工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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これぞプロの技

2017年10月14日 18時01分28秒 | サッカー馬鹿
主力が故障や累積警告で離脱する中、今日の勝利は本当に価値のあるものだと思います。これで試合のなかった2位沼津とは勝ち点5差、相模原とドローに終わった3位秋田とは勝ち点6差となりました。残り7試合も全力で駆け抜けたいですね。

今日のグリスタは一見すると芝がずいぶん回復してきれいなピッチに見えましたが、今朝まで降り続いた雨でかなりピッチ状況はユルくなっていた様子です。大事な局面で両チームの選手が足を滑らせる場面が何度か見られましたし、GKが足元のボールの処理を誤る場面も見られました。
そんな難しいピッチ状況に的確にアジャストしていたのがベテランの廣瀬選手。グリスタでのプレーも長いですから、今日のようなピッチコンディションをしっかり把握していたようで、いつもとは違い固定式と取替え式のポイントが混在するMIXソールのスパイクを着用していました。そのおかげで廣瀬選手が足を滑らせる場面は一度もありませんでしたし、持ち味のアジリティが活きた場面が幾度となく見受けられました。



取替え式ポイントはグリップ力が高く、雨でぬかるんだピッチや柔らかい芝のピッチで足を滑らせることが少なくなります。その反面、強力なグリップ力で足にはかなりの負担がかかりますから、グリップ力が上がり足への負担も軽減されるMIXソールが重宝されるというわけです。



着用していたのはアスレタのO-Rei Futebol A001ですけれど、アスレタのスパイクにはMIXソールの既製品はありません。おそらく自作モデルだと思われます。市販の製品がなくても、MIXソールのスパイクって自作できるんですよ。

『ナット(メネジ)【MIZUNO】ミズノ フットボール/サッカー シューズアクセサリー スタッド/アクセサリー』(楽天市場)

こういう器具を買い、固定式スパイクを削った場所に取り付けます。でもグラインダーとかドリルが必要になる複雑で繊細な作業ですから、素人がいきなり作ろうとしても難しいと思います。さすがに廣瀬選手が自分で作ったわけではないと思いますから、ホペイロに頼んだか、業者に発注したか、もしかしたらアスレタの担当者が特別に作成してくれたのかも知れません。

日本で唯一のサッカー専門学校であるJAPANサッカーカレッジ・マネージャー科ではMIXソールスパイクの自作という授業があるようです。



こんな感じで作成しているようです。



プロとして道具にこだわるのは至極当然。こうした準備を怠らない姿勢は本当に素晴らしいと思います。廣瀬選手やチームを支える裏方の皆さんによる隠れたプロの技が光った試合でした。
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