岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

品川正治さんの言葉

2005-11-30 11:01:16 | 日本の仲間
11月24日号で品川正治さんに触れましたが、
「憲法を変えて戦争に行こうという世の中にしないための18人の発言」
岩波ブックレットNo.657 499円
を、早速買ってきました。
日頃、企業に厳しい目を向けている岩清水ですが、いくつかの文章を
引用させていただきます。

「経済界での改憲論が強まっているからといって、企業人は改憲派ばかり
ではありません。私のように憲法9条を守るという立場を旗幟鮮明に
している者もあり、立場上公言することを控えていても、内心ではその
立場に共感してくれる人も多くいます。経済団体は憲法問題に対して
慎重に対応すべきです。自らの企業倫理だけを突出させ、改憲への提起を
軽々しくすべきではないと思っています」

「また戦後、憲法9条の存在によってこそ民需部門でのめざましい
経済成長が可能になったことを、多くの企業人が実感しています」

「東アジアの平和と友好のなかでこそ、企業活動も円滑に推進されていく
のですから、憲法9条を変えてしまうことはその点でも大きな妨げになる
のです」

品川さんは、企業人は市民としての価値判断がきわめて重要とも
書かれています。
このような企業人の発言をもっと聞きたい。
これはかなわぬことだろうか。

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