Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

uplinkショック

2020-06-27 00:10:00 | コラム
コロナショックをなんとか乗り切ったミニシアター、uplinkが揺れている。

代表の浅井隆は業界内で超有名なひとで、フリーライターやっていた自分も何度か取材したことがある。

そんな浅井代表が、元従業員らに訴えられた。

パワハラで。






報道を目の当たりにした直後の感想は、浅井さん、THE昭和のひとだしなぁ!! と、少し呆れた程度。

半日経つと、いやいや呆れて済む問題じゃないぞと。
現代は21世紀だし、昭和ではなく平成でもなく、令和の時代じゃないかと。

コロナショックによる苦難の経営に関しては激しく同情するが、こればっかりは擁護出来ない。
元従業員の方々だって映画が好きで好きでたまらないひとたちのはず、良質な映画ばかりを配給・上映するuplinkが好きだろうし潰したくない、そんな思いを抱きつつ声明文を出したわけで、悩み抜いた結果であったことは想像に難くない。

今後は裁判のゆくえを見守るほかはないが、このご時世だから、浅井さん全面降伏で和解に持っていくのが得策だと思う・・・のだけれど、当の浅井さんがどう考えているのかは不明。


この騒動の余波として、営業再開されたuplinkにクレームの電話がかかり始めているという。

繰り返すが、uplinkは良質の映画ばかりを上映する「なくしちゃいけない」ミニシアター。

なかなか難しいとは思うが、「それ」と「これ」とは切り離して考えるべきで。

サイアクの結果は、裁判が長期化しつつuplinkそのものも経営が立ちいかなくなること。

そいつぁまずい、誰も幸福にならない結末なんか、あってはならない。

じゃないかい、浅井さんよぉ??


※uplinkで鑑賞した映画でいちばん印象的だったのは、これかな



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明日のコラムは・・・

『外国女優別キャリア10傑(24)ジュリアン・ムーア』
コメント (1)
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