ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日は〝水無月尽〟?いえ、いえ〝六月尽〟ですよ。

2022年06月30日 | 俳句

 今日は6月30日…とうとう一年の半分が終りますね。この日はあちらこちらの神社では「夏越(なごし)」の行事で「茅の輪(ちのわ)」などが用意されている所もあることでしょう。

 そもそもこの「夏越」も「茅の輪」も、陰暦の6月晦日に行われた、祓の行事なんですね。要するに、〝なごし〟とは〝邪心を祓いなごむ意〟、あるいは〝夏の名を越して相克の災いをはらう意〟だといわれています。昔の宮中では6月と12月の晦日に行われていたものが、夏のものとして定着したのは、疫病が流行する季節の行合いに、そのもとである罪、穢れを祓い去ろうという心理が強く働いたためではないかといわれています。故にその関わりから派生した〝形代(かたしろ)〟を流すとか〝茅の輪(ちのわ)〟を潜るなどというしきたりの季語もこの時季のものとしてよく詠まれています。

 ではこれらのことをひっくるめて「水無月尽(みなづきじん)」の行事といってもいいのでしょうか。これが問題なのですね。恐らく神社などでもいろいろ論議されたことでしょうが、今現在では、陽暦の6月晦日と月遅れの7月晦日に行うのが一番多いようですが、地域地域では様々でしょう。皆さまの所はいかがですか?

 ちなみに、宇部市の琴崎八幡宮では今年はまだ未定ですが、去年は8月1日(日)でした。過去の実施日を見てみると概ね8月1日前後になっていましたから、一応月遅れの夏越し行事としているようですね。

  薄闇に蹠(あうら)拭きゐる夏越かな  桂信子

  形代の襟のあたりのかげりかな   深見けん二

  ありあまる黒髪くぐる茅の輪かな  川崎展宏

など、それぞれに明暗の効いた句や色彩的な印象鮮明な句が目を曳きますね。

 写真は、琴崎八幡宮の去年のものをお借りしました。ゴメンナサイ!

Lost Artifex — 宇部 琴崎八幡宮 夏越しの大祓

形代の使い方・書き方】紙人形でお祓いする儀式の方法 | 西の ...

 さて、今日は我家の〝とろろ・こんぶ〟の近況でもご報告しましょうか。

 貰って来た翌日の6月10日、病院に連れて行くと、とろろ550g。仔猫の皮膚病で比較的多い真菌(カビ)に感染していて、主に脱毛すると。見ると確かに耳や腹の所に出ていました。こんぶは463g。これは目脂が出て、風邪を引いているからでウンチも黄色の粘液性のものが…。2匹ともノミ・ダニの薬や血液検査などをして、2週間分の目薬とカビの薬をもらいました。

 2週間後、また診察に行くと、こんぶの目はOKだがとろろのカビはまだまだということ。一カ月は掛かるようだし、猫だけでなく人にも伝染するので気をつけてと注意され、また2週間分の薬を貰って帰りました。

 まあ、二匹とも元気は、元気!もうケージなどには収まってなくて、部屋中を駆け回って遊んでいますし、競争して食べますから、いつもお腹が空いたと訴えます。〝ああ、兄弟というのはこうやってつばえながら(じゃれる、ふざけるの山口弁)逞しく、大きくなっていくものなんだなあ!〟と、改めて感心しました。これが一人だと何やかやと発達も遅くなるでしょうし、わがままで甘えっ子になるのでしょうね。4匹だったらもっと早くいろんなことを学んで競争も烈しくなるのでしょうが、その分お互いに譲り合い、手加減をするということも身を以て知っていくのでしょうから。私たちも昔はそうだったんですよね。子ども同士でもまれて…ほら、芋の子をごろごろと回して洗うと真っ白でキレイな小芋になるでしょう、まるであれみたいに…!

 本当に人間と同じです…教えなくてもお互いに見よう見まねでいつの間にかいろんなことを覚えていくんですね。一番心配していたトイレなんですが、いつどこで覚えたのか。嘗てのテンの砂のトイレをそのまま裏口土間に置いていましたが、台所からそこへ行くには引き戸がありいつも閉めてありますので出入りできません。しかし、それではトイレに行ったりするのに困るので閉めていても猫だけは出入りできる〝猫ドア〟を付けてあるのです。仔猫たちはこのドアを知りませんので、トイレも知らなかったはずなんです。ところが、ある日どう見ても砂に小さな小山が出来ているのです。調べてみると小さなウンチが…

 息子に〝チビたちをここに連れてきてさせたの?〟と聞くとシランという。もちろん二匹とも知らん顔ですよ。ヘエッ、不思議?いつ覚えたのかしら?これは証拠を掴まなくっちゃ…すると、見つけました。一匹が潜っていくと必ず後を追いかけてもう一匹が…。そして知らん顔をしてまた猫ドアから戻ってきましたから。すぐ行ってみるとちゃんと二匹分の小山がありました。(笑)

 最初に新しいトイレを買って置いたらすぐにそれにしていましたが、それはケージの中に入れていますから、始めはそこにウンチもしていたんですよ。しかし、テンのトイレを知ってからは、どうも使い分けているようなんですね。大は部屋から離れているテンのトイレで、オシッコは近くでと…誰が教えたわけでもないのに、ですよ。済んだ後はきちんと砂を掛けて隠すことも…。

 普通は親が居て子どもたちが自立するまでは面倒を見るのでしょうがね。また、同じ親から同時に生まれてもそれぞれ個性が全く違いますね。とろろは体が大きくて食欲旺盛ですが、とっても臆病で弱虫…だからなかなか近寄らずに、朝夕は母親を恋しがってよく鳴いていました。こんぶはやんちゃで、人見知りをしないのですぐに抱かれたりして、鳴き声を聞いたことがありません。二匹で遊ぶときも嚼まれて鳴いているのはとろろの方ですね。しかし、食べるのは速いから自分のを食べるとすぐにこんぶのお皿をねらいますので、とろろの方がますます大きくなっているようです。

 しかし2週間後の体重では、とろろ850g、こんぶ800gとなっていましたから、まあ順調かしら。それとも食べ過ぎ?与えればいくらでもたべますので少し制限した方がいいかも。肥満になっても困るし…ね。

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ワーイ、カープ連勝だよ!おまけは〝目高〟の話で~す!

2022年06月25日 | 俳句

 昨日の暑かったこと!全国的な暑さだったようで、どこでも軒並み30度以上。宇部市は最高気温32度の湿度が88%と、やりきれない日でしたが、交流戦を最下位で終った広島カープが…ナンと引き分けを挟んで3連勝とは!延長戦の末の逆転劇もよかったし、昨日は久々のホームラン3本に大瀬良の完封勝利とイイコトづくめでしたものね。暑さなど…いや、いや、しっかりエアコンを入れて応援しましたよ。この暑さの中の延長戦の連続から引き続いての広島~横浜への移動にはどんなに疲れたことでしょう。なのにカープ選手の皆さん、よく頑張りました!(*^-^*)さて、さて今日はどうでしょうか…余り欲張らない方がいいかもね。

 さて、先日の句会での話…兼題は〝目高〟でした。

 実は私、〈我が身より大事と妻の目高飼ふ〉という句を投句しようと考えたんですが、これではきっと〈妻〉が自分で目高を飼っているというように解釈されるだろうなあと…。そこであれこれ考えた末、〈我が身より大事と飼ふや妻(め)の目高〉と推敲して出したんです。すると、採ってくれた人の弁…〝きっとこの作者は奥さんがよく出掛けて留守にすることが多いので、それで奥さんの目高を自分より大事に世話しているのだと…何だか滑稽でもあり哀れな感じもよかった…〟と。

 そういえば、最近は奥様は外交的なのに、定年退職後の旦那様はすることが無く家にいて留守を守っていると…そんな家庭が多いような気がしますものね。でも、でも、この句は違うんです。この目高は形見で、妻はもう亡くなっているんですよ。それが分って貰えなかったとは…悲しい~!

 俳句というのは短いが故にそこが本当に難しい!言い過ぎてもいけないのですが、言い足りないのはもっといけない!特に助詞の使い方などで意味がガラッと変わるのもあって、その一つが「の」という助詞なんですね。

 この助詞は格助詞で、文語では①連体修飾語、②主語、③同格というのが主な使われ方になります。だから〈妻の目高〉は、〝妻の〟目高であると同時に〝妻が〟飼っている目高という意味にもなるのです。それで、間違われないために、飼うのは作者で飼われるのは〝妻の目高〟だというつもりで、下五に持って来たのでした。しかし、それではこの妻がもう生きていないということまでは伝わらなかったのですね。クヤシイ!

 ちなみに、俳句には「母」を詠むことが多いのですが、その場合は「妣」の字を使い、これを〝はは〟と読ませることによって〝死んだ母〟を、また、父の場合は〝考〟を使って伝えます。しかし、残念ながら妻や夫や子などにはないんですね。そういうとき、初心者のように〝亡き妻〟などと言えば簡単なんですが、それを言わず内容や季語によって感じさせるように詠むというのが腕の見せどころなんです。だから、この句は失敗作ということかも…残念!

 ところで、この時にもう一句…〈賑やかなる目高の恋を硝子越し〉というのが出ていて、ナンとこれは主人の句。話を聞いてみると、私のも主人のもモチーフになったのは同一人物でした。

 写真は、お借りしました。スミマセン!

