こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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大河ドラマ「光る君へ」でなぜ源氏物語が名作なのかが再認識できた

2024年03月11日 | 読書、映画、音楽、美術
墓掃除ですっかり日焼けしてしまい、両頬がヒリヒリする。
赤みもあるのは日焼けなのかただの老人性の赤ら顔なのかよくわからないが、まあそんなことどうでもいい、私の顔のことなど気にする人はいない。
朝の気温は2度。
昼間には日差しがあり、暖かくなるようだが結局ダウンジャケットを着て出て来た。

昨夜のNHK大河ドラマ「光る君へ」では、藤原道長(柄本佑)とまひろ(紫式部;吉高由里子)のラブシーンがあり、

  これって、源氏物語そのものじゃないか

と、しみじみ見入ってしまった。
昨夜の第10回「月夜の陰謀」は、源氏物語のエッセンスがそこここに散りばめられており、大石静版源氏物語といったところで、それはまさしく換骨奪胎、解釈の素晴らしさに感服している。
考えてみたら、紫式部が源氏物語を書くにあたって、情報の乏しかったであろう平安時代にあれほど多くの登場人物と多彩な経験を想像と噂話だけで書くことなどできず、自身の実体験が下敷きとなっていると考えるのに無理はない。
それをそんな様子をお首にも出さずに淡々と描いた源氏物語というのが、どうして面白いのか、どうして素晴らしいのを再認識させられている。

この先、越前国に任官する父(藤原為時)についてゆくというのも興味深い。
これもまた明石の物語の下敷きとなっているのだろうか。

平安時代というのは日本に内戦のなかった平和な時代であって、大河ドラマとしても殺戮だらけの戦国、明治維新モノとの違いが際立っている。
それだけに、俳優の演技力も高いものが求められるが、すくなくとも主要な登場人物は皆上手に演じており、今後も安心してみていけそうだ。
視聴率がどうとか吉高はもう旬を過ぎているとか、あれこれの悪口がネット上にはあるが、大河ドラマファンとしては、NHKはそんなあれこれを気にせずにやっていってほしいと思う。
映像も美しい

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