ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

尾道吟行(その2)

2018年10月30日 | 俳句

 今日は11時から着付け教室…どうも疲れからでしょうか、ちょっと喉が痛くて風邪かな?と。身体もダルイので、欠席しようかなと思ったのですが、やっぱり出かけました。欠席しても振り替えでやらなくてはいけなくなって、またそのやりくりが大変になりますからね。

 朝は13度でゾクッとしましたが、昼間は日が照って気持ちの良い気温でした。でも、足が痛いなあとみてみると、親指が黒くなっていました。土曜日は3時間余り、日曜日は午後2時過ぎに解散して、それから宇部組だけで2時間余り歩きましたもの。確か初日が9000歩以上、次の日も5000歩余りは歩いていますから。

 ああ、そうそう尾道の2日間は天候に恵まれて、寒くもなく暑くもなし。〝先生、またまた鼻が高くなりましたね~〟と、宇部から一緒に行った仲間たちが…。〝もちろんよ!私晴れ女だもんね。〟と。

 やはり尾道は坂の町です。でも、戦禍を免れ古寺の多い町なので〝古寺めぐり〟も盛ん。猫も多いし、〝猫の細道〟もあります。また、映画の町でもあって、小津安二郎監督の不朽の名作「東京物語」や大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作の舞台となったところです。行きませんでしたが、そんな尾道ゆかりの映画資料の展示などを見れる「おのみち映画資料館」もありますよ。

 尾道に到着して真っ先にしたことは、集合前に「尾道ラーメン」を食べたこと。背脂が浮いて…でもさっぱりしていました。駅の横にあり、タクシー運転手さんのオススメで~す。

 尾道商店街で見た景色。①映画館 ②銭湯(今はレストラン)③うず潮小路(尾道には小路がたくさん…山口では〝こうじ〟と言いますが、尾道では〝しょうじ〟と読むとか)④タイルにも魚の絵が…尾道らしい! ⑤井戸神と井戸ポンプ(これも小路の至る所にありました)⑥ここは刀鍛冶発祥の地 ⑦足形のレリーフ(これも至る所にありました)⑧でべらの看板(これも山口では〝でびら〟といいます)⑨でべらを干しているところ(〝でべら〟も〝でびら〟も辞書にはありません。方言なんでしょうね。小さいカレイを干したものです。叩いて焼いて食べる、酒のつまみにいいです)

  

 まだ写真がありますので、続きはまた次に…ではオヤスミナサイ! 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝あしかび会〟尾道吟行(その1)

2018年10月29日 | 俳句

 今日は朝から必死でした。なぜって?

 実は27日~28日にかけて、恒例の「あしかび会」の吟行が実施され尾道へ出かけていました。そのためにブログを三日間もお休みしました。訪ねて下さった方にはゴメンナサイ!

 そのつけが来て、今日が締切の原稿に追われていたのです。やっと一段落してブログ書いています。

 去年から引き受けた〝あしかび会〟の吟行会、去年は初めてで要領を得ませんでしたが、二年目ですので、まあまあだったかな。みなさん満足されて帰られましたから。

 参加者は、主宰と男性2名、女性16名の計19名。

 尾道駅12時集合、先ずガイドさんの案内で林芙美子像と13歳から上京する19歳までいたという尾道での居宅見学。そこは「芙美子記念館」として林芙美子の資料が展示されていて、奥には〝林芙美子の部屋〟が残されていました。2階の6畳もないような天井の低い部屋で、階段が急なので降りるときがコワイ!芙美子は小柄な人で身長が150センチもなかったということでした。大柄な人かと思っていたので、ちょっと意外。

 

 

 芙美子像は、柳行李の旅鞄と日傘を横にしゃがみ込み、遠くの海へ思いを馳せるように見つめていました。その像の銘板には恩師・故小林正雄氏の〝林芙美子さんのこと〟という文(以下)が誌されています。

 〝女流作家 林芙美子は、大正5年5月、尾道に両親とともに降り立った。爾来、小学校(現土堂小学校)、県立高女(現尾道東高等学校)を卒業するなど、夢多き青春時代をこの地ですごした。上京後、幾多の辛酸をなめ、詩情豊かな作風をつらぬき、「放浪記」や「うず潮」「晩菊」「浮雲」など、芸術的香り高い名作を数多く残し、齢48歳を一期に他界した。 けだし芙美子にとって尾道は、少女期の感じ易き魂に文学の目を開かしめた唯一の揺籃の地であり、かつまたわすれがたい故郷の街でもあった。〟

 その後、レトロな商店街を通り抜けて千光寺山ロープウエイで山頂へ。その展望台からは尾道市内としまなみ海道の島々はもちろん、更にはるか遠くの石鎚山も望むことができます。

 次は俳句や短歌などを石碑に刻んだ散策路の〝文学のこみち〟を下って、千光寺の境内へ。参拝と記念撮影を済まして、今度は〝おのみち文学の館〟の見学です。もう遅いので、これはまた次にしましょう。オヤスミナサイ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳画〝松茸〟

2018年10月25日 | 俳句

 先ほど外出から帰ってきましたら、今日はとても綺麗な満月でしたよ。ほら、見て下さい!

