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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

そういや体温計がなかったよ(^^;)

2021-07-31 06:03:29 | コラム
某日―ファイザー製のコロナワクチン接種、1回目終了。

職種接種ではなく、大規模会場でもなく、自宅から徒歩10分にある、小さな皮膚科で。

先生以外はみんな若い女性で、気分よき(笑^□^)

2回目は3週間後なので8月中には完了、10月あたりに予定している「ちょっと帰省」も出来ないことはない、、、かな。
東京の感染者が増えつづけているので、どうなるか分からんけど。


その前々日―副反応対策もしておかないとな…と思って引き出しを開けて苦笑、そういや解熱剤もないし、そもそも体温計さえなかったよ。

健康馬鹿だからね。

すぐに最寄りのスギ薬局で購入、これで「厳しいといわれている」2度目の接種対策も整った。


去年から(あらゆる場所で)体温を測ることが多くなったけれど、ガキのころに比べて少し上がってきたなと。

いつも35度真ん中くらいだったはずなのに、去年~今年を平均すると36度前半くらいになる。

それでぜんぜん問題はないのだが、ガキのころは36度に達すると「えっ、調子悪いのかな」と思ったりしてね。


しかし体温計ひとつ取ってみても、テクノロジーの進化には目を見張るものがある。

水銀から、電子へ。
触れずとも体温が分かるなんて、頭が悪い自分なんかからすると、???なわけですよ。



「映画と体温」といえば、やはりこれ。

『ベティ・ブルー』(86)の原題を直訳すると、「朝、37度2分」。
これは、女性が「最も」妊娠し易い体温を指す。

そして驚くのが、主演ふたりの近影。
ベアトリスの歯! ジャンユーグの腹!!


まぁふたりとも楽しそうなので、これはこれでよいのだけれどね(^^;)




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シネマしりとり「薀蓄篇」(384)

2021-07-30 00:10:00 | コラム
まっ「ち」→「ち」まみれ

漫画『ゴーマニズム宣言』(小林よしのり)の初期連載で、の取材に行った作者が…

「『anan』とか読んでる若い女性は、血を見ただけで卒倒か」というヒトコマを作った。

それに対し女性読者が「わたしの学校も場の見学に行ったけど、気分悪くなっているのは男子だけだった。女は生理で血を見慣れています」と反論、

それを受けて、小林よしのりが謝罪した…ということがあった。

なるほどなぁと思うし、実際そうかもしれない。

怪我ばっかりしている自分、ゆえに痛みには「そこそこ」強くなったが、たしかに血には「強くない」かもしれない。

真っ赤な鮮血は字のとおり鮮やかで、映像映えもする。

それに対しどす黒い血は、なんというか、ヒトというものの原罪をも表しているようで、空調完璧な劇場で観ていてもイヤな汗をかいたりしたり。


『キャリー』(76)

自分の能力を最大限に発揮するためには、怒りを抱えなければいけない―キャリーの不幸は、そこにあった。




『レザボア・ドッグス』(92)

途中からオレンジは息も絶え絶えで、なぜ生きていられるのか分からないくらい出血している。



『悪魔のいけにえ』(74)

いっそのこと、とっとと殺してほしいよ。


これが創られたの、自分が生まれた年だぜ。

信じられん、狂ってる、すばらしい。



『冷たい熱帯魚』(2010)

日本では珍しいスラッシャー映画。

園監督のよい面ばかりが出た快作だと思うが、共同脚本として高橋ヨシキが参加したのがプラスと出たのだよね。




『東京フィスト』(95)

ボクシングやプロレス、MMAのファンにとって出血は「よくあること」だが、こういう出血は見たことがない。

衝撃的だった。



次回のしりとりは…
ちまみ「れ」→「れ」いぷ。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(383)

2021-07-29 00:33:00 | コラム
げんな「ま」→「ま」っち(マッチ)

愛煙家であるにも関わらず、ここ数年「マッチ」を手にしていない。

ライターかジッポーを使用して煙草に火をつけている。
自家製仏壇に線香をあげるときも、ライター。

そもそもコンビニでも売ってないかな?
(製造はつづいているのだろうけれど)どこでも売っているというわけでもないし、
若いひとの多くは手にしたことなどなく、火のつけかたさえ分からないんじゃないか。

あの独特のにおい、悪くないんだけどね。
ただ不便ちゃあ不便で。
風や水に弱いし、火のついている時間は短いし。

でもあれだよね、花火とかに火をつけるのは、やっぱりマッチのほうが雰囲気が出るのよね。

そう、雰囲気。
だから映画の小道具としては重宝された―ものの、過去を描く映画でしか登場しなくなるでしょうなぁ。。。


『アラビアのロレンス』(62)

映画のなかのマッチ、その筆頭は当然コレ。

ロレンスのキャラクターを描くのにベストな小道具でした。



『ワイルド・アット・ハート』(90)

この映画のイメージは、まさに炎。



『さらば友よ』(68)

アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが共演。

味わい深いラストは、やっぱりライターじゃダメ。
マッチだからよいのです。



『麻雀放浪記』(84)

