アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

まずは、能登半島を中心とする日本海側を襲った地震と津波に被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
余震のために心休まらない日夜をお過ごしの方々は、身の安全を確保されますようお祈りいたしております。

さて、しゅんけん改造計画の実行2日目=【アドラーの言葉、一日一言】2日目です。
「発売までカウントダウン、アドラーの言葉、一日一言」を1月1日スタートで、1月26日の発売日まで全部で26回取り組みます。
今回はその2日目。
タイトルは「もって生まれたものをどう生かすか」です。
実際のアドラーの言葉としても有名なフレーズです。

Amazonで「予約受付中」
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https://amazon.co.jp/dp/4799330101/

を辿ってAmazonを覗いてみたら、発売前にもかかわらず何と「西洋近代思想」のカテゴリー部分で第一位に輝いていました。

 

昨日6:00に配信されたヒューマン・ギルドのニュースレターの巻頭言でのお知らせをもとにAmazonの予約してくださった方々が多数いらっしゃったからだと思います。

巻頭言では「私の67冊目の本:『超訳 アドラーの言葉』のすすめ」と題して、その後半を次のように書いていました。

この本を出版した意図は2つあります。
 
(1)「アドラーの言葉」と称しながら、アドラーが語った言葉でない言葉がまかり通っていることを憂いていること
(2)「アドラー自身の本からアドラーの言葉をピックアップしてもわかりにくい」ということを是正したいこと
 
(1)の点で言うと、「アドラーの言葉」として流布しているもののなかで実際のアドラーの言葉は1割にも満たないと推定されます。
アドラーについて、あるいは、アドラー心理学関連として書かれた本の中で、その本の著者が書いた言葉が、厳密にチェックされることなく「アドラーの言葉」として有名人をはじめ各方面でかなり使わています。
  
(2)については、アドラー自身が書いた本が読みにくいということも、責任の一端を担っていることが指摘できます。
それには次の理由が挙げられます。
1)56歳から英語を習い始めたアドラーは、日常会話では不自由しなくなったが、英語で文章を書くのは得意ではなかったこと。
2)1926年から1933年にかけて出版されたアドラーの本は、講演または事例検討の本であること。
3)多くはアドラー心理学に熟達していない、フリーランスの編集者がまとめ、アドラーは綿密なチェックを施すこともなく出版されていること。
 
アドラーの本が読みにくいのに相対して、フロイトの本は、書斎で推敲を重ねた上で出版されています。
また、日本語版のフロイトの本はドイツ文学の大御所、高橋義孝氏が翻訳/共訳をしていることでも知られています。
とにかくアドラーの本は読みにくい。
その証として、とあるアドラーの翻訳書の一部の本は、離脱率80%くらいになります。
そこで、実際にアドラーが書いていた言葉を400ほどピックアップし、その中から168を厳選し、アドラーのトーンを生かしながら10章にまとめ、現代版の比較的平易に超訳した本をお届けすることになったのが、この『超訳 アドラーの言葉』です。
この本が「アドラーの言葉」としてでなく、「超訳 アドラーの言葉」として広がることを願っています。

超訳 アドラーの言葉 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)
 
岩井俊憲
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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