リンパ腫とともにネコには多いガンで
その80%は悪性であることで知られている。
急速に増殖して、あっという間に肺やリンパという
致命的な部位に転移してしまう性質があるのだそう。
レントゲンで肺への転移がないとわかれば
転移する前にできるだけ早く手術して摘出。
ジュルの場合も次の日に手術した。
レントゲンを撮って、もし肺への転移が確認されると
手術ではなく化学療法や放射線治療で対処していく。
リンパ節への転移を確認するために、ジュルの左半身の脇の下から
股のつけ根まで大きくメスを入れ、片側の乳腺をすべて摘出。
ポチっとある腫瘍だけをチョチョイのチョイっと採っちゃえばいいんだ
なんて軽く考えていたので、思いのほか大手術でちょっとうろたえた。
なぜ乳腺ごと摘出するかというと、それだけ再発率が高いから。
この腫瘍、転移の早さだけでなく、再発率も比較的高いらしい。
特に残っている右側の乳腺は、今後はチェックが欠かせない。
結局ジュルの場合はみつけた小さな腫瘍1つのみで
リンパ節にも肺にも転移していなかった。
ジュルの腫瘍が悪性か良性かは、ただいま検査中。
エイズウイルスにガン細胞。
勝てる気はしないけれど、守れる自信は多少ある。