FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 日銀はどう動いてくるのか?

2017-07-20 08:55:58 | 日記
おはようございます。7月20日木曜日です。広島はミンミンジンジン大合唱の中、昨日梅雨明け宣言が出ました。個人的にはすでに明けていましたが、セミの出現が梅雨明けになるという古来からの言葉は今年も健在でした。天気は現在青空が見えますが、雲は多く、曇り空ということになります。現在室温29度。今日も暑くなりそうです。

さて、相場です。昨夜のNY市場株式相場は堅調な動きとなったようです。考えてみれば、インフレ傾向はまだ遠く、オバマケア代替法案は議会を通過せず、となれば、株式市場はこれを歓迎するわけで、株価は上昇してきますが、しかし、財政政策による景気浮揚策が今後はさほど期待できないとなると、いずれ反落開始か、と考えるようになってきそうです。

昨夜出た企業決算では、MSは良好な結果となったようで、GSと少し景色が異なったようです。昨夜は住宅関連の指数が出てきましたが、この結果はよかったにもかかわらず、その反応は鈍く、発表時にはドル円はすぐ上へ行きましたが、その直後から下押しが始まっています。

オバマケア代替法案の議会通過断念ということは、まだここでは資金の流れは変化しないということであり、メジャーな機関投資家はまだ新規資金を動かしてこないと思われます。次なる契機は、FOMC利上げ時期とレバトリ減税実施時となりそうですが、ひょっとすると、レバトリ減税のほうが先に決まるのかもしれません。これについては昨日少し書いていますが、ヘッジファンドの決算時期や、企業決算時期を考慮した法案の議会通過を計画すると思われますので、そろそろニュースの量も増加してくると思われます。

FOMCによる利上げ機運は、バランスシート縮小の取り組みと絡んできそうですが、最近の報道では、9月にバランスシート縮小を開始し、利上げは12月以降というスケジュールというものが語られるようになっています。

そして、FOMCの考えと異なるスタンスをとる市中金融機関の金利動向、これは、インフレ傾向が弱く、とても利上げ機運はない、ということから、市中金利が上昇しない傾向がFOMCの考えに反して、長引いているようです。この一番の理由は、インフレ傾向が弱いということ。物価上昇、賃金上昇が芳しくない、ということのようですが、特に賃金については、バブル時採用の40代~50代の賃金が下がってきていること、そして、特に金融機関を中心として、業務へAIの導入が進み、トレーダー部門や人事部門などの人員が減少し、賃金総額が減少しつつあること、などがあげられています。このため「悪い」賃金減少ではなく、専門職などの人手不足を補うAI化推進で、これは早晩問題視されなくなるという論評が増えているのも事実。

しかし、そうであっても、物価が上昇しないということは、インフレ傾向が弱いという状況に変化が出てきていないことであり、なぜか、ということになります。これは負のスパイラルによるものと小生は考えています。安い中国製品が大量に流れ込み、価格を破壊し、物価を押し下げる、そして、製造業は中国へ生産拠点を移し、安い労働力で商品を生産し、本国へ持ち込んでそれを売る。この動きでは、企業にとって利益は上がるかもしれませんが、物価は上昇しません。そして本国の製造業は弱体化します。この流れを断つためには、安い中国製品の輸入課税を行い、大量の輸入を防止することが重要でしたが、米国政府をはじめとして、各国は中国へ寛大な政策をとりましたので、中国にとって都合の良い状況となりましたが、それ以外の国にとっては、不都合な経済状況を長引かせることとなったと思われます。これは政策の間違いだったと思われますので、政府の政策力の貧困が招いたことと思われます。中国の影響を甘く見た結果と思われます。目先の利益を追求した企業経営者の責任もありそうです。

もともと日本は物価が高く、しかし、その品質は他国がまねできないほど高く、ブランド力もついてきています。この状況を是とすれば、それで勝負する政策や企業経営を行えばよかったと思われますが、政府や経営者はそうせずに、生産拠点を中国へ移すなどを行って、日本経済の弱体化を自ら招いてしまったというべきではないでしょうか。

中国製品については、最恵国待遇として、輸入課税は一切ありません。もうこの待遇は必要ないと思われます。

今日、日本と欧州で、中央銀行の金融政策が出てきます。日銀は現在路線に変更はないと思われ、ECBについては、6月下旬のドラギ発言をどのように織り込んでくるのかに注目が集まっています。ECBでは出口戦略が出てくるのではないかと想定されています。この結果、ユーロは先月末から強含んできており、ユーロポジションは大きく膨らんできています。少し買われすぎ状態の危険水域の入ってきているようだとの報道が出てきています。注意。

