ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

防府の「阿弥陀寺」へ吟行です!(その三)

2021年06月27日 | 俳句

 今日はもう27日、日曜日です。ブログ4日もサボって(?)しまいました。今月は特にいろんなものの締切りが重なってしまって…まだ、今からが最後の追い込みなんですよ。

 このところの天気は概ね晴れですが、でも蒸し暑くてじっとりと…快適な日は少ない!でもまだエアコンは入れていませんからね。

  朝から天気予報は一日中曇、最高気温も27度と、でも家でPCに向っているだけですから外はどうなんでしょう。風があると外の方が意外に涼しかったりして…

 さて、防府の「阿弥陀寺」への吟行を片付けておかないと先へ進めません。では(その三)を書いて締めくくりといきましょうか。

 仁王門から湯屋・石風呂を見て、野面石で積みあげた百段余りの男坂を上がると、鐘楼と念仏堂があります。余り人が来ない方だからか、ここの紫陽花はひときは色鮮やか。それを愛でながら左手へ行くと、開山堂、本堂、庫裏へと続きます。

 開山堂の横には水かけ五大尊があり、傍には大きな菩提樹の木があって、今を盛りと花が咲き、またぽろぽろと一面に零れ散っていました。以前来たときは秋でしたので、可愛い菩提樹の実がたくさんぶら下がっていましたよ。

 傍には、滝行をする〝瑠璃の滝〟と〝賽の河原〟が…

 この阿弥陀寺の宝物館には、国宝の「鉄宝塔」(水晶五輪塔共)があって、この寺を創建された重源上人によって鋳造されたものなんです。しかし、観覧するのには予約が必要だったし、今は残念ながらコロナのために閉館になっていました。

 そこで、その傍に〝かわらけ投げ〟という厄除け・願掛けのスポットがありましたので、ちょっと試しに…私ではないですよ…若手2人が挑戦しました。

 素焼きのお皿に、願い事を書き、 舞台の上から的を狙ってお皿を投げて、下の方にすえられた輪(福輪)にくぐらせます。投げて厄を落し、輪に通すことで願いが叶うかも…ということで、私はその瞬間を撮ろうと狙ったのですが、さてその結果は…見てのお楽しみ! 

 (かわらけ1枚:100円)

 最初のは投げた手が…、次のには確かにかわらけが写っていますが、分かりますか。(かなりボケていますが…(^0^)) 残念ながらどちらも福輪を外れましたけどね。最後は阿弥陀橋を通って本堂へのお参りに。この寺の本尊は、名前の通り「阿弥陀如来立像」で、他に「十一面観音立像」なども安置されています。

 ここはゆっくり見ようとすれば、句材は豊富にありますから時間がいくらあっても足りません。しかし、私たちには午後からの予定がありますので、後ろ髪を引かれつつ、今度は山門から女坂を下って入口へと向いました。その山門の両脇には昔からある大銀杏と泰山木が今も変らずに聳えていました。

 やっと入口まで下りてきて、初めてこの看板に気付きました。ナントいうこと!(笑)

 句会は、ここから車で20分ほどのところにある、県のセミナーパークですので、先ず移動して、そこの食堂で昼食。とっても広いところですので三密なども大丈夫。その後は借りた部屋で16時まで句会をして、17時前に宇部空港へ戻り解散。

 皆さま大変お疲れ様でした。はい、これでオシマイです!

 

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防府の「阿弥陀寺」へ吟行です!(その二)

2021年06月22日 | 俳句

 昨日もよく晴れていて暑い一日でした。ただ湿度の高い分だけカラッとした感じがありませんので、やっぱり蒸し暑い!

 午後からはF教室の俳句教室でしたが、最高気温は30度…でも風がありましたからまあまあ凌ぎやすかったかな…。

 今回の兼題は〝蜥蜴〟(とかげ)で、三夏の季語です。しかし、これについてはまた次の機会にでも。今日は、先日の「阿弥陀寺」吟行の続きを書きましょうか。

 この寺一帯は前日からの雨が上がった後のしっとりした緑一色。まさに「青梅雨」の中にすっぽり包まれた仁王門を過ぎると、すぐに「湯屋・石風呂」があります。

 まず「石風呂」は、源平合戦で焼失した東大寺の大仏殿を再建するため、材木供給地となった周防国(山口県)に入った重源(ちょうげん)上人が東大寺用材の伐りだしに従事する人のための病気治療や疲労回復に設けたものと伝えられています。現在使用されているものは昭和に建造されたものですが、石風呂の伝統は800年前の鎌倉時代から続くもので、現代のサウナのようなもの。当時は石風呂に念仏を唱えながら入るとケガや病気が治るとされ、 今も毎月第1日曜日の体験会では入浴可能。地元の人を中心に多くの人でにぎわっているそうですよ。

 薪で石室を熱し、消火後に灰を取り出し、中に薬草を敷き詰めた上に筵を敷いているので、室内では煤けた香と薬草の匂いが立ちこめ、横になると全身が温かく包まれて、湿度も低いので息苦しくなく、長時間入ることができるようです。私も一度この石風呂を焚いたすぐ後に覗かせてもらったことがありますが、ムーッとした薬草の香と焦げたような匂いが今でも思い出されます。

 ・料金: 300円(薪代)・日時: 第1日曜 12:00~19:00 ※タオル、着替え、汚れてもいい服(綿製品が最適)、水分を用意のこと。

 次は石風呂の横に建てられている「湯屋」。これも重源上人により阿弥陀寺が建立された際に、建てられたといわれる施浴施設です。桁行10.53m、梁間4.5mで、桟瓦葺平屋建の覆屋をもつ。建坪47.38㎡、焚口・鉄湯釜・湯船(石材)・洗い場(石畳)・脱衣場からなり、湯釜と湯船を別々に設けた「取り湯」という施浴方法で、鎌倉時代以降の古い様式を伝えるものですから、国指定重要有形民族文化財となっています。現在でも7月の開山忌には湯を立てて入浴を行っているんだとか。

 もう一つ、昔重源が作った時のままの石風呂、その入口だと思われるものが残っていました。以前説明を聞いたことがあるのですが、何も書かれたものがなく詳しいことは解りませんでした。しかし、何となくいにしえの雰囲気が漂い、歴史の重みが感じられました。

