天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

塩の効いた映画『ソルト』

2024-05-07 05:30:07 | 女優
    

連休は子守りに明け暮れた。夕食を済ませ2時間だらーっとテレビを眺めた。テレビがおもしろくないと8時に寝てしまうことも多いが、ムービープラスが放映した映画「ソルト」にはのめり込んだ。えらく塩の効いた作品と思ったら「ソルト」はまさに「SALT」塩であった。
2010年アメリカ映画。アンジェリーナ・ジョリー演じるCIA女スパイのアクション映画。
塩さん、ポイハンさんからこの映画の感想を聞くとともに小生も●でコメントする。
【塩さんの感想】
アンジーの、アンジーによる、アンジーのための映画、という感じです。とにかくアンジーがひたすら美しく、無敵。もう世界のすべてはアンジーのためにある、というほどに、全ての障害を次々突破してゆきます。あまりのそつのなさにツッコミたくもなりますが、アンジーの美しさの前に観客はひれ伏すしかなすすべがありません。続編を匂わせるようなラストでしたが、はて…?
●小生はアンジェリーナ・ジョリーをアンジーと愛称するほどのファンではない。そう好みの女性のタイプではなかったが塩さんがアンジーとおっしゃるのに納得した。アンジーの美しさは清冽。得も言われぬ華がある。
野球でいうとエースが9回投げ切って完封した感じ。俳句でいうと季語のみで書いた一物の風情。主演女優が映画のすべてをコントロールした感じ。





【ポイハンさんの感想】
冷戦時代のソ連の恐ろしさがある映画。イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は幼少の頃にある訓練を受けていた。アメリカ人の様になり、いつかのアメリカ大統領を暗殺するという計画だった。
ある日、ロシアの大物であるオルロフがアメリカにやってきた。事情聴取をしているとイヴリン・ソルトがロシア大統領を暗殺すると言い始める。ソルトが拘束されそうになり、夫に電話をかけて、危険を知らせようとするが、留守電でやきもきする。ソルトは何とか建物を脱出し、捜査官達に追われながらも、自宅に着く。夫が誘拐された痕跡を見つけ、アメリカ副大統領の葬儀会場に向かい、ロシア大統領を暗殺するが、実は誤魔化す。逮捕されたソルトはパトカーに乗せられるが、スパイで培ったスキルで脱出し、スルトと訓練をしていたロシア人達のアジトにいくが夫を目の前で殺され、そこにいたロシア人全員を殺害する。殺害する前に受けていた任務でロシア武官になりすまし、ホワイトハウスに乗り込む。一緒にいたロシアスパイが建物内で自爆行為し、大統領を地下作戦室に向かうように仕向け、ミサイルを乗っ取りを図る作戦だった。ここで衝撃的なクライマックスが待っている。
●ポイハンさんの感想の中に重大なネタバレがありそれを消去したがあらすじとしてよく書けている。最近のスパイ映画は主人公が敵か味方かくるくる変わってこんがらがるものが多い。頭の悪い小生はあまり複雑な展開にはついていけないがこの映画はわかりやすい。ソルトが殺人に使ったものが蜘蛛であることも気が利いている。最後の終わり方も余韻があってよかった。
アンジェリーナ・ジョリー出演の最高傑作ではなかろうか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする