Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ぐだぐだ大晦日

2018-11-30 00:10:00 | コラム
※3日前に編集した文章です。きのうRIZINが計12試合のカードを発表したので、ぎりぎりセーフ、、、としておきましょうか。でも遅いけどね!!※


大晦日まで30日を切った。

毎度のことで驚きはしないが、年にいちどのお祭りだというのに、10試合以上あるはずのカードがなかなか決まらない、そろわない。

今年はとくに、ひどいんじゃないか。

天心くんとメイウェザーのスペシャルワンマッチ(トップ画像)におけるルール調整に頭を使い過ぎた榊原代表が、もうほかのこと考えるのイヤになってしまったんじゃないか・・・そんなことを想像してしまうくらいアナウンスが遅くてイライラする。

まぁ今週中に5~6試合の追加カードが発表される可能性は高いけれど、そもそもチケットは「数週間前」から発売されている。


RIZIN応援したいのに、

カード発表ゼロでも、おまえら買うんでしょ?

という客を舐めた考えかたが透けて見えて、ちょっと呆れてしまう。


十数年前に比べて需要が減った・熱が冷めた、、、とはいえ、MMA好きは「ある一定数。」存在しつづけるから、競技はもちろん、興行そのものもなくなることはないでしょう。

だから自分は、期待をしつづけるよ。

今年も去年もダメだったが、
いつかぐだぐだではない、11月の真ん中ごろにはすべてのカードが発表されている大晦日興行がおこなわれるだろうと。

テレビ中継のために60分も休憩をねじ込むような「観客、完全無視。」の暴挙を振るうことのない、健全な運営がおこなわれるだろうと。


榊原代表、高田本部長、ほんとう頼みますよ。

いちばんに考えてあげるのはファイターでいい、それが理想だもん。

でも二番目に大事にすべきは、やっぱり、会場に足を運ぶ観客であるべきだよ。

いま、確実にそうなっていないからね。
だから当たり前のことを、わざわざ記しておきます。




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明日のコラムは・・・

『きょうは、映画の日です。 + 11月コラムの目次』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(272)

2018-11-29 00:10:00 | コラム
いん「らん」→「らん」どりー(ランドリー)

ランドリー(laundry)は、洗濯・クリーニング屋のこと。

日本では「コイン」を冠したほうの「ランドリー」ということばが主流で、
「コイン」を冠さない形で「ランドリー」とはあまりいわない、それだけだと柔道の「乱取り」と勘違いされるから・・・な、わけはないか。

ともあれ、なくなりそうでなくならず、というか最近になって売りあげを伸ばしているのが、コインランドリー。

毛布や布団の丸洗いとか、自宅の洗濯機・乾燥機では難しい場合があるからね。


自分は上京して1年間くらい洗濯機を持っていなかった、だから2日に1度の割合で最寄りのコインランドリーを利用していたっけ。

乾燥までをその場で過ごす―というひとも「ごく稀に」居るけれど、
スタートボタンを押してどこかに行き、終わったころに帰ってくる・・・というひとが、ほとんどなのではないか。

昔は下着とか盗まれる可能性があり、女性客のほうが「その場で過ごす」傾向にあったのだとか。
でも現在は、防犯カメラが設置されているからね安心でしょう。


テレビドラマ『男女七人夏物語』(86、TBS)では、コインランドリーが重要な舞台として機能、
良介(明石家さんま)と桃子(大竹しのぶ)は、レンタルビデオ店や定食屋、コインランドリーで何度も顔をあわせ、短いやりとりを積み重ねていく。




これに影響を受けたわけではないが、そういえば自分も、コインランドリーを舞台としたシナリオを書いた。

様々なひとが集う空間として、意外と人間ドラマを紡ぎ易い舞台なのかもしれない。


コインランドリーが出てくる映画を、日本代表と米代表でひとつずつ。


『Laundry ランドリー』(2001)

「まんま」のタイトル。
主演は窪塚洋介と小雪、純粋無垢な青年と傷ついた女性が出会って・・・という、どちらかというと自分が苦手なタイプの映画だが、きちんと劇場まで行きましたよ。

で、結局は乗れなかったと。

よかったのはBONNIE PINKの主題曲くらい、あとは甘過ぎる御伽噺で現実感がなくダメだった。




『ベイビードライバー』(2017)

同じように現実感はないかもしれないけれど、こっちは勢いと乗りのよさで見せて・魅せてくれる。

ふたりが徐々にこころを通わせていく場面、



マシンの動きが揃っていて、この撮影はすごく大変だったでしょうね。。。


次回のしりとりは・・・
らんど「りー」→「りー」とんぷそん。

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『ぐだぐだ大晦日』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(271)

2018-11-28 00:10:00 | コラム
みら「い」→「い」んらん

淫乱を英語でいうと「lewdness」、でもなんだかピンとこない。

ビッチ(bitch)のほうが適切だと思うのだけれど、これだと「尻軽女」「あばずれ女」になり、つまりは女性限定になってしまう。


しかしだね。
じつに奇妙なことに、淫乱って男に対してはいわない。

辞書には「色欲をほしいままにしてみだらなこと。また、そのさま」とあるだけで、「女性限定」などと記されていない。
いないにも関わらず、「淫乱男」みたいな表現をするひとは居ない。

男が「あのコとやりたい」といっても単に笑い話で済むのに、
女が「あのひととやりたい」というと周囲は引くでしょう、「あいつはヤリマンだヘンタイだ淫乱だ」と蔑まれる。

この差は、なんなのか―というところにまで迫った映画が、ヴァーホーベンの『エル ELLE』(2016)だった。




なにを行儀よくしてんのさ?

素直にリビドーと向き合いましょう! っていう映画。

じつに清々しかったし、ほかの男はどうだか知らんが、自分は性的にかなり積極的な女子が好きなので、女ばかりが淫乱だとかいわれる世の中はまちがっていると思う。


以下、映画のなかの淫乱キャラクター5選。

ちなみにエルは、すでに殿堂入りを果たしているのさ!!


(1)『誘う女』(95・トップ画像)

スザーンは、歩く性感帯。

自分の魅力を完全に理解しており、自己演出も完璧だった。

そんな素敵なビッチを活き活きと演じ、ニコール・キッドマンにとって初めての当たり役となった。

(2)『ランブリング・ローズ』(91)

性欲過多のヒロインをローラ・ダーンがナチュラルに演じた。

「病気ではなく個性のひとつ」だと解釈する周囲のひとびとが素晴らしい。




(3)『氷の微笑』(92)

シャロン・ストーンだと思うでしょう?

間違いではないけれど、彼女に触発されたマイケル・ダグラスだって淫乱というわけです。

(4)『KIDS』(95)

エイズに罹ってしまったヒロインが「そのときの相手」を探すために街を徘徊する。
やっと出会えた彼は、というと超のつく自分勝手な淫乱だった。

脚本ハーモニー・コリン、制作ガス・ヴァン・サント、監督ラリー・クラーク、主演クロエ・セヴィニーという超エッジなメンバーが創り上げた青春劇は、公開当時に大きな反響を呼んだ。

(5)『殺しのドレス』(80)

欲求不満の女に性病持ちの男、歪んだ性癖を持つ精神医に娼婦。

出てくるキャラクターが「全員、性的にどうかしている」感じが面白い。


あすのしりとりは・・・
いん「らん」→「らん」どりー。

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チキンな日

2018-11-27 10:45:37 | コラム
某日―。
というか、きのうの話。

12月に公開されるアニメーション映画『グリンチ』のジャパンプレミアが開催され、
自分は担当ではなかったのに、イメージソングを歌うPerfumeがやってくると聞き、取材班に割り込む形で東京ミッドタウン日比谷に行ってきた。

Perfumeの3人は相変わらず素敵で参ってしまったが、



映画にちなんでイルミネーションがグリンチカラー「緑」になったのもよかった、あぁクリスマスもちかいのだな、、、と。




毎年書いているが、クリスマスは自分にとって、チキンをいくら食べようが誰にも文句をいわれない日。

恋人同士が素敵な夜を過ごす日でもないし、
ケーキでさえサブ扱い、ひたすらチキンを喰いたいのだよ自分は。

というわけで当然、今年もケンタッキーの予約をした。



バーレルだけで足りるわけがないので、サブメニューも注文、お会計は万札で小銭しか返ってこなかった。

で、その小銭を財布に入れ、千円札を数枚取り出し、今度は「きょうの晩飯のため」にチキンを10ピースほど買った。

上客でしょう、そーとーな。


とは思うものの。
結局いつどれだけ喰おうが誰にも文句をいわれたことがないので、つまり毎日がクリスマスみたいなものだよね・・・とひとり苦笑する44歳のおじさんなのだった。


