たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」に行きました

2022-11-22 12:05:23 | 展覧会・美術展
令和4年11月22日 雲の多い冬空になっています。
雲間から薄い光が窓越しに射し込んできた。
何か書かなければ気分は滅入るばかりだ。

書きかけていた記事を続けることにした。
11月21日・月曜日に上野の東京国立博物館に行った。
開催中の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」。



この日は月曜日で博物館・美術館は原則休館でしたが、
同展を開催する「東博」と共に主催する毎日新聞社の、
休館日貸し切り特別閲覧会に招待されていました。

「東京国立博物館」は3月、創立150周年でした。
創立150年記念事業として、
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」は、
同館、毎日新聞社、NHKなどの主催で、
10月18日(火) ~ 2022年12月18日(日)まで、
平成館特別展示室で開催されています。
同展の公式サイト

「東博」が所蔵する所蔵品の中から、
国宝 檜図屛風 狩野永徳筆 安土桃山時代・天正18年(1590)
国宝 鷹見泉石像 渡辺崋山筆 江戸時代・天保8年(1837)
国宝 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市飯塚町出土 古墳時代・6世紀
国宝太刀 銘 三条(名物 三日月宗近) 平安時代・10~12世紀、など、
国宝89件すべてを含む名品など、「東博」の全貌を紹介するものです。



教科書や図鑑で見たことのある本物が目の前にあるのです。
入場者数も制限され、ゆっくり鑑賞することができました。
麗子微笑、 岸田劉生筆、大正10年(1921)本物はすごくきれい。
なかでも、国宝の刀剣全19件は凄かった。
日本刀の美しさと身震いするような迫力に立ちすくみました。



会場出口に展示された「剛力士立像 2軀 平安時代 12世紀」
切手にもなった「見返り美人図」菱川師宣、(江戸時代前期)
は撮影がOKでしたので、たくさん撮りました。



外に出ると朝まで降っていた雨はすっかり上がり、
青空が広がっていた。
久しぶりの上の公園は銀杏の色付きが見ごろでした。



「東博」の庭に立つ銘木「ユリノキ」は葉を落としていました。





西郷さんのところまで歩きました。



柿と小菊、頂き物で、ゆく秋を飾る 

2022-11-20 10:20:12 | 頂き物
令和4年11月20日 爺の徒然草<カキ→キク>
小春日が続いていますね。秋の果物でしりとり。
柿・カキ→菊・キク→栗・クリ→林檎・リンゴ。

菊は果物じゃないね。でも、食べられます。
写真のカキ柿も菊キクも実は、頂き物です。



柿は会津の姻戚からの、秋の定期便です。
会津はフルーツ王国、カキの名産地です。
大箱入りで「美味しくなる食べどき」を、
教えられましたが大半は食べてしまった。



小菊はサークル仲間の、みどりさんの庭からです。
徘徊が日課「たにしの爺」が歩く道筋にあります。
お庭には、色とりどりに小菊が咲き乱れています。

たまたま通りすがりに出会って、声を掛けたら、
「好きなだけ採って」いって、ということで、
一抱え手折ってきました。
庭先から秋の「お裾分け」を活けてみました。

那須高原「温泉自慢の宿」でお風呂も食事も堪能しました。

2022-11-16 09:58:52 | 国内旅行
令和4年11月16日 深まる秋、晩秋から初冬へ変わる。
日差しはあれど冷気を感じる。日暮れも早くなった。
那須高原に行った最終回は、やはり温泉ですね。

霧雨に打たれながら那須茶臼岳を目指したが、
途中断念でロープウェイ山頂駅を後にしました。
数年前にも濃霧で引き返した経験があります。

山頂駅のすぐ下に秘湯の湯「大丸温泉」があります。
ここには「立ち寄り湯」をしたことがあります。
とても重厚な??大人の湯、という気分になれた記憶がある。
男女湯浴みタオル付きの混浴露天も4,5湯あった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




そこから少し下がると「休暇村那須」があります。
2月末、雪に埋まるここに泊まって、
大丸温泉から引き湯に浸かり、
冠雪の「茶臼岳」を眺めたことがありました。
(この2枚は数年前に行った時の写真です)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


車は紅葉に染まった道を下り、
観光名所・殺生石の近く「鹿の湯」引き湯の、
松川屋那須高原ホテルに着きました。



この「鹿の湯」とは那須温泉の元祖の日帰り温泉で、
数年前に来た時に体験しました。
硫黄泉の白濁した高温のお湯でした。


数年前に立ち寄った際の写真です。

温度別に6つの湯舟が並んでいました。
湯壺も深く、胸まであります。
腰痛に効くと常連らしき客が言っていた。
写真はその時に撮ったものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今宵の宿は「高級感」が漂い眺望が抜群でした。
快晴の朝。宿の窓からの眺めです。





