社長・副社長日記

宇都宮の税理士法人児玉税経(KTA)の社長と副社長が日常を語る!

なでしこジャパン監督の世界に導くマネジメント術

2013-02-11 09:23:01 | 経営者の考え方
先月、サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)監督
佐々木則夫氏の講演を聴きました。

講演のテーマは

世界に導くマネジメント術~世界との戦いの軌跡~


日本女子サッカーの歴史は意外に長いようです。
始まりは1980年でワールドカップ優勝は31年目ということです。

そう言われてみると、私が小学生の頃、既に市内には
女子中学生のサッカーチームがありました。
その頃は男子のサッカーもそれほどメジャーではありませんでした。

それはさておき、佐々木監督の講演を聴き、
なでしこジャパンがワールドカップで優勝したのは偶然ではなく、必然であった
そのように思いました。

日本代表選手なのにこの環境なのか?と疑うような状況の下で、
本当にものすごい努力をなさってきているので、何が優勝に導いたのか?と
なかなか言い難い部分はありますが、私は「必然」にした主な要因は3つあると思います。

1つは目標設定です。

ほとんど注目されることなく2011年のワールドカップに出場するため
空港を飛び立ったなでしこジャパンでしたが、
ナント2007年から2015年にワールドカップで優勝することを
目指してきたということです。

目標を立てた2007年。
日本女子サッカーは「優勝」には程遠く、その言葉を口にしても笑われるだけ
という状況であったはずです。

京セラの名誉会長である稲盛和夫氏も
高い目標と強い願望は成功に欠かせないものであると仰っています。


2つ目はゼロベース思考です。

当時の、体格が大きくパワーがある欧米のサッカーを見て、
佐々木監督は、日本の女子はサッカーに向いていると思ったそうです。
なでしこジャパンのメンバーの体格は出場国の中で一番小さいそうです。

一番小さな体格の人が大きな体格でパワーがある人に勝つ

そのようなことを考えることができたのは佐々木監督だったからではないでしょうか?

既存の概念に囚われずに物事を見極める力。
経営者にとって非常に重要な能力ですね。
この能力を持って生まれた方はいらっしゃいますが、
私は「ゼロベースで物事を考える」訓練をすることで、その能力を磨くことが
可能であると思います。


最後の1つ。なでしこジャパンがワールドカップで優勝できたもう一つの要因は
教育です。

佐々木監督は選手一人一人が自ら考え、工夫していくように数年かけて教育を
してきたそうです。
選手を育てるために、まず指導陣の教育を行い、次に選手へというように段階を
追って教育してきたようです。

会社経営においても社員教育は大変重要です。優秀な社員に育てるということは
会社にとって最も大切なことです。


佐々木監督の講演では、たくさんの気づきを頂きました。
大変お話が上手で、ご自身でパワーポイントや映像も駆使されます。
ご紹介しきれませんので、機会がありましたら、是非講演会に行かれることをお勧めします。




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