たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

猛暑も峠か 8月が終わります。晩夏の徘徊

2021-08-31 12:36:59 | 散策の詩
令和3年8月31日 明日から秋へ9月ですね。
でも、「危険な夏」は引き続き居座り、緊急事態中です。
でも、時候的には、秋へ移り変わる「晩夏」ですね。



馬追虫の 
髭のそよろに来る秋は 
まなこを閉じて 想いみるべし 長塚節



変わり映えのない「徘徊爺」の日常が過ぎてゆきます。
「心ときめく」非日常なんて起きるわけがない。
起きるとしたら「躓いて転倒・骨折」入院くらいか。



「危険な夏」を初夏から→梅雨→盛夏→晩夏へと、
うだるような厳しい暑さ、熱中症、コロナに抗して、
83歳、ようやく秋口にたどり着きました。
日々の徘徊の道すがら「秋の気配」を感じる時候になりました。



月替わり「ブログ更新ネタ」を「晩夏」と綴ってみました。
この季節になると、何十年も頭に浮かぶ一節は、
冒頭の長塚節の「馬追いの髭のそよろ~」です。



徘徊しないと、体調が変になるので出かけます。
自然公園の杜、蝉しぐれも激しさが消えて、
「夕暮れ」「オーシンツツクツク」「オイシイヨ」
ツクツクボウシの鳴き声が混じります。



休憩するベンチの草叢を踏めばバッタなど、
虫が飛び跳ねまわります。
「営み中の一組」がいました。ウマオイかな??
ガラケー携帯で撮った夏の虫たちを載せました。



バッタもキリギリスもコウロギもスイッチョも、
巨大なオニヤンマやクロアゲハも飛び回っています。
ケータイでは撮れないので見ているだけです。
自然公園の晩夏は虫たちの営みの最中です。



公園内で行き逢う徘徊爺らの「晩夏の話題」、
「3回目のワクチン」は何時からかなー、
なんて、話して「さあ、帰るとしようか」
草叢で何やら鳴きだした。空は鱗雲。

罷り通る、暴力傷害選手・読売巨人の中田翔

2021-08-24 13:32:03 | Journalism
令和3年8月24日 蒸し暑い日ですな。
たにしの爺、不愉快なのでアブクを吐きました。
生来のアンチ巨人なので、辛口になります。

いま巷間で「後輩投手を殴って、傷害を負わせた暴力男・プロ野球選手・中田」の始末を巡って、
もやもや感と怒りが渦巻いている。

事の経過は皆さん既にご承知の事と存じますが、
鎌ケ谷日ハムのファーム球場にもエンブレムが残っている中田選手。
今シーズンは成績が上がらず、苛立って、バットを叩きつけて割ったり、
ついには後輩投手を殴りつけ、傷を負わせる暴力行為を働いた。
栗山監督は「無期限試合出場禁止の処分を言い渡した」ここまではまあ、いいとしよう。

だがしかし、日ハム栗山監督とどんな取引があったか知らないが、
読売巨人の原監督が暴力男・中田を「無償トレード」で引き取り、
即一軍登録し試合に出した。
22日の横浜戦などでは敗色濃厚な試合だったが、
中田の2ランで息を吹き返し引き分けに持ち込んだ。
原監督は歓喜し、読売フアンも喜んでいる。
(一部の心あるフアン嫌な感じをしているだろうが…。)

論点は、「無期限出場謹慎処分を受けた選手」が、
チームが変われば「処分が解除」になって、
野球が出来るのかということ。無罪放免ですか??
長嶋茂雄さんまで球場に来て、中田を激励している。
何だこれは?? 「読売巨人のやらせ」であって何物でもない。

何が何でも「優勝が至上命題の原巨人」。
「無期限試合停止謹慎中」札付きの暴力傷害人の助っ人を引き取り、
一塁5番の席を与えた。

これら一連の経過についてプロ野球機構、球界OB,評論家らは、
もやもや、した発言で「中田が野球をすることになって」よかったという。
もしも今シーズン原巨人が優勝したら――
★「暴力傷害助っ人優勝」★だということです。



生え抜き選手の岡本さん、坂本さん、一塁を追われた選手さん、
これまで戦ってきた巨人の戦手の皆さん「いい気持ちになれますか」、
優勝したとしたら、あなた方が活躍された結果です。
巨人在籍の選手の皆さん、暴力傷害男と一緒に試合をすることを潔しとしないなら、
声を上げましょう「暴力男は出て行け」と――
まあ、読売巨人は勝つためには、
何でもするんだということを承知ならいいです。
「江川事件」とかご存知ですね。

今日から、東京ドームで、カープとの3連戦です。
広島出身の中田選手、
巨人のユニホームで「広島凱旋」が待ち遠しいですね。
心あるプロ野球フアンを何万人にも失望させた読売巨人。
まあ一番悪いのは中田、次いで日ハム監督の栗山、
強打者を無償で手に入れた、エグイ原巨人ですかね。


今夜は「8月の満月」です。月夜は狸のぽんぽこ踊り

2021-08-22 13:18:00 | 散策の詩
令和3年8月22日 今夜は満月です。
アメリカでは8月の満月を“Sturgeon Moon”と呼ぶ。
「スタージェンムーン」(チョウザメ月)というのだそうです。

アメリカの先住民は季節を把握するために、
各月に見られる満月に名前を、動物や植物、
季節のイベントなど名称を付けていたという。

Webのウェザーニュースからの知識です。
気になる今夜の天気は雲が多くなりそうという予報です。

「たにしの爺」はここ数日、深夜は寝室で独りお月見、
「満月に近付く」お月さんを楽しんでいます。
半開きの窓の外から、布団の端まで「白光の帯」が届き、
「青白いお月さん」が通り過ぎて行きます。