目高(めだか)三夏 – 季語と歳時記

howto情報|メダカの飼い方|ホームセンター

 これはもうかなり前のことなんですが、主人の同僚の奥様が実家に帰られたとき突然水害に遭われて亡くなられたんです。その奥様が大事に飼われていたのが目高。その亡くなられた後に、彼がどうも鬱で引き籠っているようだと聞いて心配になり、二人でお宅へお見舞いに行ったんです。その時の話…

 暑い夏でした。通された部屋は薄暗くて…とっても蒸し暑い。それでこちらの部屋が涼しいからと奥の座敷へ案内されたのです。するとそこには大きな水槽があって、中にたくさんの目高が涼しそうに泳いでいました。彼がいうには…〝この目高を妻が我が子のように大事に大事に育てていて…〟と。だから自分は暑くても我慢をし、目高のためにはエアコンで快適な温度に保っているのだと。ほら、涙が出るでしょう、こんな話を聞けば。いつもこの部屋に来ては水槽の硝子越しに目高の恋を一人眺めて…奥様のことを思い出しておられたんだそうで。子どもがいなかったので余計に可愛がっておられたのでしょう。

 この話をすると、この地域の近くにもそういう方がおられるとか…その方の奥様は猫だったらしくて、今では捨て猫を拾っては飼うものだから、もう5、6匹にも増えているそうです。やはり人は心に大きな穴が空いたら何かで埋めないと辛くて生きていけないのかも。それが何であってもいいのですよね。だから俳句をしている方がそういう状況になったときは、ああ、俳句があってよかった!とよく言われますもの。

 いかがですか?皆さまも俳句を始められては…きっと良かったと言える日が必ずあると思いますよ。

 下の写真は、先日の〝きらら俳句教室〟で見つけた亀の子の脱皮した後です。この穴の中で卵を割って、殻を付けたまま出て来るんだそうです。その殻の残骸が2枚目の白いもの。〝亀の子〟も夏の季語なんですよ。もちろんこの日何処を探しても亀の子の姿は見つけられませんでしたが…

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〝父の日〟はうなぎ?

2022年06月22日 | 俳句

 うかうかしていたら「父の日」(6月19日)も、「夏至」(6月21日)の日もあっと言う間に過ぎてしまい、今日はもう23日です。

  雨あがり夏至の黄昏ながきかな  小路智壽子

 確かにあの日は梅雨の合間でこんな感じでしたね。だって「夏至」は一年中で最も昼が長い日ですもの。

 ところで、このところメールを見ると、一年前の記事ですよというのが日を置かずに来ています。ということは、去年は真面目にブログを書いていたということなのかしら。我ながらエエッ!という感じ。だって去年がそんなに暇だったということは絶対ありえませんし…、ならこの差はどこからきているのかな?

 気になってちょっと調べてみましたら、それ程大きな差はなかったんですが…去年のUp数は大体月に10回以上で、一番多くて15回。それが今年は殆どが10回以下になっているということで…なるほどでしたね。

 だから毎日欠かさずにブログをUpしていらっしゃる方々を、本当に心から尊敬致します。見倣いたいとは思いますが、絶対私には無理、無理…だからマイペースで〝ぼちぼち〟といきますので、これからもよろしくお願いしますね。

 さて、今日はちょっと遅くなったのですが取り敢えず「父の日」のことを書いておこうかなと思って…。すると次のような句を見つけました。

  父の日の冷奴でも招ばれむか    安住敦

 安住敦には、「父の日」を詠んだ句が意外とたくさんありました。それは「春燈」創刊時に掲げた「風景のうしろに人間がいなければつまらない」という理念で、市井人の哀歓を叙情的に詠んだ作家だったということからでしょうか。実はこの句は季重ねなんですが、ここはやはり「冷奴」でないとこの味はでませんね。たとえば鰻のような贅沢な食べ物だったら…

 すると、先日の句会に〈父の日を母に祝はれ櫃まぶし〉というのが出たんです。これ、もうお分かりでしょう、主人の句なんです。お婆ちゃんが父の日のお祝にみんなで鰻を食べに行こうと言い出し…もちろんお婆ちゃんの奢りでと言われれば、そりゃあみんなすぐにOKですよ。 それで、以前にも行ったことのある「かめうら苑」へ早速家族6人の予約を入れました。

 当日注文したのは、娘夫婦と息子が「うな重」、私とお婆ちゃんは「うなぎ定食」の〝月〟。ところが主人は「うなぎ定食」の〝雲〟がいいと…まあ、今日はお父さんの日だからとみんなで了解! (笑)

 ちなみに、それがこの下の写真…これを見るとうな重が一番美味しそうでしょう。(笑) もちろん鰻はどれも二段になっていましたけどね。

・うな重 ¥4,200(税込¥4,620)・うなぎ定食(月)(小鉢・蒲焼・貝汁・御飯・果物)¥4,500(税込¥4,950)・うなぎ定食(雲)(小鉢・蒲焼・うざく・うなぎ巻物・貝汁・御飯・果物)¥6,200(税込¥6,820)でした。お婆ちゃん、〝ごちそうさま〟でした。

 鰻はいつも土用丑の日には必ず食べているんですが、でも高いから今回のように丸ごと一匹を満腹になるほど食べたことがありません。ですから、食べ終わるとみんながもう当分鰻はいいよね~と。お婆ちゃんなどは半分でも多すぎたわと言っていましたもの。まさに〝堪能〟しましたよ。

 でも、これでは〝市井人の哀歓〟どころの話じゃあなく、なんとも贅沢な話でしょう。こんなゼイタクをしているようではとてもいい句などは詠めませんからね。はい、ゴメンナサイ!

