キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

お別れがつらい

2015年07月02日 | KISの風景
新しく入園した子どもたちにとって朝の保護者の方とのお別れはつらいものですが、子どもに泣かれる保護者の方にとってもつらいものです。先日も「預けるのが早かったのかしら」「親の身勝手で子どもにつらい思いをさせているのではないかしら」と心情を吐露される保護者の方がみえました。

まず子どもたちにとって、朝の別れを早くらくにするためには・・・
*同じルーティン、スケジュールでスクールに来るようにする
*お別れの儀式を決めて、毎回その儀式を済ませたらサッと別れる。ずるずるとお別れを長引かせると、つらい期間も長引きます。(キスをする、這いファイブをする、ハグをするなど)
*お迎えの時間を具体的に伝えて、必ずそれを守る。(お昼寝の後、お片づけをしたら迎えに来るよ、など)

絶対にしてはいけないことは、子どもが気づかないうちにそっといなくなることです。子どもの信頼も失いますし、大きな不安を抱かせます。

そして、保護者の方にとって子どもとのお別れをらくにするためには・・・
子どもとずっと一緒に過ごすのが「よい母親」だという迷信から解き放たれることです。一緒に過ごす時間の長さが問題なのではなく、どのように過ごすのか、ということを大事にするべきでしょう。ずっと一緒に過ごしているとストレスも溜まりやすくなります。少し離れる時間を持つと、心に余裕をもって過ごすことができるかもしれません。子どもの社会性も築かれますし、保護者の方が子どものことを相談できる場ができるのも大きいでしょう。子育てでは、狭い視野になるのを避けて、多角的に子どもを見ることも大切です。そのためには身近な父親や祖父母、保護者仲間、教師などたくさんの人の力を積極的に借りた方がいいと思います。

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