折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

太陽は泣いている By空倶楽部

2018-07-29 | 空倶楽部

 「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


金沢の7月の天気を眺めてみると

梅雨明けの8日以来、連日の30℃越え。

その暑さ、関西や中京ほどではないが、

それでも33℃から34℃というデータが並んでいる。

また、降水量では同じく梅雨明け以来で3ミリとある。

20日間、30℃越えの暑さが続き、しかも降水が累計で3ミリ。

今の金沢、まさにからっからの様相だ。

 

さて、今日これからの金沢の天気。

台風12号の影響で、一時、雨の予報もあったが、

予想進路が南寄りにずれたとかで雨マークは消滅。

それどころか、台風が連れてくる南風が吹き込むフェーン現象となり、

最高気温は37℃を超えるのだとか。

そんな中、これからゴルフに出かける。

「命にかかわる暑さ」が続く7月に、今日で三度目のゴルフ。

しかも過去2回よりも過酷な気象条件の中、

さらに荒行は続く。

 

この記録的な猛暑、いったいどこまで続くのやら。


Sony α99  2.8/70-200㎜ G + Teleconverter (f/8,1/60sec,ISO100)  

と、いうことで...。

この暑さに太陽も泣いている。

・・・といっても、この暑さの原因、元はといえば太陽なのだが。


 

いしだあゆみ  太陽は泣いている

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「待ち遠しい」風景

2018-07-22 | 日常の中に

・・・あのカーブを曲がったら海が広がる。

数えきれないほど走った道で、その景色も目に焼きついている。

それにもかかわらず、この瞬間はいつも胸が高鳴る。


 Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (f/5,1/640sec,ISO100) 

子供の頃、夏休みにいちばん楽しみにしていたのが家族で出かける海水浴。

途中、バスの窓に海が見え始めると、「早く、早く、」と心が逸ったものだった。

ありふれた風景だが、自分にとっては「待ち遠しさ」が詰まった特別な情景。


 

「渚の誓い」という邦題がそう思わせるのか。

それとも、なんとなくノスタルジックなメロディのせいなのか。

夏の記憶を手繰る時、ふと思い出すのがこの曲である。 


Art Garfunkel   So Much In Love

元々はタイムズというグループのものがオリジナル。

競作が多い曲だったが、自分にとってはアート・ガーファンクルのバージョンが最もしっくりくる。

 

 

 

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梅雨空の置き土産  By空倶楽部

2018-07-19 | 空倶楽部

 「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


その日の朝まで北陸の空を厚く覆っていた雨雲が次第に分断されていく。

そして、まるでオセロの石がひっくり返るように、

雨雲に打って変わり大きく広がり出した青空。

その光景を眺めながら、ふと思ったことがある。

この空を残して「梅雨が逃げていく」のだと。


  Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (f/5.6,1/80sec,ISO100)  

そもそも梅雨前線とは、北から降りてくる冷たく乾いたオホーツク高気圧の上に

南から勢力を伸ばす暑く湿った太平洋高気圧が覆いかぶさることで、

その境界に大気が不安定な場所が連続してできるものだという。

つまり、太平洋高気圧の勢力が強くなるほどその前線は北に押し上げられ、やがて消滅する。

そしてその日、太平洋高気圧は北陸までその勢力を伸ばしたようだ。

その攻勢に梅雨空は散り散りになった雲を残して一目散に逃げていく。

とっとと行きやがれ、梅雨空! 

この空は置き土産として受け取っておくことにしよう。


いよいよ真夏がやってきた。

例年よりも梅雨明けが早かったということは

それだけ太平洋高気圧の勢力が強い、ということだろうから、この先の暑さが思いやられる。

それなら、せめて音楽だけでもさわやかに...

そう思って探しだしたのがエア・サプライ。


Air Supply - All Out Of Love

そのユニット名が示す通り、さわやかな風を感じていただけたなら幸い。

 

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北前船の記憶が残る風景

2018-07-15 | 日常の中に

海の日がからむ三連休。

予定といえば最終日のゴルフくらい...。

...くらい?!

確かにサラリーマンの遊びゴルフなど、「...くらい」程度の予定でしかないのだが、

この三連休の金沢の気温は連日33℃越え、

しかも、さえぎるものなく日の光と紫外線が降りそそぐ屋外に半日。

これはもう、荒行である。

それで昨日と今日は体力温存。

不要不急の外出は避け、撮りだめした写真の整理と決め込んだ次第だ。

 

ということで、昨日に引き続き、港の風景を。


Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (f/2.8,1/400sec,ISO100)  

 

「港」といっても、この水域は海ではなく河口である。

冬に荒れる日本海を想定してか、石川県では、直接、外海に開けた港は少ない。

最近、各地の北前船寄港地が日本遺産に指定されたとのことだが、

石川県にも長い海岸線に沿って北前船の寄港地が点在し、この港もそのひとつだ。

今は漁港となって、FRP製のシャープな船が停泊しているが、

かつてはこの河口も何艘もの北前船で賑わっていたはずだ。

数年前、当時さながらに再建された北前船を見たことがある。

船そのものはそう大きいものではなかったが、

何よりも、木で緻密に組まれた造形の美しさと、

また、それが荒波を蹴散らすように走るその頑強さに驚いたことをはっきり覚えている。

その北前船が、かつては大挙してこの河口を行き交いし、この街を賑わせていたのだ。

そんな、過ぎ去ったこの港の栄華を思うと、この静かな風景が感慨深いものに思えてきた。

 

さて...

すでに船は出港準備完了。

 


Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (f/2.8,1/400sec,ISO100)  

 

この時期の穏やかな日本海では、夜のイカ釣り漁が盛んだ。

日暮れとともに船はこの河口の港から漁場へと向かっていく。


1980年のスティービー・ワンダーのアルバム「ホッター・ザン・ジュライ(Hotter Than July)」からの選曲。

「7月より暑い」...って、どれだけ暑いんだ。

そんなタイトルとは裏腹に、夏の暑さを一瞬忘れさせてくれるのが、この「Lately」 


Stevie Wonder - Lately

次第に薄れゆく夏の光を眺めながら、ふとこの曲のメロディを思い出していた。

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ある夕景 入り日さす港

2018-07-14 | 日常の中に

北陸の梅雨が明けた日、ある港町で出会った光景のこと。

全天を覆う雨雲が次第に切れて、それが晴れ間に移りゆく空の表情はダイナミックでおもしろい。

そして、ましてやそれが夕刻ともなると、さらに印象深いものとなる。

そんな、梅雨が明けた日の空と入り日を期待して、港に出かけたわけだったが...。

天候の回復が予報よりも遅れたらしい。

西の空一面にはぶ厚い雲がどっかと残って 、日の光を阻んでいた。

日の入りの時間までは20分足らず、

「これでは無理だな」とあきらめて立ち去ろうとした瞬間。

わずかに開いた雲の切れ間から強烈な光が射してきて、

それまで暗かった港の街並みを照らしはじめていた。


Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (f/6.3,1/160sec,ISO100)  

 

光がやってくる方向が白トビしていて、写真的にはほめられたものではないと思う。

しかし、光の明暗が作りだす空と海の青いグラデーションの中に

突如、暗がりの中から白昼夢のように浮かび上がった港の街並み。

その意外な光景が、強い印象とともに、その日眺めた港でもっとも魅力的なものに思えたのだ。


平成最後の夏がもたらした未曾有の豪雨災害。

あまりにも痛ましくて、このことについて言葉を発することもできない。

せめて、この曲で...

 
  Marvin Gaye - Mercy Mercy Me (The Ecology)

 

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Let Your Light Shine  By空倶楽部

2018-07-09 | 語りかける街

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


空倶楽部、6月のお題「曇り空」は梅雨真っ盛りの東京はお台場から。

東京湾上空ではレインボーブリッジまでも包み込むように雨雲が低く垂れこめていた。

ところが、そんなうっとおしい天気とは裏腹に下界では・・・。

特設のパブリック・ビューイング会場に集まった人々の(...というか、前日から帰らずにいたのかもしれない)

あふれる熱気、熱気、熱気!

コロンビア戦勝利の興奮に湧く明るい歓声が曇り空を逆に突き上げていた。


RICOH GR DIGITAL Ⅲ   f/4,1/400sec,ISO-64 

 

豪雨災害にオウム事件のひとつの顛末。

決して明るい話題ばかりではなかったけれど、それはすでに先週のこと。

今日からは晴れ間が戻り、それもしばらくは続くようだ。

災害の復旧を思うと、あまりノー天気なことも言ってられないが、

いよいよ梅雨明け、そして明るい夏がやってくる。

 

People let your light shine !

Come on now let it shine !

 

 
  Light Shine - Jesse Colin Young

 

 

 

 

 

 

 

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習作 夕空を映す海

2018-07-06 | 日常の中に

5月初めの空倶楽部で、三国港の海を赤く染めた夕陽に見入ったのだが、

あれ以来、海を眺めるたびに「空色に染まる大海を撮ることはできないものか」と思うようになった。

空倶楽部にも「映り込みの空」というお題があって

小さな湖など穏やかな水面に映る空を何度か掲載したこともある。

しかし、港や入り江など波が立たない場所ならともかく

色とりどりの空が映りこんだ大海にはいまだ出会っていない。

いや、そんな自然条件など存在しないのかもしれない。

けれど、今のデジタル光学技術なら、ひょっとしてそれができるのでは...。

そう思って試してみたのがこの写真である。


Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 +NDフィルター (f/18,1.3sec,ISO100)  

大げさなもの言いになったが、

要はスローシャッターで波立つ海面をつるっと仕上げたら、

そこに空が映りこむのではないかと考えただけである。

「映りこみとしてはまだまだ不十分だが、研究の余地はありそうだ」

...なんて、夏の海、夕暮れ空の下、そんな無粋な思いにふけった変人のたわ言である。


 

夏の夕暮れ、さらに海が加わると思いだす曲のひとつが、You're only lonely


You're Only Lonely - John David Souther

別に夏の海のことを歌っているわけではないが、

初めて聴いたのが こんな時期だったのか、

それとも、挿入歌として使われた、ホイチョイムービーの「波の数だけ抱きしめて」の印象が強かったのか、

はたまた、JDサウザーのなんともナイーヴな印象がそう思わせるのか、

とにかく自分にとっては夏の夕暮れ、海で聴く曲なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

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I stand alone !

2018-07-02 | 日常の中に

前代未聞、6月に梅雨が明けてしまった東京。

それで、時期を見計らってと温存していた写真をあわてて掲載。

東京、お台場に立つ「自由の女神像」。

まるで曇り空を押し上げるかのような、その存在感に強く惹かれた次第だ。 

 
RICOH GR DIGITAL Ⅲ   f/3.5,1/320sec,ISO-64 

 


 

自由の女神といえばニューヨーク。

そして70年代のニューヨークを代表するミュージシャンのひとりがアル・クーパーだった。

子供の頃に憧れた、そんなオトナの音楽をふと思い出した。


Al Kooper & Shuggie Otis - Lookin' For A Home

 

 

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