 このところ晴れのマークが続いていますので、昼間は気持ち良く過ごせるのですが、夜になると寒くて…最低気温は10度ですって!やっぱり…

 午後からは俳画教室。今日の画題は〝松茸〟でした。墨と代赭(茶色)の2色だけですので、簡単なように見えて結構難しい。ウ~ン、これはヘタすると〝椎茸〟?と言われかねませんね。どうですか?

 賛は〈秋山の上の遠山移るなり〉の中村草田男の句でした。ああ、先週の〝赤蜻蛉〟の絵も、もちろんまた描き替えましたよ。

 夜は馬醉木の新樹賞に応募した5人と集まって慰労会をしました。メールでのやりとりでしたので、顔を知らない人もいましたから、お互いに作品を交換し合って批評会をしました。最終的に20句に絞って、題を付けた作品にはやはりそれぞれの個性が出ていましたね。

 1句1句をみるとそれなりにどれも纏まっているし、魅力的な作品も多いのですが、それが20句に纏まると、その全体を通しての作品のテーマがやっぱり一番大事になります。もしそれが弱いとどうしても物足らないものになる…というより心に強く響いてきませんので勿体ないですね。だから今度はしっかりしたテーマを持ってガンバロウと言うことで閉会となりました。

 皆さん本当にご苦労様でした。きっとよい勉強になったでしょうから、来年が楽しみ!

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝葡萄〟の挨拶句

2018年10月24日 | 俳句

 今日は朝からいいお天気でした。昼からの健康体操では汗をかくほどではありませんが、運動しているとやはり暑くなってきて窓からの風が気持ちい~いという感じ。

 昨日は朝起きると外が濡れていましたので、夜に雨が降ったようでした。でももう止んでいましたから晴れるかなと思って午後の俳句教室へ。でも、時々パラパラと…。会場に着く頃はザアザアと…でした。

 兼題は「葡萄」で、秋の季語です。実はこの兼題は、先月葡萄を作っているという教室の仲間からみんな一房ずつ頂いて、そのお礼の句を詠もうということになって決まったんです。

 その時の葡萄の写真。粒が大きくて美味しそうでしょ…巨峰です。

  葡萄うるはしまだ一粒も損はず    高浜虚子

 虚子の句はまだ一粒も食べられていないので〝うるはし〟なんですが、写真の葡萄は私がつい抓んで味見を…その後気がついて撮ったから〝うるわし〟くないんです。ゴメンナサイ!

 ところで、俳句には挨拶句という領域がありますから、皆さんしっかり感謝の気持ちを詠み込みましょうということでしたが、…見るとやはり「丹精」という語を使った句が3句もありましたね。でも、褒め言葉をそのまま使ってしまうというのはどうでしょうか。

 例えば弔句や祝句なども挨拶句ですが、「悲しい」とか「おめでとう」とか、そのままズバリと言うのはやはり俳句としてはイマイチでしょうね。何気なく、それとなく…哀悼の意や祝賀の気持ちが込もった表現ができるととても上品だと思います。要するに「言わずに語る」ということかな。

 ひとしきり降っていた雨が、終わって帰る5時頃には明るくなって、青空が見えて雲にも日が差していました。ああ、明日は天気になるのかなと思いながら帰ると、傘を忘れてきたことに気がつきました。もちろん取りに帰りましたが…

 その通りお天気になりましたが、でも今夜から明日の朝にかけて冷え込むらしいと。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兼題は〝柿紅葉〟

2018年10月22日 | 俳句

 今日も午後から曇…今一つ快晴とはいきませんが、まあまあ寒くもないし、これぐらいならよしとしないと。夕方句会から戻るときは雲が一面空を覆って、これじゃ今夜は月が見れないかなと…

 昨日が十三夜なら今日は十四夜ということになります。そうすると明日が十五夜ですよね。でも満月ではなくて、月齢からいうと明日が十三夜の月ということになります。ナントもややこしい!

 今日の兼題は「柿紅葉」、晩秋の季語です。しかし、我家もですが、この辺りはまだ全く紅葉していません。それでイメージで作るからでしょうか、やっぱりありきたりの句になっていましたね。

  窯変に似たる彩あり柿紅葉   右城墓石

 この季語は結構難しいです。他の紅葉と違って一色になることはなく、あの微妙な色合いと葉の重量感が持ち味…それを生かして詠むというのは…ウ~ン、やっぱり難しい!墓石の句も季語を生かしたというより、紅葉した柿の葉を陶器などの焼き上がったとき出来る釉薬や素地の変色に見立てているもの。言われて見れば確かに…という感じはしますがね。