鹿賀丈史が親指の爪で火をつける。



『パルプ・フィクション』(94)

ブルース・ウィリスが煙草を買ったとき「マッチも」という。


この映画は、わざと時代感覚を無視しているからね。

ほかのキャラは、基本ジッポーだったけど。


あすのしりとりは・・・
まっ「ち」→「ち」まみれ。

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Don't 「ルックバック」 in Anger

2021-07-28 00:10:00 | コラム
毎度いっていることだけど、映画(と、格闘技)を追うことで精一杯、、、なので文学や音楽、ドラマや漫画などに関しては、信用している識者が薦めたものから触れるようにしている。

ここ数年で「ちゃんと」読み込み、これはすごい! と思った漫画は3つ。

ジャズの世界を描いた『BLUE GIANT』(石塚真一)、


ネットで展開している恋愛青春モノ『僕の心のヤバイやつ』(桜井のりお)、


そして、藤本タツキによる『チェンソーマン』。

若干28歳のタツキさん、このひと天才だと思う―と確信したのが、読み切りとして最近発表した『ルックバック』を読み終えたとき。


これはすげーや、もう。
オアシスの『Don't Look Back in Anger』、QTの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を好きなひとは、絶対に触れなければいけないやつ。

無料で公開されているので、ぜひ→こちら(無料ですぜ


読めばわかるよ、『ワンス・アポン~』のような奇跡が起こるので。。。



『Don't Look Back in Anger』、和訳(洋楽Caffeさんより転載)

Slip inside the eye of your mind
心の目を奥のほうに向けると
Don't you know you might find
見つかるって知ってるだろう
A better place to play
もっといい遊び場が
You said that you'd once never been
一度だってないとお前は言ってた
But all the things that you've seen
でも見てきたものはすべて
Will slowly fade away
ゆっくりと消えてくだろう

So I'll start the revolution from my bed
革命はベッドから始めるんだ
Cos you said the brains I had went to my head
お前が俺をうぬぼれてるなんて言ったから
Step outside the summertime's in bloom
夏真っ盛りの外に出るんだ
Stand up beside the fireplace
暖炉の横から立ち上がって
Take that look from off your face
そんな顔してないで
You ain't ever gonna burn my heart out
そんなんじゃ俺の心は動かない




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映画スタッフ別10傑(23)ラズロ・コヴァックス

2021-07-27 01:21:37 | コラム
~ラズロ・コヴァックスのキャリア10傑~

先日取り上げたヴィルモス・スィグモンドと同郷のコヴァックスもまた、ハンガリー動乱に巻き込まれ、米国亡命を果たしたカメラマン。

74歳で亡くなるまで沢山の映画に携わったが、クレジットなしで「お、コヴァックスだろう」とピンとくるのは、大作というよりは低予算の作品ばかり。

どこで能力が発揮されるのかは、やってみなくちゃ分からないってことでしょうか。

ただはっきりといえるのは、どの作品にせよ、彼が捉える移動撮影はすべて素晴らしいってこと。




(1)『イージー・ライダー』(69)

アメリカンニューシネマの金字塔。
カウンターカルチャーということばを知ったのも、この映画のおかげかな。

映像のすべてが鮮烈だったが、とくに幻覚を模した映像は、当時の空気感がダイレクトに伝わってきて歴史的な価値も高いと思う。



(2)『ラスト・ワルツ』(78)

ザ・バンドのファイナルステージをスコセッシが監督した記録映画。

コヴァックスは、マイケル・チャップマンとともに複数のカメラを指揮している。


(3)『ファイブ・イージー・ピーセス』(70)

ニューシネマの一大特徴は、乾いた映像かな。
こういうところに、なぜか感動を覚えるわけです。




(4)『ペーパー・ムーン』(73)

テータム・オニールが最年少のオスカー助演賞に輝いたロードムービーの佳作。

うん、コヴァックスが得意なのはまちがいなく屋外のロケーションなのでしょう。


(5)『パラダイス・アレイ』(78)

スタローンの初監督作品。
悪くないんですよスライの演出って、顔に似合わず繊細だし。


(6)『ゴーストバスターズ』(84)

大作だってこなします。
見どころはSFXだから、コヴァックスの技術がどうのこうのっていうのは難しいけれど…。

あっ、でも夜のシーンはどれもクールでいいんだよなぁ。


(7)『女優フランシス』(82)

悲劇の女優として知られるフランシス・ファーマーの半生をジェシカ・ラング主演で映画化、寒々しい映像で背筋の凍る思いがした。


(8)『ラストムービー』(71)

デニス・ホッパーが長いこと「ハリウッド追放」された、いわくつきの怪作。

このデタラメな撮影に付き合ったクルー全員を褒めてあげたい。



(9)『夜霧のマンハッタン』(86)

はっきりいって中身は二流のサスペンス、
けれどもレッドフォードやウィンガーのスター性と映像美で「それなりの映画」に仕立てられている。


(10)『コピーキャット』(95)

シガニー・ウィーバー、ホリー・ハンター共演のサスペンス。

犯罪心理学者が犯罪者のターゲットになるというのはアリガチかもしれないが、演出が巧いのですごく楽しめた。

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