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セドナ、百聞は一見にしかず

2011年08月24日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 10年以上前の事だがニューヨークである年配の方が私に『昔アリゾナの州のある場所に霊媒師を尋ねた事がある。』と語った事があった。そこはセドナではないですか?と聞いたら 『はて、どこだったか?忘れた...』と。

 ...それ以来なぜかセドナという場所が気になっていた。そこに行けば何かある、何か形容できないけどいい意味で不思議な体験が出来るのかも知れないという期待が心の隅にあった。

 ひょっしたらセドナと言う場所はアメリカの恐山かな?

とにかく、行ってみるか。

GO......!

 

 グランドキャ二オンを南下しフラッグスタッフの街を越えてルート89を南に走る。地図上では簡単な一本道だが走って見れば深い渓谷をぐにゃぐにゃと走っていく事になる。道は意外と細くエンジンブレーキを利かせながらスピードをコントロールする。

セドナに続く道は結構険しい、逆にこの先に何かがあるぞ!という期待感は高まる。

 

やがて大地は赤くなる。意外と起伏のある道が続く。

 

SEDONA に入りました。

 

 セドナの街。思った以上に洗練された空気を感じる、多くのレストランやおしゃれなお店が軒を連ねる。ここで感じたのは商業都市、もっと地味な雰囲気を持った場所だと思っていた。昔から抱いていたセドナのイメージは一瞬にして吹き飛んだ。

 

 ビジターセンター(観光案内所)へ、中に入ると驚くほどのパンプレットが壁中にびっしり、ホテル、レストラン、アート、ヨガなど、ここで改めてこの街は観光の街である事を認識する。ジープ4x4ツアーもこんなにあるのか!と驚く。

 この街はスピリチャルなイメージを表に出して観光客を誘致しているのかな?と、思うなと言われても思ってしまう。

 

地図を広げて、これより郊外へ探索に出かけて参ります。

 

街を少し外れて丘に登って見ました。それにしても暑いです。

空気は乾燥していますが40度近い気温です。

 

 駐車場の隅っこに転がっていた石ころ。

うーむ、ここではUFOもよく目撃されるらしいが...なんとなくそういう期待を感じるなー。

 

 丘の上から眺める赤い岩山は美しいです。岩山の麓には閑静な住宅街が沢山存在しています。

 

 観光客を乗せて岩場を走るラングラーのクローラー達。

街の周りの岩場が静かなはずがありません。

 

 街を離れて瞑想でも、と思って場所を探しました。しかしあちこちのポイントの駐車場に設置された駐車料金支払いの機械を見て何処までも商業的なこの街に正直嫌気がさした。

 この街がリゾート的な観光都市である事をまたしても強く感じました。

 

 この土地に神性を期待していた...自分。

 残念だ、と思うよりも実際に来てみて白黒確かめられた事が嬉しかった。

 百は一見にしかず、来て良かったな。

 

 この地域を東西に走るインターステイツ40を南北に分けて北のユタ州のモアブからこのアリゾナ州のセドナまで広大な赤色岩の台地が広がる、最も資本が投入されて観光化された場所がこのセドナであり、資本を拒んで太古の景色を守っているのがナバホのモニュメントバレーの一帯である。

 同じ赤色岩の大地でも感じる世界は全く異なる。

 

 ガソリンを入れながら...スタンドの横を黄色いハチマルが通り過ぎる。また、この街では赤いFJ45の実用的なピックアップともすれ違った。

FJ45が実際に走っているとこを見たのはアメリカ、いや生まれて初めての事であった。

 

来て良かったなあぁ...FJ45が見えて(笑)

 


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