もう二ヶ月近くが経とうとしていますが、国鉄色の381系を俯瞰撮影すべく、明智光秀が本能寺に攻め入る際に通ったと道と言われる、唐櫃越えを登る保津峡俯瞰に私も挑戦してきました。
多少は山登りの経験のあるので、1時間程度の登山ならば、このところの運動不足解消にちょうどいい程度に軽く考えていましたが、いざ登ってみるとかなりの急登で、気温が高かったこともあって、けっこう疲れました。急斜面を登りきり、いざ撮影ポイントに着くと、そこには息を呑むほど美しい風景が広がっていました。そのうえ雲一つなく、最高の条件の下で国鉄色の381系を撮影できると思うと、疲れも一気に吹きとびます。
正午ごろまでは夏を思わせる強い日差しでしたが、10月中旬を過ぎると、やはり太陽の高度は思いのほか低くなり、14:00ごろになると左側の山に影がかかり始め、あれよ、あれよという間に橋梁にも影かかり始めました。そして本命の381系 きのさき16号が来たときには、橋梁の2/3くらいまでが陰っているというマンダーラの状態になってしまいました。
残念な結果に、帰りは自然と足取りが重くなってしまうところでしたが、ちょうど居合わせた大阪から来たという大学生の方と、鉄道談義をしながら、楽しく下りてきました。写真は、12:45ごろに通過した、287系 きのさき12号です。
山陰本線 馬堀 - 保津峡
Nikon D7100 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
1/800 f/5.6 ISO 200