ではユーロが売られると何が反対に買われてくるか、それはスイスフランと円だといわれています。ドルは、明確な路線を描くことができない状況になってきていますので、買うに買えない通貨となっているようです。

こうなると7月の中央銀行の政策よりも8月のジャクソンホール会議の結果を受けてから、ポジション取りを考えるということのほうが相場の総体となりそうです。

本日お昼ころには、日銀会合結果は出てくると想定されます。この後の総裁記者会見、今夜のECB会合結果と、ドラギ総裁の記者会見が注目されています。ここまでは、動いても目先の動きで、本流のものとはなりそうにありません。辛抱して時間経過を待つこととします。

本日のシグナルは「コスモス」は「売り」、「桜」は「買い」、試行中のものは、「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、112.091円超、「売り」は、112.091円以下、「買い」は、111.750円以下の場合となっています。
FPBは、111.911円、R1は、112.270円、S1は、111.588円となっています。

昨日の記載について、シグナルのうち、「コスモス」分は「買い」ではなく、「売り」でした。記載間違いをしていました。今朝チェック中に判明。深くお詫びいたします。

気温が30度を超えてきました。

まもなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

追伸 9時21分です。天井や底を考えるとき、テクニカル指標のレベルによる判断もありますが、独自のレベル指数があります。この独自のレベル指数では、底らしさを醸し出してきていますが、これ以外では、底と判断するのはまだ早計という状況のようです。昨夜出てきた為替情報から、下値は110.0円が出てきています。これは20日(本日)のオプションNYカット値でもあるようです。111.5円よりも下では買い方が仕込みに動いてくるようですが、本日の中央銀行結果によっては相場は乱暴に上下するのかもしれませんが、その考えとしてはFOMCが終わるまでは下へ押し込んでおこうというものなのかもしれません。

日足を見ると、レートのすぐ下を200EMAが111.827円で通過中です。ここで下支えできるかどうかになっているのかもしれません。

小生の現在保有のポジションは、昨夜の安値付近、111.571円です。スイング開始のきっかけを待っているところです。まだチャネルラインは右肩下がりですから、これはストップをかけることになるかもしれません。フィボで考えると半値押しまではすでに到達しています。しかし別のフィボで考えると、もう少し下が半値押し位置になるというものがあります。時間をかけて辛抱するか、、、。

現在は日足、1時間足、15分足のチャートのみチェック中です。

追伸 12時50分です。昼食を終えて、PC前に。フムフム、日銀は何の変更もなく現状維持で会合終了のようです。あとは総裁の記者会見が注目されますが、いつものようにのらりくらりとした会見で、まったく関心がありません。日銀よりも、今夜のECBのほうに重要性を感じています。日本国民としては、残念に思うところですが、日銀の影響力などこのようなものでしょう。そして、日銀会合結果が出て、相場は円安へ振れてきていますが、この後、このまま上伸するとは考えてはおりません。いつものことですが、材料出尽くしの考え方が出てきて、逆方向へ行くことが多くのケースで発生しています。要注意です。今回は、保有ロングは、一旦、112.18円で決済する予定です。 ウン? 書いていたら、決済になった!!! 決済指値予約ヒットです。

この付近はあるフィボで161.8%戻し付近となります。これからしばらく様子を見ます。記者会見で出口戦略に関する質問が記者から出るとは思いますが、突っ込んだ質問はいつものようにないでしょうね。生ぬるい日本の記者たちです。

追伸 13時41分です。この後の動きを考えてみた。相場は一旦112.0円割れをうかがう動きとなって下押ししそうですが、その付近まで行くと、112.32円付近まで上伸するのかもしれません。日銀総裁の記者会見での内容次第というところもありますが、その後は、下降へと転じて、ECB会合結果が判明するまでは、下押し継続となり、111.5円付近を目指す動きになるのかもしれない、などと想定しています。ECBでは出口戦略のついての検討の有無がポイントとなりそうです。ドラギ総裁の任期もまもなく終了するはずと思われます。そうであれば、何か出口戦略の道筋をつけておきたいと考えるのは、現体制での責務と思われます。先ほど、112.05円付近まで下押ししました。下押しはこれで終わり?日銀総裁の記者会見は15時30分から。

追伸 14時01分です。報道によると、米国では、オバマケア廃止法案を来週議会へ提出するとのこと。廃止法案? 代替法案が議会提出をできなくなっているため、一旦、丸々全部廃止してしまおうという魂胆のようです。これにはもとより民主党議員が賛同することはなく、共和党議員からの反対者が全く出ないという自信があるのでしょうか。仮に議会で廃止法案が通過すると、3200万人もの無保険者が新たに発生するといいます。国民皆保険などということは米国では無用のことなのか。共和党議員にも、右から左まで存在するわけで、二人以内の造反ならば、通過するらしい。こうでもして、とにかく政策実行の予算をねん出したいのだろう。ますます大統領の支持率は下がりそうな気がします。国民皆保険より保険会社の儲けのほうを優先したトランプ大統領ということになりそうです。

