ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

MOAB 危機

2022年10月09日 | 日記

 今秋2022年のWHEELS AFIELD誌にある JONATHAN HANSON氏のコラムの中で、今年2022年に開催された OVERLAND EXPO WEST に参加したブースの中から、彼の目に留まった新しい商品を紹介している。そのコラムの前置きとして、2009年に彼ら夫婦がこのイベントを創めた時の総参加者の数は900人程であった事。この初期の開催時に、イベントが今日これほど大きく展開するとは思わなかった。という創始者の驚きの声が書かれている。実際にコロナ過前の2019年には400を越すブースが並んだのであった。

 先週、トヨタランドクルーザーアソシエーション (TLCA)からのメールで、ユタ州にあるオフロードの聖地モアブで今まで解放されていた4x4トレールルートが、BLM ( BUREAU OF LAND MANAGEMENT, 土地管理局)の方針で多くのルートが閉鎖の対象になる事を伝えてきた。このルートはTLCAが毎年CRUISE MOAB を開催するルートも含まれている。

 これらの内容にはアメリカにおける四駆アクティビティの動向が示唆されている。モアブの状況は客観的に考えると、四駆乗りにとって立ち入りが出来なくなる事は危機である。同時に土地の管理者は、これ以上四駆での走破は自然保護にとって害となるので危機だという判断である。

 エクスポにおいてのブースの数は四駆アクティビティうんぬんではなくて、その正体はビジネスの話なのである。創始者であるHANSON氏が現在は主導権を他人に譲り自らは関わりを持ちながらも静観者の立場にあるのは、自身の四駆思想とビジネスという狭間に乖離を感じているからだと僕は観ている。このへんの所は、将来HANSON氏に出会い、立ち話の機会があれば直接伺ってみたい関心事である。同時にビジネスという観点から観ると、どれ位の商品が生き残るのか?という観点も持続けるべきであろう。実際に現在、我々が良しとする商品は生き残ってきた商品が多いはずだと思っている。ビジネスと自然保護等、四駆アクティビティの理解とは実に立体的なものである。

 

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CRUISE MOAB 2013

2013年07月16日 | FJ CRUISER

 今年2013年4月30日から5月の5日まで、ユタ主のモアブで TLCA のライジングサン4x4コロラドが主催して開催されたクルーズモアブの一部の光景です。モアブの美しい景色を楽しみながら傾斜をアップダウンとクロールするFJクルーザーより走りの楽しさを感じさせてくれます。

 

 I was able to participate in Cruise Moab this year and it really was a blast!! For my first trail run I signed up for Fins and Things and it is a pretty fun trail (even though we ran it very slow.) This is just a compilation of some of my favorite climbs and drops on the trail and obviously there are some regular film clips but there is also GoPro Hero 2 footage which I hope you guys enjoy!

The song is Get Lucky by Daft Punk.

 

ナイス!なビデオです、感動が伝わってきます。

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ハンド シグナルス

2012年12月07日 | ロクマル日記

 

 

4 ホイラーズ バイブル に記されている基本的なハンドシグナル。

 ハンドシグナルというのは四駆で難所を走破する時に乗り手(運転手)に前方から手を用いてサインを送るコミュニケーションの事である。運転手にとって車のフロントタイヤの直ぐ先は死角が多く自らコースを決められない、そこで前方から適切なサインを表示してもらって難所を通過するのである。

 実は以前から気になっていた事なのだが、このサインの表示に対しての基本動作はあるのだろうか?と思って今まで検索してみたが、どーも教科書の様な物は存在しないようだ。そこで解った事が2つある。

1.動作の表示には共通点も多いが多少異なる、どーうもこの世界には流派が存在している様だな。例えば向ってくる車を左に誘導したい時に右手で来い来いしながら左手で方向を示すやり方と左手で来い来いしながら右手で方向を示すなどだ。

 

2、そしてこの誘導指示の原点は実はミリタリー(軍隊)にあるんではないか?と感じている。

 

 )) )) そのまま来い!

 )(( 左だ!

 )) ちょっとだけ...

 (( )) 止まれ!

 

 いずれにしろこのハンドシグナルは、分かり易いのが一番いい。

 そして、良いハンドシグナルでガイドしてもらうと難所を容易にクリア出来るが、間違ったシグナルを提供されるとクリア出来ないばかりではなく事故につながってしまう。

 

 

モアブの難所Hells Gateを登るFJクルーザー

運転手はMiss(女性)だ。

 

こちらも的確なハンドサイン

 

しかし、

...

コースの選択は勿論、

指示表示...等の大切さを知る事が出来る。

 

オフロードでは車の性能や装備も大切だが、人と人のコミュニケーションも大切な要素なのである。

 

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Metal-Tech 4X4

2012年11月30日 | TOYOTA TRAIL

 TLCA (Toyota Land Cruiser Association) が選んだビジネスメンバーオブ2012はオレゴン州に基盤を置くMetal-Tech が選ばれた。メタルテックば主にトヨタトラックの特殊バンパーやスライダー、そしてケージなどを製作している工房である。そしてより良い製品を開発するためにオーナーのMark Hawley氏自らオレンジ色に塗られた80やFJクルーザー、最近は4ランナーを駆って積極的に走行会などに参加し続けている。今回その業績が認められた形となったのである。

 

 

nov/dec 2012

 

TLCA Business Member of the Year — Metal-tech 4x4

by Butch Baker

I liked Metal-tech founder Mark Hawley from the moment I met him. Lone Star Land Cruisers had made our first trip to Cruise Moab and as fate would have it, our designated camping spots were right next to W's bunch from Washington. As we were looking over all the wild rigs W had built—some with no shackles, others with air bags and some of the most "out of the box" designs we had ever seen—there was one red FJ40 which was cleaner than the others—and had a unique roll cage. We noticed the bars hugged the contour of the dash and featured some nice grab handles. Little did we know that in a few years, this (soon to become Metal-tech) cage design would be seen at any gathering of Land Cruisers.