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〝きらら俳句教室〟の日なんですが、実は…?

2022年06月19日 | 俳句

 昨日も曇り後晴れの一応〝梅雨晴間〟でしたが、気温は30度近くて蒸し暑い!それでも…第3土曜日ですので、午前中は〝きらら俳句教室〟3回目、午後からは宇部馬酔木会の句会でした。

 きらら浜自然観察公園の今日のメインは、鳥では蘆原のオオヨシキリ、他に夏ウグイスやセッカ…ホトトギスもいるらしいのすが、この日は確認できませんでした。湖には僅かに鴨がいたような…軽鴨だったのかしら。

 蘆原は、春に野焼した所としていない所のコントラストがとてもいい感じで、歩きながらその蘆原を吹きわたる風の音に耳を傾けるのもなかなか乙なものですよ。

 ちなみに、軽鴨は歳時記に夏鴨として載っていますが、でも年中いますので軽鴨だけで使うと季語性は薄いでしょう。探鳥会などでも、軽鴨は野鳥ではないからといってカウントしなかったんですよ。しかし、カモ類は夏に繁殖しますので、その雛を「軽鴨の子」「軽鳧(かる)の子」などといって、これはよく詠まれています。

 植物では、赤芽柏の花、蒲の穂、野茨、睡蓮、夏萩かな…ああ、楊桃(やまもも)の実が今年は豊作とかで、散策する道のあちこちにたくさん落ちていました。よく熟れた実を採ってみんなで口に入れ…思わず〝ああ、酸っぱい!〟などと言い合い…それで〈楊桃の酸つぱさ口に残りをり〉などという句も。

 一番多かった季語はやはり「梅雨晴間」かな…しかし、最高点句は〈くるくるとワルツの途中捩れ花〉でした。見たのがまだ咲き始めたばっかりの捩花でしたから〈途中〉という表現になったのでしょう。でもちょっと固いかな。そこで〈捩花の踊り初めたり三拍子〉とかにしましたが…いかがでしょうか。

 ところで、ここでちょっと内緒の話を…。実はこのきらら浜公園から先日仔猫を二匹貰ってきたんですよ。テンがいなくなって、主人も息子も…もちろん私もですが、淋しすぎるからどこかから猫を貰いたいと…。それで保護猫の譲渡会や里親捜しのネットとかで探していたのですが、条件や手続きなどがとっても難しくて諦めていたんですが、ひょんな事から…

 〝仔猫が欲しいのよ〟と職員の方と電話で話していたら、〝今この公園にいますよ。野良猫が四匹子を産んで…〟と。すると、仔猫を保護したからとすぐに連絡が来たので受け取りに行きました。最初は一匹かと思って行くと、二匹を一緒にと頼まれて…まあ、それからが大変でした。飼ったことのある方はお分かりでしょう。私も仔猫は育てたことがありますが、その時は先住猫のおかげで、トイレやしつけなど何やかやと助かりました。が、今回は仔猫だけの二匹ですから…大変!でも、とってもカワイイんですよ!

 それで、昨日きらら浜公園に行って、この前の親猫や他の仔猫たちは?と聞くと、あの次の日にどこかへ消えていなくなったんですって。なんという巡り合わせでしょう。あの1日だけの出逢いだったなんて…〝あれはきっと先生と出逢うためにテンちゃんが差し向けてくれたんですよ〟なんて言われて、もう、涙ですよ。

 連れて帰る途中、大型スーパーに寄って、ケージを買うやらミルクやちゅうるなども…、息子は早々と玩具なんぞも買って…もう親ばか、まるで赤ちゃんですよね。翌日には病院へも…すると風邪を引いているとかで、目薬と飲み薬を。でも、今はもう元気、元気…食欲旺盛ですから、すぐに大きくなるでしょうね。このまま小さい方がいいけど…

 話が逸れましたが、教室は無事に12時過ぎに終り、午後の句会場へと。しかし、途中家に寄ってお昼ご飯…でもそれはそこそこで、仔猫たちの餌の方がメイン…そりゃあ顔見た途端にうるさく鳴きますものね。だからほら、私てんてこ舞いなんですよ。ちなみに、仔猫たちの名前は息子が付けて…〝とろろ・こんぶ〟なんです。さてどっちがどっち…解りますか?そうです、とろっとしているのがとろろで~す。時々成長する姿をご披露しますので、見てやって下さいね。オネガイしま~す!

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蝙蝠(こうもり)を町で見たことがありますか?