追伸 14時35分です。4時間足では、押し目買いシグナルが点灯、しかし、まだ上値は重い状態、日足では、まだ戻り売りのままです。この辺の不一致が解消されれば、そろったほうへポジションをとることもできますが、今はちょっと難しそうです。1時間足までは押し目買いシグナルでそろってきています。目先的には買い優勢の現在のようです。

追伸 15時55分です。日銀総裁の記者会見では、サプライズ発言はないようです。まもなく欧州勢が参加してきます。彼らがどう舵を切ってくるかにかかってきたようです。現状相場はやや下降気味というところか、、、。

追伸 16時18分です。ここまでの動きは、ドル円とユーロ円は同じような傾向で動いているようです。ユーロドルでは方向感が出ていない様子の中、どちらかといえば、安値切り下げ高値切り下げで下降気味のようです。ユーロ買いが始まるのか、それとも、、、というところで相場参加者は様子見気分のようですが、、、。ドル円ではチャネルライン上辺にタッチしたようで、この上辺は右肩下がり状態です。上抜けできるかどうかになってきたようです。しかし、そろそろ重そうと考え、112.199円でショートを持ってみました。これで少し様子を見ます。

追伸 16時40分です。本日高値を更新してきましたので、高値を超えたところでショート分はストップをかけました。そして改めて、112.320円でショートを持っています。想定していた高値112.32円付近まで伸びてきましたが、この付近はあるフィボで38.2%戻し付近となります。もし、ここから下押しが始まるようだと、本日の下値は、111.5円台まではいきそうな環境になってきたように思われます。それは値固めの下押しか、それとも、というところですが、欧州勢はこれからまだ上伸させても十分稼げると考えているのでしょうか。上値の重さは増してきています。そうなると方針を「売り」に変えてくると思われますが、、、。今夜のECB会合結果を待つと思われます。出口戦略が出てくるか、、。そうなればユーロ買いが進んで円は売られてくると思われますが、その時ドルはどう動いてくるか、これもチェックは必要です。

追伸 18時56分です。上値が12.419円まで伸びてきています。いろいろなフィボを引いて考えてみると、この付近が61.8%戻し付近となる、17日高値112.863円と昨日安値のフィボで動いてきたように思われます。相場に過熱感が出てきてはいますが、ユーロ買いが起きているようで、ドラギさんの記者会見まではこの傾向なのかもしれませんが、ユーロでも、目先の第3波を形成し終えたのではないかと思われる傾向があることから、そろそろ調整第4波を作りに来るのではないかと想定しているところです。そうなれば、ドル円でも調整が始まるようになると思われ、テクニカルでの過熱感も出ていることから、双方でそろそろ調整入りかと思ったりしていますが、一般大衆投資家がこう思うということは、プロの相場師はまだ上伸させるつもりかもしれません。チャネルラインが右肩上がりになるためには、17日高値112.863円を上抜いてくる必要がありそうです。短い足でのチャネルラインは別のものが引けますが、これはまだ相場を左右するようなラインにはならないように思われます。ユーロ円とドル円のチャートを並べてみています。

追伸 20時46分です。現在相場はユーロを中心に動いているようです。ユーロが売られてきて大きく下押ししていますが、ドル円では、まだ小動き状態。ECB会合結果が出てきたようです。あとはドラギさんの記者会見か、、、。

追伸 20時52分です。ECB会合結果は現状維持のようです。必要ならば、金融緩和政策を持続するということのようで、ユーロが売られたということのようです。まだ出口政策に関する情報はありません。ユーロ円では61.8%押し付近まで来ていますが、同じフィボでもドル円はまだ、23.6%押し状況です。一方的にユーロが売られている状況のようです。同じ程度の押し込まれてくると、本日FPV付近までの下押しが出てきても不思議ではないのですが、、、。

追伸 21時15分です。まもなく21時30分、ここでフィラデルフィア連銀景況指数などの発表、そしてドラギ総裁の記者会見開始です。経済指標が悪ければ、円高へ振れ、ドラギ総裁が出口戦略についてその時期はまだ未定、議論もしていないとなると、ユーロは売られて、円買いが再燃か。ここまでの動きで、ドル円は30分足まで戻り売りの環境になってきているようです。ウン? 38.2%押し付近まで来たか?

追伸 21時38分です。少し複雑な動きをしてきましたので、112.183円で決済しました。今日はここまでとしますかね。

少し早いけど、今日はここまで。本日も訪問いただきありがとうございました。勝ち逃げします。おやすみなさい。合掌

コメント
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