※クリスマスのCMのなかで、いちばん好き。男の子も女の子もかわいいし、『スターウォーズ』との絡めかたも巧い。



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かっけー! おじさんになりたいが。。。 ~2018総括(9)~

2018-11-26 00:10:00 | コラム
18年度の総括、第9弾は「社会一般」。

三面記事の端の端に、短い文章で報じられた些末な事件・事故にもドラマがあって、ことばは悪いが、映画は、大きく報じられるものよりも、そっちを題材にしたほうが面白いものが出来上がる(傾向にある)。

ここに取り上げた10+αのニュースはどれも大きく報じられたものであり、皆さんも印象に残っていることでしょう。


(1)受刑者と容疑者の逃走

平尾龍磨受刑者…4月8日に逃走、23日後に御用。

樋田淳也容疑者…8月12日に逃走、48日後に御用。



前者は害がないように思われるが、後者は近隣住民を傷つける可能性が高かった。

否。
結局どっちも危なっかしい人間なので、とりあえず捕まってよかった。

警察署の責任は、そーとー大きいとは思うが。。。

(2)はれのひ問題

振袖を販売・レンタルする「はれのひ」が、1月8日「成人の日」に突然休業、9日には全店舗を閉鎖し事実上の事業停止となる。

いいトシした大人が、大人になりかけている子どもたちを泣かせたことが腹立たしい。

すぐ行動を起こしたのが、芸人の西野亮廣。
彼は「あらためて新成人を祝う会」を企画、好評を博した。

この騒動における、唯一の救いだと思う。
だから、このときの写真をトップに掲げてみた。

よいお金の使いかたをするよね!!

(3)平成最後の〇〇

夏あたりからメディアがこの表現を多用、あぁそうだったか、、、と。

自分のような、しょーもないウンゲロミミズは、元号が変わる前日あたりに「平成最後の自慰」「平成最後のエッチ」を楽しむことでしょう。

あぁそうだよ、その程度の男だよ。

(4)日本大学、アメリカンフットボール・フェニックス「反則タックル」問題

決定的証拠となる実際の映像のほかに、「やらなきゃ意味ないよ」のことばがインパクトを残す。

その後、選手本人が会見を開いたことも印象的だった。

これまた、いいトシした大人が、大人になりかけている子どもを泣かせたケースなんだと思う。

(5)オウム真理教事件、死刑囚たちへの刑執行

7月6日―元代表・麻原彰晃、死す。

そういうわけでもないのだろうが、国が、平成が終わる前に「処理」したかったのかな…などと想像してしまった。

(6)カルロス・ゴーンの逮捕

つい最近の出来事。

そこらへん? に明るくない自分なんかは、金融商品取引法違反容疑といわれてもぜんぜんピンとこないが。

未だ企業を救ったイメージのほうが強く、逮捕されるほどのことをしたのかな・・・と思ってしまったり。

(7)サウジアラビア人記者殺害事件

10月2日「前後に」発生。

カショギ記者が殺害されたのは、イスタンブールにあるサウジアラビア領事館「館内」と思われる。

政治的なアレヤコレヤは分からんが、領事館で殺人がおこなわれるっていうのがね。

(8)東海道新幹線内3人殺傷事件

襲われた女性を救おうとした男性が殺される。

22歳の犯人は、考えることが面倒になり、自分の人生を誰かに委ねたかったのだとか。


勝手にしろと突き放したとしても、勝手に出来る思考を拒否したのだから厄介だよ。




(9)IT講師殺害事件

「ネット上のやりとりの逆恨み」だそうで、秋葉原通り魔の「先。」に行ってしまった感がある。

(10)7月豪雨

とくに、広島と北海道に大きな被害をもたらした。

台風などもそうだが、子どもがはしゃげるレベルをはるかに超えているのが恐ろしい。


※せめて、気分だけでもアゲていこう

Perfume『無限未来』



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『チキンな日』
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