1時間ほどで、お月さんは、窓の枠から外れていきます。
タブレットで写真に納めてありますが、
寝乱れた姿はお見せ出来ません。



ところで、月は自ら光っているわけではなく、
太陽の光を反射することで輝いて見えています。
満月とは、地球から見て太陽と月が正反対の方向に並んだ、
太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間です。



もう一度、ところで、満月と言えば「タヌキ・狸」ですね。
直ぐに浮かぶのは童謡「証城寺の狸ばやし」
♪♪証 証 証城寺/証城寺の庭は/ツ ツ 月夜だ
みんな出て 来い来い来い/おいらの友達ァ
ぽんぽこ ぽんの ぽん
  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



もう一度、ところで、本当に、……
狸たちが腹をポンポコ叩くのでしょうか??
イラストによくある、頭に葉をのせて楽しげに踊るの??
月夜には「ぽんぽこ狸のイメージ」合うのかな……



もう一度、ところで、たにしの爺は徘徊の途中、
「狸一家」と出会うことがあります。
良く行く例の自然公園の遊歩道の下です。



すっかり人に慣れていて、逃げたりしません。
親の姿は見かけませんが、子タヌキが遊んでいます。
観察者によると5匹いるそうですが、
爺は3匹でいるところを見ました。



あいにくカメラを持っていなかったので、
ガラケー携帯で撮ったので鮮明ではありません。
今夜の満月に「ぽんぽこ踊り」するのかな~

♪♪証 証 証城寺/証城寺の萩は
ツ ツ 月夜に 花盛り
おい等は浮かれて/ぽんぽこ ぽんの ぽん

蓮の花一輪、故郷の盆灯火は遠くなり

2021-08-13 11:00:19 | 頂き物
令和3年8月13日 コロナと大雨で「盆帰省」ストップ。
「危険な夏」が現実になってきました。
デルタコロナ感染が急拡大し全国に侵攻中。

「ふるさと」へのお盆帰省が自粛要請されています。
そう言われても「会いたい人がいる」ので帰ります。
そいう人たちで高速道路は渋滞、駅空港は人の群れ。

何年も帰省していない「たにしの爺」。
お供えに当地名産の「幸水梨」を送りました。

子どもらは、この時期に来たことはないです。
何らかの暑中見舞いの届くこともあります。



長男から毎年恒例になっている、
浅草・会席料理の銘店「むぎとろ」
粘りの強い「大和芋」が栄養満点。





次男からは「京の清涼菓」セット。
暑さを消す清涼スイーツが嬉しい。
三男からは何にも来たことがない。





これ「すき家」の牛丼は、
ときたま電話で焼酎談義をする、
高崎のお寺さんのご住職からの陣中見舞いです。



皆さん、お気遣いありがとう。
大雨洪水、猛暑、コロナに注意して、
「危険な夏」を乗り越えましょう。

今日は立秋です。マスクを外して、風の中を歩きたい。

2021-08-07 13:12:10 | 24節気
令和3年8月7日 残暑お見舞い申し上げます。
二十四節気、暦の上では秋の始まりです。
朝夕には「涼やかな風」の気配を感じるようになります。
リアルでは熱中列島に複数の台風が取りついています。

「緊急事態宣言」危険な夏の暮らし。
人混みに出歩かないことが最大の「危機管理」です。
徘徊逍遙が日課のたにしの爺、人混み街中には行かない。
出歩くのは、人に出会わない「里山道野辺」です。

熱気の道中、蜃気楼のように妄想が湧いて来る。
マスクを外して、風の中を歩いている。
かつて歩いたアルプスの尾根路、高原の果てなく広がる草原の木道。
海から風が吹いてくる。高波が打ち寄せ、砕けて光る海辺の砂洲浜。



写真は4年前、「18切符」で回った外房「御宿海岸」です。
御宿海岸と言えば、あの童謡「月の沙漠」ですね。
♪♪月の沙漠を/はるばると、
旅の駱駝がゆきました。
 …………………………
砂丘を越えて行きました。
黙って越えて行きました。

砂丘・砂山の詩情は石川啄木「初恋」ですね。
砂山の砂に/砂に/はらばい
初恋のいたみを/遠く/おもい出ずる日
初恋のいたみを/おもい出ずる日



「砂山」繋がりの極めつけは、この歌です。
石原裕次郎「錆びたナイフ」
♪♪砂山の砂を指で掘ってたら
まっかに錆びたジャックナイフが出て来たよ
恋のなきがら 埋めたか
そんな気がする 小島の磯だ

映画にもなったこの歌、兄の慎太郎の原作で、
硬派の裕次郎と情の裕次郎がミックスした、
名曲だと、たにしの爺は今でも、好きな歌になっている。



「夏と恋のなきがら」と言えば、いい歌がありますね。
サーカス「ミスター・サマータイム」。
♪♪ミスター・サマータイム
あれは遠い夏の日の幻
さがさないであの頃の私を
…………………………
叶兄弟姉妹と従姉の魅惑的な詩と甘美なハーモニー。
「私を失くしたひと夏の恋」♪♪夏が悪戯したのです。
私を探さないで、後悔と償いの切なさが心を打つ。



立秋とはいえ、猛暑の中の徘徊逍遙。
バカンスなど全く縁のなかった「たにしの爺」
あらぬ「幻日」の妄想に憑りつかれてしまった。
マスクは外して、風の中を歩きたい。