日々好日

さて今日のニュースは

径団連今年も賃上げ容認なれど連合要求の2%以上は否定

2015-01-21 08:00:31 | Weblog

径団連は今年の春闘の指針となる経営労働政策委員会報告(径労委報告)を発表しました。

まず賃上げに繋がるベースアップを2年連続で容認する事としました。
ただ連合が要求する2%以上のベアは否定的見解をしめしました。

消費税増税後足踏みする景気引き上げについては、政・労・使共、賃上げの必然性を求め
協力する事としています。
しかしそれぞれの立場の思惑でそう簡単には参りませんね。

今回発表された径労委報告は次の通りです。

ベースアップは飽くまで賃上げの選択の一つである。
収益拡大の企業は積極的対応をする。
賃上げを前向きに検討される事を期待する。
労働側の要求一律2%以上のベアは実態のそぐわない。
物価変動に連動し機械的賃上げには賛成出来かねる。

使用者側のガイドラインが窺われます。
まず賃上げ全てがベアでなく定昇やボーナス等一時金対応もあり事。
機械的賃上げには反対し、収益向上した企業には積極的に賃上げを求めた。

安倍政権は昨年の官製春闘に味をしめ今年も経済界に賃上げを要求する。
15年度税制改正大綱で法人税実効税率を2年間で3・29%までもって行く。
賃上げ促進減税等、税金面で企業を後押しする。

労働者側は14年度賃上げ率は2・07%となったが、物価上昇は是を上回って居るとして
物価変動を加味した実質賃金のアップうを求める。

それぞれの立場で今年の春闘対応は異なる様ですね。

今年は大企業と中小企業の格差是正も問題になりそうです。

14年度の中小企業賃上げは社員300名以下で大企業との格差は2020円低い4197円
でした。

前年度より格差が拡がり、本年度では益々これが拡大する懸念が出て来たとの事です。


イスラム国・安倍首相に支援額同額を日本人捕虜身代金2億ドルで要求

2015-01-21 06:43:45 | Weblog

中近東歴訪中の安倍首相は2億ドルを含む大盤振る舞いの中東支援策を表明しました。

これに食いついたのが、世界の凶悪テロ集団と言われるイスラム国です。

イスラム国は早速拘束して居る二人の日本人ジャーナリストを人質に日本政府に向けて
脅迫動画を公開しました。

イスラム国から日本人へと言う動画です。

動画は黄色い服を着せられ跪まずかされて居る二人の日本人ジャーナリストの横に立った
黒衣の男が、ナイフをちらつかせながら、遠い日本が欧米に同調した事を詰問します。
そして「日本は我々に2億ドルを支払うかさもなければこのナイフで二人を殺害する、期限は
72時間だ」と脅迫の動画を流した。

迂闊に他人の喧嘩に手を出したツケを払わされたとの構造も見て取れます。

比較的イスラム圏は日本に対して寛容だったが、敵か味方かの厳しい選択をせまられて居た。

日本のエネルギィー確保にはイスラム圏の石油が欠かせない資源のひとつです。

日本は優柔不断な方法で着かず離れずの姿勢を堅持してきました。

処が安倍政権になり、挙出を鮮明に打ち出し強い日本を強調する方針に変更し始めた。

その現れが今回のイスラム国糾弾と2億ドルの中近東支援策とも云えます。

確かにイスラム圏とテロ集団イスラム国は違います。

しかし彼等の間には色々確執があります。

また欧米とイスラム圏とは長い歴史的宗教的対立があって部外者の日本が立ち入るべき
ものではありません。

今回の脅迫事件は将に此に逆らった事に対する報復とも取れます。

因みにこの脅迫動画は合成動画で問題にすべきではないと言う説もあるがイスラム国は
欧米にジャナリストを何人もクビを切る処刑動画を流して居るので恐ろしさがあります。

人命第一で相手の言うままに235億円もの身代金を支払い邦人の命を守るか?
それとの世界の世論に従い身代金支払いを拒否し邦人の命と引き替えに国際信条を
全うするか?

もし脅迫が本気なら、期限の72時間まで残りは少ない。

どうする安倍首相。

日本に中近東支援と同額の身代金を支払う財源が何処にあるのか?

この辺りも問題ですね。