 句会でも、〈一枚を栞にせむと柿紅葉〉〈好きな詩の頁にはさむ柿紅葉〉〈書にはさみ仮の栞の柿紅葉〉といった具合に、発想が全く同じ句が出ました。これとても「柿紅葉」でなくても、「楓紅葉」でも「銀杏黄葉」でもいい…。

 こういう調子でしたので、今回は〝特選なし〟と言うと、みな笑っていました。いつもは特選1句に並選5句なんですが。その中でちょっと食指の動いた1句がこれ、〈村の黙ひらり舞ひたる柿紅葉

 作者が言うには、余りにも村が過疎になって全く人気が感じられない閑けさの中に、柿紅葉がひらりと舞い落ちた景ですと。確かにこの会場は、市街から離れた農村地帯ですので、そうかも知れません。静かでいいというより、人口が減少して年寄りばかりの村の先行きを不安に思う気持ちが強いと。モチーフはとてもいいと思いました。しかし、中七の〈ひらり舞ひたる〉が気になります。特に〈舞ひ〉という語が軽すぎるのです。そこで、〈村の黙破りてひらり柿紅葉〉としました。これでもまだ〈ひらり〉が軽いから、〈はらり〉の方がいいでしょう。こういう時のオノマトペはよくよく吟味することが大事。〈ぱらり〉〈ぽろり〉〈ばらり〉〈ぼろり〉など…わずかな違いですが、それぞれ持ち味が違います。句に当てはめて読んでみると分かると思いますが、こういう細かなところまで気を配って作句したいものですね。

 写真は〝ゴンズイの実〟。歳時記には〝ごんずい〟という春の魚では載っていましたが、これはありませんでした。実が朱いので山野でよく見掛けたのですが、今回調べて初めて名前を知りました。「権萃」と書き、ミツバウツギ科の落葉小高木。5月頃淡黄緑色の小さい花をつけ、蒴果は紅熟すると裂けて、黒紫色の種子を露出。その紅色との対比が美しいとありましたが、その通りですね。

  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

片見月

2018年10月21日 | 俳句

 今日も秋晴の気持ちの良いお天気でした。最高気温23度…でも最低気温は9度ですから、夜は寒い。本当に炬燵が欲しくなりました。

 今日21日は「十三夜」です。でも満月は25日なんですよ。なんかヘンでしょ。

 十三夜とは、陰暦九月十三日の夜、またはその夜の月のこと。しかし、常に月の満ち欠け(月の運行)と一致するとは限りません。今年も中秋の名月と満月とは一日ずれていましたものね。

  みちのくの如く寒しや十三夜    山口青邨

  麻薬うてば十三夜月遁走す     石田波郷

 昔から十五夜か十三夜かのどちらか片方だけの月を見ることは、「片見月」と言われて縁起が悪いとされていました。でも、今日の十三夜はキレイに見えますが、9月24日の十五夜は雨で全く見えませんでした。こういう時は何というのかしら?やっぱり縁起が悪いんでしょうか。それは困りますよね~。

 今日は11時から着付け教室中級の初日で出かけました。しかし、2,3週間も空くと、もう帯の結び方などは忘れています。困ったものです。やはり何事でも毎日繰り返さないと身に付かないものですね。またこれで更に忙しくなりました。ただ、この教室は出席出来ないときは振り替え授業をしてくれますので助かります。だって休んで1週間空いてしまうとまた忘れますから。

 今日は生徒が5人もいましたので、先生もグルグル見回って大忙し…でも、みんな若い人ばかりで、年寄りは私だけでした。若いっていいですね、当り前ですけど。何を着てもキレイ!

 昼過ぎ終わって車に乗ると、とても熱く感じたんですが、それでも車内温度は25度と。あの夏の日の40度っていうのがもうウソみたい!

 明日明後日もまた俳句教室です。1ヶ月の経つのが早過ぎますよ。

 写真は、今日の十三夜です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝人生フルーツ〟とは?

2018年10月20日 | 俳句

 今日は久し振りに一日中よい天気で、秋晴でした。でも、朝夕はちょっと冷え込み、一枚余分にセーターでも羽織らないと…という感じ。見ると宇部の最低気温はやっぱり10度とありましたからね。

 午後からは句会でした。ここは兼題はありませんから当季雑詠の5句投句です。今日はしめて、16人投句の80句。しかし、欠席者が多くて私を含めて出席者は8人でした。

 今回の問題点はやはり季語の付きすぎということ。更に句材のワンパターン化と取り合せの陳腐さということかな。ついでに言うなら切れの甘さ。俳句はたった17文字なのに一つの奥深い世界を描き出すことも可能な力を持っています。その力を発揮させるのが省略と切字なのです。そして、そこが俳句の魅力なのですが、それを曖昧に…または、切れがなく散文的に述べたような俳句はどうもいただけませんね。俳句らしくしっかりと一本立ちした切れのある句を詠みたいものです。

 ところで、昨日、映画「人生フルーツ」を主人と観に行きました。午前、午後、夜の3回の上映でしたが、私は午後から俳句教室でしたので、19時からの夜の部へ。

 先日亡くなられた樹木希林さんのナレーションで、第91回キネマ旬報ベスト・テンの文化映画第1位。第32回高崎映画祭ホリゾント賞、平成29年度文化庁映画賞文化記録映画優秀賞のドキュメンタリー映画です。

 「風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ。」というこの映画のテーマが、樹木希林さんのナレーションで最初から最後まで流れます。更にもう一つのメッセージ、それは、むかし、ある建築家が言いました。「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」という、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉です。

  かつて日本住宅公団のエースとして、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わっていた津端修一さん。1960年代、風の通り道になる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画しました。しかし、経済優先の時代がそれを許さず、理想とはほど遠い無機質な大規模団地が完成、それが愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンです。そこで、修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、そのニュータウンの一隅を買って、家を建て、雑木林を育て始めました。それから50年、ふたりはコツコツ、ていねいに、時をためていきました。英子さんは今では70種の野菜と50種の果実を育て、美味しいご馳走を。そうやって長年連れ添った二人の暮らしは細やかな気遣いと工夫に満ちていました。修一さんが亡くなる三ヶ月前に新たな仕事の依頼が舞い込みます。

 雑木林を生かした精神科(?)のクリニックを建てたいので力を貸して下さいという佐賀県唐津からの依頼でした。それを喜んで無償で引き受けた修一さん、そういう幸せな仕事を最後に与えて貰って…と感謝の気持ちのままその着工を見ないで息を引き取られました。

ふたりのこと

修一さん

1925年1月3日生まれ。東京大学を卒業後、建築設計事務所を経て、日本住宅公団へ。数々の都市計画を手がける。広島大学教授などを歴任し、自由時間評論家として活動。

修一さん

1928年1月18日生まれ。愛知県半田市の老舗の造り酒屋で育つ。27歳で修一さんと結婚し、娘2人を育てる。畑、料理、編み物、機織りなど、手間ひまかけた手仕事が大好き。

 「人生はだんだん美しくなる」という、田端修一さん90歳、英子さん87歳、風と雑木林と建築家夫婦の物語。ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまります。そんな映画を久し振りに観ましたが、こういう時間も人生には貴重なものですね。ホント!(写真はお借りしました) 

 

  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また、また、大失敗!

2018年10月19日 | 俳句

 カープ勝ちました!ヤッター正真正銘のリーグ優勝です。今日巨人に5-1で勝って、これで4勝0敗。2年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めました。もしこの日本シリーズに勝てば34年ぶりの日本一…イヤ、イヤ、あまり先走るとダメになりそうなのでやめます。とにかくオメデトウ!

 ところで、今日は午後から俳句教室、またまた大失敗をしてしまいました。13持30分、定刻に会場に着いてみると何か始まっています。一瞬間違ったのかしらと思うぐらいシーンとして…何だか講義のようなものが始まっている様子。見るとどうも会館の人が今度ある文化祭の説明などをしているところでした。

 待つこと30分、やっと終わって開始が遅くなったので、急いで始めたのはよかったのです。が、肝心のプリントがありません。エエッ、また忘れてきたんだわ…どうしよう、そうだ主人が昼に戻ってきて家にいるはず…と電話して持ってきて貰うことに。ところがナントしたこと、どこにもないという。ウソッ、そんなはずは…ナイ、ナイ、ナイ…確かに朝仕上げて印刷したはず…???

 とにかくこちらに添削の原稿は持ってきていましたので、それをやっているから、もう一度印刷してコピーし、それを持って来て貰うようにと頼みました。それでどうにか後半に間に合いましたが、本当にご迷惑かけてすみまっせ~ん!まるで狐につままれたよう。

 今日の兼題は〝秋晴〟。秋の空が青く澄み、高々と晴れわたっていることを言い、「秋日和」と同じです。しかし、語感からすると「秋晴」の方がいっそう湿度の低い爽やかな感触がしますし、「秋日和」の方は風のない穏やかな一日が思われます。

  秋晴や瞼をかるく合はせても     鷲谷七菜子

  順礼が馬にのりけり秋日和      小林一茶

 今回の高点句は〈秋晴や庭師の鋏弾む音〉と〈秋晴や太極拳の指の先〉でした。どちらもよく出来ている句で、初心者なら申し分はないのですが、やはりここからがスタートかも知れませんね。ちょっと難しいことでしょうが、もし本格的に俳句を勉強したいのならです。

 ある程度俳句をしている人なら分かるでしょうが、要するに季語が付きすぎと言うこと。もしくはよくある取り合せと言うことです。俳句はやればやるほど難しくなって、だんだん面白くなくなったという人がいますが、それは勘違いというもの。一体何を俳句に求めているかという問題でしょう。ただ句会で点が入ることを目的としているなら、人に迎合したような…人の心をくすぐるような、そんなうまい句を詠めばいいのです。ベテランになれば当然そのポイントが分かるようになりますから、そのような句を詠もうと思えば容易いことでしょう。が、それでは自分が満足できない。俳句というものは、自己表現の文芸の一つ。だとすればどこまで自己の内面を表現できるか、そして、それが一人よがりではなく、いかに多くの共感が得られるかということになるのではないでしょうか。さあ、皆さんは何が目的ですか。そう、〝たかが俳句〟〝されど俳句〟なんです。

 今日の写真は、「藤袴」で秋の季語。秋の七草の一つですが、最近は秋になると南西諸島や台湾まで南下するという渡りの蝶、〝アサギマダラ〟が来ることで有名。この日もアサギマダラが来ていましたが、写真を撮ろうと近づくと逃げてしまいました。ザンネン!

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カープ、日本シリーズへ王手!

2018年10月18日 | 俳句

 昨日からCSファイナルステージが始まって我家は大変です。とにかく今年は何が何でも去年の二の舞だけはしてほしくありませんものね。昨日の試合は大瀬良の好投で6-1の快勝でした。ところが、今日はなかなか点が取れず、0-1でこのまま負けるのかしらと思っていると、8回代打新井の二塁打で同点に、その後菊池のホームランで4-1と逆転しました。バンザーイ!

 でも、カープはこれからなんです。王手をかけてこれで楽勝…とはいきませんから。だって、去年3連勝で王手をかけたDeNAに4連敗というまことに恥ずかし~い実績があるんですから。油断大敵なんですよ。まあ、選手も好きで負けたんじゃあないでしょうが…。とにかく今年こそは頑張ってほしいものです。

 ちょうどこんな時に俳句仲間から手紙が届き、それに〝カープ気ちがい お笑い下さい〟とあり、いろいろとカープについて書いたものを送ってくれました。その中に次のような句が…

  秋夕焼ひろがり広島カープ捷つ(かつ)    春郎

 「馬醉木」平成25年12月号に掲載の前主宰・水原春郎先生の句とか、知りませんでした。秋櫻子先生にもナイターの句がいろいろありますし、ああ~だから德田千鶴子主宰も大のカープフアンなんですね。嬉しいことです。でも秋櫻子先生はどこのフアンだったかは知りませんけれど。

 今日は気温も平年並で、まあまあ気持ちの良い天気…と思ったのはお昼までで、やはり午後になるとまた曇ってきました。スッキリしない天気です。明日はまた教室がありますので、今日はこれで…オヤスミナサイ。

 写真は、先日の常盤公園の萩の花。初秋の季語なのに、まるで今が盛りのように至る所にキレイに咲いていました。何だか季節感がおかしくなりそう!またまたボケていますね。ゴメンナサイ!

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝さくらねこ〟知ってます?

2018年10月17日 | 俳句

 今日も午前中は段々晴れて日射しも明るく…ああ、やっといい天気にと思っているとまた、午後から曇天でした。最高気温は22度、夜は13度ですからまあまあかな。これからもこんな日和が続くのかしら。

 そうそう、今日は胃カメラの検査です。だから、昨夜9時以降の飲食はダメ、朝も水をコップ1杯だけ。指定の10時30分に病院へ。日頃よく食べているので、お腹がもつかと思ったけれど、あまり空かない。やはり久し振りの胃カメラで緊張しているのかしら。

 11時過ぎに検査が始りましたが、胃カメラを呑み込むときはやはり痛い。おまけに私は咳き込んでしまい…喉に胃カメラを入れて咳くのは苦しいですよ。先生も治まるのを待って下さいましたが、なかなか治まらずそのままカメラを奥へと。涙が出てしまいました。

 無事終わって、先生がやはり咳と痰が多いですねと。だってそのために診て貰っているんですものね。その原因が分かれば治療の方法もあるでしょうから。検査後診察を待つまでベッドで休んで下さい、軽い麻酔をしているのでフラフラするかもしれませんからと、看護師さん。休んでいるうちにうつらうつらと、呼ばれて診察室に行くともう12時を過ぎていました。

 診断は「食道裂孔ヘルニア 逆流性食道炎」と「表層性胃炎」ということで、1ヶ月ほど薬を飲んで改善されるかどうか様子を見てみましょうと。これでまた薬が増えて、イヤになります。どうも自分で病気を増やしているような…、いけませんね~。

 家に戻り、まだフラフラするし、頭まで痛くなりましたので、しばらくベッドで寝て、午後からの体操は欠席しました。

 ところで、先日の常盤公園で猫に何匹も合いました。餌をあげる人もいて、ちょうどその場に出くわし、ナント丸々と太った猫でした。アッ、それは写真撮りませんでしたが、行儀の良い可愛いキジ猫、カメラを向けると逃げられた黒猫、兄弟かしら?2匹のキレイな猫など。(以下の写真) 公園の夕方は犬の散歩にジョギングの人など、たくさんの人たちと出会います。〝こんにちは〟と声掛けて…宇部市民の憩いの場です。こんな良い所が町の真ん中にあるのですから、宇部はいいところですよ。 

 

 

