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栗林が新人王を受賞

2021年12月15日 23時05分50秒 | オフシーズン

 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021」が行われ、今季の最優秀新人選手賞(新人王)に栗林が選ばれました。カープからは昨年森下に続き11人目となりました。

 今季は開幕から抑えを務めると、2リーグ制後の新人記録を大幅に更新するデビューから22試合連続無失点や歴代2位タイの20試合連続セーブを記録し、新人最多セーブタイ記録でリーグ2位の37セーブをマークするなど、53試合に登板して0勝1敗37セーブ、防御率0.86で、セーブシチュエーションでの失敗が無く抜群の安定感を見せました。

 また、東京五輪でも日本代表の抑えとして、全5試合に登板して2勝3セーブで金メダル獲得に貢献しました。

 今季は、DeNAの牧、リーグ優勝に貢献したヤクルトの奥川、阪神の佐藤輝、中野、伊藤将も候補に挙がり激戦が予想されましたが、栗林投手は有効投票数306のうち201票を獲得して、2位牧に125票の大差をつけて文句なしの受賞となりました。

 最大のライバルは牧と思われ、接戦になると思われましたが、予想以上の大差がつきました。やはり、次々と記録を更新した上に、セーブシチュエーションでの失敗が一度も無かったことが、印象を良くしたと思われます。さらに五輪での活躍もプラスに働いたのでしょう。

 来季も守護神としてリリーフ陣を支えてもらわないといけないので、しっかりとコンディションを整えて来季を迎えて、チームを勝利に導き、自身はセーブ王を狙ってほしいですね。

 

 九里と松山が、それぞれ契約更改交渉に臨みました。

 九里は、5,300万円増の年俸1億4,000万円+出来高の3年契約で、再契約金1億円と出来高を含めると、3年総額6億5,000万円となりました。

 今季は開幕から先発ローテとして先発陣を支えましたが、5月に新型コロナウイルス感染により離脱がありながらも、25試合に先発して13勝9敗、防御率3.81の成績を残し、初のタイトルとなる最多勝を受賞しました。

 九里は、年々成績が向上しており、大瀬良や森下ほど目立ちませんが、しっかりと先発ローテを守って、試合を作ってくれるので、チームとってはとても貴重な存在です。特に4月に大瀬良が故障離脱した後は、九里の存在感がひと際大きく感じられ、まさに先発陣を支える存在としてとても頼もしく感じました。

 来季は今季以上の成績を残してくれるという期待感があり、その期待にしっかりと応えてくれるのではないかと思っています。まずは大瀬良や森下と開幕投手を争いを繰り広げて、3本柱で刺激し合い、更なるレベルアップに繋げて、強力な先発陣を形成してほしいですね。

 

 松山は、1,500万円減の年俸7,500万円+出来高で更改しました。今季は、開幕5番スタメン出場しながらも、コンディション不良により2度登録抹消されるなど、本来の打撃が影を潜めたことで、85試合の出場にとどまり、打率.263、2本塁打、29打点と全ての打撃成績において物足りない結果となりました。しかし、後半戦は代打の切り札として存在感を発揮して代打打率.317をマークし、得点圏打率も.339と勝負強さを発揮しました。

 打撃成績だけ見ると、松山の実力を考えると寂しい結果となりましたが、得点圏打率の高さなど勝負強さを評価されて1,500万円減で踏み止まったと思われます。

 来季は再びスタメンの座を目指していくとのことですが、1塁には新外国人マクブルームが、外野には新人の中村と末包がそれぞれ加入することから、かなり厳しい状況となるものの、コンディションさえ万全であれば、まだまだ力を発揮できると思います。今オフは肉体改造に取り組んでいるようなので、オフからしっかりとトレーニングを積んで、まずは万全の状態で開幕を迎えられるようにして、開幕スタメンを勝ち取るくらいのアピールをしてほしいですね。

 


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