We build 'em like they used to.
現行のランドクルーザー200のライバルはトヨタが過去に生産したランドクルーザーである。現在のアメリカにおいて旧車のランドクルーザーが再認されて来ている。それを示すものが値段という数値(バリューを示す)であり、そして新たなランドクルーザーレストレーションビジネスの誕生である。
FJ COMPANY はフロリダ州のマイアミに拠点を置いて主にランドクルーザーFJ40のレストレーションを行っている。レストレーションとは言っても詳細なオーナーとの打ち合わせで一台一台仕様に合わせて組み上げていくので正確にはオーダーメードみたいな感覚である。外観も性能もFJ40が市場に出た時以上の仕上がりを持って提供されているのであろう。FJ COMPANY はオリジナルFJの美しさを理解しているな、と彼らのサイトから感じる。
ここで一つ明確にしておくべき事がある。近年ランドクルーザーFJ40の価値が上昇しているのでその気流に乗ってFJ COMPANY がFJ40のレストレーションビジネスは儲かるな、としてビジネスを立ち上げた様に感じるかも知れないがそれは間違っている。ビジネス設立の動機はCalle 兄弟の亡くなった祖父が生前に所有していた1968年と1982年の2台のブルーのランドクルーザーFJ40の存在にある。彼らは祖父が他界した後でこのランドクルーザーをレストレーションした。そしてFJ40の魅力に取り付かれてしまった事がFJ COMPANY を立ち上げた動機なのである。つまり彼らは真のLAND CRUISER LOVER なのです。
そして彼らはもう一つ別のレストレーションビジネスを行っている。それは主に空冷初期型のナローと呼ばれるポルシェ911のレストレーション(STRAAT)である。世界には数多くのクルマが存在するが四駆ではランドクルーザーFJ40、スポーツカーではポルシェ911を選んでいる。これらの選択は現在と未来において本当のクルマ好きな人々が下す選択なのではないかと感じている。
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