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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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アクション映画のようにはいかないよ

2009年02月19日 | 歴史をひも解いて
兵士をいくら頑丈な防護服や硬いもので被っても、爆風や衝撃に対して完璧に安全とはなりません。 生身の人間なのですから、限界がありますね。
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「対テロ戦争 米兵、脳損傷2万人以上 … 外傷なし、爆風で」(2月17日 毎日新聞/ワシントン) _ ※追加1へ

ウィキペディアから_脳挫傷とは、頭部を強打するなどの要因によって外傷を受けた際に、頭蓋骨内部で脳が衝撃を受けて脳本体に損傷を生じる病態 (※追加2)。

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スパイダーマンなどのアクション映画では、主人公が悪漢に振り回され、レンガ壁に投げつけられて、レンガがボロボロと崩れ落ちるほどの衝撃を受けます。 本来、そのような目にあったら、人間は全身打撲で、皮膚や脳はもとより内蔵や骨も大きな損傷を受け、重傷か虫の息になってしまいます。 映画ではハリボテのレンガで、簡単に崩れるように仕掛けられているか、CG で製作しますから損傷は殆どありません_あったら大変です。

脳は頭蓋骨で被われて守られていますから、外部からの打撃にはある程度耐えられるようになっています。 ただ鉄製のヘルメットをかぶって更に補強し、爆風で飛ばされてコンクリの壁や舗装道路に強く叩き付けられるとどうなるでしょうか?

脳は豆腐のような柔らかい組織ですから、外部から打撃を受けると、反作用で打撃の反対側が潰れるか損傷を受けるそうです。 大男がバットでヘルメットを被った頭を殴るのを想像して下さい。 何も損傷を受けないと考えるほうが異常でしょう。

関節部分や首、へこむところのある防護服は爆風や衝撃に対してどうしても完全防備とはならないものです。 それを補うには、宇宙服のように体や手足、首を完全に被うロボットのようなへこまない重装備の防護服しか解決策はないでしょう。 作れないことはないですが、これは非現実的ですから、実現はしないでしょう。

それよりも、爆弾攻撃などの行動を起こさせないためには何が必要かを考えて、そちらの対策に人的物的資源を投入した方が早いというものです。 米国はヴェトナム戦争当時、圧倒的な軍事力で北ヴェトナムやヴェトコンを叩き、個々の戦闘では勝利しましたが、結局ヴェトナムから撤退せざるを得ませんでした。

物理的にはいくら強大な力で押さえつけても、ヴェトナム人の心までは従わせることが出来なかったのです。 今、米国はイラクやアフガニスタンでも同じことをしているのではないかと想像すると、第二の … とならないとも限りません。

以上


※追加1_ イラクやアフガニスタンでの戦争で、反米武装勢力の爆弾攻撃を受けた米兵が爆風だけで脳内に特異な損傷を負うケースが多発している。 毎日新聞の米国防総省などに対する情報公開請求で、その負傷兵士数が少なくとも2万人以上に上ることが分かった。 頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴。 ハイテク防護服が従来以上に米兵の生命を守る「生き残る戦争」の現状が背景にあり、米軍は対テロ戦争で新たな課題に直面している。

武装勢力は米軍への攻撃で、改良して爆発力を増した IED (即席爆発装置) と呼ばれる手製爆弾を多用している。 毎日新聞が入手した米陸軍病院作成の資料 (06年3月) によると、手製爆弾の多くは超音速 (秒速約340メートル以上) の爆風を生む。 武装勢力は爆弾を道路脇などに仕掛け、米軍の至近距離で爆発させている。

医療関係者らによると、爆風の衝撃波が外傷性脳損傷 (TBI) という負傷をもたらす。 著しい記憶障害やめまい、頭痛、集中力低下などが主な症状。 過去の戦争での医学的データはほとんどなく、損傷のメカニズムは分かっていない。

国防総省の開示文書によると、同省管理の病院で03年1月から昨年末までに脳損傷と診断された米兵は約9,000人。 また、退役軍人省が管理する病院では07年4月から08年10月までに、約1.3万人が同様の診断を受けており、総数は2.2万人に及ぶ。 さらに2万人に「疑い」があり、実数はこれを大きく上回るとみられる。 詳しい診断状況が報じられるのは、米メディアも含め初めて。

陸軍病院脳損傷センター代表のマイケル・ジャッフェ医師は取材に対し、05年以降、論文などでこうした脳損傷の発生について「強調した」と述べた。 しかし、米軍が対策を本格化させたのは07年秋以降で、米国防総省は事態を認識しながら、迅速な対応を取らなかった疑いもある。

◇外傷性脳損傷 (TBI)
外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。 戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。 診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。 治療が遅れると症状が固定しやすい。
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※追加2_ 概要 _ 外傷を受けた側の脳が局所的に障害を受ける一方で、外傷とは反対側の脳表面は広範囲にわたって障害を受ける。 これは外力によって慣性を付けた柔らかい脳が硬い頭蓋骨に内側からぶつかって広範囲に挫滅するためと考えられる。

頭部に加えられた衝撃は打撃部位直下に陽圧を、打撃と反対側の部位に陰圧を生じる。 打撃側に生じる損傷を直撃損傷 、反対側に生じる損傷を反衝損傷 と呼ぶ。 頭蓋内、脳内は不均一な構造になっているため、剪断損傷 を起こすこともあり、また脳幹部と脳底動脈穿通枝とのずれ によって小出血が生じることもありうる。 このような脳実質の挫滅、小出血、続発する浮腫を脳挫傷という。

原因 _ 頭を強く打つなどの外傷。

症状 _ 頭蓋骨骨折や頭蓋底骨折を同時に受けていることが多く、脳内出血などを併発する場合が多い。 嘔吐・意識障害・運動知覚麻痺・痙攣発作・視野の欠損などの症状が起き、重症では昏睡状態になることもある。

治療と予後 _ 損傷範囲が広い場合が多いうえに、神経細胞の分裂能は極めて低いので原則的に手術などは適さず、保存的治療が試みられる。 しかし出血が多い場合などに手術などを要することもある。

治癒した後、運動機能障害・失語・視力障害、精神的症状などの後遺症が残ることも多い。

小範囲、限局性の脳挫傷の予後は良好だが、挫傷が広範囲だったり、挫傷脳中に巨大な脳内血腫を形成したりした場合には予後は不良である。 脳内血腫の合併を含む昏睡状態の重症脳挫傷では、致命率は 44%、社会復帰は 31% 程度である。

以上

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