2022年06月15日 | 俳句

 今朝はまだ昨日の雨が残っていましたが、やがて曇りとなり午後からは久し振りの日差しと青空が拝めました。でも、ちょっと蒸し暑かったかな…

 昨日はお婆ちゃんが寒い、寒いと言って、ガーディガンをまた引っ張り出して着ていましたが、今日は暑いよと…確かに、昨日は最高気温が21度、今日は27度でしたもの。こうも気温が上がったり下がったりしては老体には堪えますよね。でも、お婆ちゃんは頑張ってますよ。服を出したり入れたりして…(笑)

 要するに昨日は「梅雨寒」だったんです。梅雨のころの季節外れの寒さのことで、梅雨冷えともいい、仲夏の季語なんです。

  梅雨寒の教師にチョーク折れ易き   藤井吉道

 この藤井吉道氏は、俳人協会山口県支部の幹事としてしばらくご一緒しましたし、大学の大先輩だったということも分って、親しくさせていただきました。それなのに、コロナより前だったかしら、幹事を辞められてお顔が見られなくなったと思ったら、その後あっと言う間にお亡くなりになったんだとか…とってもビックリしましたし、残念でした。

 50年以上も俳句を志し、また教職の道を停年まで一筋に歩まれたということでも、とても親近感があったんですよ。だからこの句には心から共鳴します。きっとチョークが折れる度に何だか出鼻をくじかれるような思いがして余計に梅雨寒を感じたのではないかしら。

 詳しいことは分りませんが、『俳人協会会員名鑑』によれば、吉道氏は、昭和9年山口で生まれ、柳井市に在住。昭和29年より作句を開始、昭和55年には春嶺賞を受賞されて同人に。昭和61年藤柳句会主宰。句集には『亀山』『氷室山』『八代の鶴』があると。

 心からご冥福をお祈り致します。合掌

 ところで、今は俳句教室でも殆どホワイトボードでチョークを使わなくなりましたね。ああ、フォーユーは今でも黒板でチョークなんですが、終ったら当番さんが黒板を消してきれいにしてくれるんです。その時チョーク塗れの黒板拭きをきれいにする電動掃除機があったので、ビックリしました。私たちの頃は、パタパタと叩いて粉が舞いあがったり…また、生徒達が教室の外の壁で叩くものだからそこが白や黄色や赤くなったりして、それを叱ったりしていましたものね。懐かしい!

 最近の学校では電子黒板とかになっているんだと…ならばチョークで楽書などということもなくなったでしょうね。何もかもIT が進化して、私の中にある記憶は全て〝時代遅れ〟ということに。そしてそれはどんどん消えていくという運命に。それも淋しいこと…。確かにチョークの粉で手は汚れるし、その粉が舞いそれを吸って気管支が悪くなったという人もいたとか、イイコトはないんですが…でもね。

 さて、先日の教室の兼題は、「蝙蝠(こうもり)」でした。ところが、ナンと蝙蝠を一度も見たことがないという人がいたり、子供の頃見たがそれ以後は見てないとか、この兼題のために近くや公園などを夕方探してみたが一匹も見つからなかったとか…。

 そんな状態ならば俳句も当然想像でしか詠めませんから、実感の籠った句など期待出来ませんよね。だって俳句を始めたからさあ見ようなんて思っても、そうそう上手い具合に出くわしたりはしませんもの。この兼題を選んだのは誰なの?と…、でも、そういうことって、俳句でもしていなかったら一生無いままで終るかも知れないでしょう。そう考えれば、俳句ってとっても楽しいものなんですよ。みなさんもいかがですか?

 ちなみに、日本にいる蝙蝠は殆どがコガタコウモリ類で夜行性。生息場所(ねぐら)によって「洞穴性」「森林性」「家屋性」の3つに分類することができるんですって。よく見かけられるのは家屋の天井の隙間や雨戸の隙間などをねぐらにしている、通称イエコウモリというもの。夕方餌を求めて飛び回っていて、蚊などを食べるので蚊食鳥ともいいます。また最大の特徴は、後肢で逆さまにぶら下がって止まり休憩や睡眠をとること…ああ、そういえばそこから発想したという新人さんの句に、〈重力と蝙蝠足で闘へり〉という面白いのがありましたよ。なるほどね~でもこれを添削するのは…難しい!

 写真はお借りしました。スミマセン!

コウモリが逆さまにぶら下がる理由

 みなさんも夕方の空に飛ぶ蝙蝠を探して、一句詠んでみてはいかが?愉しいですよ! 

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蛍狩?いや「2022ほたるマルシェ~吉部deナイト~」で~す!

