福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

ANA主力機材🛫Boeing787シリーズについて❗️

2020-12-17 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
ANA主力機材の787シリーズ Dreamliner
                  2004年4月にローンチカスタマーとして全日本空輸が50機を発中
                    開発が始まり呼称も787に改められた   
                                2011年10月26日、全日本空輸が成田 - 香港間で、787として世界初の商業運航を行った 
              全日本空輸では1・2号機については特別塗装を施し、3号機以降は通常塗装とすることに・・
                   787であることをよりわかりやすくするため、
                                                   機体前方に巨大ロゴ「787」をペイントすることになった。
            ただし、2014年2月以降に受領する機体は「787」のロゴはペイントされていない。
            また、「787」のロゴをペイントされた機体も現在ではANAの通常塗装に戻された。

     全日空 Boeing 787-8 Dreamliner (JA809A)  ・・・2912/6登録 
 
2016/02/11        撮影場所伊丹空港 - Osaka International Airport [ITM/RJOO] スカイパーク     


                         関空にも飛来                           
 撮影日   2016/11/04   撮影場所  関西国際空港 - Kansai International Airport [KIX/RJBB]   skyview 

   現在ではノーマル塗装に
2018/06/02    撮影場所   伊丹空港 - Osaka International Airport [ITM/RJOO] スカイパーク 


現在の787シリーズ保有機数は74機(2020/12)
787-8  36機
787-9  36機
787-10  2機

787シリーズについて

B787 機体の50%は複合材

 ドリームライナーの愛称にふさわしく、ボーイング社はB787にこれまで夢とされてきた革新的な技術を大胆に投入した。最大の特徴は、炭素繊維強化プラスチックなど複合材料を機体の50%(重量比)に使用していること。複合材料の使用比率がB747で約1%、B767で約3%、B777に至ってようやく10%を超えた程度であることを考えると、787の革新性がよく分かる。エンジンや降着装置など耐熱性と強度の関係から金属しか使えない部分を除けば、ほとんどに複合材料が使われている。複合材料は軽くて丈夫な機体を作りやすい上、複雑な形状を一体成形することで重くなりがちな接合部を少なくできるというメリットがある。腐食にも強く、機内を極度に乾燥させる必要もないので、乗客の居住性も格段に向上するとされている。

米ワシントン州エバレットのボーイング社エバレット工場で組み立て中のB787型機。
塗装前の機体表面は複合材料独特の質感を見せている=2007年7月6日【AFP=時事】


B787 実は「準日本製」


愛知県の中部国際空港で、米国ワシントン州のボーイング社工場に送るため、輸送機に積み込まれるB787の主翼部分。
積み込んでいるのはボーイングB747LCF(ドリームリフター)で、B747-400型を改修した大型貨物輸送専用機=2007年5月14日【時事】

 米ボーイング社の製品でありながら、B787の生産には日本のメーカーが深く関わっている。機体製造の35%を富士重工業、川崎重工業、三菱重工業の3社が担当しているほか、複合材料の炭素繊維は東レが一括受注した。ボーイング社の旅客機製造には過去にも日本メーカーが参加しているが、1機当たりの分担比率はB767で15%、B777で21%だった。B787はついに3分の1を超え、「準日本製」の機体とも言える。B787は航続距離を伸ばすために燃料搭載量を多くしており、その分、機体を軽くしないと燃費が向上しない。ボーイング社は機体軽量化を実現する上で、日本メーカーの技術力を高く評価しており、重工3社が担当しているのも主翼や胴体構造といった主要部分。日本メーカーの担当部品は国内で製造された後、米国の工場に送られて最終組み立てが行われる。

B787 目を引く巨大な翼


 B787の機体形状で最も特徴的なのが巨大な主翼だ。標準タイプのB787-8の場合、機体の全長が56.72メートルなのに対し、全幅は60.12メートルと3メートル以上長い。ほぼ同じ機体長のB767-400ERが全長61.3メートル、全幅51.9メートルであるのに比べると、主翼がどれだけ長いかが分かる。巨大な翼は効率的な飛行を可能にするだけでなく、翼内に燃料を多く搭載できるので、航続距離も長くなる。また、B787はエンジンにも工夫を加えて燃費を向上させている。旅客機のエンジンは、吸入した空気をすべて燃焼に使わず、油圧ポンプの駆動や機内に必要な高圧空気に利用するのが一般的だが、B787は機体の操作を油圧ではなく電動とすることで、吸気のほとんどをエンジンの燃焼に利用、パワーを効率よく推力に回している。

米ワシントン州エバレットのボーイング社エバレット工場で組み立て中のB787型機。主翼の先端がねじれているのはレイクドウイングチップと呼ばれる形状で、空気抵抗を減らすのが目的=2007年7月7日【EPA=時事】


787シリーズ 国際分業概略