「鹿の湯」から源泉引き湯したという湯舟は広く、
硫黄泉独特の白濁の湯は、
冷えた身体をきゅっと締めてくれました。


この写真はWebからお借りしました。

露天風呂からの眺めは抜群で、
夕闇の中に那須の街の灯が光っていました。
翌朝6時前に入ったら「爺が独り占め」、
朝日を浴びながら20数分、これぞ、まさに、
「至福」の時間を過ごしました。







夕食は「栃木牛」のすき焼き、堪能しました。









朝食の後、宿の近くで、一面に岩石が転がり、
不思議な伝説が残る観光名所「殺生石」を一回りして帰路に就き、
「深山ダム湖」(一回目に報告)を経由して帰りました。



コロナ禍にもかかわらず、このような豪華旅行に、
引き出してくれた次男夫妻に「感謝、感謝、感激」
次の機会も「ヨロシクね」ありがとう!!!

那須高原「茶臼岳」は霧雨が舞って登頂を断念した。

2022-11-13 10:38:18 | 国内旅行
令和4年11月13日 昨日、コロナワクチン5回目を打った。
今朝まで、全く副作用の兆候がない。身体的な異常感がない。
かえって、ワクチン効果が生じないのか心配になってくる。



紅葉列島にコロナ感染が拡散中、第8波が始まっている。
ワクチン、マスク、指先消毒、外出自粛、換気など、
3密を避けて自己防衛が身をまもる最良の策です。



とは言いつつ旅行をしてきた。
前回に続いて「那須高原旅行」の続きです。
次男夫妻が連れて行ってくれました。





初日は茶臼岳直行がスケジュールでした。
東北道・宇都宮で大渋滞にはまり、
那須ロープウェイ―駅に着いたのは3時半だった。
車から降りると冷たい雨が吹き付けてきた。





それでも陽が差す雲の切れ目もある。
山頂駅はストーブで暖気に満ちていた。
展望デッキに出ると凍える寒さだ。





それでも行けるところまで行ってみようと、
歩き出したが、細かな霰交じりの霧雨が吹き付ける。
デジカメを取り出す手が震えて危なっかしい。
指先が凍傷になりそうな感じだ。
視界も悪くなり、30分ほどで引き返すことにした。





山紅葉など全く見えない灰色の世界だった。
遊山気分で歩ける山でも、悪天候になると身体が震える。
翌朝、快晴、旅館から見えた山は輝いていた。



次回は絶景露天風呂の宿と殺生石辺りを歩きます。

那須高原「深山ダム湖」は360度、紅葉に彩られていた。

2022-11-09 19:40:38 | 国内旅行
令和4年11月9日 好天が続いています。
昨夜は442年ぶりの天体ショーが見られました。
皆既月食に天王星が隠れる「惑星食」でした。


スマホの写真を整理して並べました

爺も老眼の目を見開いて皆既月食は見えました。
天王星は見えませんでした。PCの実況で見ました。
日本中、足元の不平を忘れて夜空の天体ショーに、
魅入られた2時間でした。





ところで10月末「たにしの爺」は次男夫妻のご招待で、
「紅葉の那須温泉豪華旅行」を楽しみました。
久しぶりに「国内旅行」カテゴリーに投稿できました。





1っ回目は「深山ダム」周辺の紅葉の山姿です。
「深山ダム湖」は知る人ぞ知る「ビューサイト」、
車でないと行けないエリアでした。
那須高原を楽しむには車で回るに限る。





たにしの爺、那須高原はこれで3回目でしたが、
これまでは公共交通だけでしたので、
駅からバスで温泉直行、立ち寄りなしでした。





写真は「深山ダム湖」とその周辺の山紅葉の模様です。
デジカメで写りはイマイチです。
この辺は車の数も少なく風景も楽しめました。





次回は那須ロープウェイで上がった茶臼岳と、
殺生石の周辺について報告します。






10月が終わって、11月になった。秋の実は赤い。

2022-11-01 14:58:10 | 散策の詩
令和4年11月1日 天高く「物みな」上がる季節。
生活食用品の値上がりが止まらない秋です。
秋と言えば、やはり「野山の装い」ですね。

晩秋にかけて徘徊路の庭や公園では、
小さな赤い実が目につきます。
ピラカンサなどが代表ですね。



人間様が食べる秋の実と言えば、
リンゴ、ナシ、カキ、クリ、ブドウ、ミカンなど、
赤くならない実が多いですな。



「植物の実」は魚で言えば「たまご」ですね。
子孫繁栄の素です。繁殖の種ですね。
人間の食べる果物は「経済活動」で繁殖する。



山の植物の実は下に落とすだけではだめで、
遠くに運ばれなくてはならない。そこで、
鳥に食べられて、運んでもらうために、
「赤い実は美味しいよ」の「赤信号」なんだろう。



ところで徘徊路には銀杏とドングリの並木があって、
びっしりギンナンとドングリが落ちています。
なぜ発芽して芽が出てこないのかな~なんて、
思いながら徘徊する「たにしの爺」さんです。

今日は寒い一日になっている。