2022年06月12日 | 俳句

 昨日の11日(土)、気象庁によると、九州南部と北部、山口県が梅雨入りしたようすと発表しました。同庁によると、今年の梅雨入りは、昨年より31日も遅いのだといいます。 

 既に沖縄・奄美・関東甲信でも梅雨入りの発表がありましたよね。とにかく去年は早く梅雨に入り遅くに明けるという長い梅雨でしたが、今年はどうも短くなるような感じです。さて、どうなんでしょうか。

 そういえば昨年は長く降り続いた雨で地盤が緩み大きな土砂災害も…そうそう、あの熱海市伊豆山地区を襲った土石流の映像はまだしっかりと瞼に残っていますもの。しかし、梅雨が短いからといって安全だとは言えないんですって。この異常気象で集中豪雨(ゲリラ雨)がいつ来るかは全く分らないから、油断は禁物だそうですよ。皆さまも気をつけて下さいね。

 さて、6月4日の土曜日、宇部市の吉部小学校旧校舎(宇部市東吉部)でマルシェイベント「2022ほたるマルシェ~吉部deナイト~」が開かれました。先日吟行に行った時散らしを貰ってきていたので、主人と息子と3人で出掛けました。お婆ちゃんは誘ったのですが、夜は暗いし足元が悪いと転んだりして迷惑掛けるからと…3人で行っておいで!留守番してるからお土産買ってきてねと、追い出されてしまいました。

 この東吉部地区は宇部市内有数のホタルの生息地として知られており、藤ヶ瀬川や厚東川などの清流沿いで源氏蛍と平家蛍の両方が観賞できます。

 主催は、宇部市北部地域の活性化を目的に活動する地元有志団体「うべの里生徒会」で、今年度のイベント第一弾として実施。当日は、「ホタルかご」や「ホタルかご制作キット」の販売のほか、子ども用ランバイク試乗や鉄道模型走行、ミニジオラマ制作、アニメーション上映などが行われます。

 マルシェやワークショップでは宇部市内の飲食店やハンドメードグループなどが雑貨やスイーツを販売し、キッチンカーの出店や、うべの里生徒会が同校舎で運営する「職員室カフェ」も行われると。

 余りの人の多さに圧倒されて、残念ながら写真は殆ど撮っていませんが、この写真は、吉部小学校旧校舎の庇。その下には燕の団地が出来ていました。でも、この騒々しさで巣へ戻られずあちらこちらの空を飛んでいて、燕のご夫婦はカワイソウでした。その下は職員室カフェでその入口のお花です。

 以前の〝吉部ほたるまつり〟には、義母や義弟も一緒に来たんですよ。おばあちゃんは良く覚えていて、あの時は近いコースへ行って田圃の畦道だったので転びそうになったよと。今回は違うコースに行くから大丈夫と言ってもあれからもう4、5年は経っていますものね。お婆ちゃんが言うのももっともなことです…が、私は行ったことはもちろん覚えていましたが、二手のコースに分かれて出発したということまでは覚えていませんでした。さすがです、もうお婆ちゃんには脱帽!その時筍を買ったとかうどんを食べたりしたということも…。私も言われればそうだったと思い出しますが、それを言うのが101歳のお婆ちゃんの方なんですから…主人などは〝そうじゃったかいね…覚えとらんわ!〟ですって。ほら、義母には降参でしょう。

 ところで、イベントを担当されたYさんは「ホタルは時期を合わせなければ楽しめない今だからこそのイベント。地元でこんなにも幻想的なホタルの風景が見られることを知ってもらえるきっかけになれば」と、話しておられました。開催時間は16時~19時30分。

 しかし、まさかこんなに人出があるとは…私たちも大きな誤算でした。蛍はどうせ暗くなってからだしと、6時過ぎに行ってみるともう車を停めるところもいっぱい、何か食べようと思っても長い行列で…殆どが小さな子供連れでした。コロナ禍でこのようなイベントがなくなり、久し振りということやコロナももうそんなにコワクナイという気持ちでしょうか…昔の、いや昔以上の賑わいでした。どうも一番面食らっているのは地元の方々のよう。どこもてんてこ舞いでしたが、特に職員室カフェは人手が足りず、おまけに早々と品切れになるという有様…。私たちはどうにか食事にありつけたし、お婆ちゃんへのお土産のケーキも買えたし…後は肝心の〝蛍〟が見られれれば来た甲斐があったというもの。

 今回は以前と違うコースへ行きましたが、なんせ7時30分になっても明るくって…蛍なんてどこにいるの?と…、待つこと20分ぐらいかな…〝アッ、ひかった!〟という子供の声が…。ちょっと支流の竹藪の中に一つ、二つ…アレ、あそこにもここにも…と数がどんどん増えていきます。それに連れて人の数も…

 最初この竹藪に光り出して…でもまだ明るくって、やがてだんだん見えてきたんですが…この写真では分りませんよね。ゴメンナサイ!

 ここの蛍は大きなホタル…源氏蛍のようでした。以前の畦道コースでは確か小さな平家蛍でしたね。息子は、子供の頃山口市の一ノ坂川に何度も見に連れて行ったのに、殆ど覚えていないと。それで本当に蛍が見られるのかと言ってついてきたのでした。ちょっと感動したみたいで、スマホにせっせと撮っていましたが…。もちろん私も…でも、蛍を撮るのは難しい!ほら今度はかすかに映っているでしょう。一枚目は真ん中に、二枚目は草の上の方に…見えましたか?

 次のは、山口県タウン情報トライアングル様の〝【山口県】ホタル観賞スポット4選〟よりの写真をお借りしました。スミマセン!

 宇部の中心部から約20km北にある吉部地区は、ゲンジボタルやヘイケボタルが飛び交う姿が見られるスポット。

 8時過ぎ、私たちはお婆ちゃんが待っているので早々に引き上げましたが、蛍は今からがたけなわのよう。帰る道すがら上の写真のようなたくさんの蛍を見つつ駐車場まで戻りました。

 途中先日の弁当屋の店先で奥さんに出会い、あの時のお礼を言うと、〝今日もお弁当やおはぎを作って売り出していたんだけど、あっと言う間に売り切れて…まさかこんなに人が来るなんて…〟と、嬉しい悲鳴を上げておられましたよ。よかったですね!というと〝おかげさまで!〟と…本当に気持ちの良い〝蛍の夜〟でした。やっぱり山口県は…宇部市はいいところですよ。どうぞ皆さま〝おいでませ!〟です。俳句は…はい、詠みましたけど、でも蛍は難しい!

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吟行は船木鉄道跡で~す!

2022年06月09日 | 俳句

 まさに暴風雨といってもおかしくないような天気があったかと思うと、今度は30度以上の真夏日になったりと、そんなまるでジェットコースターのような気温の変化に老体は付いていけず、このところ毎日がヘンに疲れています。

 昨日は朝から晴れていましたが、最高気温は28度と…。しかし風が吹いて凌ぎやすかったものの、午後からの俳句教室で疲れたのか、早くに眠ってしまいました。目が覚めたのが何とまだ4時前、そのまま起きて何やかやとしているうちにもう眠れなくなってしまい、こうやってブログを書いています。

 では、先日の宇部市吉部方面の吟行会のつづきを…

 朝9時に集合して、参加者8人、2台の車に分乗して出発です。一応宇部市ですが、平成の大合併で一緒になったから、市内からは3、40分は掛かります。コースは、船木鉄道跡の大棚トンネル・鉄橋跡・始発駅跡~沈下橋~吉部市地区街なみ~吉部ふれあいセンター(昼食・句会)、4時30分の終了予定。

 最初は、この船木鉄道の中心となった船木駅の建物が今でも使用されているということで、寄って行きました。営業中でしたので中を見せて貰えませんでしたが、その待合室にデーンと置いてあった木椅子の厚みにはビックリ。坐ってみると温かくってとっても安らげる椅子でしたよ。

 次に、その船木鉄道跡をいろいろ見て回りました。

 普通の人からみると、俳人はどうしてこんな何もないところをブラブラと時間を掛けて歩くのかと不思議なようです。確かに…自分でもそう思いますし、俳句をしている人たちは皆が実感していますね。以前まだ俳句をしていないときに来て見たりしたことは全く生かされませんもの。ただ来たことがあるとか、見たことがあるというだけで、ホントの所何も見ていなかったということ。

 だから今でも、俳句以外の人と旅に出ても結局は一句も詠めないままに終ることが殆ど。だから同じ目的の人たちが集まってする吟行というものは本当にイイコトなんですよ。

 この船木鉄道は、山陽本線が山陽道の宿場町として繁栄した船木の町をはずれて敷設されたため、地域開発と共に町勢の復活を目指し、地元資本で762ミリ軌間の軽便鉄道として開業されたものです。のちに山陽本線と同じレール幅に改軌し沿線の鉱産物輸送を強化したのですが、昭和中期に鉱山が相次いで閉鎖されるとその使命を終えました。しかし、鉄道廃止後も社名を変更することなく、今度は船鉄バスとしての運行を主業務として現在に至っています。

 その嘗ての隧道や陸橋の橋脚、駅舎や汽車が走っていたという土手などが所々に残っているのです。ちょうど辺り一面熟れた麦畑が広がっていましたから、格好の句材になりました。

 他にも〝卯の花〟〝夏薊〟〝露草〟〝夏燕〟〝夏鶯〟〝草苺〟…ああ、〝蛇〟も出て来て、竹林では〝竹皮を脱ぐ〟など…もう選り取り見取りで、後はどの季語を使って詠むかということが問題、却ってみんな頭を悩ませていました。(^▽^)

 次は〝沈下橋〟へ。沈下橋は、河川行政用語としては「潜水橋」が公式の名称ですって。 地方によっては、潜没橋、潜流橋、沈み橋、潜り橋、冠水橋、地獄橋などとも呼称されて、もちろん河川を渡る橋の一種、堤外地に設けられる橋で洪水時には橋面が水面下になる橋をいうのだと

 概ね沈下橋というと高知の四万十川を連想しますが、あちらこちらにあるようです。でもWikipediaで見ると関東以北にはないようですよ。山口県にもあまりなくて、岩国の錦川で見たことがありましたが、宇部市の吉部にあると知ったときはビックリしました。この日も一人ほどこの沈下橋の写真を撮りに来ている人がいました。

 この橋の名はなんと読むのでしょうね…向こうへ渡ると奥は人が行かれないぐらい荒れていましたから、今はもう活用されていない橋なのでしょう。

 最後は、吉部の街なみへ。ここにはたくさんの蛍がいるということで有名。毎年〝蛍まつり〟が行われていたのですが、残念ながらコロナ禍でこの3年ほどは実施されていません。街の中心にある吉部八幡宮は参道がきれいな石畳になっていて、傍を小川が流れています。それに沿っていくと蛍が見られるそうなんですが、昼間ですから私たちはお弁当を貰いに…(笑)

 そうするとおまけといってヤクルトを貰い、巻き寿司も余ったからと一本頂きました。ナンと田舎の人はヤサシイこと!〝また蛍でも見に来て下さいね〟という声に送られて、吉部ふれあいセンターへ。

 これでお弁当を食べたら…さあ句会ですよ!さてどんな句が出るでしょうね。皆さんの句はまだ発表前なので殆ど載せられないのですが、これは載せても問題ないという…〈廃線のトンネル抜くる青葉風〉や〈草苺ふくみてしばし十二歳〉など、全部で40句ありましたから…同じものを見ていてもいろんな詠み方があってとても楽しかったですよ。

 ところで、句会が済んで帰るときに散らしを貰いました。それには〝蛍まつり〟の代わりに〝ほたるマルシェ〟というのが6月4日(土)16時からあって、その時に蛍も観られるのだと…

 では久し振りに観にいこうかということで主人と行きましたが…、それはまた次にでもご報告しますね。

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傷心を癒やす吟行かな?

2022年06月03日 | 俳句

 今日はもう6月3日、テンを見送って6日目です。俳句のことをしていたり、義母の所でおさんどんをしていると余り考えないのですが、用が済んで夜の暗い家に戻ってきたとき、〝ああ、テンが待ってる!〟といつも心にあったものが急に無くなって…玄関の鍵を開ける度に悲しくなるのです。

 昨夜も一昨日もその前も…ブログをと思って書きかけてはまた途中で挫折…どうしても書く気になれませんでした。この気分がまさにペットロス?……その言葉は知っていましたが、やはりそうなんですね。

 たかが猫されど猫…これほどの喪失感を抱くとは自分ながら情けないと思うんですが、これも歳を取ったということなんでしょうね。実は私には紛失したものを当分諦められずに探す癖があるんです。それがひょんな所から見つかったりして…その嬉しさはまた格別。でも、テンは…もう絶対に見つかることはないんですから…

 このぬいぐるみ…、以前テンに似ているからといって息子が買っきたもの。家に帰って机に座り何かしているとついそれがテンに見えたりして…到底代りにはなれませんけどね。あの毛の柔らかさといいジッと見つめる目…撫でるとうっとりと目を閉じて…。知らん顔をして行くのでしつこく呼ぶと仕方なく鳴いてくれたり、代わりに尻尾で答えたりと……未だに部屋中のそこここにテンの影がちらついていけません。生きものを飼ったことのない人には笑われそう…。

 でも、ちょっと女々しいけどこういう心はとっても大切にしたい!だってこんな心があるからこそどんな生きものにも、ましてや人の痛みなども心から分ってあげられるんだし、また、誰にでも優しくなれるのもこの心なんですから。

 さて、こんな湿っぽい話ばかりではイヤでしょうから、そろそろ俳句の話にでも戻りましょうか。

 一昨日の6月1日は第1水曜日でしたので、恒例の吟行会でした。雨はその前の日に一日中降っていましたから、花や植木にはいい具合のお湿り…、しかし吟行日はその湿り気が残っていて、ややムッとした暑苦し日でした。でもまあまあのお天気で、辺り一面青葉の候で風が吹いてくるととっても気持ちいい!

 いつまでもテンを失ったさみしさに心が萎えていては…と思いつつも自分でなかなか脱出出来ない、そんな時のいい気分転換になりました。

 行き先は、コロナ以前にも吟行してご紹介したことがある宇部市吉部(きべ)方面。〝船木鉄道跡〟を中心に散策しました。ここは蛍の里としても有名で、4年前かな?お婆ちゃんを連れてホタル祭にも来たことがあります。この2,3年はコロナで来る機会がなく久し振りに来てみると、改めていいところだなあと確信しました。

 でも今日は平日ですので本当に人っ子一人見かけません。まるでどこかに置き忘れられたような町なのですが…でも掘り出せばあちらこちらから宝がざくざくと出て来そうな…そんな心癒やされる異空間です。

 また長くなりましたので、詳しいことは次にでもご紹介しますね。新しく発見した所もありますし…。やっぱり自然はいい!これもみんな俳句をしていたお陰です。シアワセ…というのが実感!知らず知らずのうちに心も軽くなって…本当にアリガタイコトです。  

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