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【競馬 予想】 神戸新聞杯(G2) レース回顧

2007年09月23日 21時47分20秒 | Weblog
先週の酷かったローズSとは違い、このレースはとてもいい内容だった。
最低人気の役割をしっかり果たした幸JにはJRAは評価すべきである。

その効果は、レースの流れが約7馬身半程のハイゾーン競馬に
表れた。
つまり、このレースの内容は菊花賞に直結する。実は昨年の神戸新聞杯も
終了時点でほぼ本番が見えていたのだが、その事は菊花賞の時に説明したい。

道中最後方に位置したドリームジャーニーには持ってこいの展開だった。
決着タイムを見ても分かるように、この馬が競馬をした位置でも少し
前目なくらいハードなレースだった。
ダービーで相対実力値2位だった馬に、冴えまくる武豊Jの腕がプラスされ
本当に全てが向いたレースだったと言えよう。
またデータ派の方なら知っていることだが、この阪神2400MはNo1の上がりを
記録した馬は100%馬券対象になっている条件
でもある。
ただ例年だったら差せず、この馬の本質はマイラーであることも何ら変わらない
ことを今後も把握することが大事だ。
今年の能力構成ならば菊花賞でも
ソコソコは戦えるだろうが、将来を考えると天皇賞秋→マイルCSへ是非挑戦
して欲しい。

フサイチホウオーは明らかに腹回りが太く、発汗も目立ったのはマイナスだった。
ダービーも暑かったが、夏場に弱い馬かもしれない。
ただ、しかしあの沈み方には深刻さを感じる。
何の理論的根拠もないが、やはりあのフサイチジャンクの香りがはっきり
し出した。一線級に復活出来る道のりは極めて厳しい状況と評価したい。

ヴィクトリーは仕上がりも良かった感で、レース内容もまずまずだった。
ただ、この馬の能力性質も段々とはっきりして来ており、2000M前後の
小回りコースでの持続競馬を得意とするタイプ
だろう。

また、デビューから注目しているホクトスルタンも今日は想像以上に頑張った。
相対実力値は2番手とあって、今後に繋がる。
ただこの馬も血筋通り、小回り平坦での持続競馬を得意とするタイプだけに
条件には注意したい。意外とスタミナ量は乏しいのが、落とし穴だ。
菊花賞もいいレースは出来るかもしれないが、最後はガス欠しそうな
感が強い。

さて、今日のレースで今後への一番の収穫となるのは、アサクサキングス
関わることだろう。この馬は被されると現状駄目なタイプなので今日のように
縦長でレースが流れると、まともに走れる。菊花賞もおそらく、この馬に向いた
馬群になる可能性はかなり高い。つまり能力は出し切れるということだ。
その能力だが、今日の相対実力値はズバ抜けた。
菊花賞に向けて、ほぼ馬券圏内は確約されたと見ている。
展望でも触れたがこの馬は血筋通り持続競馬で真価を発揮するタイプであり、
今日のようなハイゾーン競馬で押し切った内容は極めて高い評価をする
必要性がある。
不安は、今日のように他をマークする展開だと非常に上手い四位Jだが、
目標とされると非常にストレスが溜まるタイプということだろう。

14番人気ながら注目したトーセンマーチは明らかに太かったが5着と健闘した。
血統面のせいか毎度人気しないが、実力値は確かなので条件を見極めて
しっかり狙う価値がある馬だ。考え方はシンプルで上がりが掛かる競馬なら、
コース問わず走るタイプ
である。

フェザーケープは着順と馬体重が示す通り、状態が全てだった。
佐藤哲Jを手配して面白いと見たが、飾りだったようだ。


最後に触れるとレースレベル自体は、高いと言えない。
ウオッカ以前にベッラレイアでも勝てるレースだったのは、
口にしてはいけないのかもしれない。

配当ではダービー1桁着順で決まる傾向のレースで、この3連複には
少し驚いたレースでもあり、結果1、3着を3連複の固定としたのは
運が良かった。

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4 コメント

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深刻…申告します。(神戸新聞杯) (林間ジョッキーwith大木優紀)
2007-09-23 23:43:16
ヴィクトリー軸の馬連3点流しなので
馬券は当たってませんから~残念!
ユタカを笑うものはユタカに泣く…斬り!
(今さらギター侍の形相で)

…ってなことはさておき
ホウオー12着は色んな意味で想定外でした。
ヴィクトリーは秋を迎えても
折合いの難しさが残ってるところが見えるので
3000mはちょっと不安。
Dジャーニーは今回勝ったことが
馬の成長ならばOK。展開が嵌ったってことだったら
…どうなんでしょ?
アサクサキングスはNHKマイルを除けば
持ってる能力を出し切ってくれるのはいい馬だなと。
最後に私見ですが菊花賞はタスカータソルテあたりを
比較対象として判断すべきかなぁって…
偉そうなコメントですんません。
返信する
生き残れる馬は居るのか (競馬人)
2007-09-24 01:04:00
>林間ジョッキーwith大木優紀さん


武豊Jアンチはさぞ痛い思いをした、今週の
競馬でしたね(笑)

ヴィクトリーは例え折り合っても、相当上手く後方を
幻惑しない限り菊花賞は難しい感じがします。

この条件をマイラーが勝ってしまったこと自体、世代レベルの
深刻さが分かりますが、さすがに次の条件で同じ競馬が
出来る程スタミナ量があるとは思えません。
ただ、本当にろくな馬が居ない世代っていうのが悩みの種
ですね。(笑)

タスカータソルテ筆頭にこの世代は脚が鈍い馬がやけに
多い気がしてなりません。菊花賞が重い馬場で行われたら
、楽しめそうな予感はあります。^^
返信する
さらに難しい (美浦のブルボン)
2007-09-24 08:20:51
これで、菊花賞はさらに混迷となりそうですね。



ホクトスルタンは横典で逃げフラグが立った気がしますけど…うーん。



こんな時は小細工なしで、ねじ伏せる存在が欲しいところ…となるとあの馬しか居ないんですけど、不確定要素が多すぎで。

結局、結論は難しい。



と、その前にスプリンターズSでしたね(笑)
返信する
一騎打ち (競馬人)
2007-09-24 19:23:53
>美浦のブルボンさん

直前の状況で少しはまた変わるかもしれませんが、
現状自分の中ではロックドゥカンプとアサクサキングス
の一騎打ちです。^^
特に後者は普通に乗れれば勝負付けは済んだので、
まず馬券圏内には入ると見ています。

ホクトスルタンは東京の走りを見てると京都でパフォーマンスを
上げるとは少し考え難いものがありますが、鞍上は最高ですね。

スプリンターズSは妙味があった馬達の出走が適わないようで、
馬券的妙味が少し薄れました。
返信する

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