工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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逆に心配なんですが・・・

2012年08月24日 20時32分51秒 | サッカー馬鹿
昨日のリリース記事ですが、岐阜の今西社長が辞任を発表致しました。
クラブライセンス交付のメドが立った事を受けての辞任発表となったようです。

『サッカーJ2:FC岐阜の社長が辞任表明』(毎日jp)

いろいろと思うところはございます。

そもそも今西さんは指導者の育成やGMとしての評価が非常に高い人物です。栃木の松田監督が現役時代にマツダ(現広島)で今西さんの指導を受けていたのは有名な話ですし、身近な話だと完全に無名の存在だった国立大サッカー部所属の菅選手(現栃木)の才能を見抜くなど、選手の発掘や育成技術は日本屈指の存在といっても過言ではないお方です。
人格形成に力を注ぐスタイルの影響もあってか、現役時代に指導を受けた多くの選手達がその後優秀な監督やコーチに育っています。松田監督も選手の人間的な部分を大いに評価するコメントを出す事がありますけれど、そういう部分には今西さんの指導がしっかり生かされているのかも知れません。

本来であればGM業に専念させるべき人材なのに、今西さんははなり手のいないFC岐阜社長に半ば強引に就任させられたという経緯がございます。2010年からは社長業に専念させられますが、元々FC岐阜に協力的ではなかった地元経済界からは「よそ者社長」という目で見られ協力を得られず。その間にフロントとの対立で毎年監督が変わるという異例の事態にも直面。現場とフロントの方向性が一致しない様子を知りながら、経営に専念するという立場もあって強く口出ししにくい状況となり、悔しくて歯がゆい思いもたくさんした事とお察しします。
今西さんのここ数年の出来事を慰めてくれる人は大勢いるでしょうけれど、財界とつながりを一切持たず、元々縁もゆかりもなかった岐阜という土地で社長業を押し付けられた今西さんを貶したり罵る人は誰もいないと思います。完全に畑違いの土壌でよくがんばったと思います。本当にお疲れさまでした。

今西さんに積年の全ての責任を押し付けたFC岐阜。沈みかけていた船を懸命に維持してきた彼の存在感の大きさを、FC岐阜関係者は今後ようやく知る事になるはずです。経営的には上向く可能性もありますけれど・・・成績面は大丈夫かなぁ。FC岐阜の今後が非常に心配です( ´д`)
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