ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

雨の〝茅の輪〟

2018年06月30日 | 俳句

 今朝からこちらは大変でした。雷はゴロゴロと鳴り通し、雨は土砂降り…。さらに浸水・土砂災害・竜巻注意報が出されて、この雨の影響で道路が冠水し、JR宇部線は運転見合わせとなりました。午後になると宇部市の一部では洪水警報のため避難勧告も発令されたといいます。

 私の住んでいるところは水害にはならないだろう…そう思って家を建てた所ですのであまり心配はしていないのですが。でも今度は台風7号が発生してこちらに向かっているようなので、それが心配です。

 ああ、今年の〝茅の輪〟もこれで見に行くのは無理だわあ…残念!

 この前兼題を決めるとき〝茅の輪〟にしようという話になったのですが、知らない、見たことがないという人が多くてやめたんですよ。その時主人も〝わしも知らんけえ~よう詠まんわ〟と言うじゃありませんか。ナントいうこと!確かあれはお正月だったけど、広島の実家へ行った時、神社で見たでしょう!というと、憶えとらんって。

 私は、〝茅の輪〟というのは6月晦日に行うものとばかり思っていました。エエッ、正月でもするの?と、疑問に思ったので、良く憶えているんです。昔は、12月の晦日にも行われていたのが早くに廃れていったんだそうですが、今でもしているところがあって、この広島の神社では、初詣の人にも潜って貰うため年末から茅の輪を用意したのでしょう。

 午後2時過ぎ、用があって外へ出てみると、アレ?空が何だか明るくなって…、雨が上がりそうな気配です。じゃあちょっと行って見ようかしらと引き返しました。ホントは主人を連れて行きたかったのですが、まだ陶芸教室から帰ってきませんので、1人で行くことに。

 今日は今まで来たことがない、宇部市の中心街にある「中津瀬神社」へ行ってみました。この雨でどうかしらと思いながら行くと、ああ、ありましたよ。ただ、この天気ですのでひっそりとして人気が全くありません。せっかく茅の輪を用意した神社も拍子抜けしたでしょうね。私が行ったときは運良く雨が止んでいて写真も撮れました。するとちらほらとお詣りに来る人もいて、ホッとしていると、またもやパラパラと…。

 私は急いで呪文を唱えて潜り、参拝して帰ってきました。これで今までの穢れを祓いましたから、また明日からの半年を無事に乗り越えていけるでしょう。よかった、よかった!

  息災にありあれ茅の輪潜りつゝ    石塚友二

  萱の香にふれつつ茅の輪くぐりけり  中村澄子

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グラジオラス

2018年06月29日 | 俳句

 このところ梅雨らしく雨が降ったり止んだり、湿度も高く蒸し暑い日が続いています。ところが東京の方は梅雨明けとか…エエッ、ちょっと早すぎませんか?

 こちらでもこの程度の雨だったら、旱できっと作物などが不作になるわよね~と話していますのに。大丈夫でしょうか?

 そしたら、先ほどのニュースでは、滋賀県米原のもの凄い竜巻の様子が…かたや長崎県や佐賀県での集中豪雨。もうむちゃくちゃ、他人事ではありません。この異常気象はますますエスカレートしてどこへ向かっていくのでしょうか。不安です。

 昨夜のワールドカップのポーランド戦、スッキリしませんでしたね。昼のワイドショウはその話題ばかり。終りの10分…最後の反撃が始まるのかと息を詰めてみていると、あの時間稼ぎのボール回し…最初私は意味が分からず〝なにしてる~ん〟と、叫んでしまいました。後から分かりましたが、なんかセコイやり方!フェアじゃない~。でも、なまじっか攻めていってゴールできればいいけど、イエローカードが増えて…その結果決勝トーナメントに出場出来なくなったら、これまた悔しいですよね。だからこれでよかったのかも。

 でもこういう選択は難しい!見る方はナントでも言えますが、当事者は…特に監督としての判断は???西野監督さぞなやんだでしょうね。こういうときにド素人がとやかく言うもんじゃありません。ハイ、ゴメンナサイ!

 明日でもう六月も終りです。ということは今年も半分終ったということですね。歳時記には、

 「水無月尽」(みなづきじん)、これは陰暦六月が尽きること。すなわち暦の上で夏が終ること。一年の半分が経過する節目であり、この日に身の穢れを祓う習慣があり、それを「夏越の祓」(なごしのはらえ)という。

 と、ありましたが、こちらでは明日の6月30日、〝夏越の祓〟を神社で行っています。その時に〝茅の輪〟を潜ったり形代(かたしろ)に穢れを託して川に流したりします。所によっては7月31日にするところもあるようです。

 時間があれば明日その〝茅の輪〟潜りにでも行ってみようかと思っていますが…、さあどうなるでしょう。

  薄闇に蹠拭きゐる夏越かな     桂信子

  ありあまる黒髪くぐる茅の輪かな  川崎展宏  

  形代の襟のあたりのかげりかな   深見けん二

 写真は「グラジオラス」で、夏の季語。この花〝アヤメ科〟なんですって。知りませんでした!今日リハビリに行った病院で色が余りにも美しくてパチリ!でも私の好きな花ではないんですよ…。

 

 

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俳画〝蚕豆〟(そらまめ)

2018年06月28日 | 俳句

 今日も朝から蒸し暑く、雨が降りそう…でも降らず、一日曇でした。

 昨日、リハビリから戻ってなんとも暑くてやりきれず、とうとうクーラーを入れてしまいましたが、その時の温度30度でしたよ。今日も同じでクーラー入れています。だって、今ワールドカップ第3戦のポーランドとの試合が始まりましたものね~。引き分け以上で決勝トーナメントに進出です。

 それを見ながらこのブログ書いています。だからいい加減になりそう!とにかく早く書き上げなくっちゃ。

 今日は俳画教室、画材は〝蚕豆〟(ソラマメ)でした。初夏の季語です。

  そら豆はまことに青き味したり   細見綾子

  そら豆のやうな顔してゐる子かな  星野高士

 この俳画は笊さえ巧く書ければそれらしくなります。まずその笊の一筆目がなかなか巧くいかないんです。色は黄土と代赭(たいしゃ)と墨、墨の入れ方が難しい…濃すぎても薄すぎてもいけないし、均一でもいけません。

 それが出来たら今度は蚕豆です。若草と青草の色を使います。いかがでしょう?それらしく見えますか?

 書きながら思ったのですが、梅の実でも良かったかなあ~と。この笊が書けるようになると、いろいろ変化させて書くことが出来ます。以前にも中身を桃や林檎、葡萄などの果物とか蒸し芋なども書きましたね~。

 賛は〈もてなしのその一卓の胡瓜もみ〉、藪本積穂の句でした。

 やっぱり気になって文章に身が入りません。だからゴメンナサ~イ!また明日書きますね。

 

 

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梅ジュース寒天

2018年06月27日 | 俳句

 今日の予報は一日中曇とありましたが、午後体操教室の途中で雨が降り出しました。ひとしきり降って、体操が終る頃には小降りになっていましたので、それから病院にリハビリへ。

 ああ、そうそう昨日乳癌検診の結果を貰いに行き、〝異常なしです。又一年後に受けて下さいね〟と言われ、ホッとしています。乳癌は99%安心して受けたのですが、でも残る1%でもし精密検査をなんて言われたら、これぞ〝青天の霹靂〟と言うんでしょうね。

 ところで、その青天の霹靂とまではいかないのですが、私にとっては今朝驚愕の出来事が…聞いて下さい!

 朝食後の片付けが済み一段落して、PCを開いて見ていたところ、なにか頭の辺がモゾモゾします。何だろうと髪を掻き上げたらポトッと黒いものが落ちたように見えました。エエッ…机の上をキョロキョロ見回すと…いた!ゲジゲジが這っている。こうなるともうダメです。〝身の毛がよだつ〟とはこのこと。とっさに近くにあった電子辞書で押しつぶしました。だって逃がしたらまたどこから出てくるか分からないんですから…必死でしたよ。電子辞書さん汚してゴメンナサイ!

 最近はテンを外に出さないので忘れていましたが、猫は外に遊びに出ると何やら〝おみやげ〟を持って帰ることがよくあります。一番多いのは蜥蜴、それを咥えて来て、家の中で遊ぶものだから…それがどこかに逃げて、とんでもないところから出て来たりと…。いつぞやは…去年のブログに書いたかも。やはり首のあたりがモゾモゾして、手で払いのけると蜥蜴がポロリと…キャッ!と言って飛び上がりましたよ。とにかくワタシ爬虫類は絶対ダメ!ムカデとかもダメ…

 これ書いていて、ちょっと〝ゲジゲジ〟の写真をネットで見てみるとどうも違いますね。こんなに足が長くなかった…ということは〝ムカデ〟だったみたい!いやだ、いやだ~~~

 昨日の兼題は〝蚯蚓〟(ミミズ)で、夏の季語。これも苦手なんですが…。他に〝蚯蚓鳴く〟というのもありますが、これは秋の季語ですので気を付けて下さい。句会には結構面白い句が出ましたが、みなさん投句前ですので、ちょっと紹介というわけにもいきません。ゴメンナサイ!

 この教室のMさんはよく手作りのお菓子を持ってきて、みんなを喜ばせてくれます。今日は梅ジュース寒天を作ってきてくれました。お皿にスプーン、おまけにミントの葉まで用意して…アリガタイです。気になるので句会始める前に早速いただきました。美味しかったですよ~。手前にあるお菓子はNさんのお土産〝博多まろん〟です。ごちそうさまでした!

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柿の〝ガク〟

2018年06月26日 | 俳句

 今日は朝から雨…でもそれほどひどくはなかったので、午後出掛ける時には止んでいました。しかし、気温的には高く湿度も高かったのでしょう、蒸し暑い日でした。

 昨日に引き続き今日も俳句教室でした。

 ところで、昨日の句会で面白いことがありました。それは〈青柿のてんでに額より太りけり〉の句についてです。

 これを採ったのは1人。どこがよかったですか?と聞くと、〝青柿がそれぞれ太っていくのがよく見えて…〟と。

 〝ウン、そうですね。ちょっと見ないうちに大きくなっているものね。でも、額よりというのはどういうこと?〟〝そりゃあ、蔕の所から太っていくでしょ!〟〝じゃ、蔕って言わなくっちゃ…〟〝あれ、ガクと言うじゃあないですか。〟〝そりゃ、ガクとも言いますが、こんな字は使わないでしょ〟〝使いますよ!〟と、今度は作者も名乗り出て2人で反撃です。

 〝ガクと言うときは萼の字を使わなくては…〟私も引きません。〝だって、額紫陽花と言うじゃないですか?だから、この額という字でもいいんですよ〟と、2人の剣幕にタジタジ…。私も絶対違うとは自信を持って言えない。違うはずだけど…じゃああの額紫陽花の〝額〟は何?と。今まで考えたことがありませんでした。

 〝アッ、あったわよ。額紫陽花の説明が…中心には小さい碧紫色の花が多数密生し、周囲には大形の装飾花(萼片)が並び、その花の構造が額縁のように見えるからなんだって…〟〝へエッ、そうなんや~〟ということで、みな納得して一件落着。

 それで字の方は解決しましたが、中七が字余り。そこで、〝てんでに〟は〝てんでんに〟とも言うから、上五に持ってきたらどう?と言うと、これ方言かしら?と誰かが言い出す。すると、話が飛んで〝てんでんこ〟とも言いますよ…あの東日本大震災の津波の時、この〝てんでんこ〟で助かった所があるんだからね~…と話が終りません。

 そうなんです、津波てんでんことは、津波の被害を何度も受けてきた三陸地方沿岸部の人びとの“危機管理の知恵”で、津波から逃れるには各自てんでんこ(“てんでこ”とも言う。「てんでばらばらに」の方言)逃げろ、という意味なんです。

 まあ、こんな調子で、しばらくは句会そっちのけで、雑談会になってしまいました。それもまたタノシです!

 こうやって、いろんなことを次から次に話している内に〝ガク〟ならぬ〝学〟が身について、青柿のように太っていくんですよね。シメシメ。これこそが耳学問です。

 ちなみに〝ガクより〟とは比較の意味で〝いつの間にか萼より大きくなっていたから〟と作者。〝それじゃあ当り前だから、太りけりだけで十分ですよ〟というわけで、最終的に〈てんでんに太りてゆきて柿青し〉という句になりました。

 写真は、柿の〝萼〟、蔕(ヘタ)とも言います。それに青柿…またボケていますね。ゴメンナサイ!

 

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今日の兼題は〝短夜〟

2018年06月25日 | 俳句

 今日はどこも暑くて、関東の方では〝猛暑日〟と、35度を越すところもあったとか…

 ここ山口県も新聞では最高気温33度とありますが、宇部はそれほどではなく意外と涼しい。今日は風も吹いて洗濯物が良く乾きました。

 昨夜はもちろんワールドカップのセネガル戦です。見なくっちゃ!それも試合開始が夜中の0時からでしたから、終ったのは2時すぎ…。今日が句会ですからその準備も、だからブログ書くような余裕は全くありませんでした。

 二戦目のサッカーはハラハラドキドキの連続、〝あ~あー〟から〝やった~〟の繰り返しでした。でも2-2の引き分けです。日本は負けていませんよ。取られたら取り返すが出来ていたんですから。時間がもう少しあればどうなっていたか分かりませんもの。今度は28日のポーランド戦次第で決勝トーナメント進出が決まります。これは見逃せません。

 ところで、今日の兼題は〝短夜〟。もちろん夏の季語です。物理的に言うなら、夏至をさかいに夜が長くなっていくのですが、その短さを惜しむ心持ちに重きが置かれていて、ことに昔は後朝(きぬぎぬ)の歌として『万葉集』の時代から詠まれてきたものです。

  短夜や枕にちかき銀屏風    与謝蕪村

 これはやはり「後朝」を詠んだものでしょうか。江戸時代ですから当然一夜を共にするような状況というものはあったでしょう。とすれば「銀屏風」にも納得がいきますね。こんな時は余計夜が短く感じられるでしょうし、それはまた枕元にある慣れない銀屏風のせいかも…。

  余命いくばくかある夜短し   正岡子規

 明治三十年六月十六日、夏目漱石に宛てた書簡の末尾に、次のようにあったそうです。

 「病床殆ど手紙を認めたることなし。今朝無聊軽快に任せ、くり事申上候。けだし病床にありては親なと近くして心弱きことも申されねば、かへつて千里外の貴兄に向って思ふ事もらし候。乱筆のほど衰弱の度を御察被下たく候。巳上。

    明治三十年六月十六日

 漱石 盟台

   余命いくはくかある夜短し

   障子あけて病間あり薔薇を見る

    病中数句あり、平凡不足看一、二附記、叱正。」と。

 子規は明治35年に亡くなりましたので、いずれ助からない命だと言うことは自覚していても、このときはまだ自分の余命を確信的に悟っていたわけではないでしょう。ただ余りにも病状が悪化して耐えがたい時つい弱音を吐いたのかも。ある意味身近な人には言えないことでも遠くにいる心やすい漱石には本音が言えたのかも知れませんね。

 写真は最近のテン。もう歳なのか、怪我をしてから外に出しませんので、家でゴロゴロして寝てばかりです。でもこれ寝たふりなんですよ。憎たらしいでしょう?

 

 

 

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今日は〝独歩忌〟

2018年06月23日 | 俳句

 今日は一日中曇…でも最高気温24度と、そんなに蒸し暑くもなくてまあまあ過ごしやすい日でした。

 今山口市では陸上・日本選手権兼アジア大会代表選考会が、22日より開催されています。

 先ほど注目の男子100メートルの決勝があり、「4強」と言われる桐生・ケンブリッジ飛鳥・多田選手を抑えて、山県亮太選手が見事大会タイ記録(10.05)で優勝しましたよ。

 ところで、6月23日は、詩人・小説家の国木田独歩の忌日、「独歩忌」なんです。歳時記を見ますと、次のように…

 明治4年(1871)千葉県に生まれ、東京専門学校に入学。在学中に洗礼を受け、クリスチャンになるが、学校改革を求めるストライキに関係して退学。明治27年、日清戦争従軍記者として「愛弟通信」を国民新聞に連載し、好評を博した。作風は浪漫主義から、後年、自然主義へと進む。代表作は『武蔵野』『忘れ得ぬ人々』など。文集『運命』により文壇的地位を確立した。死後、日記文学『欺かざるの記』が刊行された。明治41年(1908)没。36歳。

  独歩忌や入間郡は村一つ     牛山一庭人

  泉まで木々の影ふむ独歩の忌   三田きえ子

 まあ日本の近代文学史上必ず登場する人物ですから、皆さんよくご存じだと思いますが、彼が子供の頃は山口県と深~い繋がりがあったというのは知らない方が多いのでは…。

 私も宇部市が厚狭郡楠町と合併したときに行われた〝船木まち歩き〟のイベントに参加して初めて知りました。

 楠町にある船木地区というのは、江戸時代に山陽道の宿場町として栄え、1650年には船木宰判が設置され、以後大正時代まで厚狭郡の中心地となっていました。また、代官所や〝鉱区〟を与える役所などもあって、現在も家庭裁判所や簡易裁判所が残っています。

 そのまち歩きの時に、独歩の父、専八が裁判所主席書記として赴任した際二年間住んでいたという家を教えて貰いました。その頃のことが著書「欺かざるの記」に述懐されているそうです。

 独歩は5歳から16歳までを父親の転勤で山口県内から広島まで転々としています。だから、小学校も中学校も山口のどこかに通ったんですよ。ああ、中学は名門の山口中学でしたね。船木にいたのは何歳ごろか忘れましたが、確か腕白で喧嘩もよくしていて、負けそうになるとすぐに引っ掻くので、〝ガリ亀〟というあだ名が付いていたそうな。そういえば昔、柳井市に吟行したときも〝独歩旧居〟なるところに行った記憶があります。だから山口県には結構独歩の痕跡が残っているんですよ。

 写真は「梅の実」、キレイでしょう。忘れていたもう一本の梅の木にこんなに熟れて落ちていました。勿体ないのでまた拾ってきました。でもこれどうしましょう?生りすぎるのも困りものですね~。

 

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山牛蒡の花

2018年06月22日 | 俳句

 今日はなんと蒸し暑かったこと!最高気温31度ですって。ちょっと動いてもすぐにジトーッと汗ばんできました。

 最近では30度というのももう当り前のようになっていますが、やはり湿度が高いとやりきれませんね。わが家ではまだクーラーは入れたことありませんが、こう高くなってくるとつい使いたくなります。ガマン、ガマン!でも最低気温は17度ですから、夜はひやりとして、凌ぎやすいので大丈夫。さあ、風呂にも入り髪も洗ってサッパリしたところで、ブログ書いてます。

 そういえば、俳句を始めてすぐに「髪洗ふ」というのが夏の季語だと知ってビックリしました。だって今時は洗髪は年中無休でしょう?まあ、夏は汗をかくから一回と言わず洗うかも知れませんが…。確かに髪を洗った後の心地よさは夏が一番でしょうし、そういう意味から考えればやっぱり夏の季語として認めざるをえませんかね。

  髪洗ひたる日の妻のよそよそし  高野素十

 この句を見てエエッと…。これは決して髪を洗った妻が本当によそよそしくしたんではないと思います。作者には洗い髪の妻がいつもの妻と違って眩しく艶めいて、なんだか近寄りがたく見えた…感じた…ということではないでしょうか。

 また、〝髪洗わない日があるの?〟と不思議に思う人もいるかも知れませんね。しかし、昔…私の子供の頃は、お風呂に入るのは毎日ではありませんでしたので、当然洗髪は入浴回数より少なかったんです。特に長い髪をしていると洗うのも乾かすのも大変でしたし…。水道代も風呂を沸かす薪代もバカになりませんでしたでしょう。

 私は小中学校のころは別府に住んでいましたので、温泉の銭湯に入りにいっていました。その時洗髪するには余分にお金を払わねばなりませんでしたので、当然入浴の度には洗髪しませんでしたね。

 あの〝朝シャン〟なる語が流行りだしてからもう30年以上も経っているですよ。今の人からは考えられな~いという言葉が飛び出すのも仕方がありません。だから〝髪洗ふ〟という季語も若い人たちにはなかなか納得してもらえませんでした。

 そういう昔の生活環境によって生まれた季語が時代とともに色あせ、消えていくのもやむを得ないことかも知れませんが、淋しいですね…。

 写真は「山牛蒡の花」で、夏の季語です。ヤマゴボウ科の多年草。中国原産の有毒植物ですが、根が利尿剤となるので栽培され、野生化しています。

  山牛蒡咲き鶏が長く鳴き   冨山いづこ

 

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今日は〝夏至〟

2018年06月21日 | 俳句

 今日は夏至。二十四節気の一つで、太陽の黄経が90度に達したとき。北半球では一年中で昼間が最も長く夜が短い日です。

  夏至の日の手足明るく目覚めけり  岡本眸

  山の木の葉音さやかや夏至の雨   鷲谷七菜子

 夏至は大体梅雨の最中にありますので、じめじめして暗く鬱陶しいような感じがつきまとうのですが、この二句はなんとも軽快で明るいですね。後句などは雨が降っているというのにサラッとした感触が残ります。概ね夏至の例句は明るいものが多いように思います。それはやっぱり「夜が一番短い」も「昼が一番長い」も「一年中で一番明るい日」に繋がるからでしょうか。それとも「ゲシ」という音感からくるものかしら。

 ところで、冬至には南瓜を食べたり、柚子湯に入ったりする風習がありますが、夏至にはないのでしょうか。

 〝今日は夏至だから〇〇を食べなくっちゃ…〟というような話を、私は今まで聞いたことがありません。春分や秋分の日には〝牡丹餅やお萩〟、土用の日には〝うなぎ〟などというのは、子供の頃から聞いて、なぜか分からないけどそういうもんだと思ってきました。このブログを書くようになって、冬至や春分・秋分、土用の食べ物などについてはいろいろ調べてみました。でも、夏至については何も調べなかったのでしょうね、書いていませんから。

 この時期は田植などで一番忙しいころなので、あまり食べ物に拘らなかったからかもと…。でも調べてみると、地方によってはいろいろあるようですね。例えば、

 関東地方…小麦餅・関西地方…章魚・北海道…章魚・奈良…半夏生餅・京都…「水無月」という和菓子・三重…茗荷・香川…うどん・愛知…無花果田楽・福井…鯖の丸焼きなど

 わが家では特別な物は何も食べません。今日は鰺の唐揚げでした。写真は「石榴の花」です。今年は花がたくさん咲いていますので、実の生るのが楽しみ!

  花ざくろピカソ嫌ひは肉嫌ひ  大木あまり

 これ本当でしょうか?私はピカソあまり好きではありませんが、肉は好きですよ。もしかしたら作者自身のことかしら?

 

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歯朶の冠

2018年06月20日 | 俳句

 一年前のブログの記事を毎日メールで送ってきます。見ると〝梅漬ける〟のタイトルで写真を載せていましたが、今年も同じことをしているんですね。(笑)

 昨日は梅を洗って蔕を取ってきれいに乾かして、さあ漬けようと思ったら氷砂糖が少ししかありませんでした。結局今日に持越し…去年は梅ジュースに2㎏、梅ジャムに2㎏と書いています。今年は前に書いたように生りすぎて…。

 昨日娘に2㎏、おばあちゃんに4㎏と言われていたけど、友人が他所からもう貰ってしまったと言うので、更に2㎏足してあげました。わが家も梅ジュースに5㎏、梅ジャムに5㎏です。だから大変なんですよ。

 今日は午後から健康体操、その帰りに氷砂糖を買って来て。やっと梅ジュースの方は終り。今度は梅ジャムですが、これはもう少し置いてから作りましょう。

 今日のニュースやワイドショウはサッカーのことばかり…やはり快挙ですよね~。

 先日の讀賣新聞「編集手帳」に次のようなことが書いてありました。

 ドイツでは、…「青い目の」という形容詞は「世間知らず」を意味する。〈子供の頃は青い目でも、成長するにつれ濃くなり色が変わることがよくある〉からだという。日本語には「青二才」という名詞がある。「青」は洋の東西を問わず「まだまだ」ということか。連想が行く着く先は「サムライブルー」の愛称を持つサッカー代表チームである。(中略) ユニホームの色は、冷静に考えれば縁起がよい。「青は藍より出でて藍より青し」というではないか。…日本のサッカー界は長年、欧州や南米から多くを学んできた。そろそろ思わぬ強さを師匠たちに見せつけてもいい。相手が顔色(がんしょく)を失うような鮮やかなプレーを期待したい。

 これを読んだ時、強化合宿ではあまりパッとした成績ではなかったので、この期待も〝はかない夢〟で終るのに違いないと思っていましたが、夢ではなかったんですね。まるで予言したかのよう…、日本の文句なしの勝利でしたよ~。バンザ~イ!

 先日公園で出会った可愛い女の子(?)、マラソンなどの優勝者に送られる月桂樹の冠ならぬ〝歯朶の冠〟。〝ステキやね~〟と言うと、照れて下を向いてしまいました。写真を撮らせもらい〝お年は?〟と聞くと教えてくれませんでした。

 

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ワールドカップ初戦勝利オメデトウ!

2018年06月19日 | 日記

 先日の〝父の日〟には、娘夫婦が用事でいませんでしたので、恒例の食事会を今日の夕方にしました。月曜日でも良かったんですが、レストランが月曜日定休というところが多く、お目当てのレストランもそうでしたので、今日になったんです。

 「ビストロトシ」というフランス料理屋さん。娘夫婦は行ったことがあるそうですが、私たちは初めてでした。ネットで調べてみると、宇部市のグルメランキング1位で出て来ましたので、ビックリ!結構有名なお店らしく、私が知らなかっただけみたいです。たのしみ~!

 意外と店内は広いのですが、まだ客は私たち6人だけでした。早速オードブルが来てビールで乾杯!続いてスープにパン、このパンが美味しくってお代わりを3回もしてしまいました。それから魚と肉のメインディッシュ、最後にデザートとコーヒーとお決まりのコースです。とても美味しかったで~す。

 食べ終わって外に出ると、ビックリするほどの大雨になっていました。

 オードブルを食べてしまってから写真に気がつき、メインの魚(タイ・スズキ・エビ)と牛肉の赤ワイン煮を撮りました。デザートはゴマのアイスクリームと紅茶のムースです。

 今日は降ったり止んだり…来る時もおばあちゃんが〝傘いらんかねえ~〟と言うぐらいの小雨でしたのに…。今日はワールドカップ初戦のコロンビアとの試合が9時からあるので、早々に引き上げて帰りました。

 今試合が終りました。ナント2-1で勝利ですよ。バンザ~イ! これは本当に番狂わせですね。だって日本は世界ランキング61位、対するコロンビアは16位なんですから。もし引き分けにでもなれば上出来だと思っていましたもの。とにかく初戦の勝利、オメデトウ!これではずみが付くことでしょう。これからが楽しみです。

 今日も朝から梅の始末をして、夜はサッカーの応援で疲れましたので、俳句の話は休み。ゴメンナサ~イ!

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梅の収穫

2018年06月18日 | 俳句

 今日、朝ドラがそろそろ始まると思ってテレビを見ると、「地震速報」のテロップが…強い地震とあり、どこかしらと見ていると、大阪周辺で震度6弱…、それからはもう一日中地震の報道ばかりでした。

 どこのでもそうでしたが、時間が経つに従ってその地震の被害がどんどん増えていって…、震源地の近くの方でしょうか?3人の方が亡くなり、また怪我をした人も300人超とか。私にも大阪や京都には友人や親戚もいますから、心配です!

 今朝は雨がザーザーと降っており、この調子なら一日中雨だわと思っていたところ…午後から止んでしまいました。それでこのところポロポロと落ち始めていた梅をやっともぎました。

 この木は「豊後梅」といって、他の梅の木より花も実も遅いのです。でも、その代わり大粒の実が毎年生りますので、黄色になるまでおいて梅ジャムにしていました。が、今年はどうしたのかと思うくらいたくさん実を付けて…今までこんなことはなかったのでビックリです。その代わり少しみな小振りですが…。

 他の梅の木は一昨年バッサリ伐ってしまいましたので、今年も実どころか花さえ咲きませんでした。しかし、この木は小さかったので、今まであまり伐ったことがなく、去年初めてバッサリ伐られてビックリし、危機感を抱いてこんなに実を付けたのかも知れませんね。

 さあ、これをどうしましょう?母や知人にあげて、私は梅干は上手に出来ませんので、梅ジュースと梅ジャムぐらいを作ろうかしら。梅酒はまだ去年のがあるし…。どっちにしてもまた一仕事なので、それは明日にでもしましょう。

  青梅の臀うつくしくそろひけり   室生犀星

  梅の実を盥にあける音のよし    野村喜舟

 今日は疲れたからかしら、どうもブログ書くのに気が乗りません。ゴメンナサイ!

 写真は梅の木とこの一本から収穫した梅の実で~す。

 

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七癖の六つまで父似

2018年06月17日 | 俳句

 昨日も句会でした。夜久し振りに友人と電話で話していると、だんだん昔の初心の頃の話になって尽きることがなく、気がつくと、アラ、もう11時過ぎよ…、というわけでブログを書く余裕がなく寝てしまいました。ゴメンナサイ!句会のことは後日にでも。

 今日は〝父の日〟。もう主人にも私にもとっくの昔に父はいません。

 生きていた頃何をプレゼントしたのかなあ…余り記憶がない!きっとシャツとか甚兵衛とか、何か着るものを上げていたような。でも自分が貰う歳になって、何がうれしかった?…と聞かれると、何だろう。あまり思い出せない!

 貰ったときはみなそこそこ嬉しかったには違いないが、一生消えないような…すぐに思い出すようなものはありません。

 母にはそれがありました。私が大学に入ってすぐの時、なけなしのお金で買って送った〝半衿〟…

 母はいつも着物でしたから、私が買えたのはそれぐらいしかなかったのでしょう。高校まではお小遣いなどという決まったお金は貰っていませんでしたので、母に何かプレゼントするという機会はありませんでしたし…。

 大学に入って初めて…でも余分なお金は貰っていませんでしたし、バイトも奨学金もまだ後のことで…。どうやって工面したのかしら?でも、母はその半衿を使っても、洗濯していつもアイロンをかけ大事に仕舞っていました。何かの時私に〝これあんたが大学の時送ってくれたもの…〟と、見せてくれたので、〝わあ、もう黄色くなってるじゃん!捨てんさいよ。また買ってあげるから…〟〝いいや、これでいい、捨てられんよ!〟と。

 そういえば、去年の形見分けの時〝これ、ちわきさんが使うといいわ〟と言って、義姉が呉れた肩掛け…。〝わあ~これ私が大学…確か3、4年の時、編んで上げたものよ。まだきれいやね~〟〝そうよ、いつも寒い時はおばあちゃんこれ離さなかったから…〟

 人生で我が子に初めて貰ったプレゼント…母のその嬉しかった思いが伝わってきます。兄たちはやはり男だからそういうことには気がつかなかっただろうし、また今のような時代でもなかったから。

 それで、父は…というと全く記憶がないんです。私の父はサラリーマンではありませんでしたので、全てお金は自分で管理していました。母も私たちも父にお金を出して貰わない限りどうにも出来ませんでしたから、母は時たま内職を、私たちはバイトとかで自由になるお金を少し得ていました。そういうわけで父に頼ることはあっても、してあげるという意識がなかったのかも知れません。歳を取ってからはどこか温泉などへ連れて行ったり、食事に行ったり、またプレゼントもしたり…

 今思えば、父は亭主関白でしたからその分寂しい思いをしたのかも知れません。この歳になってみると、父ととことん思いをぶっちゃけて話がしたかったなあ~と思います。子に親の心を伝えるのって難しいですよね。つい怒ったりして。反対に子の心を親に分かって貰うのも…。却って赤の他人の方が話しやすいことってたくさんあるでしょう?

 私の句には父や母を詠んだのものが多いのですが、今回の句集『甘雨』にも…

  硯洗ふ父の胆気を指先に

  気短の父へ走り茶供へけり

  七癖の六つまで父似豆の飯

 因みに、性格から体型まで私が一番父似と言われていました。また、第一句集の『風聲』にも…

  げんこつといふ菓子父の日なりけり

 今父が生きていたらきっとこの句集を喜んでくれたでしょう。だからこれで許してね、お父さん! アリガトウ!(今見たら去年の父の日のブログタイトル…「げんこつといふ菓子」でしたので、変えました。スミマセン!)

  

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兼題は〝紫陽花〟

2018年06月15日 | 俳句

 今日は暑かったですね!ここんところこちらは晴れ続きで、全く雨の気配から遠ざかっています。

 午後からは俳句教室、兼題は「紫陽花」でした。この紫陽花という季語は本当に難しい!

 先日の〝俳句合宿〟の時の兼題が紫陽花でしたが、一晩ウンウンうなって考えても大した句はできませんでした。もう詠み古されているというのか…ありきたりの句で、他の人も目を引くような新鮮な句はなし。

 今日の教室は初心者ばかりですから、まあこんなものとは思うのですが…でも紫陽花に雨はもう付きすぎですものね。だから得点もバラバラで高点句と言うほどのものはありませんでした。

 そこで、ちょっと水原秋櫻子著『俳句作法』の「紫陽花」の項でも見てみましょう。

 (中略) 紫陽花の花は毬のように円いので、「紫陽花の毬」と表現されることが多い。この表現をはじめに発見した人は立派な作者だと思うが、現今あまりこの毬が繰り返し使われるのは感心しない。

 紫陽花は初夏から咲きはじめ、秋の半ばまで保っているが、その間に花の色が青、紫、薄赤などいろいろに変化する。そこで紫陽花のことを「七変化」とも呼んでいるが、いやな別称で俳句には使いたくない。また紫陽花は一つ一つの花弁が四枚からできているので、「四葩(よひら)」という別称もあり、この方はかなり多く俳句に使われている。三音で便利なためであるが、これもあまり感心した別称ではない。(中略)

  紫陽花にふれつゝ生簀のぞきける  烏江

 水辺に紫陽花が咲いている。その下に生簀が浸けられている。これは近所にある川魚料理屋の生簀で、鯉、鮒、鰻などがたくさん入れてあるものだ。

 その水辺に立ち寄ると、生簀の中で水がさわいでいる。ふと中を覗いてみたくなり、生簀にわたした板の上へ踏み出すと、その横に咲いている紫陽花の一枝が肩にふれる。青色から紫色に変ろうとするころでいかにもきれいだ。しかし作者にはその紫陽花よりも生簀の方がおもしろかったので、生簀をはなれた後、「ああ紫陽花があったのか」と、しみじみ見直したのである。

 こういうふうに、紫陽花と小魚とを取合せるとたいていは成功する。この場合は紫陽花の水にうつるさまが想像され、花の美しさが二倍になるからである。(以下省略)

 これを読むと、雨の紫陽花ではなく、水に映る紫陽花がいいと、またそれに配合するならば小魚がいいと…。今度私もそれで詠んでみましょう。でも、これって三十年以上も前の本だからどうなんでしょうね。通用するのかしら?

 写真はわが家の紫陽花です。みな青系統の花しか咲きません。ピンクの花を貰って挿木してもやっぱりブルーになってしまいます。きっとここはかなり酸性の強い土地なんでしょうね。

 

 

 

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俳画〝睡蓮の葉と蛙〟

2018年06月14日 | 俳句

 今朝は少し曇っていましたが、でもまあまあよいお天気。昨夜もでしたが、今夜もちょっとゾクッとするようで…最低気温16度とか、一枚出して羽織りました。

 午後はいつもの俳画教室。今日の題材は〝睡蓮の葉に乗った蛙〟でした。前回も竹に蝸牛でしたので、続けて小さな生き物を描く俳画です。今までにも描いたことはありますが…これは難しいですね。他にも蟹や蛍などを描きましたけど…。

 この絵は先ず蛙から描き始めます。だからそれが失敗すると、もう最後まで書く気がなくなり…でも勿体ないからと思って描きますが、性根が入らないからいいかげんな絵しか描けません。何回描いても上手くいかず…ということで、時間切れになってしまうんです。

 今回の絵も気に入らないのですが…。賛は藪本積穂の句、〈かゝりたる薄暑の簾うつくしき〉です。

  その帰り、定期的に行くドラッグストアでキレイな花を見つけました。色がとても鮮やかなので、〝これ何という花ですか?〟と聞くと、名前は分からないんだけど、挿すとすぐにつくのよ、あげましょうかと言われたので貰って来ました。

 蔓性植物のようで、ハンギングで垂らして育てるとか。早速挿して育ててみます。うまく根が出てくれるとウレシイ!帰ってネットで調べてみると〝グラリオローズレッド〟でした。

 

 

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