 その猫にちなんだ話。皆さん〝さくらねこ〟って知ってますか?他所でもそう呼ぶのか分かりませんが、私は先日の地元新聞で初めて知りました。新聞の写真(下の写真)に耳がカットされた真っ白な猫が載っていました。野良猫対策として最も有効な不妊・去勢の手術が行われたという印なんですって。それもカットの左右で性別が分かると。しかし、手術料が高いので、その協力を呼びかけていました。現状はボランティア団体の自己負担に頼ったものらしいです。だから飼い主のいない猫たちをただ〝かわいい〟と無責任に可愛がるだけではいけませんね。皆さんどうぞご協力を!我家のテンももちろん〝さくらねこ〟ですよ…。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兼題は〝虫〟と〝林檎〟

2018年10月16日 | 俳句

 今日は最高気温21度、朝から日が差して午前中は洗濯日和と思いきや、午後から段々陰ってきて雲行きが妖しくなりました。ああ、またお天気が崩れるのかしら?すると、ニュースの天気予報でも先週から今週にかけて晴れマークの日が無いと…もちろん東京辺りの天気でしたが。秋の代表的な季語である「天高し」の使える日が何日あったでしょうか?夜もまたぐっと冷え込んで最低気温12度と。本当に炬燵が欲しい。でも、ガマン、ガマン!

 先日の句会の兼題は午後の部が「虫」、夜の部が「林檎」でした。どちらも秋の季語。

  虫なくや我と湯を呑む影法師      前田普羅

  林檎へ手触れさせてもらふ菩薩晴    村越化石

 二句とも私の好きな句です。普羅のは、孤独な感じだけどそれがイヤじゃあない…むしろそれを楽しんでいるような感じがして、虫たちも優しいですね。〈湯を呑む〉と言うのはお茶でしょうか。それとも「湯薬」という意味もありますから、それだとすると、病気の時の句?後句は、目の見えなくなった化石が林檎に触れてその手ざわりに…と言うよりその甘い香りに目を細めているような気がします。〈菩薩晴〉という語が全てを代弁していますね。

 「虫」の句の最高点は、〈留守電に虫の音も入れ里だより〉でした。この句には二つの見方が出て、作者が虫の音の入った留守電を聞いたのか、それとも作者が虫の音を留守電に入れたのかということ。作者の弁は、子の留守電への伝言に虫の音も入れたのだと。そうですね。初めはそうかなとも思えるのですが、下五の〈里だより〉で疑問になるのです。里とは〝ふるさと〟。作者の故郷と考えてもいいし、子から見ての故郷でもいいわけですから、そこが今一つ曖昧なので迷ってしまうんですね。それで、作者の里からとすれば、〈留守電に虫の音も入り里だより〉と。子への場合は〈留守電の子へ虫の音も入れにけり〉として、〈里だより〉を削っても分かるのではと思います。

 「林檎」の句では、〈腹の虫納まりきらず林檎剝く〉でした。これも、なぜ林檎を剝くのか、他の果物では?とか、〈剝く〉でなく「喰ふ」の方がいいのでは…または、お腹がすいているから?などとも出ました。作者は「腹立たしくて我慢ができない」という意味で詠んだんだと。それもナントしたこと!これはわが旦那様の句で、私が腹を立てている様子を詠んだんですって。それだったら〈腹の虫おさめて林檎剝きにけり〉ですよ~。

 写真は、常盤公園に行ったときのコスモス畑。今年はよく咲いていましたね。と言うことは、あれだけ続いてやって来た台風の風が大したこと無かったと言うことになるでしょうか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羊が〝除草〟エコと省エネに一役

2018年10月14日 | 俳句

 夕べからさらに冷え込みが激しくなり、最低気温11度…う~ん、炬燵が欲しい!昼間はまあまあの天気で暖かい???まだまだこんな言葉を使う時期ではないのにね~。でも、今日の最高気温は19度でしたよ。もうホントに冬服でないと寒くて…、一体秋らしい服装は何回したかしら。

 土曜日は、昼と夜のダブルの句会でしたので、疲れました。それに眠くって、眠くって…早くに寝てしまいました。

 でも今日は何も予定がなかったので、常盤公園に除草のため連れてきているという羊を見に、午後から友人らと出掛けました。

 日が照ると少し汗ばむくらいでウォーキングにはちょうどいいし、久し振りでしたので気持ちが良かったですよ。

 羊が4匹いましたが、もうすっかり草を食べ尽くして囲いの中はキレイになっていました。そこで観に来た私たちのために、羊の世話をしている方が樫の木の葉を食べさせるようにと枝を折ってきてくれました。

 まあ、何でも食べるんですね…いや、枝や枯葉は食べませんでしたよ。それに、虫食いの葉も嫌がっていました。オモシロ~い!

