私のもっとも好きな被写体である、雪中を力走する蒸気機関車。このところ、クリスマストレインが12月の初旬に運転されるようになり、雪中走行が見られなくなり少々寂しい思いをしていましたが、土曜の早朝、冬型の気圧配置が強まっているということで、喜多方周辺の道路のライブカメラを確認すると一面の銀世界となっていました。そのため189系を撮りに行く予定を急遽変更して出かけてきました。喜多方、山都間にある松野踏切付近に行ってみると、まだ柿の実が成る11月というのに、足を踏み入れると膝上まで来るくらいの雪が積もっていました。D51 200が復活した山口線へ出かけた人が多かったのか思ったよりも撮影に来ている人は少な目でしたが、往路を撮影するには今の時期、この辺が露出的にも限界ということもあって、ここには多くの人が集まっていました。喜多方を出発する汽笛が鳴り、力強いドラフト音とともに白煙を勢いよく上げたC57 180号機が現れました。ファインダー越しに雪中走行する貴婦人の美しい姿にすっかり魅了されてしまいした。
磐越西線 喜多方 - 山都
Canon EOS 6D EF70-200mm F4L USM
1/800 f/4 ISO 500