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Mind Feeling1114-2 夕暮れの街

2007年11月14日 17時06分51秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
   新宿の街並の一角。行き交う背中で賑わう街。
   何となく、ガラス張りの建物を遠目に何気なく見ていてきれいだった。また何時もの胸のうちどこか「ブルー病」の雫が胸の中の泉に落とされとしまった。 
   こんな風な、高層ビルに囲まれた街の冷たさを含んだ無機質感や虚無感が、ため息をつかせる、そんなところを形にした曲に出会った事がある。慌ただしい街の中の流れに否応なしに巻き込まれ、身も心も疲れていく。もっと言えば、自分が自分の本来持っていた心を無くしてしまうような、感じでもある。
   やがて夜になれば、ネオンに溢れ、自分以外のそれぞれの背中はそれぞれを受け入れてくれる所へと消えていくのをみて、ひとりを感じる。
   誰かと同じ様に流れて行ければ、そんな気付かなくて良い感情が生まれる事は無い。でも私は気付いてしまったようだ。見たくない見えない物を見た、そんな気持ちで今は居る。
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Mind Feeling1114-1

2007年11月14日 08時44分11秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
「私はまるで下手な絵描きのように、出せない海の色、出そうとしている。パレットにはまた新しい青。そして私も海になりたい青」(篠原美也子『青』1993年 より引用)

   今年の夏の終わりに北の地に行った時の写真である。今朝も朝から、素晴らしく晴れ、平日の今日を皮肉っているようにすら感じられる。その所為だからだろうか、爽快感はあっても気分的にはブルーという感じである。
  故に、

「今日も朝からすがすがしい陽気ですね」

     という言葉は、繕っただけの「キレイゴト」にしかならない。こんな日の朝を、言葉で表現するのは、引用文中の話ではないけれど、出せない海の色と同じく難しい。
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