ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

メトロ クルーザー

2013年10月16日 | 北米ランクルビジネス

 ニューヨーク唯一のランドクルーザーショップ(だった)のホセ君の店を訪ねた。工場には以前と同じ様に METRO LAND CRUISER のサインが掲げてある。メトロクルーザーは古いランドクルーザーの修理、レストアの専門店として店を立ち上げたが、それだけでは運営が難しく現在は板金作業と塗装を兼ねたオートボディーショップとして存在している。店のランドクルーザー専門店という看板は消えたが運営中のボディーショップと同時にランドクルーザーのメインテナンスの依頼の仕事も時々入ってくる様子であった。

 

工場の敷地には作業中の40.60が数台駐車したまま。

...

しかし、建物の中では、

一般の板金作業と平行して、日本旧車のレストレーションプロセスが進んでいる。

 

3代目カローラクーペ、E30か?

あるマニアが再生を依頼してきた車だ。

 

同じオーナーの3代目カローラリフトバック。

アメリカの東海岸での日本旧車の趣味は決して多くはない。

 

ターボかぁ...、

こんな綺麗なカローラは見たことが無いと思う程の手の込み様。

 

お客さんがお金をかける対象が、燃料高騰のあおりで、

ランドクルーザーからカローラに変わったのであろうか?

 

とも、一瞬思ったりして(汗)

 

 残念ながらこの華ローラを製作したのはホセ君ではない、

お客さん自信である。

 

ショップ(店)というのはお医者さんと一緒だな、

病気を治すのは医者ではない、病人自身が治すのである。

医者の仕事はそれを助ける事。

 

では、専門店や整備工場の存在とは何だろうか?

それは、お客さんを助ける事です。

 

そういった考え方から、僕も姿勢を少し改めつつある。

軽作業は自分でやる事にした。

 

依頼するという姿勢から、

協力してもらうという姿勢への移行である。

 

長い目で観ると、旧車維持においては必要不可欠な姿勢であるのではないだろうか?

まあ、その姿勢が今後多少高く付くかも知れないが...(汗)

 

と、いう事で今後も宜しくね!ホセ君。

 

信頼出来るメカニックが廻りにいるからこそ出来る事だな。

 

何で...今までやってこなかったの?と突っ込まれそうだ。(汗)

 

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ランドクルーザー専門店

2013年04月08日 | NOTES

 ユタ州を中心にロッキー山脈の裾野でランドクルーザーのレストレーション及びパーツ販売を行ってきた Proffitt's Cruiser(プロフィットクルーザー)が今月一杯で閉店の運びとなります、残念ですが仕方ありません。現在在庫パーツ及び4x4アウトフィッター品を安値で放出している様です。

本当に今日まで有り難う!

 

 また、ニューヨークのMetro Land Cruiser (メトロランドクルーザー)もその看板を降ろしました。オーナーのホセ君は同時に進行していた板金塗装ビジネスの方に社軸を傾けました。今後も少数のマニアの達の為に経験を生かしてくれますが、専門店の看板が消えたのは少し寂しい出来事です。

 

ランクルじゃー飯が食っていけない時代なのか?

 

 

 時代は流れ常に変化して行きます。好きだから、という理由だけではビジネスとして成り立たない現実を見せつけられる。そういった中でも少ないですがまだランドクルーザーの専門店が存在するのがこのアメリカです。自分勝手な願望で真に申し訳ないが、ランクルショップには細く長く頑張って欲しいと思っている。

  ...たまに部品買って応援するからね。

 

...

おーし、こーなったら、

俺が一丁やったるかい!

...ランクルショップ、

とも、思った。(半分以上ジョーダン、ちょっとだけマジ)

先の事は解らんからな、人生もランクルの運命も。

 

 ビジネスというのは変化に適応する事が出来る奴が勝つ、とは以前何処かで聞いた事がある。ランクルショップの継続もこの変化への対応に過ぎないのであろう。しかし僕は彼らに賞賛を送りたい。なぜなら彼らは実際にやってみたからだ、必死にやってみてダメだったらそこには潔さがある。僕はそうだったと思っている。

 

やってみて悔いる方が、やらなくて悔いる人生よりも遥かにいい人生だと思っている。

 

 

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プロジェクト40

2011年04月01日 | 北米ランクルビジネス
 天候が良いので試運転を兼ねて、久しぶりに メトロ ランド クルーザー(Metro Land Cruisers) を訪れた、オーナーのホセ君が日本の災害を大変心配していろいろと聞いてくる...。
 
 仕事が忙しく従業員も増えてビジネスのキャッシュフローは良くなっているが、それは板金事業から来るもので、ランクルのお客は数が少ない故にそれだけではやってゆけないとの事。だが、彼の敷地の中には現在もいくつかのプロジェクトが進行中である。




 左は修理待のFJ60、右はプロジェクト途中のBJ40、BJを近くで見ると...。




 ちょっとまずいんちゃいまっか? このまんまでは。 彼曰く、この状態でここに運ばれて来たが、このBJをどうしたいのか?このオーナーの許可と了解がハッキリと得られないので今はどうする事も出来ない。 それもそうだなー。




 これはまずいねー、錆が広がっているじゃーないか? これは時間と置き場所がなくてこうなってしまった...。




 これが昨年の写真、新しい鉄板である。


 ランクルレストレーション、修理、の課題は多い、その一つがオーナーの経済的事情だ。車を持ち込んで見積りを貰うまでは誰でも出来る、しかし実際にお金を振り込まなければショップは仕事を進める事が出来ない。依頼した当初は金銭的な余裕があっても途中で金繰りに困ったらプロジェクトは止まってしまう。また新車が買える程の予算がかかるので途中で気持が変ってしまう事や、プロジェクトの途中で売りに出されオーナーが変ってしまう事もある。もしも仕事を終えた後にオーナーがお金を払ってくれなければショップは潰れてしまう。古いランドクルーザーを公道で走らす事はそういったいくつもの条件をクリアーした結果である、そういった意味で旧車は価値があると断言出来る。

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