485系ラストラン 特急あいづを撮影しに福島まで出かけてきました。朝、大宮駅に行ってみると、これまで見たことがないほど、三脚や脚立を持った、数多くの同業者の姿を目にしました。昨日のNHKの7時のニュースでも比較的長い時間を割いて紹介されていましたが、国鉄特急色の人気の高さが伺えました。最後の撮影ということで、シャッターを切るのに必死で見送るなどということはできませんでしたが、帰りの車中で、ふと最初に国鉄特急色の485系を見た日のことを思い出しました。それは子どもの頃、家族で上野の博物館か美術館に出かけた帰りに、上野駅のホームで国鉄特急色の485系の「あいづ」を見たのが最初でした。当時の上野駅はいまよりも薄暗く、SLが走っていたわけでもないのに何か煤けた感じでしたが、そういう雰囲気の中で、ボンネットの485系「あいづ」は、威風堂々した存在感を漂わせていました。今こうして、あらためて見ても、その堂々とした佇まいに変わりはありません。長距離輸送の主役を新幹線に譲ってからも、すでにかなりの年月が経っていますが、まさに一つの時代が終りを告げた、という感じがします。
磐越西線 磐梯熱海 - 安子ヶ島
Canon EOS 6D EF70-200mm F4L USM
1/1000 f/5.6 ISO 200
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