この病棟へきてからも何人かは退院していかれました。
お向かいさんが見違えるように素敵な洋服を着て退院されてから、二日間はまだ向かいのベッドは空いたママです。
その前に退院された斜め向かいに入られたのは若い方ですが、自分でも≪ものすごいおしゃべり好き≫という位で、「どこへ行っても誰かれとつかまえてしゃべるから、みんなにしられとるんや」だそうでしかも私と同じ系統の病気なのだとお互い共通の話題があっておしゃべりが弾んでしまいます。
もう一人の方はおうちで転んで肩が折れて救急車で入院されたそうで、一人でトイレへも行ってはいけないのですが、足が達者なのですぐ出て行ってしまうので足元にセンサーマットが置かれています。
でもやはり寂しいのでいつも廊下の見えるところのいすに座って私達とおしゃべりするのが楽しいといいます。
入ってきた看護師さんも「廊下の端から声が聞こえるよ」二人の声のでかさに笑います。
今日も転んだ影響で、足元がおぼつかなくて作業療法士の先生に付き添われて病室まで帰りますが、糖尿病の予備群に入った彼女も自宅へ帰ったらどう生活するかを看護師さんに詳しく調査されています。
お隣さんもケアマネの訪問でこれからデイサービスへご主人と一緒に通うことになるというので詳しく調査されています。退院する前にいくつもの準備が進められるのです。
ここの病室はそんなわけでかしまし娘(?)の部屋となりました。
リハ友さんから大乗寺丘陵公園からの紫陽花の写真が送られてきました。
拡大すると赤十字病院が見えます。