 

Mark hung out with us in camp and even went on a few of our "Outlaw" runs throughout that week. Around the campfire, he told us how the design had created lots of interest and he was considering making a few to sell. We also discussed the void in the market for a decent cage kit for FJ40s. It was not long before Metal-tech was born.
Since then, we have kept in touch with Mark and Lone Star Land Cruisers has a great number of rigs sporting his products. Metal-tech has also become one of the biggest supporters of our Roundup event, donating raffle items—and usually the big, late in the program items everyone lusts after. If you own any Roundup t-shirts, they probably have the Metal-tech logo on the sleeve. This is an exclusive deal for these great guys.

Over the years, we have listened to Mark tell stories about his boys and some of the things he does with them. We have even watched them grow up. Mark is always mindful to get three event t-shirts of the appropriate sizes to take home for his sons. I read somewhere that anyone can be a father but it takes someone special to be a Daddy. This fits Mark perfectly.
A few years ago, Mark had made the long trek to our event with his distinctive Toyota orange rig on a trailer. On the return trip, his truck was broken into and around $1,600 in cash was stolen. We got word of this and decided to see what LSLC could do. Before the sun set, we had donations from Land Cruiser people from all over to replace the lost cash—plus some. This in itself is probably the best testament to Mark's character.

 I have bought a lot of Metal-tech products over the years and one thing stands out: they always tweak the product. It seems as if every time I get something in, there are improvements. Whether it is something as simple as making the mounting holes a bit larger or the "MT" in the floor plates, they listen to feedback and implement improvements.

TLCA 会員誌 Toyota trail より

 

 メタルテックで製作される商品は硬派のプロテクターである。

これらの商品がトヨタ4X4の主にアメリカでの活躍に貢献してきた事は否定出来ない。現場(高い走破性が要求されるオフロードコース)は常に多くの機会に満ちている。机上での考察よりも現場での思考、アイデアの交流、そして完成した商品はやはり現場で試され宣伝される。メタルテックは現場での試行錯誤を進歩の糧としている姿勢が共感を生んだのだと思う。

夢を形に、現場でこそ生まれるメタルテックを応援して行きたい。

 

 

 

ところで、メタルテックのケージを装備したランクル40がボリビアを走る光景を覚えていますか?

BOLIVIA SPECIAL

 

トップギア、ボリビア死の路より、ビデオの一部です。

メタルテックのケージを装着した40は後半に登場します。

 

観てくれ!の雰囲気のプロテクターではなくて、

本物のハードギアを追い求めていると理解している。

 

車は壊れてもメタルテックは壊れないという程に...

 

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M O A B  GUIDE

2012年03月20日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

アメリカの月刊誌4WHEEL DRIVE MAGAZINEの5月号。

の付録(おまけ)は別冊、

 

MOAB GUIDE である。

 モアブといえばアメリカ、ユタ州の赤岩の大地。そこはもちろん観光地として有名な場所であるが、同時に4X4オフローダーにとってはまさしく、ヘブン(天国)である。

 モアブはオフローダーにとって特殊な町である。なぜか?それはアメリカの多くのオフロードコースが日本の林道の様に場所から場所への移動をかねているが、モアブは違う。モアブはその町の周辺に数多くの天然の赤岩のオフロードコースが無数に点在し、モアブの町と近郊そのものがオフロードコースという事だ。実際にオフローダーはモアブの町に宿泊しながら、連日異なるコースを走行出来る便宜があるのだ。

 

モアブの町とその周辺の簡易オフロードコース地図

(クリックすると拡大します)

 モアブはオフロードの天然テーマパークといった感じかな。

 

 MOAB OFF ROAD TRAILS

そこには数多くの名称を持つオフロードコースがある。

2WDでもモデイファイ無しでも走れ、家族で楽しめるコースもある。

最近はコースの何度を1-10の数字で示す。数字が多い方が難しく危険なコース。

また植物が少なく、見晴らしが抜群に良いのもモアブコースの醍醐味である。

 

 RISINGSUN 4WHEEL DRIVE CLUB COLORADO

(ランドクルーザーでのモアブの走行写真が沢山あります)

TLCA (Toyota Land Cruiser Association) のコロラド支部では毎年夏前にモアブにおいて走行会を開催している。

 

 

2012のモアブのイベント開催のお知らせ、 

CRUISE MOAB 2012

しかし、

既に応募者は埋まっており、キャンセル待ち状態となっている。

人気が高いのだ。

 ジープ、ランクルなどの四駆乗りとして一度は訪れて走って見たいのがこのモアブの大地である。

 ...僕も例外ではない。

 

 モアブの魅力とは、人と、機械(四駆)と、大自然が溶け合う所にある。つまり四駆に乗って大自然を走る事が最高に似合う場所なのだと思っている。すなわち仲間と技術と神を感じる場所なのかも知れない。

 

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