FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

第216回 FXとお大師様の言葉

2017-07-16 17:05:18 | 日記
7月16日日曜日です。広島は晴れ、現在室温32度。今朝早く、我が家の金木犀で大合唱していたセミも、鳴くのを止めたようです。すでに黄金山麓へと発ったのかもしれません。最近は、毎日毎日、新たなセミが土中から誕生して、サナギの殻が増えています。俳句の世界では、季語として「空蝉(からせみ)」というものがありますが、まさしく、これがセミの抜け殻ということになります。

本日のお大師様の言葉です。

自分を変える

縁を生かせば、人は変われる。

物に定まれる性(しょう)なし。人なんぞ常に悪ならん。  ( 『秘蔵宝鑰』 空海 )

小さな縁もプラスに生かして「自分」を変える。

 水は冷やせば氷になり、熱を加えれば蒸気となります。

 例えばエンピツも、もとからエンピツとして存在したわけではなく、木材でカーボンを固めた芯を挟むという条件が加わってできています。これを火にくべると、ぱちぱち燃えて炭になってしまいます。

 簡単に言ってしまえば、仏教でいう「色即是空」に「空」とはそういうことです。
 
 目に見え、手でさわれる物質にも固有の実体というのはなく、様々な条件(=縁)が重なってそこに存在しています。その条件は常に変化しているので、不変の存在というのはないのです。この「空」をふまえて空海は「物に決まった性質がないように、悪人はずっと悪人のままではない」と言い、人の体も感情もずっと同じ状態は保てない、「空」を前向きにとらえなさいと励ましています。

 人はきっと変われます。何をやってもうまくいかないダメな自分も、ずっとダメなわけじゃない。人との出会いや、かけられた一言、そんな日常の縁に感謝し、「今日はいいことがあった」と少しでもプラスに活かすことで必ず変われるのです。

  ( 出典 生き方が変わる! 空海 黄金の言葉 宮下 真 著  名取 芳彦 監修 ナガオカ文庫 抜粋)

現在も、別のモニターではMT4を表示させています。FX相場はひとたりとも同じところにとどまることはしません。このような環境ですから、一つの考えにこだわることの恐ろしさ、幼稚さ、無意味を考えてしまいます。

相場は一般大衆投資家の想定を超える動きが常にあり、一般大衆投資家は常にリスクを意識して相場参加をしていなければなりません。

良い相場とか悪い相場というものは存在しません。相場参加している投資家にとって都合の良い結果が出るとよい相場であり、逆になると、悪い相場だったということになりそうです。

相場に取り組む考えは、相場に合わせて変更していく必要があります。

そして、現在の相場は114.496円でトップを作り、下降トレンドに入っていると思われます。その行先は短期投機筋の希望では、政治的な不確実性もあって、110.5円付近かもしれません。

5月10日からの下げでは、25営業日をかけて、ボトム形成にきています。今度は、同程度の営業日数をかけて、ボトム形成に来る可能性もありそうです。8月15日がその日に該当するようになります。(祝日については、日米どちらかが営業日であれば営業日としてカウントしています。) 値幅から考えると、109.5円付近までの押しを作りそうですが、果たしてというところです。

現状での為替情報では、111.5円までの下値は出てきています。これが今後の相場の動向によって、さらに下へ下がっていくようであれば、残り1.0円ですからその可能性もありそうに思われます。ここで短期投機筋は夏相場の底を作り、今後は年末へ向けた上昇トレンドで稼ぎたいと画策してくるかもしれません。あるいは、この夏場の底値で買い仕入れを行い、そのまま短いけれども夏休みに入り、コンピューターの自動売買で、ポイント価格をマークしておき、異常な動きには逆張りで対処するようなプログラムを組むのかもしれません。

8月のスケジュールを思い出してみると、8月24日から26日にかけて、中央銀行総裁たちが出席し、イエレン議長やECB総裁が講演を行う予定の、ジャクソンホール会議があり、また、米国議会では、オバマケア修正案の採決へ向けた議会延長の終わりが8月18日頃といわれています。オバマケア修正法案が議会を通過するとなると、このころまでに決着がつくこととなり、今後の政策期待が高まってくることとなりますので、今度は財政出動による景気浮揚策が出てきますので、ドル高円安傾向が出てくると思われます。しかし、やはりこの案よりも、安値を付けた後は,ノーポジションで短期投機筋も夏休みに入り、10月頃に相場に戻ってきて、また買い仕込み時を作っていく動きになるというのが濃厚な気がします。この動きになれば、夏相場のレンジ相場はいつものように形成されるようになり、動きは小動きと想定されるようになります。

株価はどうでしょうか。金利が上昇してくると、株価が下げてくるのはこの世界では当たり前のことですが、景気上昇による金利上昇局面では、株価も上昇する傾向があります。この状態が本当に景気が良い状況といわれます。注意することは、株価が上がり、金利や債権価格も上昇してくるようになると、こののち相場は株価は売られてくるようになり、景気後退期に入ってくるようになります。これが相場の大巡回です。以前少しだけ触れていますが、失業率が最低状況となり、SP500が最高値をつけるようになってくると、相場は反落開始の兆しと受け止めるようになってきます。

明日月曜日は本邦は祝日ですので、相場の動きは小動きのような気もしますが、下値が112.257円までとしていますので、買い方が動いてきて短期利益を稼ぐ動きをしてくるかもしれません。しかし、この安値突きに来るのは東京タイムではよくあることです。本邦の機関投資家が不在の時、誰かが、売り仕掛けをしてきそうな雰囲気です。東京タイムでは上昇傾向を出してきても、欧州タイム以降になって、下押し圧力が増加してくるのかもしれません。現状のレベルでは、まだ買い方は安心して買い向かうのはまだ早いということになりそうです。

小生のロングポジは、安値を割り込んだところでストップをかけています。
NYタイム大引けへかけての動きから、東京タイム開始早々は、買い方が動いてくるかもしれません。長い目で見ればスイング用の買い仕込みレベルとは思われます。しかし112.0円割れはあると思われますので、デイトレでも、ロングを長く引っ張ることはできそうにありません。日足や週足でも下押しが始まってきているようですから、上昇するようになっても上値は重く、また112円割れを狙う下押しになってくると思われます。

夏相場のレンジ取引に入ったと考えて相場を見ていきます。


そうなってくると今度は、資産避難先として円やスイスフランが買われる動きとなって来るかもしれません。

これからECBやBOAなども利上げして来るようですから、FOMC、ECB、BOEや日銀が利上げでそろった場面になると、日銀が利上げを決めたころには、米国の経済は後退期に入っている可能性も強くなってきます。これも、これまでの経験則から出てきていることです。日銀が利上げを決めるのは来年でしょうから、まだ1年くらいの時間的なものはあるということになります。

このように相場を考えることは大切なことですが、今のこの夏の暑さをどうやり過ごしていくか、これも健康維持には大切なことです。

水シャワーを浴び、短パン一枚で、PCに向かい、取引をしている姿を想像してみてください。つくづく男性でよかったと思います。気温のように熱くならないように頭を冷やしながら取引していきたいと思います。

本日も訪問いただきありがとうございました。今週もよろしくお願いします。合掌



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする