ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

ああ、〝俳句があってよかった!〟

2022年09月29日 | 俳句

 〝時の過ぎゆくままに~この身をまかせ~〟なんて歌ってたら、本当にあっと言う間に過ぎてしまいました。あと1日で10月ですよ、ウエ~ン!(>o<)

 先日から義母の原因不明の微熱が続いて…ちょっと心配していたら、昨夜は38度を超したとかで主人が解熱剤を飲ませたと。それで今朝は37度に…でもこれも微熱ですし、食欲がないんです。先程病院へ行ってきましたが、特別に診てくれるわけでもなし。熱があれば電話で指示を受けてここには来ないでほしいなんて言われて…、コロナが流行してからは何だかみんな不親切です。高齢者を抱えているとちょっとした事でも心配なのに、かかりつけ医がこんな調子なんですから…飛び込みなんてホント適当にあしらわれるのではと思ってしまいます。そりゃ医療関係者の方も大変だとは思いますが、病気ばかりは素人ではどうにもできませんもの。頼るしかないですよ。

 お婆ちゃんが美味しいと言って食べてくれると、毎日料理するのも苦にはなりません。また、一緒に台所に立って、葱を切ってくれたり野菜を揃えてくれたりと、とても助かっているんです。こういうのが平凡だけど〝シアワセ〟ということかなと、いつもアリガタイと思います。とにかく平穏無事というのが一番。コロナとは関係ないだろうけど、こんな原因不明の発熱というのがコワイ!早く元気になってね、お婆ちゃん!

 話は変わって、ちょっと書くのが遅れてしまいましたが、先週の24日(土)、3年ぶりに「第26回俳人協会山口県支部俳句大会」が、防府市で開催されました。受付係でしたので、9時までに行き皆とお手伝い。席題10時発表、投句締切り11時。13時から、俳誌「知音」の代表・西村和子先生を講師にお迎えしての俳句大会でした。

 西村和子先生の講演は、1時間余りの「疫病禍の俳句」と題しての話でした。私は以前下関であった俳句大会でお目に掛かったことがあるのですが、後は雑誌等で知ってるくらい。講演を聴くのも初めてでした。「知音」に掲載された句や選者をされている「毎日俳壇」からの投句、またご自分の詠まれた句など、実作例を挙げて説明されました。

 例えば、コロナ禍での自粛を詠んだ〈暇も金もあるのに自粛梅雨湿り〉、ソーシャルディスタンスの〈招かれて疎らに座る寒さかな〉、テレワークの〈脳の凝る在宅勤務夕涼み〉など。更には商売を自粛するどころか〈休業のはずが閉店昼の虫〉などと、身につまされるような俳句ばかり。

 まだまだありましたよ。〈孤独死に非ず孤高死菊一輪〉や〈花の頃またねと友は言ひしまま〉などはきっとコロナで亡くなった人たちのことでしょう。現在で死者は45000人弱なんですものね。

 最後にご自分の作を解説されましたが、俳人協会での会議がズームになった時に詠んだ〈遠隔会議中座画面の白障子〉とか、いつもことある毎に吟行していた鎌倉が〈梅雨籠鎌倉とほくなりにけり〉と。それで仕方なく家の近くを一人吟行して〈紫陽花やここの小路は知らざりき〉や〈初桜ひとり歩きに如くは無し〉などと、強がって詠んでみたりしたんだそうです。

 中でも私が一番感心したのは〈黙食黙読黙思黙然秋一日〉という句。全てが漢字、更に「黙」を4回も使用し、さすがですね。今のコロナ禍の世の中をぴったりと言い当て、おまけに世相を風刺するという諧謔性。要するに俳句の心髄でもある〝黙って語る〟ということを暗に示してもいるんですから。西村和子先生も早くにご主人を亡くされてからは一人暮しだとか。でも〝俳句があってよかった〟と。ましてやコロナ禍になってからは句会も吟行もできず、人とも会えず一人で遣り過ごすしかなかった日々の中からの実感がまさに〝俳句があってよかった〟ということ。私も全く同感!です。

 この言葉は私の教室の生徒さんからも何度も聞きましたし、私も悩んでいる人がいれば、〝きっと俳句があってよかったと思う日が来るから…〟と継続することをいつも勧めています。これは私自身の体験からの本音ですもの。

 他にも納得できる話は多々ありましたが、最後のまとめとして〝今できることを、できる形で俳句と付き合ってゆく〟という先生の信念のような言葉が心を打ちました。よく人は〝今忙しいから…〟とか〝介護があるから…〟とか言って、俳句ができないと逃げますが、先生は〝忙しいからできる〟〝子育て中だからできる〟〝病気だからできる〟というように、〝その時に詠むのがいい〟んだと。その通りです。その時しか詠めないものってたくさんありますもの。後からだとみんな思い出になって過去の報告になってしまいますからね。

 私が俳句を始めたのは子育てが終ってからでしたからとても悔しい思いをしました。でも、病気になった時は、その俳句があったから乗り越えられたんですし、その時の苦しみは今でも俳句に生きています。

 俳句は現場で今実感したものを詠むのがいい。そうすると臨場感の溢れる句が詠めます。是非そんな句を詠むためにも〝今できることを、できる形で〟詠みたいものです。さあ、皆さんも一緒に頑張りましょう。

 写真は、〝ゼフィランサス〟。以前にも載せましたが、もう何度目の花でしょう。終ったかと思うと、雨が降った後にはまた顔を出しますので、とても嬉しい!この花は9月の誕生花で、花言葉は「汚れなき愛」「純白の愛」「便りがある」「期待」などです。

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〝秋彼岸〟はもの思う頃?

2022年09月23日 | 俳句

 今日は国民の祝日〝秋分の日〟。〝春分の日〟と同じく昼夜の長さがほぼ等しくなる日です。この秋分の日を中日とする前後3日の7日間を〝彼岸〟というのですが、俳句では春を〝彼岸〟として詠みますので、秋は〝秋彼岸〟とか〝後の彼岸〟といいます。気をつけて使いましょう。

 昔から〝暑さ寒さも彼岸まで〟とよく言われますが…あ、いやいや、今年は台風14号のお陰で?お彼岸の前に涼しくなってしまいましたね。日中はまあそれなりの暑さですが、このところのこちらの最低気温は20度前後、朝夕がめっきり…時には寒いぐらいの感じで、〝朝寒〟〝やや寒〟〝肌寒〟〝そぞろ寒〟〝夜寒〟などの季語がぴったりしてきました。

  くちびるを出て朝寒のこゑとなる  能村登四郎

 下の句にもありますように、人の〝こゑ〟というものは微妙にその時々の季感を伝えてくれるものなんでしょうね。

  ひとごゑのさざなみめける秋彼岸  森澄雄

 この句では〈さざなみめける〉がよく秋の感じを出しています。やはり風が吹いて川などの水の小さな波の音は秋の感じで、春には似合いませんもの。

 一週間後には早10月ですよ。秋らしくなったと思ったら今年は直ぐに寒い冬が来そう。イヤだ!台風だってまだ次々と来るんでしょうし…。こんなイヤな気分の時に追い打ちを掛けるようにショックなことがあったんですよ。

 先日ラジオ体操に出かけようとしたとき、ここには詳しく書けませんが…とっても大切なものを私の不注意で無くしてしまったんです。どこを探してもない…よく〝しらみつぶしに…〟と言いますが、その通りに部屋から庭をくまなく…たったこれだけの範囲なのに。その日はそれで一日中が潰れてしまいました。

 その日の空の様子は、まるで私の心のようでした…加藤楸邨の〈鰯雲人に告ぐべきことならず〉もそんな気分だったのかしら?人に言ってもどうしようもないことっていろいろ有りますものね。最後は自分で決着付けるしかない!

 でも、そう思ってもさすがに心が萎えます。お婆ちゃんに言うと、事故なんかに合って死ぬような目に遭ったと考えればこれぐらいで良かったと思いなさい!だって…。(; ;)ホロホロ…確かにお金で済むことなんですからね。でも、クヤシイ!しばらくは心が立ち直れず、この忙しいときにと…さすがに困りました!でも、台風が来て何もかも吹き飛ばしてくれ、やっと諦めが付きました。そんな私の心を慰めてくれるかように、彼岸花の赤と白が律儀に揃って咲きました。アリガトネ!

 さて、さて、先日の教室の兼題は〝無花果〟でした。秋の季語で、栽培果樹としては世界最古といわれているクワ科の落葉樹の果実、西南アジア原産です。日本には江戸時代初期に渡来。食用にされているのは実のように見える花嚢といわれる部分で、小さな花が集まったものです。

  いちじくをもぐ手に伝ふ雨雫   高浜虚子

 これは雨上がりに無花果をもいでいるんでしょうかね。無花果は「一熟(いちじゅく)」が語源になったともいわれていますように、大体一日ごとに順々に熟れていきます。しかし、熟したものが雨に会うと直ぐに痛んで食べられなくなりますので、もしかしたら雨の中でもいでいるのかも知れませんね。とにかく、今年は無花果の当たり年だったそうな…。

 教室へ行くと、机にラッピングされた小さな壜が置いてありました。〝先生、それはYさんからのプレゼント…イチジクジャムですって!〟といわれ、見ればみんなの机にも同じ物が…。〝スゴい!全部自宅のイチジクで作ったの?〟と聞くと、そうなんですって。自分を除いても9人分だから大変だったでしょうに、今月の兼題がイチジクだったので頑張ってくれたんですね。感謝、感謝です。

 さて、今年の無花果は豊作だったんですが、俳句の方は?というと、どうも難しかったらしく、残念ながら不作でした。(笑) ジャムをこんなに作ったのなら、それを詠めばよかったのにとYさんに言うと、本人も…。〝後の祭り〟でしたね。

 でもおいしいジャムを頂いて、お口の方は豊作、豊作!ゴチソウサマでした。

  

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台風14号は今どこへ?

2022年09月19日 | 日記

 昨夜ブログを書き上げてUpしたものの、読み返すと間違った所があったので修正しようと…あっ、停電!時間を見ると11時でした。外は全く分りませんが、家中どこもかしこも真っ暗…PCの画面だけが明るい。とろろ・こんぶも初めての体験で、一体何が起こったのかとあっちこっちをウロウロして、私が動くと付いてくるので踏まれそうになる…するとギャッ!なんて。もうこうなったら何んにも出来ないんだから寝るにかぎると、懐中電灯とスマホを持って寝室へ。同じく息子も懐中電灯で二階へ。だから猫たちを心配する余裕なんてないもんね。

 目が覚めたのが2時半過ぎでした。恐る恐るスイッチを入れてみると…アッ、点いた!分っちゃいるんだけど、やっぱり電気の有り難さを痛感。もう何年前の台風だったかしら、1日以上の停電があって本当に困ったときがあったっけ。今回はこんなに短くてホッとしました。でも、お婆ちゃんちは停電しなかったんだと…。同じ地区なのに、ね!まさか我家だけ?

 先程テレビのニュースを見ると下関付近を9時過ぎ頃に通過し、その後は山陰の日本海沿岸へ向かうようす。宇部では夜中の2時過ぎに最大瞬間風速34mを観測したんですって。さて、さて各地での被害はどうだったんでしょうか。まだ何も分りませんが、私のいる所は今は静かなもので雨も止んでいます。先程主人が来て雨戸なども全部開けてくれましたので、大した被害はなさそうね…と、外に出てみました。

 見れば…やっぱりかなり風が吹いたんですね。ウッドデッキの椅子が倒れ、ジンジャーなどはあちこち吹き倒されているし、柿の木は枝や実が散乱していました。あら、芙蓉もこんなになっちゃって…。ちょうど私が夜中に起きた頃の風が一番ヒドかったんですね。何も知らず停電が直ったことに安心して7時前までグッスリと寝ていたんですから…暢気なものです。

 台風は12時過ぎに萩付近を通過して北東に進み、それから明日にかけて本州付近を北東へ進む見込みなんだとか。しかし、でもこちらもまだ吹き返しがあったり、土砂災害や河川洪水で大雨の警戒レベル3ですから安心は出来ませんが…。まあひとまずは山を越えたということでしょうか。でもこれからの台風進路先の方々は十分にお気を付け下さいね。

 ブログのお仲間さんも早速心配してコメントを下さったりと、いつもありがとうございます。先ずはご報告まで…これからもよろしくお願い致します。 

 実は今日は「敬老の日」なんですよね。が、なんだかそんなものはどこかに吹き飛んで、テレビも一日中台風のことばかり…こちらはもう過ぎて行きましたので消してしまいました。ナントゲンキンな!今から来る人には…ゴメンナサイ!

 23日は秋分の日、俳句では〝秋彼岸〟とか〝後の彼岸〟と詠みます。それでやっと咲いてくれた我家の曼珠沙華もこのとおり…。でもナントも律儀な花ですよね。いつも感心します。

 

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台風14号接近の中で…〝きらら俳句教室〟第6回目!

2022年09月18日 | 俳句

 今日は朝から一日中、台風情報に振り回されて何も出来ませんでした。昼過ぎにはこちらでも緊急警報のメールが何度も来て…。それでYahooニュース(配信)の今の状況を見てみると、次のように…

18日午後5時現在、大型で非常に強い台風14号は、鹿児島県指宿市付近を1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。佐賀県と福岡県が風速25メートル以上の暴風域に入り、九州の全県が台風の暴風域に入ったことになります。 台風は、このあとも北よりに進み、九州に上陸する見込みです。九州各地は、猛烈な風や非常に強い風、海上は猛烈な大しけとなるでしょう。また、非常に激しい雨や局地的には猛烈な雨が降り、大雨となる見込みです。暴風、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高波にも警戒して下さい。〟ですって。 

 さて、昨日は第3土曜日でしたので、例の如く午前中〝きらら俳句教室〟、午後宇部馬酔木句会と、ダブルの日でした。

 前日〝この日は野外ライブのイベントがあって交通渋滞が予測されるので、早めに来て下さい〟との連絡がありました。エエッ、そんな大がかりなイベントがこのきらら浜公園であるの?知らな~い!なんて…音楽に疎い自分を今更ながら痛感。

 調べてみると、野外音楽フェスティバル「WILD BUNCH FEST.(ワイルド・バンチ・フェス)2022」が17~19日、山口市阿知須の山口きらら博記念公園で開催されるんです。同フェスは3日間で約7万人を動員するという西日本最大級の音楽フェスなんですって。そう言えば以前聞いたことがあったような気がします。しかし、俳句で毎月きららに来るようになって、どうして今まで気が付かなかったのかしら?

 その理由が分りました。俳句教室が始まったのは一昨年から。でもこのフェスは去年・一昨年とコロナの為に中止になっていたんです。

 それで、今年は9月17日〜19日の3日間の日程で、3年ぶりの開催を予定していたのが、台風14号接近の影響で、18日と19日は開催中止になり、17日のみが開催されたんです。

 だから日頃より30分早く家を出ましたが、途中まではそれほど渋滞はみられないようだし、これなら楽勝だわとルンルン気分で…。でもやっぱり予想は当るんですね。宇部有料道路(今は無料)の阿知須インター出口を出る前頃から車が二進も三進も動かなくなりました。シマッタ!この調子じゃダメかもと思って、やっとこさ出てもう一度有料道路に入り直し、次の由良インターまで走りました。すると今度はスムーズに行けて、結局逆方向からきらら自然観察公園へ向いました。それでもそこここに警備や誘導の人たちが立っていて、ダメダメと言われたりしながら、自然観察公園に用があるのだからと言って入れて貰いました。それが正解でした。余裕で間に合いましたもの。でもこんなんではきっと今日の俳句教室の参加者は少ないだろうと思いましたが、何とか9人の参加で行うことができました。ヨカッタ!

 この日はまだ台風の影響はないもののとっても蒸し暑い日でしたが、予定通り1時間の吟行とその後12時までの句会。今回の目玉はとパンフを見ると…先月と余り代わり映えのしないものが多かったですね。しかし、雲の様子がいつもと違っていましたので、こんな雲を昔は〝野分雲〟と言っていたんですよなんて話すと、〈湖の面に動くものなし野分雲〉というのが出て、これが今回の最高点句でした。他には〝曼珠沙華〟〝蘆の花〟〝蟷螂(かまきり)〟〝法師蟬〟などの季語が…。

 ウバメガシが大好きという蛾の幼虫。名前はマイマイガ??葉は全く無くなっていて、まるでここだけ花が咲いているのかと思いました。下のはその実ですが、このように二つ並んで付いているのが殆ど。カワイイでしょ!でもこの木は葉を全く食べられていませんでしたが、どこが違うんでしょうね。

 下のはマイコアカネという赤蜻蛉。その次のは日本アカガエル。絶滅危惧種でこのあたりではここぐらいでしか見られないという珍しいカエルだそうですよ。

 何だか台風の話で終始したような句会でしたが、まあ実感を詠むということではよい勉強になりましたね。ああ、そうそうこのフェスに関係があるのかどうか分りませんが、面白い凧が揚がっていました。朝来るときには連凧も揚がっていましたし、この公園はとっても広いのでいろんなイベントをしても十分余裕がある所なんですよ。でもこの空模様で見るとちょっとコワイ!とても大きなもののようでした。ちなみに〝凧〟は春の季語ですから、詠むときには気をつけてね。

 でもこのフェスは一日入場券が11,000円、2日通し券19,800円、3日通しでは25,300円だそうな。それで湯田温泉などはホテルが満室になっていたとも…でも、この台風で初日だけになり、キャンセルの券やホテルなどの払い戻しで大変なことでしょうね。開催費用など大丈夫なんでしょうか。コロナでやられて今度は台風でと…主催者は本当に踏んだり蹴ったりですね。でも天災だからどうしようもないだろうし、本当にお気の毒です。でも、くじけずにガンバッテ!応援してますからね。

 それでは、台風の大きな被害が出ませんようにと…心からお祈りして今日はオシマイ!我家では夕方主人が来て、全部の雨戸や飛びそうなものの対処をして、お婆ちゃんちへ帰っていきました。ああ、そうそう停電の時の対応も…後は息子と2人で大丈夫かしら?ちょっと不安!でも、お婆ちゃんは1人にはしておけないものね。ガマン、ガマンです。

 先程10時のニュースでは鹿児島付近に上陸したと。山口には夜中から明日にかけてのようですが、でももう早速停電になった所があると息子が言っていました。また宇部は落雷に注意とスマホに。今のところ雨戸で全部締め切っていますので外の様子が何も分りませんが、クワバラ、クワバラ…どうぞ無事に過ぎてくれますように!

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〝野分晴〟の吟行会のつづきで~す!

2022年09月11日 | 俳句

 昨日は〝中秋の名月〟でしたね。私は午後の教室と夜の部でダブル句会の日、一昨夜の小望月がとってもキレイだったという話も出ていましたので、終って外に出たとき月を見上げましたが、…雲に隠れて、残念!

 ところが9時過ぎに家に帰り、疲れてウトウトしていると、息子が帰ってきて〝月がキレイで写真撮ってる人もいたよ〟と言うので、すぐに外に出て私もスマホでパチリ…

 それが一枚目(9月10日)、その次のは十四夜(小望月・9日)、十三夜(8日)、十二夜(7日)の月なんです。が、スマホが悪いのか私の撮るのが下手だからか…どっちもでしょうが、記録のためだと…お許し下さいね。

 それでは先日の〝野分晴〟の吟行会の続きを…

 〝竹の小島〟を後にして向ったのが〝蓮光寺〟、宇部市にある浄土真宗本願寺派のお寺です。また、この寺は宇部市では知る人ぞ知る紅葉の隠れスポットで、以前にもブログに載せましたが、いつも見頃の11月下旬にはライトアップされて、たくさんの人が観に来ます。夜の光の中で観る紅葉がとっても 綺麗ですよ。今はまだその時期ではありませんでしたので、その時の写真はお借りしました。スミマセン!

宇部市厚南地区を歩く その2連光寺 – world where it disappears

山口県観光】やまぐち 紅葉名所 セレクション-2021後編- - 地元 ...

 最後に行ったのは〝松江八幡宮〟で〝黒石神社〟とも言われ、ここにも何度か来ています。直近では今年の正月に京都の義弟一家がこちらへ来て、山陽小野田市の〝ナチュラルグリーパークホテル〟に泊まったとき、私たちも一緒に過ごしたのです。その帰りに初詣をということでこの神社にも参拝しました。その時は亡くなった義弟もいて…。この後半月もしないうちに永久の別れが来ようなんて夢にも思いませんでした。もちろん当の本人が一番そう思ったことでしょうが、人生とは本当に分らないものですね。安倍元総理もまたしかり…でしょう。

 この八幡宮は松江と書いて〝しょうごう〟と読みます。神功皇后が三韓征伐の時、この付近で軍船を整え住吉大神をまつり戦勝を祈願され、その時の御幣を村人達が岡の原(現在の岡田屋)に祠を建てておまつりしたことにはじまるのだと。

 また、この神社の社叢には全域にミミズバイが自生しており、市内唯一の自生地となっていて、大陸要素を示すアベマキ、海浜要素を示すトベラの巨樹などもあって、植物分布の上から市内の原植生を推定できるものとして貴重な所。ミミズバイは、ハイノキ科の小高木で、葉は長楕円形で厚く表面は光沢があります。暖地で海岸付近にのみ自生が限定される植物です。宇部市の天然記念物になっていますが単体ではなく森そのものが記念物ということです。下の写真はコバンモチ、ミミズバイはどれか探したのですが分りませんでした。

 時間的に余裕がなくて私たちは車で神社裏まで来ましたが、本来は一の鳥居から二の鳥居まで歩き、途中の磴100段を上って参拝するんです。磴の50段目には鐘撞き堂があって、ここは神社なのに…と不思議に思いながらも撞いてきました。

 12時過ぎまでここにいて、その後レストランで昼食。スマホを車の中に忘れ写真が撮れませんでしたが、〝値段が上がってない?〟とみんなの第一声。以前利用したときは1500円ぐらいだったのがナント1980円と。メニューもランチはこれだけ。何もかもがコロナで値上げになったんでしょうね。10月からまた値上げするものが増えるようだし、年金は徐々に減らされて…苦しくなるばかり。イヤになっちゃいますよね!

 その後厚南会館の会場に移動して17時まで句会。今日の参加者は7名の35句。いろいろ面白い句が出ていましたが、実感と想像力を駆使しての作句はどこへ行っても愉しいものです。美しい自然を見て目の保養をし、いい空気と美味しい食べ物、おまけに頭の体操にもなってとっても健康的でしょう。ボケてる暇はありませんからね。皆さまもいかがですか?

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〝野分晴〟の吟行会へ、いざGo!

2022年09月08日 | 俳句

 今日も晴れ、時々曇りかな?最高気温は31度と相変わらず…。しかし、木陰や吹いてくる風のナント爽やかなこと。この前までのあの灼熱と蒸し暑さに比べて、こんなにも違うのかと不思議で仕方ありません。が、アリガタイことです。

 昨日は第1水曜日、月例の吟行会でした。一昨日の台風11号が前評判のわりにはあっけなくて、肩すかしを食らったような感じでしたが、それでも一応少しの風や雨に恵まれて?の日でしたから、さしずめ〝台風一過〟の〝野分晴〟です!幹事のSさんにも〝昨日でなくてヨカッタですね。先生、さすがです。まだ威力は落ちていませんよ!〟なんて有り難がられたりして…ナントも面はゆいこと。

 さて、今回は宇部市の厚南地区を回ることに。先ず最初に行くのは「たけのこ島です…」とSさんが説明。すると〝竹の子(筍)島?〟とみんなが言う。〝イヤイヤ、竹の小島ですよ〟と。(笑) そうなんです。嘗ては小さな島だったのが、万延元年(1860)萩藩の直営工事として新田開発された妻崎新開作によって陸続きとなり、そこには万延2年(1861)当地に住む漁師によって漁業の守神として建立された「恵比寿神社」もありました。昔新婚の頃、一度主人に連れてきて貰ったことがりますが、ここに来たのはそれ以来ですから…50年ぶりでしょうか。わあ、自分でもビックリ!

 境内には立派な手水鉢があり、表には万延二年と、裏には奉納者9名の名が刻まれていました。この竹の小島には昭和17年の周防灘台風※の風水害までは23~24戸の住民が居住していたようですが、風水害後、時代の変化によって現在は3~4戸まで減少しているんですって。

※昭和17年8月27日、西日本地区を襲った台風で、強風や高潮などにより周防灘沿岸(特に山口県西部)に甚大な被害をもたらした。特に厚南地区は地盤の低い干拓地で長い堤防に囲まれた土地であり、この厚東川の堤防が決壊したことで最も激しい被害が発生したという。

 ここには安政6年(1859)に干拓の汐留として大規模な小島樋門(四挺唐樋)が造られていたそうですが、この大風水害によって破壊され、その後再建され現在のものになったのだと。その「小島新樋門」の完成記念碑が建っていましたが、誰も手入れをしないのでしょう、草茫茫でした。

 樋門から海を見ると、真ん中にある橋が厚東川河口に掛かっている「興産大橋」です。

 島の先端には小さな漁港があって、そこの雁木で台風後の漁網の繕いをしているご夫婦?がおられたので話を聞きました。ところが他の人も見ていて…早速それを詠んだ句が出ていました。面白いことにその人は夫婦を〈…老夫婦〉と、私は〈母と子の…〉と詠みました。確かに遠くから見ると一見老夫婦に見えましたし、私も最初はそう思ったのですが、話しかけて初めて母親と息子さんだということが分ったんです。老夫婦ではありきたりの句になる所を免れました。これこそが吟行して現場で詠むということの強みなんですよ。

 樋門の反対側は宇部市街。ここは遊水池としてこの先の中川につながっています。

 皆さん吟行したときは漠然と見るだけでなく、必ず現場に人がいれば話しかけていろいろ聞いてみて下さいね。知らない事がいっぱいありますから。それがヒントになって思わぬ秀句に恵まれるということも大いにありますよ。

 今回は前に書いた〝葛の花〟がふんだんに咲いていましたので、先日のリベンジでしっかり撮ってきました。また、見たことはあってもその匂いを知らない人が居ましたので、存分に嗅いで実感してきましたよ。また、この島が〝竹の…〟というだけあって、島のあちらこちらには竹藪がありましたが、〝竹の春〟ならず潮風と手入れをしないからとで荒れていましたね。

 島を一巡りしても30分余り。でも初めての人も多かったのでそれなりの収穫がありました。吟行だからといって別に名所旧跡でなくってもいいんです。どこでも俳句は詠めますし、それで皆同じ句にならないというところが面白いのです。まさにアレ!〝やめられない、やめられない……吟行〟なんですよ。

 この小島を後にして次は〝蓮光寺〟へ。でもまた長くなりましたので、これは次回にしますね。では、また…

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たかが〝暗証番号〟されど〝暗証番号〟?

2022年09月06日 | 日記

 〝大型で強い台風11号は、ただ今(6日)午前9時現在、浜田市の北西約210キロにあって、時速55キロで北東に進んでいます〟と。

 私が今朝目が覚めたのが3時過ぎ。何とも静か…恐る恐る外を見てもまだ真っ暗でようすが分らない。でもそれ程風が吹いてはいないようでしたので、またウトウトと眠ってしまい、起きたのが7時前。直ぐに外へ出てみましたが、植木鉢や壁に立て掛けていたものが倒れているぐらいで大した変化はありませんでした。その時ちょうどニュースを見ると山口県沖を通過中だったのだと。

 こちらでは宇部空港の東京便が午前中欠航、小・中学校が休校などでしたが、大きな被害はないようすで安心しました。そうそう、今日の我が俳句教室もこの台風のために通信になったんでした。この台風はこの先日本海を北北東へ進む見込みだそうですので、それぞれ影響のある所では十分お気を付け下さいね。何事もなく通り過ぎてほしいものです。

 今朝はそういうことでラジオ体操は欠席しましたが、昨日は曇りで多少風が強いぐらいでしたので、ラジオ体操へ。すると先日コロナに感染して欠席だった会長ご夫婦が久し振りに出席されていました。聞くと26日(金)に陽性と分って10日間の自宅待機だったそうです。更に症状は喉の痛みだけで熱は出なかったと。ということはやっぱり…あの後の喉のイガイガしたのは私も罹っていたのかも。検査をしないから分らないだけで…そう思うとそんな人が回りにゴロゴロいるような気がしてきました。会長さん達も4回目のワクチンを打っていたから軽かったのではと医者に言われたんだと。

 でも、私が感染すれば主人や義母にも…と思うのですが、2人とも私より免疫力が強くて普通の病気でも罹りにくいし、スーパーマン(ウーマン)のようにきっと菌を寄せつけないのでしょう。(笑)

 さて、前回国税庁からのメールのことを書きましたが、今度はメールどころではないことが起こったんですよ。まあ、聞いて下さい!

 スマホのSMSに〝【dカード】のご利用確認にご協力をお願いします〟とありましたので、URLをクリックしますと、〝カードのご利用確認〟とあり、利用日時、加盟店、利用金額など、更に会員番号が××…で下三桁、確かに私の番号。

 利用しているのはJR東日本みどりの窓口、金額13870円と。全く縁もゆかりも無い所で誰かが私のカードを使おうとしたんですね。でも幸いに不成立ということになっていましたので、お金は取られませんでしたが、非常に気持ちが悪くて…

 直ぐにカード会社へ問い合わせしました。すると間違いなく使用された形跡があるが、暗証番号で承認されずに不成立になったのだということ。それで直ぐにそのカードを破棄して新しいものを発行してもらうことに。しかし、そのためにまたあれこれと手続きをし直さなくてはならないし、厄介なことです。これがカードを落としたとか紛失したとかいうことならあり得るでしょうが、…そんなことは全くないのですから考えられないことです。

 話には聞いていても、自分が初めて体験してコワくなりました。カード情報を無闇に登録しない方がいいとはよく言われていましたが、…この番号がどこかで盗まれていたということなんですよね。本当にイヤな世の中になったものです。

 手続きをする度に変える暗証番号…これが私は一番イヤです。どれがどれやら分らなくなって、銀行へ行っても3度間違ってお金が引き出せず困ったことが何回もありますもの。ほらサラリーマン川柳やシルバー川柳にもよく詠まれているでしょう。〈増えていく暗証番号減る記憶〉や〈カード増え暗証番号裏に書き〉〈日記帳奥に整列パスワード〉など、笑いながらも…笑えませんよ。全くその通りなんですもの。

 笑い話ではありませんが、主人が勤続25年の記念に金庫を貰ったんです。他にもいくつか候補があり、その中には夫婦での旅行券などもあったようですが、2人ともに忙しくてそんな暇が無いと。また私に選ぶ権利はありませんので、その時は何も考えていませんでした。とにかく火事でも焼けずに残るからと言って、大事な土地家屋の権利書や証券、定期預金証書などを入れて、床の間に据えていました。2人でも持ち運べないような重いものでしたから、引っ越しで処分するときは往生しましたね。何でこんなものを貰ったのかと…。その鍵がダイヤル式でその番号がまたややこしくて…覚えられない。それを書いたものを金庫にしまったら今度は開けられなくなる…という訳で家計簿の後なんかにメモしていたような…。結局中に保管しても閉めることができず…要するに宝の持ち腐れ!ああ、旅行にでも行っておけばよかったと悔やんでも〝後の祭〟でした。

 それから世の中がどんどんレジタル化してナンデもかんでもカードになってしまいました。こんな世の中が来るなんてあの頃は思いもしませんでしたが、30年も経てば…そうなんでしょうね。10年でも〝ひと昔〟というくらいなんですから。じゃあ次の10年は?もうオソロシクって…考えたくありません!なるようになれ、〝ケセラセラ〟ですよ。

 写真は、〝玉簾の花〟で、夏の季語。ヒガンバナ科ゼフィランサス属の常緑植物で球根によって殖えます。玉簾の和名は、純白の宝石のような花を「玉」、葉が集まっている様子を「すだれ」に見立てて付けられたと言われています。ちなみに〝玉簾〟だけだと、花ではなく〝簾〟の美称ですからね。この花は普通は白で、我家にはそれ以外にもピンク色の大きめの花で〝サフランモドキ〟というのもあります。この黄色のはご近所に咲いていたもので、シトリナというのだそうです。

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今日は「迢空忌」!〝葛の花 踏みしだかれて、〟の作者です。

2022年09月03日 | 俳句
 大型で非常に強い台風11号が、石垣島の南の海上にあって、北北西にゆっくり進んでいて、今夜にも先島諸島に最も近づく見込みなんですって。その影響でしょうか、一昨日から雨がかなり降りました。今日もまたポツポツと降っていますが…でも予報は曇り。しかも最高気温は31度と相変わらずですからきっと湿度も高いんでしょう。蒸し暑そう!
 
 さて、忙しくってつい忘れていましたが、昨日また、また以下のようなメールが来ていました。これと全く同じものが先日から二度も来ていたんですよ。最初〝国税庁〟という発信元を見てビックリしましたが、e-Taxなど利用したことはないし、もちろんメールアドレスも登録していません。ましてや税金の滞納なんて…直ぐにおかしいと気が付きましたが、念のため主人に知らせたら、直ぐに抹消せよ!と…
 でも、こんなことで引っかかる人がいるのかしら?とは思いましたが、何だかバカにされているみたいでクヤシイのでブログに載せます。まさかとは思いますが皆さまもどうぞお気を付け下さいませね。でも、これって犯罪でしょう?だから一応証拠物件としてここに残しておこうかなと…
 前回のは添付ファイルとして国税庁の写真まで付いていたんですよ。
 
税務署からの【未払い税金のお知らせ】 2022/09/03 土 07:28

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。

あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自 動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****1130
滯納金合計:50000円
納付期限: 2022/9/4
最終期限: 2022/9/4 (支払期日の延長不可)

お支払いへ⇒https://www.nta.go.jp/tax-payment

※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。

 ところで、早くも9月に突入して3日目。今日は「迢空忌」で、言わずと知れた歌人・釈迢空(しゃくちょうくう)の忌日なんです。もしご存じない方がいらっしゃれば、国文学者・民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)といえば分るかしら。

 今ちょうど葛の花が咲き始めていますが、それを見ると直ぐに私は迢空の〈葛の花  踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり〉の短歌を思い出してしまいます。高校の教科書で必ず教えていましたから…

 ちなみに、この短歌は〝葛の花が踏みにじられ、その赤紫の色がなんとあざやかなことだ。これはきっと今し方この山道を自分より先に通った人がいるのだなあ〟というような意味。俳句はもちろん、短歌でも珍しい句読点や1字空けという表記が使われていて、散文的で理解しやすい歌だと言えます。迢空のことを書き出すとまた長くなりますので、それはさておいて…

 大学時代には部活で山へ行っていましたが、その頃は余り鳥や植物などには興味が無く…じゃあ何に興味があったのかって?それはもう随分昔の頃で…忘れてしまいました。(笑) だから食べる葛は知っていても、その元の〝葛〟という植物、ましてやその花なんか当然知らなかったんですよ。

 しかし、この短歌を教えてから、何とかして〝葛の花〟を見たいと思いながら…結局は俳句を始めてから知ったのでした。さすがに見つけたときは感動、感動!

 このように俳句を始めたお陰でいろんなことを学び、鳥や花などあらゆる自然物に、また地域の祭や行事などにも…気が付いたときはもう時間が足りないところまで来て、もっと早くから関心を持ちあらゆるものに目を向けておけば良かったなあと後悔しきりです。でも人生の前半で俳句に出逢い、それに気が付いたということはまだマシなのかも…なんて。何も知らぬままに終る人生と比較すると、自然からの恵みをこんなにたくさん享受できて少しは豊かな人生を送れたかと…そして、万物に感謝する心も授かったかと…

 若いときはやっぱり傲慢でした。自分を中心に世界が回っているように思って、恐れというものを余り知りませんでした。その結果?の大病で味わった苦しみ、そして生きていることへの喜びなど、以後に出会った俳句とともに今日までやって来ましたから。今は病気も含めて本当に全てへの感謝の心しかありません。

 思い返せば、私の人生の大きな節目(岐路)では不思議な出逢いがたくさんありました。その岐路の話をすると、よく人に〝その時なぜそうしたの?〟とか〝どうしてそっちへ行ったの?〟とか聞かれることがあるのですが、??? 即ち目に見えない力が働いて、自ずから導かれて行ったというしか言いようがないのです。いうならばそれが〝お加護〟ということかも。父が、母が幼い頃から神仏を〝拝む〟という心を植え付けてくれました。〝拝〟とは、〝頭をさげておじぎをすること〟、ひいてはあらゆるものに〝ありがたいと感謝すること〟に繋がるものではと思うのです。その心への〝加護〟、即ち〝神仏が力を加えて護ってくれている〟という…。ヘンな話になりましたが、お許しを!でも、これが偽らざる私の実感なのです。

 写真は、かなり前に撮った〝葛の花〟、初秋の季語になります。色がキレイに出ていませんでしたので、三枚目はお借りしました。スミマセン!

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