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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

2月の森を歩く

2012年02月12日 | 日記

 冬の殺風景な森は語りかける。何もありませんよ、それでもよければどうぞ、と無愛想な態度を示す。

 あーそうですか、じゃあ暖かくなってからまた来ますね。と一瞬にして決断を下そうとする自分に対して  ...森は無表情で何も語る事はしない。

...

歩いてみるか! 心のむくままに、

 

 積雪も無い冬の森に足を踏み入れて見る。雑木林は何処まで行っても同じ様相をしており決して人間の興味を引く対象物を見せてはくれない。

 ...別に何か刺激を求めてここに来たのではない、ただ肉体に宿った魂が人工物から離れてちょっと彷徨って見たい。ただそれだけの単純な動機でしかないのだ。

 

森は、夏には影をつくり光と熱を緩和する、冬は直接光を地表に落とす。

森は実に良く出来ている。人間は森の中で暮らすのが良いのだろう。

これは良く設計された無駄の無いシステムである事を感じる。

...森を歩きながら感じたのは、水の存在であった。

全ての生き物の正体は、水が姿を変えたものではないのか?と。

生命の正体は水にあり、その水は姿を変えながら宇宙を遊回する。

 

やがて雲が晴れて太陽が顔を出す。

冬の天空の太陽の光と熱は特に優しく感じる。

全ては回る、動き続ける。

その一瞬を垣間見ているのが人の人生の時間なのだろう。

水が姿を変えて人間という形を持って地球に遊びに来ているのかも知れないな。

...

などと、森との会話を愉しんだ時間であった。

 


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