 羊は〝食欲旺盛〟で、きりが無いほど食べますね。だからコロコロとよく太って…。でも一匹だけ痩せているのがいたので、どうして?と聞くと、病気をしたからなんですって。顔も他のとは違って少しやつれているような。

  訊くと、この痩せたのが(上の写真の一番奥にいる羊)一番年上で7歳ぐらい、他の元気の良いのが2歳、後の2匹は今年の2月に生まれたばかり…エエッ、じゃあ赤ちゃん?と言うと、おじさんに言われてしまいましたよ。〝赤ちゃん〟は羊たちも嫌がるよと。全部雌ですって。よく見るとなかなかの美人でしょ!

 そこで、羊の寿命を訊くと、13歳ですって。じゃあ猫より短いのね!猫でも半年で成猫になるんですものね。

 これらの羊には、それぞれ名前が付いていて、ヨモギ、サクラ、モモ…もう一つは…忘れました。ところで、おじさんから羊は季語?と訊かれました。この前は山羊だったそうですが、どちらも季語ではありません。ただ、「羊の毛刈る」で、春になっています。でも、ここでは6月にするそうですがね。

   毛を刈る間羊に言葉かけとほす   橋本多佳子

 その後、湖水ホールへ行くと、題28回UBEビエンナーレ応募作品展が開催されていて、来年実物大に製作される入選作品が決定していました。楽しみです。ところで、宇部市の施設にはどこに行っても、あの〝本庶〟さんの掲示が入口に貼ってありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳画・赤とんぼ

2018年10月11日 | 俳句

 今日も朝少しウッドデッキが濡れていましたから、夜にでも降ったのでしょうか。みると時々降ったり止んだりして…そうです、あの和歌や俳句などでよく使う〝降りみ降らずみ〟ですね。

 和歌では有名な「神無月ふりみふらずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける」(よみ人知らず「後撰集」)がありますが、これは時雨の本意をよくつかんだ名歌です。俳句では〈半夏生降りみ降らずみ降らずけり〉という 清崎敏郎の句がありました。

 でも、今日のなんと寒いこと。日替わりメニューのように毎日天候の様子が違います。更に夜になるともうガマンが出来ず、厚手のカーディガンを引っ張り出して着てしまいました。新聞を見るとやっぱり最低気温が何と13度でしたから、これではもう〝秋時雨〟と言っていいかも。

 午後は第2木曜ですので、俳画教室です。画題は〝赤とんぼ〟。

 赤とんぼというとすぐに三木露風作詞、山田耕筰作曲の、あの日本の代表的な童謡を思い出します。だからその歌詞そのままの世界を描いたつもりなんですが…。うまく描けたとは思えません。でもどうぞ見て下さい。賛は〈みちのくの三日の旅や空は秋  積穂 〉…と書いて、アッと気がつきました。分かります? 次の時もう一度描き直しますので、ゴメンナサ~イ!

 ところで、この歌詞は三木露風が1921年(大正10年)に、故郷である兵庫県揖保郡龍野町(現在のたつの市)で過ごした子供の頃の郷愁から作ったといわれ、同年8月に『樫の木』に最初に発表したもの。その後、12月に童謡集『真珠島』で一部修正され、この詩に、1927年(昭和2年)、山田耕筰が曲をつけています。たつの市の童謡の小径に記念碑があります…と書いたところで、昔この「童謡の小径」を歩いたことを思い出しました。まだ俳句を始めたばかりの頃で、初めての泊まりがけの吟行会でした。懐かしい!

 〝夕焼、小焼けの、赤とんぼ、負われて見たのは、いつの日か。〟の歌詞とメロディーがすぐに出て来ます。本当にいつまでも変らない懐かしい日本の風景ですよね。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呵々大笑の〝テン〟

2018年10月10日 | 俳句

 今日は午前中から午後にかけてひどくはならないのですが、パラパラと…いわゆる〝秋時雨〟でしょうか。いや、いや、ここで使うのはいけませんね。だって、〝時雨〟は初冬の季語、もし秋時雨を使うとすればやはり晩秋の頃でしょうから。今はまだ…このところまた〝夏日〟が戻ってきたりして、何とも定まらない気候です。温度も27,28度になったり、かと思うと急に20度を下ったりと、毎日ヘンなんですから。だから、きょうの雨はやはり〝秋の小雨〟ぐらいでしょうか。

   秋しぐれ塀をぬらしてやみにけり    久保田万太郎

   降らずみの秋しぐれ呼ぶ井戸茶碗    中村苑子

   水にまだあをぞらのこるしぐれかな   久保田万太郎

   時雨るるや空の青さをとぶ鴉      原 石鼎

 これら〝秋時雨〟と〝時雨〟の例句を比べてみると分かるように、色彩的には秋時雨の方がモノトーンの感じ、時雨の方はもの寂しさよりも明るさの方が強く感じられるでしょう。

