Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

外国女優別キャリア10傑(21)ジェーン・フォンダ

2020-06-11 00:10:00 | コラム
~ジェーン・フォンダのキャリア10傑~

本年度のオスカー授賞式で、作品賞のプレゼンターとして登壇したジェーン・フォンダさん。

82歳ですよ信じられん、元気だし美しいし!!


ハダカになることを躊躇せず、
エアロビクスのブームを起こし、
そして、政治的言動を繰り返し何度も逮捕されピースサインを見せる。

いやー、ほんとう格好いいです。


(1)『バーバレラ』(68)

エッチでオシャレ。
いま観たって同じ評価っていうのがスゲー。




(2)『コールガール』(71)

オスカー主演賞受賞。

一部地域では『ニューヨーク売春地帯』というエゲツナイ邦題で公開された、でもじつはそーとー良質なミステリー。


職人アラン・J・パクラの代表作でしょう。


(3)『ジュリア』(77)

作家リリアン・ヘルマンと、反ナチの戦士ジュリアとの友情を描く骨太の力作。

ジュリアを演じたヴァネッサ・レッドグレイヴはオスカーを受賞、そのスピーチで政治的発言を展開し大騒動になった。


(4)『ひとりぼっちの青春』(69)

アメリカン・ニューシネマの新種としてファン多し。

ダンス・マラソン大会をとおして浮かび上がっていく時代の狂気性は、エンディングで最高潮に達する。


(5)『帰郷』(78)

ベトナム帰還兵が直面する問題を抉った社会派で、2度目のオスカー受賞。




(6)『チャイナ・シンドローム』(79)

3.11以後、日本におけるレンタル回転率が上がったとか。

なるほど。




(7)『黄昏』(81)

ジェーンさんのキャリアを語るうえで、絶対に絶対に外すわけにはいかない佳作。

実母の自殺は父親の浮気が原因―であることを知って以降、名優の父ヘンリーとは不仲であったジェーンのふたりが、まるで自分たちをモデルにしたかのようなドラマで共演。

やっとのことで、和解を果たしたのだった・・・。


(8)『モーニングアフター』(86)

美熟女サスペンスとして、見応え充分。



(9)『獲物の分け前』(66)

ゾラの『はらわた』を映画化、でも見どころはジェーン。

当時の旦那、ロジェ・ヴァディムが彼女の肢体を余すところなくフィルムに焼きつけ、これがウケると確信を抱いたからこそ『バーバレラ』につながったのでしょう。


(10)『万事快調』(72)

ゴダールの映画としてはけっして成功したとはいえないが、イヴ・モンタンとジェーンが同じフレームに収まっているのが新鮮。

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明日のコラムは・・・

『いつになっても、ぎこちないぜ!!』
コメント
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