飛行機さつえい奮闘記
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2012年11月11日(日) ANA993便 新千歳→那覇 12:30→16:30
737-800 JA61AN 座席:27K 新千歳SPOT:6 那覇SPOT:35 高度:40000ft 速度:800km/h 1397mile


大手・新興・LCC乗り比べ日本一周フライトの2レグ目は北国の新千歳より南の島の那覇へ一気にフライトします。
1397マイルあるこの航路、ANAが11年ぶりに復活させた国内最長航路なのです。その距離1397mile!
発表されたのはまだ残暑が厳しい8月末。その時点で長期休暇を利用しての日本一周フライトの予定は立てていました。
その時考えていたルートはNRT-CTS(エアアジア)、CTS-KIX(Peach)、KIX-FUK(ジェットスター)、FUK-OKA(スカイマーク)、OKA-NRTorHND(JAL)といったルート。今回の逆回りです。
CTS-OKAの航路発表があった数日後、旅割の予約が始まりました。どうせ料金は高いだろう…と思っていましたが、蓋を開けてみたらびっくり。旅割55で最安値が15000円とびっくりするほど激安。
これはぜひ乗ってみたい…!そして乗るからには偏西風に向かって4時間掛けて頑張ってフライトするCTS⇒OKA航路に乗ってみたい!ということで、今回の日本一周フライトの大筋が決まりました。
今回の日本一周フライトのメイン航路、4時間という軽い国際線並の長時間フライトが幕を開けます!



搭乗の始まりはかなりドタバタ。新千歳空港が晴天で、しかも冬場としては珍しいランウェイ19運用となっており、耳に挿していた無線のイヤホンからは次々にランウェイ19Lにアプローチしてくる飛行機がコンタクトしてきていました。
後一機、後一機…!とギリギリまで粘り、展望デッキを出たのは搭乗30分前の12時。ダッシュでセキュリティチェックを受けに行くも混雑…。なんとか出発20分前に6番搭乗口まで来ましたが…アナウンスによると出発準備に時間がかかっている模様。ちょっと肩透かしにあった搭乗前でした。


定刻10分前の12時20分、優先搭乗が開始。


定刻5分前の12時25分、ようやく一般の乗客の搭乗開始。まずは16列目から30列目の乗客より先に搭乗開始。
本日の機体は737-800のJA61AN。オールエコノミークラスの機体です。


恒例のコックピット撮影。パイロットさんが気づいて手を振ってくれました。


これは非常口座席。前日に乗ったエアアジアと同じく、足元が広く取られています。4時間の長時間フライト、この席いいなぁ。


続々と搭乗。この日は180名が定員の737-800に対し、175名の搭乗客。私の隣にも乗客がいました。


まだ荷物の積み込みを行なっています。
機体は5番スポットより出発する東京行きANAのタキシングを待ってプッシュバック開始。
6番スポットから19R離陸だと頭を南に向けますが、今回は3番スポットにいるPeachも同時にプッシュバックを開始した為、フェイストゥノース。
先行してプッシュバックを完了したPeachに続くようにしてランウェイ19Rに向けてタキシング開始。
Peachの後に続き、12時55分、ランウェイ19Lをテイクオフ!右席からは苫小牧の市街地が見えました。程なくして右旋回開始。後方には新千歳空港、及び札幌の市街地。函館方面に近づくに連れて雲が多く出てきて、地上は見えなくなってしまいました。


ベルトサインOFF。後方に北海道の大地がうっすらと見えます。


秋田県上空までくると搭乗機より上に雲ができ、暗い中の飛行。


ドリンクサービス開始。ANAマイチョイスの冊子を開いてみると、どうやら沖縄線限定で機内食を販売している模様。
ギリギリまで新千歳空港の展望デッキで撮影していたので、昼食を取っていなかったのです。注文してみることにしました。


注文して程なくしたらサーブされました。


ANAオリジナルのスモークサーモンとクリームチーズのクロワッサンサンドセット。チキンとコーンのチャウダーが一緒に付いてきます。
チキンとコーンのチャウダーは熱々、クロワッサンサンドはしっかり味がついており、大変美味しくいただきました。
食べている最中にキャプテンアナウンス。非常に長い航路の説明の後にこれからの飛行プランについての説明がありました。
現在24000ftで那覇へ向けて順調に飛行を続けているが、この先に気流の悪い場所があるとの情報を先行機から受けており、佐渡ヶ島上空付近でベルトサインを点灯させ、40000ftまで上昇するとのこと。
機長からのアナウンス通り、佐渡ヶ島手前より揺れ始め、ベルトサインを点灯させ上昇開始。本日の巡航高度である40000ftに到達しました。


佐渡ヶ島を過ぎたあたりで、真横にコントレイルを引きながら飛ぶ飛行機が一機。当機と抜きつ抜かれつの攻防戦を繰り広げている機体…。ちょっと拡大してみましょう。


新千歳空港で先行で離陸したPeachです!MM104便の関空行きの機体でした。


これがその時のFlightRadar24の画面。このあと当機は進路を南に取ったので、ランデブーしていたPeachとはここでお別れ。


今度は当機を横切るようにコントレイルを引っ張る機体が…。


当機の上を飛行していたようです。まもなくクロス。


あっという間にクロスしてしまいました。このように地上が雲で隠れている時でも、窓の外を見ているといろんな発見があるものですw


鳥取県上空を飛行中。雲ばかりだった地上から中国山地が少しだけ顔を出しています。


4時間に渡る長時間フライトなので、機内で何か映画でも放映するのかと思っていましたが特に何も放映せず。


機体後方より。新千歳-那覇の直行便なんて737クラスでも需要あるのか?と思っていましたが、日曜日ということもあり、175名の搭乗。
1時間程度の短距離路線であれば我慢する人も相成って、トイレに立つ人も少ないでしょうが、4時間も飛ぶとなるとみんな一度くらいはトイレに立ち寄ります。
機体前方と機体後方の2箇所しかないトイレは常に待ち行列ができていました。