 ところで、以前から気になっていた咳や痰の症状…いつも通院している先生から紹介されていた病院が昨日の句会会場傍にありますので、帰りに寄ってみました。夕方の4時30分ごろに行ったんですよ。もうビックリです。3時間近くも待たされて…途中でついウトウトとしてしまい、ハッと時計を見るとまだ6時過ぎという感じで…終わったのが8時頃でした。看護師さんに〝長く待たせてスミマセンでしたね〟と言われて、〝いつもこんな時間までされるんですか?〟というと、この頃はいつもそうですと。先生も大変ですが看護師さんたちも大変!結局レントゲンとCT検査で、ハッキリしたことが分かりませんでした。以前医大の入院中に痰の検査をして貰い、抗酸菌(?)が検出されたと言われていましたので、それがひどくなったのかと心配していたんですが…。

 でも、検査の結果意外なことを言われてしまいました。肺の方は余り心配はいらないが、食道に拡張が見られると。エエッ!今までいろんな病気をしたけど、食道のことは全く思いもしませんでした。義母がアカラシアになって、そのことはいろいろ調べたりして知っていましたが…。それで今度は胃腸科と耳鼻咽喉科に行って検査をしてもらうようにと言われて帰りました。トホホ…

 それで、今日は午後から健康体操に行って、それが終わると胃腸科の病院へ。結果は来週胃カメラの検査をして食道を調べてみましょうと。それで異常がなかったら次は耳鼻咽喉科です。その時尿の検査もあり、血尿が出ていますよと…もう、本当にイヤになりますね。

 でも仕方ないかなあ、自分の体ですもの。大事にしなくっちゃ~ね~。ウン、ウン。

 写真は、昨日の段ボール箱が気に入ったテン。そこから私を見て〝いい気味〟と、呵々大笑しているようでしょ!クヤシイ!ホントは欠伸した時に撮ったんですけどね。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兼題は〝案山子〟

2018年10月09日 | 俳句

 今日は久し振りの句会で、兼題は〝案山子〟。秋の季語です。

 角川俳句大歳時記に、先日の俳協県支部俳句大会で講師を務められました太田土男先生の解説がありました。「案山子は農神でもあった。竹や藁を材料に人の形を作り、蓑笠を着せ弓矢を持たせて田畑の中に立てて鳥獣を威し、その害を防いだ。一本足とへのへのもへじに麦藁帽子という出で立ちはユーモラスでもある。最近ではいろいろなキャラクターが案山子として登場し、時に案山子コンクールが行われる。穫入れが終わると捨案山子が畦に寝かされたりしている。鳥獣の毛や肉を焼いてその悪臭を嗅がして追い払ったことに語原があることからカガシと濁るのが正しいとされる。」と、さすが草地生態学を専攻されて牛の句を詠み尽くされた太田先生らしい懇切丁寧な解説です。見ると例句に次のような虚子の句が出ていました。

   御室田に法師姿の案山子かな    高浜虚子

 〈御室田〉とは?〈御室〉は仁和寺のことですから、その寺の田圃のことでしょうか。(※ネットで御室田を調べると、白鳥の渡来地で〝御室田遊水地〟がでてきて、これかもと思ったのですが、どうも違っているようで…。長野県安曇野市役所が、〝御宝田遊水池〟と載せていましたので、それの間違いでしょう。)ところが、今日の句会にも〈豊後路や僧の案山子に一礼し〉が出て、これが最高点でした。豊後路は大分県の道、以前に旅行したとき見掛けて、これを詠むのに2年も掛かったと〈笑〉…作者。そりゃ粘った甲斐がありましたねと言うと、やっぱり嬉しそう!リズムもいいし、固有名詞もまあまあ効いているかな…きれいによく纏まった句ですから、一人を除いて全員が採っていましたね。結構、結構!

 と、そこで一言…〝他には案山子なかったの?〟〝僧の案山子だったから一礼をしたの?〟〝僧の格好でなかったらどうした?〟と次々訊いていくと、作者は〝他のだったらしなかったけど、僧の格好をしていたからしました〟と。

 そうなんです、もう分かりましたか?私が言わんとしていること。これでは作者の意図が見え見えだと思いませんか?そこでちょっと思いついたことが…もしこの句の「や」と「の」を入れ替えてみたらどうなるかしら、考えてみましょうよ。「豊後路を歩いていると一人の僧に出会った。見るとその僧は立ち止って田圃に立っている案山子に一礼して去って行った」…いや、ここは一礼では大げさなので、出来ればちょっと手を合わせたぐらいがいいかも?豊後は国東など寺や石仏の多いところ、修行僧もよく見掛けるでしょうし、もしかしたらその案山子はもう役目を終えた捨案山子だとすると、〝ご苦労さま〟とか、実りの秋への感謝の気持ちも出てきそう。だって案山子は農神さまなんだものね~。さて、〈豊後路の僧や案山子に手を合はせ〉の句と前の句、皆さんはどっちを選びますか?

 写真は、先日のプレゼントの花が入っていたダンボール。早速テンちゃんの隠れ家に…そして、手が…ほらカワイイでしょ!でも一瞬手を出した瞬間をパチリと。でもやはりボケていますね。ゴメンナサイ! 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする