝から選定過程、
官邸の様子を流し続けていました。

平成の時代は未だ30日残っているいるが、
平成時代を振り返る特集が放映されています。
午後のテレビは新元号に関する話題が続いています。



早速、万葉集を開いてみました。