ニューヨーク唯一のランドクルーザーショップ(だった)のホセ君の店を訪ねた。工場には以前と同じ様に METRO LAND CRUISER のサインが掲げてある。メトロクルーザーは古いランドクルーザーの修理、レストアの専門店として店を立ち上げたが、それだけでは運営が難しく現在は板金作業と塗装を兼ねたオートボディーショップとして存在している。店のランドクルーザー専門店という看板は消えたが運営中のボディーショップと同時にランドクルーザーのメインテナンスの依頼の仕事も時々入ってくる様子であった。
工場の敷地には作業中の40.60が数台駐車したまま。
...
しかし、建物の中では、
一般の板金作業と平行して、日本旧車のレストレーションプロセスが進んでいる。
3代目カローラクーペ、E30か?
あるマニアが再生を依頼してきた車だ。
同じオーナーの3代目カローラリフトバック。
アメリカの東海岸での日本旧車の趣味は決して多くはない。
ターボかぁ...、
こんな綺麗なカローラは見たことが無いと思う程の手の込み様。
お客さんがお金をかける対象が、燃料高騰のあおりで、
ランドクルーザーからカローラに変わったのであろうか?
とも、一瞬思ったりして(汗)
残念ながらこの華ローラを製作したのはホセ君ではない、
お客さん自信である。
ショップ(店)というのはお医者さんと一緒だな、
病気を治すのは医者ではない、病人自身が治すのである。
医者の仕事はそれを助ける事。
では、専門店や整備工場の存在とは何だろうか?
それは、お客さんを助ける事です。
そういった考え方から、僕も姿勢を少し改めつつある。
軽作業は自分でやる事にした。
依頼するという姿勢から、
協力してもらうという姿勢への移行である。
長い目で観ると、旧車維持においては必要不可欠な姿勢であるのではないだろうか?
まあ、その姿勢が今後多少高く付くかも知れないが...(汗)
と、いう事で今後も宜しくね!ホセ君。
信頼出来るメカニックが廻りにいるからこそ出来る事だな。
何で...今までやってこなかったの?と突っ込まれそうだ。(汗)