トイレを待っている間、ギャレーを撮らせてもらいました。ギリギリまで客室にしてある為、ギャレーはとても狭い。


ドアについている窓はとても小さく、外が申し訳程度に見えるくらい。


屋久島の西側飛行中。雲の上に更にふわふわした軽い雲があり、下層の雲に影を作っていました。



徳之島上空で右旋回。


頭上にあるスカイビジョンでは刻一刻と変わるフライト状況をリアルタイムで流していました。


沖縄本島が近づき、徐々に降下を開始。許田付近より本島を横切る形で南東に進路を取る。キャプテンアナウンスおよび客室乗務員からのアナウンスによると那覇空港混雑の為、到着が20分ほど遅れるとのこと。
書いていただいたログブックによると那覇空港のランウェイは36の模様。いつもなら沖縄本島の南部海岸線に添って右旋回し、ILSランウェイ34アプローチするところですが、今回はどうも様子が違う。かなり沖合まで飛び、少しずつ右旋回をしていく。かなり大回りでファイナルアプローチコースにはいりました。那覇でご一緒した友人に話を伺った所、日米合同演習が行われている関係かも?とのこと。
ファイナルアプローチ中、本島に近づくに連れて綺麗な海と珊瑚礁を見ることができました。
定刻の16時30分より15分遅れて那覇空港ランウェイ36に着陸!正直4時間前まで、北の大地にいたとは考えられません。接地した瞬間、北の大地より一気に南の島に来たんだ、といった実感がようやくわきました。


沖縄に到着!


降機中。737-800のシートピッチ。


前日にエアアジアの狭い座席に座ったので、逆に広いと感じました。4時間の長時間フライトでも耐えられるレベル。


到着スポットは北側の35番。


ボーディングブリッジに飾ってある花と一緒に。


偏西風に向かって4時間頑張った737-800のJA61AN。


このJA61ANは折り返し鹿児島行きのANA478便として使われるそうです。ANA993便が到着遅れの為、出発も遅れる模様。


私が乗ってきたAAN993便は結局18分遅れで那覇空港に到着しました。


早速外に出てみました。思ったほど暑くないですが、やはり札幌の冬のピリッとした空気に比べたら生暖かかったです。

さて、この日本最長航路、そして編成風に向かって飛行するため、4時間というちょっとした国際線レベルの時間がかかるこのANA993便ですが、一言で表すと『CAさんかわいそう!』これにつきます。
4時間のフライトの後なので、CAさんはこの一便だけの乗務なのだろうと思ったら、伺った所この機体と共にこの後鹿児島に飛び、その後名古屋セントレアに向かうそうです。
737-800は機体が狭く、クルーが休憩するスペースがない為、4時間のフライトの間ずっと立ちっぱなし、機内サービスしっぱなしでした。
のんびりしたフライトなのかなと思っていましたが、とんでもなく、CAさんはとても忙しそうでした。
そして長かった4時間のフライトを終えても更に鹿児島へ、セントレアへ…。なんともCAさん泣かせの航路だと感じました。
これが767や777クラスだとCAさんも多く乗務し、交代で休憩が取れそうなのですが…。

いつもとは違うのは、キャプテンアナウンスが3回もあったことでしょうか。航路の説明では、**上空を**時**分に通過予定、と事細かくアナウンスしていました。今回はほとんどが雲の上だったので地上が見えなかったのですが、全国的に晴れていたらこの日本列島縦断のフライト続々と変わる景色でとても楽しいでしょうね。
JALもこの航路復活させてくれないかなぁ…。今度はぜひJALで乗ってみたいですね。

次回は石垣島へ!JTA609便搭乗記です!

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コメント
 
 
 
Unknown (ボンさん)
2012-11-15 20:29:25
こんばんは。

このフライトには787の暫定国内線仕様がピッタリではないでしょうか?
プレミアムクラスを増やしてもいいかも。

飛行機の中から見る飛行機良いですよね!
ランデブーならいいですが私が見たときはすれ違いでしたからものすごい速さでカメラを取った時にはもう見えなくなってしまっていました。

国内線とはいえ、このルートだと韓国のすぐわきを飛ぶんですね。
一度乗ってみたいです。

ではまた。
 
 
 
Unknown (こうへい)
2012-11-16 18:42:34
ボンさん

787で千歳-沖縄、ぜひ乗ってみたいですね!
このANA993便はプレミアムクラスがない737-800での運航で、逆のANA994便はプレミアムクラスがある便での運航となっているのです。
逆ルートもプレミアムクラスで乗ってみたいですね…!
今年はもう無理でしょうが…w

飛行機のランデブーは初めてみました。対向する飛行機も見たことがありますが、本当にスゴイスピードですよね。
同じく見つけてカメラを取りだそうと下を向いた瞬間にいなくなってしまいました(´・ω・`)

私が書いたルート図はとても適当で、実際には佐渡ヶ島上空、松江上空、広島上空、大分上空、鹿児島上空を飛行し、沖縄へ向かうルートですねw
 
 
 
初めまして、飛行機大ファンの中国人です (ニン イ)
2013-03-20 09:34:16
初めまして 中国人です すごいなぁ これは日本の国内線で最も長い線路ですね!
 
 
 
Unknown (こうへい)
2013-03-24 11:08:43
ニン イさん

はい、紛れもなく国内線で最長航路かつ、偏西風に向かって飛ぶ沖縄行きです!
満席の737で4時間は少し辛いものがありました…w
 
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