ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

吟行会へさあ出発!

2017年03月11日 | 俳句

 今日は、フォーユー午後の部と夜間の部との合同吟行会です。9時集合の16名は4台の車に分乗、あとの5名は現地集合で、総勢21名の団体です。行き先は山陽小野田市の江汐公園。10時には全員が集合出来たので、いよいよ開始です。
 何と今日も最高の吟行会日和、私の〝晴れ女〟の名声(?)をまたまた高めてしまいました。このところ連戦連勝で、自分でも怖くなりますよ。そのうち罰が当りそう…。この前の秋吉台の山焼きの時も、前々日に雨、済んだ次の日も雨、それも大降りでしたよ。この山焼きは予定通りに行われないので有名なのですが、これも最高の山焼き日和でした。ところが、今まで一度もなかったのに、今回は1名の方が亡くなられたということを、家に戻ってニュースで知り、本当にびっくりしました。他人事ながら気の毒でなりませんでした。

 さて、スタートしてすぐに出くわしたのが、なんと大鍋であさり汁を作っているところ、聞けばイベントの参加者に振る舞うために用意しているのだと。「美味しそう!」と、今にもよだれを垂らしそうな様子に、「さあさあ、あさり貝も春の季語だから、みんなは食べたつもりで句を詠みましょうね。」と追い立てる。
 この公園の湖に鴛鴦がきているという情報を得て、早速その方へ移動しました。「冒険の橋」という浮橋と「冒険の森」の近くです。双眼鏡で探してみたのですが、どこにも見当たりません。もう帰ってしまったのかと諦めて、軽鴨や大鷭、大きな鯉などを眺めました。
 土曜日でお天気もいいので、親子連れの姿が多く、鯉に餌をやったり、冒険の森の遊具などで遊ぶ姿をしばらく眺めていました。「このぶらんこも春の季語ですよ」「鴨や鷭は冬の季語だから、春の鴨とか言わないとね…」などと説明しながら歩くのも、気持のいい時間です。三々五々と歩きながら散策をし、各自お気に入りの場所を見つけては、みんな一生懸命に句をひねっているようです。さあ、今回はどんな句にお目にかかれるでしょうか。今から楽しみですね。

 12時に隣接のホテルで昼食。メニューは下見に来て決めていますので、きっと皆さんに気に入ってもらえると思っています。好きなだけ食べていいサラダ・飲み物付きの木箱御膳、おまけにデザートも付いているんですよ。美味しそうでしょう?これで締めて消費税込みの1,814円、いいでしょう.

 人数が多かったので、結構時間がかかってしまい、次の句会は13時30分から、2句投句で始めました。16時まで会場を借りていましたので、最後の方は多少時間切れとなり、駆け足でしたが、一応全句講評をしましたよ。全ての予定をどうにかこなして、ほっとしました。
 始めて吟行というものに参加した人も、口々に「楽しかった!」「面白かった!」と言って下さり、有り難いことです。特に「冥途のよき土産になった。」という感想が一番受けて、みんなで大爆笑。こんな時本当に疲れも吹き飛び、やってよかったなと思います。

 最後に今日の吟行会の高点句を紹介しますね。
   〈浮橋の揺るれば山の笑ひけり〉  〈飛び立てる飛沫輝く春の鴨〉

   〈ふらここや姉妹競ひて空を蹴り〉 〈日射し受け水尾重ねけり春の鴨〉


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