天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

跣になって自由

2024-05-13 05:39:19 | 身辺雑記

11日プレイステーション

5歳になった結は随所で自分を発揮しはじめた。保護者は困惑する。
11日(土)競馬場内遊園地で遊ばせるべく駅に入った。武蔵野線に乗って二駅、府中本町駅で下車して競馬場というプランを描いたが、結がホームで「武蔵野線は乗らない」と拒否。中央線には乗るというので立川へ向かう。
そこで南武線に乗り換えて府中本町へ行こうとした。南武線の黄色い電車を見るまではうまく事が運んだが、車両に載るのを拒んだ。西国分寺へ戻りそこで下車するという。その後どうしたいまでは考えていないようだ。
あいつには何も告げずにプレイステーションへ行こうと考えた。西国分寺駅で下車して近くに止めてある自転車に乗るしかない。さいわい自転車に乗るのはまだ拒否しない。
電車の往復で時間を食ったのでプレイステーションで1時間費やせばいい。プレイステーションの室内でのおもちゃ遊びが好きなのだが、屋外に水が見えた。二人の女子が小さな川を作って水を流して静かに遊んでいた。
これを見て結はただちに参加したくなったようだ。

初夏や水見て勇む子の眼
細い川にバケツで水を運んでは入れ、そこで飛び込む。やがて静かに遊んでいた女子二人も騒いでどろどろとなった。結の影響である。
土と水にブリキのバケツは似合う。バケツは水遊びの華である。
凸凹のバケツも照るや水遊び
泥水のぎらぎら光る薄暑かな

靴と靴下は脱がせて跣にしたが衣類は着せたままだからすぐぐちゃぐちゃ。泥が容赦なく染み込む。世の母親が泥遊びをさせたくないのがよくわかる。
薫風やどろどろの子を丸洗ひ

薄暑というのは26、7度のこと。そう暑くないので30分で切り上げてほしいと思っていたらこれは保護者の思惑通りになった。30分で満足したようだ。
さて自転車に積んで帰るのだが、そのままだと自転車が泥まみれ。
盥に結を入れてバケツで水をかける。3度かけたが泥は全部落ちない。できれば綺麗な川で遊ばせたいが泥も好きである。燕も子供も泥が好きである。
結のどろどろ衣服、1日バケツの水に入っていた。


12日(日)は気温が25度にいかなかった。おまけに風が強いので水と泥に近づきたくない。
競馬場内遊園地を最終目標とした。それまでに若松公園ですこし滑り台をして15分費やし飽きたところで、「犬を見に行こう」ということで都立武蔵国分寺公園へ。ここで犬を何匹かに付きまとって遊ぶ。20分ていど時間を費やしてから南下。
なんとか北府中駅で武蔵野線に乗せて府中本町へ。乗ってくれなかったら自転車を漕ぐしかない。午後を考えるとここで体力を使いたくない。子守りは相手のこと自分のことを常に考える。
競馬場の遊園地の滑り台のうちまだ滑っていない大型で急で幅広いのに結がはまってくれた。
「はやーい!」と興奮し、滑っては上り滑っては上りを繰り返してくれたので奴を見失わないで済んだ。
競馬場内のいいところは芝生の広い場所があること。
小生も跣となって歩き回る。
風楽し跣の指(および)うごかして
青芝に脚投げ出して後生楽
きのう馬が駆けるのを見なかった。結を見て気がつかなかったか。


12日競馬場





12日武蔵野線北府中駅

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