東山魁夷記念館へ（市川市）

 

　2017/3/9：千葉県市川市「東山魁夷記念館」へ出かけた。毎年数回の特別展や通常展には欠かさず通っている。とりわけ昨年の開館10周年記念展「白い馬の見える風景」は忘れられない。いつもJR下総中山駅または京成中山駅で下車して駅前からまっすぐの参道を歩き日蓮宗大本山「法華経寺」へ向かう。広々とした境内をゆっくり散策した後、裏手の住宅街を抜けて記念館まで歩いて駅から60分程度で到着できる。市川市内には他にもいろいろな史跡や美術館などを巡る散策コースがあって楽しい。

　現在は「東山魁夷 デザインの魅力」と題する通常展開催中で開催期間は2/4～4/23となっている。文筆家としても評価の高い東山魁夷の装丁本、随筆直筆原稿などの資料、雑誌の挿絵や表紙絵、国内多くの文化施設の緞帳や企業ノベルティ等々に見られるデザインの魅力を楽しむことができる。 二階展示室には多くの名画（リトグラフ作品など）が展示されている。

 

「歩み入る者にやすらぎを　　去り行く人にしあわせを　　魁夷」

白馬の風見鶏がこの記念館のシンボルとなっている。

 

裏手には自然をこよなく愛した魁夷の名をつけたこじんまりとした森がある。

 

早春の黄色い花「ミモザアカシア」が見頃になっていた。

 

「ミツマタ(三椏)」の花はまだつぼみが多い。

 

早春の花木の代表種の一つ「サンシュユ」は秋には鈴なりの赤い実で目を楽しませてくれる。

カフェレストランの窓やテラスからもこの森の眺めを楽しむことができる。