ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

お久しぶりです!先ずはお婆ちゃんのことを…

2023年11月19日 | 日記

 あっと言う間の11月、それももう後半で2週間もしないうちに師走に突入ですね。義母が亡くなってから三七日が過ぎました。早いようで遅いようで…

 いろいろとご心配して下さった方々にも失礼してしまいました。今までブログを書く気力がなかったわけではないのですが、余りの忙しさというか…まあ、事情が事情なので許して貰えるかななんて…でもこのまま何も書かずにいくとズルズルといきそうで…これはいけんとちょっと一段落したところでご報告がてら今の思いを綴ってみようと思います。その間フォローの皆さま方への訪問もままならず失礼してしまいました。お許し下さいね。これからまた頑張りますので、ヨロシク!

 さて、考えてみれば嘘のようなホントの出来事でした。誰の頭の中にもこれっぽっちもお婆ちゃんが死ぬとは予想していなかったんですから。もちろん年は年ですし、お医者様が仰るように〝何時死んでもおかしくない〟という状態だったのかもしれません。しかし、頭はしっかりしているし、食欲はあるし、一緒に歌ったり手遊びしながらリハビリも上向きだったし、介護のお手伝いをして下さるみんなに〝お世話になります〟〝ありがとうございました〟〝明日もよろしくお願いします〟といつものように言って別れ、その夜のことでしたから。

 〝お婆ちゃん、いいお月様よ。きっと今夜は月下美人が開くわ〟と話していたら…その月下美人の花が開くと同時にこれ以上無い美しい月光の中へ旅立っていった義母…哀しいというより茫然自失?…いや、そんな言葉では到底表せないですね。これは味わった人にしか分からないことかも。とにかく思考が…この事態をなんとかしなくっちゃという方向へだけ働きましたから。一瞬のことといえばそうかもしれません。全く予測の付かないことでした。そこが医学に疎い素人だったからでしょうか。せめて昏睡状態に陥ってとか何らかの兆候があってのことならいざ知らず、私たちには全くの予想外だったのです。いずれ死を受入れなければならないのは分かっていたのですが、余りにも元気で、まだ心の準備が整ってなかったのです。だって在宅介護で良い方向へ向かっていましたから、もう少しこのまま一緒にいられる時間が残っているものとばかり思ってしまったのです。

 もちろん遅かれ早かれその時が来ることは分かっていましたが、それは頭の中だけのこと。ベッドに寝てはいても目の前で普通に話が出来て、何か食べればおいしいと、手足を擦ってあげれば気持いいと喜び、そういう体温が直に感じられるという現実には死はまだ遠くにしかなかったんですね。だからショック!…これが一番妥当な言葉かもしれません。そのショックが大きかった分だけ立ち直りが遅いのでしょう。そう考えれば、全く予期せぬ事故や犯罪や戦争などで理不尽にも突然の死を迎えられた人々の遺族の方々の気持はいかばかりかと少しは実感をもって察せられます。

 今でも主人は義母宅にいて後の整理などを、私は相変わらずの通い妻で食事の用意をしに行ったり来たりの毎日です。玄関を入ると真っ先に仏壇へ行き、〝お婆ちゃん、どう? 今日のご機嫌いかが…〟と言うと、〝はい、今日も元気で、ご機嫌はいいですよ!〟と、いつも言ってた声が聞こえてきそうです。

 どんな時でも前向きで明るさを失わなかったお婆ちゃん、痛いとか苦しいとか、嫌なことは一言も言わなかったお婆ちゃん、いつも希望を持って次のことを楽しみに待って生きていたお婆ちゃん…みんな、みんな見習わなくっちゃね!頑張りますから天国から見ていてよ、お婆ちゃん…合掌

 写真は葬儀の時のもの。家族葬でこぢんまりでしたが、お婆ちゃんのこよなく愛した子・孫・曾孫までが誰一人欠けることなくの見送りでしたので、きっと最大の笑顔で旅立ったことでしょう。それにお婆ちゃんが日頃から手作りしていた大切なものや以前四国の八十八個所を一緒に巡ったときの朱印帳、それに朱印を全部押した袈裟も掛けてあげました。一番下の写真にある二つのボールはリハビリ用に買ってあげたもの。お婆ちゃんはそれを寝るときも離さず握っていましたので、手に握らせて納棺しました。きっと頑張り屋のお婆ちゃんですからあの世でもリハビリをして…今頃は天国を歩いているかも…ねッ、お婆ちゃん。

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ミルク)
2023-11-24 22:08:21
ちわきさん、遅くなりました。
おばあちゃまの事は、びっくりしましたが
最期まで、おいしく食事をいただいて、
苦しい思いをしなくて幸せだったなぁと思いました。
母の最期は、気の毒でしたので、よけいにそう思いました。
あとのお片付けも、あまり根を詰めず、ゆっくり
取り掛かって下さいね。
何よりも、ちわきさんのご家族が、疲れを起こしませんようにと願っております。
Unknown (ちわき)
2023-11-26 00:36:29
ミルクさん、お久しぶりですね。
コメントありがとうございます。
何だか長いような短いような…お婆ちゃんが亡くなってからもうすぐ1ヶ月です。何かにつけて思い出しては淋しくなりますが、これも寿命だから仕方が無いかとも…
やはり最後に苦しむ姿が残ると辛いものがあるんでしょうね。
そう考えればお婆ちゃんは良かったんですね。
人の生死というものが余りにもあっけなくて…先程まで話したり手を握ったりしていた人がもう二度と声を聞くことも触れたりもできなくなるんですもの。お互いに体に気をつけて頑張りましょうね。

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