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修養

2019-06-23 04:52:10 | 教育

(略)
>  森は「強迫体操ヲ兵式ニ取り、成り丈普ク之ヲ行フヲ最良ト為ス」と考えましたが、「兵式ヲ取ルノ主眼ハ、専ラ其教育セラルル所ヲ身体上ニ行フニ在リテ、決シテ軍務ノ為ニ設ケ」た訳ではないとも申しておりました。6

兵式の体操は、身体教育の為ですね。

> もしもこうした見解が彼の本音だとすれば、彼はいわゆる身体の行動様式が自ずと思考様式に結びつくという影響関係に、はなはだ鈍感であったと言うべきかもしれません。

身体の行動様式は、思考様式に関係がありますね。だから、精神を鍛える手段として、身体を鍛えるのでしょう。
日本人には、意思がない。だから、優柔不断・意志薄弱に見える。仕方が無いので、無為無策でいる。これが、日本人の文明開化以前からの精神の問題ですね。
意思は、未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には、時制 (tense) というものがない。だから、日本語の脳裏には未来時制は存在せず、日本人には意思がない。
意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 意思の無い日本人には、精神的な問題を抱えることになる。
精神の鍛錬に古来、武芸の稽古が用いられた。これにより動作の機敏な人間は育成できたが、リーズン (理性・理由・適当) の方は、どうにもならなかった。つまり、理性判断という判断力が得られない精神教育となっていた。 

>彼が唱えた人物養成に重要な三気質(「順良」「信愛」「威儀」)が、軍隊で必要とされる「命令に従う精神」や「命令に対して友人同志が助け合う精神」、あるいは「命じたり命じられたりする際に、相手に示される内からの毅然とした態度」でもあったことは自明のことでありました。

精神・精神・態度の問題ですね。人間にとって大切なリーズンが、抜け落ちていますね。

>それ故に、たとえば「気をつけ」などの、全国的に画一化されて行き渡たることになった行動様式の普及の、身体教育的な成果もこれと重なり合うものともなった訳です。> 「秩序立てられ、画一的に操作される身体」が、すなわち今日流でいえ集団行動への重視と重なり合って、差し迫る教育課題となっていました。

日本人の礼儀作法の様なものでしょうね。個人判断の無いところが日本人に受け入れられたのでしょうね。

>では、この集団行動とは別のスポーツ運動(西洋伝来の運動競技)は、どのような身体観と結びついていたと考えられるのでしょうか。>たとえば野球は、日本人と最も馴染みの深い代表的な種目です。>高津勝は、明治期の野球の中心となった一高野球が、「西洋伝来の球技の如きは聊(いささ)かも精神修養に資せざるものなり」という批判を浴びながら、一つの精神性を形成した点に着目しています。

何が何でも精神修養の手段にならないものは、価値がないのですね。それほど、日本人の精神問題は、我が民族にとって切実な問題であったのでしょう。

>すなわち「創部期の部員たちは、『撃剣柔術』を『封建時代の遺風』とみなしながらも、他方において学内を支配していた『無念無想、不動不屈の武士道精神』を軽視することができず、『野球は勿論我国古有の技に有らずして、其西洋臭味を帯ぶる事実なりと雖、然れども此の技一度邦人の手に学ばれんか、野球の面目茲に一変して精神を主とし修養に資し品性を研くの具となるなり』と主張した」7 のだと述べております。

野球は、精神修養に資する手段と認められたのですね。武士道の ’無念夢想’ は、無哲学・能天気のこと、’不動不屈’ は、恣意 (私意・我儘・身勝手) を鍛えて意地・根性・大和魂とすることでしょう。

>野球のもつ修養的価値を強調することは、以来中等学校へと普及する野球の受け入れの、まさに前提となりました。 >ここでは「練修」すると同時に「修養する身体」、あるいは「徳操の修養に先立つ身体」が絶えず意識されていたことになります。

それほど修養にこだわる理由は、何なのでしょうね。日本人は、それほど修養不足なのでしょうか。

>まさに「修養」という精神性を受け入れることなしには、身体のトレーニングはあり得ませんでした。

身体のトレーニングは、精神修養の手段ですね。精神が他民族に比べて弱いということは、どうして確認できたのでしょうかね。

>  以上のように見てくると、当時社会的な関心の対象になった身体は、「逆三角形の上体をした身体」や「秩序立てられ、画一的に操作される身体」、それに「修養する身体」などであったということになります。

どこまでも修養がついてきますね。それほど日本人が修養にこだわる理由は何なのでしょうかね。修養の中身は、いったい何なのか。身体のことか。

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