 ちなみに、山口県にはこの他に、重源由来の石風呂があと2基保存されています。「野谷の石風呂」と「岸見の石風呂」。

 岸見では重源上人を「石風呂開山」と呼び、建物の休憩の間には重源像を安置する祭壇があり、命日の6月5日を「石風呂開山忌」として石風呂をたき、お祭りをして、その恩に感謝するのがならわしとなっているとか。
 野谷は、この三つの中では一番昔の原形を留めているところのようですが、行ったことがありませんので…???です。
 この阿弥陀寺の石風呂の近くには大平山から流れてくる川に掛けられた水車小屋もありました。またその重源上人が大仏殿再建のために必要だった木材、その伐りだした巨木とそれを曳く縄がレプリカで作られていましたが、写真の通り、写っている人と比べるとその大きさがよく分ると思います。それはそれは大きなもので、それを覗きに行くと…あら、沢蟹が走って逃げていきました。
 水車小屋の屋根は〝一つ葉〟で覆われていましたが、その一つ葉も前の沢蟹も夏の季語なんですよ。
 
 
 
 
 
 ここを過ぎるといよいよ石段の登り。道が二手に分かれていて、右手の「男坂」は急な野面積みの階段ばかり。でも、私たちはそちらを行きました。(笑) 左手は「女坂」で、坂道と階段のゆるやかなルートなんですけどね。その男坂の上には念沸堂や鐘楼がありました。
 
 途中の石段脇の薮のなかには、天然記念物のヤマモモの巨木があります。このヤマモモは、目通り幹囲約4.1m、根廻り約10m、高さ約20mあり、県下では最大級、全国でも十指に入る巨樹。
 本樹は雌樹で、果肉の薄いいわゆる石桃と呼ばれる実を6月につけます。林の中に位置するため、日光不足により樹勢がやや衰退していますが、樹齢300年以上と推定される姿には老巨寿の風格が感じられますよ。
 
 
 ちょうど実が生っていて、それがぽろぽろと落ちていましたので、キレイなものを一つ口に入れると…うう~ん、甘酸っぱい!このヤマモモも夏の季語で、本当にここは、紫陽花だけでなく季語の宝庫といっていい所ですね。
 さて、さて、紫陽花を見ながら上がったところには鐘楼と念仏堂が…。でも長くなりましたので、この続きは次の(その三)でまた…。
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防府の「阿弥陀寺」へ吟行です!(その一)

2021年06月19日 | 俳句

 このところ一日おきですね。一昨日は晴れましたが昨日は一日中雨、今日はまた曇りのち晴れでしたもの。やっぱりこれが梅雨!関東方面では先日やっと梅雨入りしたというんですから…本番は今からなんでしょうか。

 こちらでは20日以上も早く梅雨入りしたんですから、もうそろそろ明ける頃が見えてきてもいいかなと…でも、やっぱり7月になってからかな。

 実は昨日も今日も句会。特に今日はダブルでした。更に月曜日、火曜日も句会ですから、ちょっと俳句漬け…。さすがにこうも続くと俳句の顔が見たくなくなりますが…仕方がないです。

 では、先日の防府市にある「阿弥陀寺」吟行について書きましょう…

 ここは、名僧俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)上人が、東大寺を再建のため、周防国務管理在任中に建立された由緒ある古寺です

 山門を入る前に、入口にある「三日月地蔵」を拝んでから行きます。この地蔵尊は、向背が三日月形に欠けていますので、通称「三日月地蔵」と呼ばれ、元中年 間の銘が残る県下最古の地蔵です。昔から 痔の仏様として知られていましたが、いつ頃から か女性の諸病快癒に霊験があると婦人層の信仰を集 め、祈願の際、コンニャクを供える風習があります。そういえば今回はありませんでしたが、以前に来たときはこんにゃくがたくさん供えてありましたよ。

 西暦1180年(治承4年)、平重衡(しげひら)の兵火にかかって焼失した東大寺再建の大勧進となられた上人は、西暦1181年(養和元年)周防国が東大寺再建の造営料国となったことから、西暦1186年(文治2年)周防国府があったほうふに下向されました。

 その重源上人が作った東大寺再建の7別所のひとつが阿弥陀寺、後白河法皇の安穏を祈願して建立されました。

 境内には、山アジサイやガクアジサイ、本アジサイ、西洋アジサイ、コアジサイ、ウツギなど80種4,000株のあじさいが植えられ、6月ごろには全山が美しく彩られます。今年はちょうど雨が上がった後に行きましたので、それはそれは見事でした。

 このアジサイは、昭和50年頃より植え始められ、昭和63年、防府商工会議所青年部や地元有志の協力を得て、「西のアジサイ寺」を目指し、植樹活動を本格的に開始した結果なんだそうです。

 また、毎年6月の一月間は「アジサイまつり」が行なわれているはずなんですが、去年に続いて今年もコロナのために中止。残念です。

 しかし、境内には入山料無料で自由に出入りできます。が、入口に「御喜箱」が立ててありましたので、200円入れて鑑賞してきました。

 どこにも石段が多くて歩くのに竹の杖が用意されていましたので、一つお借りして…これからの石段は100段以上はありそうですもの。さあ、頑張りましょう!

 紫陽花の他にも、仁王門や湯屋・石風呂、宝物館などいろいろと見所がたくさんあります。

 ①仁王門…1685年(江戸中期)再興・構造:桁行三間(8.33m)、梁間二間(5m)、切妻造茅葺の八脚門

 ②仁王像…鎌倉時代初期 快慶一派による作・国指定重要文化財・像高 約270㎝

 まだ、まだ続きがありますが、長くなりましたのでので、今日はこれで…

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〝せせり蝶〟って?

2021年06月16日 | 俳句

 また、やってしまいました!

 ブログを書き上げて、さあ写真をと探しに行って戻ってきたら…ない!ない!ない!

 以前の既にUpした原稿は出てくるのに、今書いて仕上げたばかりのものがどこを探しても出てきません。もう…ウエ~ン、泣くしかないですよ。

 今までにも何度かこういうことがあって懲りていますので、そうならないようにと下書きで投稿するのクリックを押して、画像フォルダへ移ったはず…。画像を選択して記事一覧に戻り…エエッ、何もない!もしかしたらタスクバーに同じタイトルがあったので、それを削除したからなの?その時必要な方を削除してしまったのかも…とにかく無いんです。クヤシイ!もう一度書くというのには倍のパワーがいります。 でも思い直して…書きました。

 さて、さて、今日は朝からジャージャー降りの雨。天気予報で予想はしていましたが、ここまで降るとは…甘かった!実は月例吟行会が今日だったので、もしかしたらとちょっと淡い期待もしていたんです。が、今年度はどうも良くない。きらら教室でも雨ばかりだし…、これでは〝晴れ女〟も返上するしかないなあと思いながら…。

 8時30分、空港の駐車場に集合…で、行ってみると、更に雨はヒドくなり今度は暴風雨ですよ。ちょっと車から降りただけでびしょ濡れになるし、傘は飛ばされそうになる…これで吟行するなんて!未だかつてないこと。

 まあこれも仕方のないことと諦め、今回の参加者8人、車に分乗して、さあ出発。吟行地は防府市の「阿弥陀寺」、所要時間は約1時間余り。

 ところがですよ、段々目的地に近づくに従って小雨になったかと思うと、今度は雲の切れ目から青空が覗き始めたではありませんか。天気予報では午後からは曇と言っていましたが…、嬉しい誤算です。

 目的地に着くと、みんなが〝先生、サスガですね!〟と言うので、〝まあ、この程度で我慢して…〟と、返上しようと思った〝晴れ女〟の鼻がまたピクピクと動いてしまいました。ナント懲りない私だこと!(笑)

 この阿弥陀寺というのは、山口県では有名な〝紫陽花寺〟なんです。でもこの吟行記は長くなりそうですし、写真も沢山有りますので、次に回しましょう。お楽しみに!

 それでは今日は、先日の句会で出た話を…

 句稿の中に、〝せせり蝶〟を詠んだ句がありました。みんながどんな蝶だろうと、電子辞書で検索すると、4センチ前後の小型の蝶でした。茶色の蛾のような蝶よね…などと言っていると、作者が〝黒色の蝶で調べたらせせり蝶でした。歳時記にもありましたから〟と。見ると「夏の蝶」の傍題に確かにあります。でもここまで調べてやっとどんな蝶かが分かったんだから、1読しただけでは、ヒラヒラ飛んでいる蝶だということは分かっても、どんな蝶か、大きさはどれくらいか、色は?と、その姿がハッキリとは見えてこないでしょう。

 それが問題なのです。蝶などの昆虫に詳しい人だけならそれでもいいでしょうが、いろんな人に分かって貰おうとすればポピュラーな方が得なんです。例えば〝夏の蝶〟だけでは物足りないというのなら〝黒揚羽〟などとすれば誰でもすぐに思い浮かべてくれるでしょう。

 昔初心の頃よく言われていました。知識をひけらかすな!と。専門的なことはできるだけ控えて、万人に分かるように詠みなさいと。

 そんな話をした翌日、Hさんから次のようなメールが届きました。

 いつも丁寧なご指導をいただき有難うございます。昨日の句の、せせり蝶の件ですが、今改めてインターネットで調べました。句作の時にもネットで調べーー白黒の模様に個体差があるにせよ'ダイミョウセセリ'だと確認し季語として使いました。しかし、あの時のスマホでぱっと出てくるのは褐色の蝶ばかりでしたのでーー帰ってゆっくり調べ直そう、もし間違っていたら'梅雨の蝶'に変えようと思っていましたが。参考までにーー褐色は'イチモンジセセリ'または'チャバネセセリ'です。

 次のはそれに対しての、私の返信メールです。どうぞ読んでみて下さい。  

 Hさん、お早うございます。昨日はお疲れ様でした。
いつも熱心に勉強されていて、感心しています。ただ知りすぎた情報で却って一般の人に分からなくしているところがあるのかも知れませんね。
その情報はとても貴重なものですから、そこは自分の中に蓄えておいて、その上で一般的な光景として詠んでいくのも大事かと…。そうすると広くの人が味わえるようになるのですよ。
専門的な人にしか分からないことを詠んで、その仲間内だけなら結構なんですが、俳句は誰がどんな人が読んでも分かるような句の方がいいのです。
せせり蝶は私も名前は聞いたことがありますが、これだという認識で見たことがないので、映像にならず…その結果大きいやら小さいやら…色は?…と姿が浮かんでこないのです。
でも、黒揚羽などというと、すぐに映像化できるでしょう。そういうことなんですよ。
もちろん知ることはとっても大事なこと!しかし、その情報が皆に通じるかどうかです。この句でも蝶の蒐集家でない限り、ダイモンジ…でもイチモンジやチャバネ…であろうと、結局はせせり蝶が見えていなければ同じ事なんです。
あなたが知識として持っておくのはいいことですから、その探究心は大事にして下さい。でも、この俳句では「梅雨の蝶」とした方がいいでしょう。
そうすれば、蝶に詳しい人はこの梅雨の頃よく発生するせせり蝶を思い浮かべてくれるかも知れませんし、知らない人であっても、木漏れ日に生まれたばかりの蝶の姿はチラチラと見えてくるでしょう。この句の眼目は〈生れしばかりの〉なんですから。それは何の蝶であってもいいということ…またそれは生物全般に共通する生まれたばかりの子どもの〝かわいらしさ〟ということなんですね。
以上、長くなりましたが、よく考えてみて下さい。
では、また…これからもHさんらしい楽しい句を詠んで下さい。

 以上ですが、皆さんにも分かって頂けたでしょうか。要するに俳句は575の17音しかありません。あれもこれもと欲張って詰め込もうとしても、俳句は容量の決まった器のようなものですから、入りきらないのです。ではどうしたら良いかというと、対象を一点に絞り、それをズームアップして、映像化しやすいように詠むこと。するとその思い浮かべた映像から何らかの感動が生まれてくれば成功です。即ち平明にして且つ奥の深い句が詠めるようになること。さあみんなでガンバって詠みましょう。

 写真は、我家の梅の木に発生した蛾。〝ウメエダシャク〟(間違いないと思うのですが、もし違っていたら教えて下さい。)の蛹と交尾中の写真、6月4日に撮ったものです。この前まであれほど沢山飛んでいたのに今はもう全く見かけなくなりました。さてどこへ行ったんでしょうかね。

 

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ついでにもう一つ…〝コワイ話〟を!

2021年06月13日 | 俳句

 金曜日は午後から久しぶりにフラダンスへ…5月は体調が悪かったり忙しかったりで、一度も行ってませんでしたので、一月振りかな。

 きっと踊ると暑苦しいだろうし、狭い部屋に15、6人ぐらいはいますので、じゃああの〝分子マスク〟とやらをはめて、意気揚々と行きました。

 〝マスクってムレるし息がしづらいし、着けていると気が滅入る…。そんな多くの方が抱える悩みを、分子マスクはある素材を使って解決しました。完成に5年の歳月を費やした高機能オーガニックコットン使用…〟がうたい文句ですからそれに期待して…。確かに不織布ほどの息苦しさはありませんでしたが、休憩しながらの1時間、レッスンを終えたときはもうマスクの中がぐっしょりと汗ばんでいて…外に出てマスク外したらやっと一息つきました。

 やっぱり何層か重ねて作ってありますので、かなり厚め。これで運動でもすれば息苦しくなるのは当然。やはり一番涼しくて息苦しくないのはメッシュのマスクですが、これではウイルスの遮断は無理でしょうからね。Amazonで調べてみると夏用のクールマスクが様々販売されていて、そんなに高くない! 分子マスクの値段を出せば何枚も買えそう! これはやっぱり悔しいね~。

 ところで、ついでにもう一つ〝コワい話〟を。

 もう1ヶ月以上になるでしょうか。主人が急に頭が痛いと…、それも片側だけ。私は以前よく偏頭痛を起こしていましたが、主人は風邪を引いても頭が痛くなったことがない人なんです。もしかしたらコロナ?と、すぐに体温を測っても正常。味覚、咳、喉など聞いても何もないと。とにかく翌朝すぐに病院へ行きました。私のかかりつけの病院は脳血管心臓病クリニックですので、そこへ行って診てもらうことに。

 しばらくして戻ってきて…あのS先生は藪だよという。〝なぜ?脳のMRI撮って貰わなかったの?〟〝もちろん撮ったが、脳に異常は見当たらないと〟〝じゃあ何ですって?〟〝ナント、帯状疱疹かも知れんからと、頭痛薬の他にこの薬をくれたぞ!〟と。ちょっと腹を立てているような口ぶりで…。

 〝帯状疱疹ならどこかに発疹がでてない?〟と見てみるが、何もない。とにかく歩いても何をしても右側だけがイタイと。〝ほら、私が以前偏頭痛でイタイ、イタイと言っていたのがやっと分かった!〟などと言いながらも…、でも原因が分からないと心配。しかし、気にはなってもどうすることもできません。

 翌朝、鎮痛剤が効いたか聞いてみると全く効かないと。そこで思いついたんです。〝私は耳が悪いからそれで偏頭痛のようになって痛むことがあったので、あなたも昔蓄膿の手術を受けたことがあったでしょう。あれが右側だったから、そこがまた何か炎症を起こしたのかもよ〟と言って、今度はすぐに、これも私の通っている耳鼻科へ行くように勧めました。医者嫌いの主人ですが、今回はなかなか素直です。(笑)

 しばらくして帰ってきたので、〝どうだった?〟と聞くと、〝帯状疱疹にまちがいないでしょう〟と言われたんですって。発疹は出ていないが痛むところが神経にそっているからと。じゃあS先生は藪じゃあなくて〝名医〟じゃあないの!…それで納得したのか、今度は大人しく薬を飲んでいました。

 この帯状疱疹は、私も罹りましたからよく分りますが、症状が治まっても薬はきちんと最後まで飲まないといけません。でなければ後遺症が出て、それが厄介なんです。だから主人もいいと言われるまで通院して真面目に薬も飲んでいました。まあまあ痛みも治まって、薬も飲まなくてよくなり…さあ、これでこの病気とも縁が切れたと思った途端…さて、何が起ったんでしょう?

 これは私にも全く予想できませんでした。本当にまさかということが起ったんです。ある日久し振りのゴルフへルンルン気分で出掛けた主人が、〝大変なことになった!〟と慌てて帰ってきたんです。

 〝何事?〟〝目が半分見えていないんだ!〟一瞬何のことか分かりませんでした。実は右目だけで見ると視野の半分が白くぼやけて見えないんだと。左目が正常なので今まで気がつかなかったのが、ゴルフをするときに片目をつぶって目測するので分かったんですって。また、またこれは大変なこと!

 すぐ翌朝、今度は眼科へ。すると、これも帯状疱疹の後遺症なんだそうで、またまた通院です。最近は薬を飲んでやっと見えるようになったそうですが、まだ少しおかしいと…。

 ほらコワいでしょう。主人が、あっという間に診察券の全科が揃ったぞと笑うもんですから、〝まだ整形外科はないでしょう。私の方が勝ちね〟なんて、二人で診察券を競い合ったりして。でもこんなこと見上げたことじゃないですものね。恥ずかしいこと!

 その話を大分の弟にしたら、自分の顔面マヒも帯状疱疹だったんですって。確かに随分前に顔面マヒになり、食べる時は口から零れるし、瞼も開けていられなくなって、人相も変わってしまったことがありました。知らなかったんですが、それが耳の中に帯状疱疹が出たからなんですって。相当長く治療をしていたようでした。そういえば主人も治療中、瞼がだんだん垂れ下がってきて、顔の左右がアンバランスになりかかっていましたもの。ほら、やっぱりコワいでしょう。

 聞いてはいても、改めて帯状疱疹の恐ろしさを身を以て実感しました。もしまだ罹ったことがなくて、今罹りやすい年齢になっておられる方は、帯状疱疹のワクチンを打った方が良いかも知れませんよ。また、発疹がなくてもこの痛みは?と疑わしい時…特に顔のどこかが日頃になく痛む時には、迷わず病院へ。皮膚科、脳神経科、内科でも、…いいです…とにかくすぐに行きましょう。帯状疱疹も早いほどいいということですからね。

 今日の写真は、代わり映えしませんが、我家の〝紫陽花〟。適当に切って挿しました。以外と赤系統が少ない…ということは土地がアルカリ性ということでしょうね。

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今日は、ちょっと〝コワイ話〟ですよ!

2021年06月11日 | 俳句
 

   昨日6月10日は、「時の記念日」です…と書こうとしたら、メールに同じタイトルの1年前の記事が送られてきていました。

                                  
今日は〝時の記念日〟だと…

 〝きいて、きいて〟です。やっと今日我が家にも「アベノマスク」
が来ましたよ。なんともケチクサイ!あれだけ散々に腐されまくった
からか、なんと小さいこと。昨日の句会で口先だけのマスクを......
 

 それを読むと、山口県は去年のこの日が〝梅雨入り〟だったんですって。まあそれが普通なんでしょうが。さらに〝アベノマスク〟が届いたとも書いています。でもあのマスクどうしたのかな?使った記憶がない! あの頃は異常なマスクの争奪戦が起り、それが一段落してマスクが手に入りやすくなった頃だったので、きっと使う気がしなかったのでしょう。

 しかし、あれだけ国中が騒ぎまくったのに…もうすっかり忘れて、誰も何も言わなくなりましたね。まさに〝喉元過ぎれば熱さを忘れる〟ですか。

 でもこれだけ次から次にコロナ禍で世の中が乱れ、その収拾のつかなくなっているとき、片方ではオリンピック・パラリンピックの問題、挙げ句の果てには政治屋さんの不始末も後を絶たず…。もう考えるだけで疲れますもの。 

 マスクにしてもそれからは困るということがなく、今ではいろいろなマスクが出回っています。手作りマスクでもカワイイ系やらキャラクター系、斬新なデザインのファッション系など、生地もレースから木綿にウレタンと、色もさまざまです。いやあ、あっと言う間にマスク文化が広がりましたよね。まるで流行の縮図を見るような感じ。

 私も何種類か持っていますが、今では不織布が一番効果的だと云われています。またそれが最も安上がりなんですが、でもどこへ行ってもみなさんファッショナブルの布マスクをはめておられますよ。ウイルス感染への恐れよりその方がいいのでしょうか。でも考えてみれば、毎日あの不織布の暑苦しいのをするのは気が滅入りますものね。いろいろ取り替えるのは一種の気晴らしかも?そういえば、服に合わせてマスクを取り替えるというおしゃれな方もいて、もうファッションの一部になっているのかも知れません。

 ところで、今朝とっても怖い話を聞きました。毎朝ラジオ体操でご一緒する方なんですが、そのお姉さんの話。

 昨日コロナのワクチンを打ったらナント心臓が止まったんですって。エエッ、どういうこと!と、詳しく聞いてみますと…

 94歳のお姉さんで、昨日かかりつけの病院へ接種をしに行かれたんです。接種が済んで待機の15分が過ぎ、さあ帰ろうとした時、痙攣が起きて倒れたんですって。取り敢えずその病院のAEDで応急処置をして、その後救急車で大きな病院へ運ばれて一命を取り留められたんです。その結果、今日はペースメーカーの手術を受けることになったのだそうです。

 彼女の云い分は、〝今まで病院にかかっていてもとても元気で、まして心臓が悪いとは言われたことがなかったし、問診でも何も問題なしと言われて…〟〝これで発作が病院を出て帰る途中とか帰宅してからだったとしたら、一人暮しなんだから絶対助からなかったと思うのよ〟と。

 ウン、ウン…、ほら、話を聞いただけでコワいでしょ!医者はワクチンとは関係ないと言っているそうなんですが、どうなんでしょうか。今までかかっていた病院では何を診てくれていたのかしら。これって、その医者が藪だったということ?もし本当に何も異常がなかったのなら、それは絶対ワクチンのせいですよね。もし異常があったのなら診察した医者のせい! 結果は助かったからいいようなものの、それで済む問題ではないと思うんですが。もし亡くなったとしたら、どうなるんでしょうか。結局は泣き寝入りするしかないということになるのかしら?

 確かワクチン接種後すぐに亡くなった方が現在190人以上もいるんですって。今のところ2回目が済んでいるのはまだ全人口の5%以下ですよ。だとすれば、これから全員が済んだときには一体何人になるのでしょうか。私だって今不整脈で薬を飲んでいますが…考えてみればコワいことなんですよね。無事2回目が終りましたからいいのですが、身近でそんな話を聞いたりしたらビビりますよ。100歳の義母はまだ入院中で、先日1回目が無事に終ったと。ペースメーカーを着けているので心配しましたが、病院の中ですから安心といえば安心。

 しかし、このような問題は絶対にうやむやにせず、しっかりと検証してもらいたいですね。遺族の方からすればきっとやりきれないでしょう。コロナに罹って死ぬのもイヤですが、それを予防するためのワクチンで死ぬのなんてもっとイヤ…悔しいですもの。みなさん、よく考えて後悔しないようにして下さい、な~んて言われたって…それも困りますよね。

 ……ここまで午前中に書いて、出掛けましたが、先ほどYahoo!ニュースを見ましたら、〝ワクチン接種後の死亡事例、因果関係「評価不能」は何を意味する?専門家が指摘する不信感払拭の鍵とは〟のタイトルで報道されていました。ちょっと読みましたが何ともややこしい……因果関係が「評価できない」事例をどう解釈すべきか。専門家は日本においてある仕組みが欠けていることが根本にはあると指摘する。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】…と、難しい…時間があるときゆっくり読んでみないと…どなたか分かりやすく説明して下さ~い! (^_^)

 写真は、〝花付き胡瓜〟。「胡瓜の花」で初夏の季語なんです。胡瓜の花には雌雄があって、これは雌花。この小さな花付き胡瓜を収穫して〝花丸胡瓜〟として売られています。刺身などのつまに使われたり、そのままもろきゅうで食べたりするのだそうですが…ちょっと苦味があるとか。〝はなまる〟というだけでも通用するんですって。

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兼題は〝薄暑〟

2021年06月08日 | 俳句

 今日はまさに天気予報を裏切らぬ暑さでしたね。まず朝のラジオ体操から日差しが強くて、みんなちょっと元気がない…特に私たち女性は建物の陰に入ったりして体操する始末…想像するだけで笑えるでしょう。

 だって最高気温31度ですもの。これはもうしっかり真夏日ですよ。午後からのM俳句教室へ出掛けるのに車に乗ると、ハンドルが熱くて持てない!見れば車内温度は37度を示していました。こんな状況ですから頭もボケます。

 今朝の二人の会話…〝昨日イモサラダを買ってくるのを忘れた…〟(主人は朝のパンにこれがないと済まないからいつも自分で買ってくる)〝じゃあここにある…これは何?〟と袋の中に残っていたイモサラダを見つけて…一言!〝買ったものを忘れて来たんじゃなくて、買ったことそのものを忘れていたの?まさか痴呆の始まりじゃない!〟なんて。おまけに〝私はまだ買ったことを忘れたことはないからましだよね!〟なんて、偉そうなこと言っていたのに…

 人のことをあれこれ言うもんじゃないですね。よく言うでしょ!〝人に言った言葉は自分に返ってくる〟と。

 まさにその通りになりました。実は、今日の句会には新しい方が見学に来るというのが頭にあって、少し早めに行かなくてはと思っていたんです。しかし、何やかやと忙しくしていて、気がついたときにはもう時間が無い!食事もそこそこに出掛けました。その時あることがすっぽりと抜けて…。教室に着く直前に気がつき…〝どうしよう!〟と電話をするも繋がらない。仕方が無いので、教室に着いてまた電話をしてみると…繋がった!

 〝先生、どうかしたんですか?〟〝実はKさんがまだ家に居るからタクシーで来てと言ってるの〟〝エエッ、先生、Kさんを拾って来なかったんですか?〟〝そうなの、忘れてて…ここに来て思いだしたのよ〟と言うと、皆から大笑いされ…。私も暑さでボケたのよ!という羽目になりました。

 イモサラダどころではなく、人間様を忘れるなんて…情けない!

 でも、ちょっと言い訳ですが、いつもは何時にと連絡が来ていたのが、今朝は来なかったのですっかり頭から抜けて、新人さんの方にだけ気が向いていたんですね。トホホッ…

 まあ、そのうちに彼女もやって来て、新人さんも入会することになったし、ああメデタシ、メデタシでした。よかった!

 兼題は、「薄暑(はくしょ)」。初夏の季語で、5月頃のやや暑さを覚えるようになった気候をいいます。歩いていたりするとうっすらと汗ばんできてちょっと暑いなと思う程度。さしづめ今日のような日は、もう〝薄暑〟とは言えませんけどね。

  軽暖や写楽十枚ずいと見て  飯島晴子

 第四句集『八頭』(永田書房、1985年)に所収。『飯島晴子の百句』(奥坂まや著・ふらんす堂)を見ると次のように…。ちなみに「軽暖(けいだん)」は「薄暑」の傍題。

 浮世絵の展覧会が上野であり、「一つの部屋へ入ると、馴染のある写楽の役者絵が十五、六枚部屋のコーナーにずらっとかぎ形に並んでいた」「これ程一どきに写楽を見るのは初めてであった」。中七下五はすぐ出たが、「軽暖」を得るには時間がかかったと記す。

 「ずい」の擬態語によって、写楽のダイナミックな大首絵が如実に浮かんでくる。特に、切手にもなった、突き出した両手を拡げ、口をへの字にして隈取の入った眼を剝く「大谷鬼次の江戸兵衛」は、「ずい」にふさわしい。薄暑のやや汗ばむ季感も立ってくる。

 確かに写楽の絵を見ていると圧倒されますよね。それも十枚も見れば、気温的な暑さだけではなく気迫のような熱気を感じますもの。更にこの句の〈ずいと〉がいいです。ここを読むときは、「(ずず)ずい~と」と、伸ばして歌舞伎の口上の台詞のように発声すると面白いと思いませんか。(^0^) 

 さて、ここでは今回助詞の「は」について書こうと思っていたのですが、もう長くなりましたので次に回しますね。では、また…

 写真は、先日の動物園での残り…①②③はカピバラ、④⑤ミーアキャット、⑥⑦はアルパカです。みんな毛皮着てるから見る方も…ほら〝薄暑〟でしょ。

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ちょっと〝笑える話〟かな?

2021年06月06日 | 俳句

 今日は1日中すっきりとはいえないお天気、でも日差しもありましたし、洗濯も何とかできましたので、まあまあでしょうか。

 明日も晴のち曇の予報ですから、これは梅雨の中休みかも知れませんね。でもまだ梅雨が明けるまでに何度かは大雨が降ることでしょうが、台風が来て洪水などで大きな被害が出ないことだけを願っています。昨日の時点でまだ台風3号でしたが、こればっかりは予測できないようで、今後が心配。

 今日の新型コロナの感染者、山口県は3人でした。一番多い東京都で351人、次が神奈川県の249人と、一時期に比べるとガタンと減りましたし、全体でも2022人と5月下旬頃からみると半分以下になりました。

 東京都内では、24日連続で前週の同じ曜日を下回っているそうですが、都の担当者は「新たな感染確認は減少傾向が続いているが、人出が増えていてリバウンドする可能性が高いという指摘もある。会食や外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼びかけているとか。

 これで10都道府県の3回目の緊急事態宣言が解除される6月20日までに、ワクチンの接種率がぐうんと上がっていれば、随分先の見通しもよくなると思うのですがね。見れば1回目の接種率が昨日5日の時点で、最高の和歌山県でも35%余り。2回目の接種率になると最高が10%にもならないという状況なんですから、この先どうなるかは全く分かりませんよ。

 心から安心して日常の暮しができるようになるのは一体いつのことでしょうか。最近では変異株が益々増えているというし、山口県などはその変異株が殆どなんだそうです。

 私は2回目のワクチン接種が終って少し安心ですが、主人はまだまだで、終るのは7月下旬。子どもたちになると、これは全くいつのことになるやらですもの。やっぱり家族全員が安心できるようにならなくては…ですよね。

 ああ、そうだ!今日のタイトルのちょっと〝笑える話〟のこと書かなくっちゃ…。

 実は、とってもお恥ずかしいことなんですが、つい宣伝につられて、いや魔が差したのかな?寝ぼけ眼でPCいじってたから……「分子マスク」なるものを買ってしまったんです。

 その宣伝文には、…ネットで見られた方もいらっしゃるかも知れませんが…

 今話題の「分子マスク」は、生活の安心と快適さを両立させたマスクです。
微粒子を99.9%以上キャッチするのに、2倍以上呼吸がしやすいという不思議な特長を持っています。分子マスクは東京工業大学の谷岡名誉教授が発明した、100ナノメートルの微粒子を99.9%以上キャッチする最新ナノファイバーフィルターを使用しています。

 マスクってムレるし息がしづらいし、着けていると気が滅入る…。そんな多くの方が抱える悩みを、分子マスクはある素材を使って解決しました。

 完成に5年の歳月を費やした高機能オーガニックコットン使用

 分子マスクはファンデルワールス力でウィルスをキャッチするため、N95マスクと比べて8倍、不織布マスクの2倍も呼吸がしやすくなっています。

 100回以上洗っても繰り返し使うことができる………

 しかし、この分子マスクが安けりゃ問題ないんですが、ナント、ナント!1枚で¥3,980 (¥4,378)です。これやっぱりボラレたんでしょうか。自分ながらよく買ったと…不思議なんですが。(笑)

 それがやっと5月末に届きました。それで早速6月1日のワクチン接種に行くとき、きっと人が多いだろうからと思って、この分子マスクをしていったんです。ところが、ところがですよ、クリニックに着くやいな、検温もまだというのに待ち構えていた看護師さんが〝この不織布のマスクに付け替えて下さい〟とマスクを渡されました。〝エッ、だってこのマスクは……〟と、説明しようとしても、〝この不織布の方が安全なんですから〟と聞く耳持たず!

 せっかく大枚を叩いて買ったマスクなのに役に立たず…こんなバカなことって…ああ、あるんだわと、深~く自己反省を致しました。どうぞ笑って下さい!

 いかがでしたか。こんな経験、みなさんには……もちろんないですよね!

 写真は、その〝分子マスク〟で、色は5色あります。私はピンクの女性用を求めました。まとめて買うと割引があるのですが、とんでもない話ですから…1枚だけ。店のものを現金で買うとしたら絶対に買わないと思うんですが、ネットでそれもペイペイのクーポン500円につられて…コワいですね。こういうネット上での取引は金銭感覚がマヒしてしまいますもの。でも引っかかる方が悪いんですから…。だから詐欺でもなくならないんでしょう…。

 ではその使い心地は…というと、あの時ケチが付いたのであれから使っていないんです。勿体ないというのもあって…(笑)

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俳句の構成(語順)について

2021年06月04日 | 俳句

 昨日の雨は相当なものでした。暴風雨とまではいかなくても、これ台風の前触れ?と思わせるぐらいの風が吹いていましたので、せっかくセットした髪もわやくちゃ~!

 梅雨時は油断大敵なんです…私の髪は天然パーマですから。雨が降らなくても湿度が高いとすぐチリチリになってしまうし、まして傘がなくて雨にでも濡れようものならもうバクハツです!何をしてもダメ…。(笑) そういう時は帽子を被ってごまかしていますが…。

 今日も朝から雨でしたが、小雨がパラパラするぐらい…。やっぱり梅雨最中という感じですかね。

 さて、今日は前の句会に出た句でちょっと気になることがありましたので、それを書いてみましょうか。

 この句会も結構長くなりましたので、みなさんそれぞれに成長されていますし、句材もいろいろと魅力的なものが多く…。それで〝みなさん、とてもお上手になって…こんないい句が詠めるなんて素晴らしい!〟と言うと、〝またあ~!先生の次の言葉がオソロシイ!〟と、大笑いです。

 〝何も言うことがなければ、全員卒業でしょう…(笑) だからね…ここをもう一歩考え直すともっとレベルアップしますよ!〟ということでみな納得。

 ではその時の句を一つ見てみましょうか。〈会へぬ子へ新玉葱をレシピ添へ〉という句。素直でよく分る優しい句ですね。今時のコロナ禍も反映されていますし、親の愛情が溢れています。更に季語の「新玉葱」がいい。自宅の畑で収穫されたものでしょう。もちろん茄子やトマトなど、他の夏野菜も作っておられるかも。また、玉葱だけでも夏の季語です。が、ここは新玉葱ということで独特の香と色があります。これはサラダなどの生で食べるのが美味しい。でも、切るときはやはり目に染みる。…と考えれば、この子はきっと娘さんだと思いますが、故郷の母の愛を感じてホロリと…なんて鑑賞もできるでしょう。これが他の野菜じゃあやっぱり~ダメね!

 それではこの句のどこを添削したのかというと…、〈新玉葱レシピを添へて会へぬ子へ〉としました。さて、どこが違うか分かりますか?

 そうです、語順が変わっているだけですよね。ところが大きな違いがあるのです。いわゆる原句には切れがないが、添削句は上五で切れている。

 俳句に於いての〝切れ〟というのは、定型(5・7・5)と季語に次いで大事な要素なんですからね。切れのない句は散文的になり、説明や報告などの〝叙述〟の句になりやすい。この上掲句で見れば、「○○へ△△をどのようにして」なので、当然意味はよく分ります。

 ここで考えてみましょう。上五に「会へぬ子へ」があれば、次の「〇〇を」は何が来てもおかしくない。更にこの句はここまでで作者の意図は8割方伝わってしまい、下五は付け足しで終るということ。

 添削句になると上五の季語で切れるため、それがどうした?と読者に疑問を抱かせる。すると中七で、ああ、その新玉葱を収穫したから誰かに上げるんだなあ~と…これはよくあることですもの。ではその誰かとは?これもすぐに子だろうと推測できます。しかし、近くに住んで行き来している子でもいいわけで、ここで初めて「会へぬ」という一語が読者の心に響いてくるのです。

 今のコロナ禍による自粛で、特に他県の親族には会うことが出来ません。ましてや都会へ働きに出ていたり、嫁いだりしている我が子を、心配はしても顔を見ることが出来ない今日…この思いは大なり小なり殆どの親には通じる気持でしょう。こういう句は類句が多いのですが、作者にとっては偽りのない実感でしょうから、それはそれでいいと思うのです。コンクールじゃないんですから。

 散文では字数・音数など何の制限もなく自由に、いうなら書きたい放題ですから、その分余白も少ない。読んで理解すればそれで終りということが多いのです。小説などになると全てを読み終わってからの感想でしょう。もしも最初から全部見えているストーリーだとすれば興味が無くなってしまいませんか。俳句だってそういうものです。しかし、言葉を尽して伝えることが出来ませんので、いろいろな工夫を凝らすのです。限られた最少の字数・音数で表現するところで一本立ちしなければならないのが俳句。それで、このような切れや組み立て方、一音の助詞の使い方などに心を砕いて詠んでいるのですよ。

 得てして初心者の方は、自分の言いたいことを真っ先に据えたり、最後に季語でダメ押しをしたりという句が多く見受けられます。助詞一字によっても意味が大きく変わりますし、どんなに推敲してもこれで終りということがないくらい。だからやればやるほど道が細くなっていきます。大変なんですが、だからこそやりがいもあるということかも!

 要するに、未知のものへの〝探究心〟や〝冒険心〟だと思えば…止められない!かな…(笑) 頑張りましょう!

 写真は、「ゴデチア」の花畑です。句会の帰りに今年も咲いているかしらと、寄ってみました。夕方で雨も降っていましたのでもう誰もいませんでした。でも、一把(12本)100円と置いてありましたので買って帰りました。花菖蒲はまだちょっと早かったですね。いつ見てもキレイ!このゴテチアの和名は色待宵草(イロマツヨイ)でアカバナ科の一年草。花言葉は「変わらぬ愛」「お慕いいたします」ですって!じゃ誰にあげようかなあ?ああ、この花母が大好きだったっけ…。以前のブログにもこの花のこと書いていますので、よろしかったらどうぞ!

https://blog.goo.ne.jp/kanekuti3515/e/08f853626cb4b3b6f9fc196a7ee79343

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〝案ずるより産むが易し〟かな?

2021年06月01日 | 俳句

 今日から6月…。こちらでは〝梅雨晴間〟とは到底思えない真夏日、最高気温30度でした。俳句教室へ出掛けようと車に乗ると、わあ、暑い!…見れば33度の表示。これでは先が思いやられますね。

 今日のウェザーニュースで、2021年の夏の暑さの見通しが発表されていました。それによると、今年の夏(7月~9月)の平均気温は、東日本と近畿地方では平年よりやや高く、北日本や西日本、沖縄の広範囲で平年並~やや高い傾向、全国的には暑い夏になる見込みだということでした。

 また、今年は早めに梅雨が明ける地域が多く、昨年や平年よりも暑い期間が長くなる予想だと。暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回あり、猛暑日が続くおそれがあるとも。

 しかし、度々雨は降っているものの関東甲信から東北ではまだ梅雨入りはしていないんですって。もし平年並みとすれば6月10日前後からの梅雨入りになるらしい。まるで日本列島が関東を中心に真っ二つ分かれているようで…これでは気象庁も今後の見通しが立てにくいでしょう。

 ところで、6月は〝水無月〟だと書かれているブログ記事をよく見かけるのですが、〝水無月〟というのは陰暦6月の異称です。陽暦では7月過ぎの頃。文字を見ても分かるように、〝炎暑のためくなる〟というのが一般的な語源なんです。でも6月は大体が梅雨の最中なんですから、〝水無月〟というのは意味からもおかしいと気づきませんか。

 そう、6月は梅雨の最中…即ちこの頃の雨を〝五月雨(さみだれ)〟とか、晴天を〝五月晴(さつきばれ)〟などということからも分かるように、〝五月・皐月(さつき)〟が今時分のことなんです。

 このように陰暦と陽暦が混迷して便宜的に使われているのを見ると、俳句に携わっているものとしては、とっても気になります。特に今日のように異常気象によって季節感さえも危ぶまれるような状況になると…。だからこそこれからは日本語の〝原点〟に立ち戻り、その意味するところを理解した上で言葉というものを使って欲しいと願うのは私だけでしょうか。

 ついでに言うなら、何の違和感もなく陰暦の呼称が陽暦にも使えるのは〝師走(しわす)〟だけなんです。それは、他の月の呼称は花や月などの風物、気候的な環境から付けられたものが多いからだと…私は思います。例えば、霜が降り始める頃だから〝霜月〟、卯の花が咲く頃だから〝卯月〟などというように。しかし、〝師走〟はその語源から〝多忙な年末〟のことなので、それは陽暦にも同じ事が言えるからなのです。

 話が逸れてしまいましたが、知らなければ何とも思わずに使うでしょうが、その言葉の持つ本意を知ればむやみには用いられなくなると思うんです。是非みなさん、言葉をもっともっと学んで、古来からある日本語の美しさや素晴らしさを再認識してほしいと、痛切に願うばかりです。

 ところで、私まだ大事なことを報告していませんでしたね。2回目の新型コロナワクチンの接種のこと…。

 今朝一番に行って来ましたよ。どうだったかって?もうお分かりでしょう。こうやってブログ書いているんですから。今のところ1回目と同じように腕が痛いです!熱は…あれ?夕方測ったときは36度4分でしたが、今測ったら37度1分…少しずつ上がっています。頭も多少ボーッとして痛いようなんですが、大したことはありません。

 接種後15分待機して何もなかったのですが、一応解熱鎮痛剤を貰って帰りました。前回の時に相当待たされて懲りましたので、今回は準備をしっかりして、ラジオ体操も行くのを止めて早めに病院へ…結果オーライでした!病院の方も馴れたんでしょうか。要領が良くなってスムーズに接種が終り、早くに帰れました。これで一安心!

 午後からの俳句教室も無事に終りましたし…今夜から明日にかけて副反応が出たとしても2日ぐらい我慢すればいいことでしょう。コロナに罹ることを思えば…、〝案ずるより産むが易し〟だったかな。だからみなさんも恐れずにワクチンの接種を受けましょう。そういえば、〝赤信号、みんなで渡ればコワクナイ!〟というのもありましたっけ。これは今時の政治屋さん達専用の言葉になっているのかも?(笑)

 写真は、先日の動物園の〝チリフラミンゴ〟です。これはチリ、ペルーの高地など、南アメリカの温帯に分布し、オオフラミンゴと同種ですが、体がやや小さく淡紅色。足は関節と水かきだけが桃色をしていると。全長73㎝。

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