できたよー。

昨夜、といいますか、今朝がた４時過ぎ。

Ｖｏｙａｇｅｒさんから、連絡がありました。


「・・・川村さん。完成です。」


今日、１０月１日、


とうとう、僕の、僕だけの、


世界に一台だけの、オリジナルＣ３、「Ｎｏ．７７６１７カスタム（←仮名ね）」が出来上がったのです。



色んなことが、本当にギリギリになりましたが、どうにか。


ハモンドの中身を取り出して、オリジナルのボディに納めたい。できたら、このボディを・・・〇〇〇〇で作りたい。


そんな特注ボディの最終設計図が出来上がるまで、何度も細部を練り直し、そして、加工を正式発注。


同時に、ツアー用のケースの発注。ケースが無ければ運べませんからね。ケース大事。


本来なら、出来上がった楽器本体を持ち込んで制作してもらうものなのですが、なにせまだ設計図が手元にあるのみ。ケース業者さんに事情を話し、無理を言って、設計図を元に、こちらもまた設計図を引いてもらって、発注。工期も「９月内納入ですか！？それは、難しいかもしれません・・・」というのをどうにかやっていただいて。ちなみに、ケースだけでも、数十万円。ツアー用の楽器ケースって、本当に高いんですよ。特に、特注品だったのもあってのお値段だったのですが。


そして、スタンド。元々のＣ３は、とうぜん足もある一体型ですが、僕はどうしても、薄型に改造して、自分の好みの高さに合わせたＣ３にしたかったのです。


で、このスタンドでまた難航しまして（何せ時間が無かったもので）、結局、Ｖｏｙａｇｅｒさんにスタンドの設計図も引いてもらって、業者さんにも本当に無理を言って、どうにかこうにか。


そして、今日の朝、東京のケース業者から愛知のＶｏｙａｇｅｒさんの工房へ送られたケースにハモンドが無事きちんと納まり（技術大国、職人の国、日本、万歳！）、そして、二階にある工房から専門業者さんの手によって、クレーンで地上に下ろされたＣ３は（本体だけで１２０kg、ケースに入れると、１５０kgほどになります）、そのまま、輸送業者に手渡され、一路・・・富山へ。そして、群馬県の業者に作ってもらっていたスタンドも、納期を一日巻いて、今日完成したとのことで、こちらも急遽、富山へ。


そして、僕も、明日、富山へ。


そうなんです、明日、富山で、初めて、このカスタムＣ３に会えるんです。そして、スタンドも届くということで、組み上げてみることもできそうです。


まだ、セッティングに悩みどころ、というか、やってみなければわからない部分もあるのですが（今使っているＸＫ－３ｃとは大きさが全然違うものですから、）



もしかしたら・・・明日か、明後日が・・・武道館に先駆けての、プレデビュー戦となるかもしれません。



なにせ僕は長旅の最中でしたので、パソコンすら手元に無い中でのままならない連絡と確認作業でした。
ipod touchがなんとも役にたったことか。持っててよかった（笑）。


毎日、メールと電話しまくりだった９月も終わり、ようやく、明日、会えます。


・・・もっとも、これからも、メールや電話は続きそうですが（笑）。そう簡単に、全てが無問題で上手くいくとも思ってはおりませんし、まだまだ欲も出てきそうですしね（笑）。


見た目は２０１０年・・・というか、近未来なボディに収まってはおりますが、なんと言っても、５０年も前の楽器。


僕にとっても、生まれて初めての、そして、たぶん、最初で最後の、Ｃ３。


Ｖｏｙａｇｅｒさんの、世界でも有数の知識の結晶と、血と汗の終わりなき徹夜作業によって作り出された、世界でただ一台だけのＣ３。

そして、やはり何度も徹夜でお手伝いいただいたＴ田さん、本当にありがとうございました。

ケース業者のＳ辺さん、スタンド業者のＳ山さん、そして、輸送、クレーンの皆様。バックアップしてくれた、安全ローディーチームの皆さん。


そして、こちらで楽しく応援してくださった皆さん。



本当に、どうもありがとうございました。


あした、富山で。



・・・その前に、



ちょっとだけね。



はい、





どん。







モザイクかよっ（笑）。


明日の富山は、また一段と熱いですよー！どうぞよろしくお願い致しますです！




トップの写真は、・・・完成のお祝い（笑）。



ではー。