部首「彡さんづくり」の常用漢字等を追加しました。
三 サン・み・みつ・みっつ 一部
解字 三本の横線で数字の三を表した指示文字。
意味 (1)みっつ(三つ)。数の名。「三権サンケン」「三彩サンサイ」(三種の色釉薬をかけた陶器) (2)みたび。三回。「三顧サンコ」(三たび礼をつくして頼む) (3)たびたび。何度も。「再三再四サイサンサイシ」
彡 サン・セン
解字 飾りや模様をあらわす記号。三の字の変形したもの。細かいものがたくさん並んでいるさま。杉サン・衫サンの音符「彡サン」の原形で、いくつも並んで模様をなす意を含む。
参考 「彡サン」は部首「彡さんづくり」になる。漢字の右辺について、模様や形、色合いを表す。主な字は以下のとおり。
常用漢字 5字
影エイ・かげ(彡+音符「景ケイ」)
形ケイ・かたち(彡+音符「开ケイ」)
彩サイ・いろどる(彡+音符「采サイ」)
彰ショウ・あきらか(彡+音符「章ショウ」)
彫チョウ・ほる(彡+音符「周シュウ」)
常用漢字以外
彦ゲン・ひこ(彡を含む会意)
彪ヒョウ・あや(彡+虎コの会意)
彬ヒン・あきら(彡+林リンの会意)
※彦は音符になる。
イメージ
「みっつ」 (三)
三の字の変形した彡は「たくさん」(杉・衫・須・鬚・尨・厖)
音の変化 サン:三・杉・衫 シュ:須・鬚 ボウ:尨・厖
たくさん(彡)
杉 サン・すぎ 木部
解字 「木(き)+彡(たくさん)」の会意形声。細かい針葉がたくさん付いている樹木。
意味 すぎ(杉)。すぎ科の常緑高木。「糸杉いとすぎ」「杉風サンプウ」(杉の木に吹く風)
衫 サン 衤部
解字 「衤(ころも)+彡(たくさん)」の会意形声。たたんでたくさん収納できる薄物やひとえの衣服。
意味 (1)うすもの。ひとえの短い衣。「衫子サンシ」(女性のすその短い服。半衣) (2)はだぎ。そでなしの下着。「汗衫カンサン」(汗取りのひとえの短衣。肌着)
須 シュ・ス 頁部
解字 「彡(たくさん)+頁(かお)」の会意。顔のあごからたくさん垂れるひげ。また、需ジュ・ス(もとめる)に通じ、まちもとめる意も表す。
意味 (1)ひげ。あごひげ。「須眉シュビ」(あごひげとまゆげ」 (2)まつ(須つ)。しばらく。「須臾シュユ」(少しのあいだ) (3)もとめる。必要とする。「必須ヒッス」「須要シュヨウ」(不可欠なこと) (4)梵語の音訳語。スの音。「須弥山シュミセン」(海中にあるといわれる大山)「須恵器スエキ」(高温で焼いた古代の素焼きの土器。陶器すえキの書き換え字) (5)すべからく(須く)~すべし。再読文字。なすべきこととして。当然。必要の意。
鬚 シュ・ス・ひげ 髟部
解字 「髟(かみ)+須(ひげ)」の会意形声。髪のように長いひげの意で、あごのひげ。
意味 (1)ひげ(鬚)。あごひげ。「鬚面シュメン」(ひげづら) (2)動物のくちひげ。「虎鬚コシュ」(虎のひげ)
尨 ボウ・むくいぬ 尢部おうにょう
解字 「犬(いぬ)+彡(たくさん)」の会意。毛の多い犬。また、ふさふさしていることから転じて、おおきい意ともなる。
意味 (1)むく。むくいぬ(尨犬)。長い毛がふさふさと生えている犬。「尨毛むくげ」 (2)おおきい(=厖)。「尨大ボウダイ」(非常に大きい=厖大) (3)まじる。黒と白の毛が入りまじる。「尨眉ボウビ」(白毛がまじったまゆ)
厖 ボウ 厂部
解字 「厂(石の略体)+尨(おおきい)」の会意形声。大きな石の意で、おおきい・厚い意味を表す。
意味 おおきい。あつい(厚い)。おおい。「厖大ボウダイ」(=尨大)「厖然ボウゼン」(豊かで大きい)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れ、続いて調べたい漢字一字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
三 サン・み・みつ・みっつ 一部
解字 三本の横線で数字の三を表した指示文字。
意味 (1)みっつ(三つ)。数の名。「三権サンケン」「三彩サンサイ」(三種の色釉薬をかけた陶器) (2)みたび。三回。「三顧サンコ」(三たび礼をつくして頼む) (3)たびたび。何度も。「再三再四サイサンサイシ」
彡 サン・セン
解字 飾りや模様をあらわす記号。三の字の変形したもの。細かいものがたくさん並んでいるさま。杉サン・衫サンの音符「彡サン」の原形で、いくつも並んで模様をなす意を含む。
参考 「彡サン」は部首「彡さんづくり」になる。漢字の右辺について、模様や形、色合いを表す。主な字は以下のとおり。
常用漢字 5字
影エイ・かげ(彡+音符「景ケイ」)
形ケイ・かたち(彡+音符「开ケイ」)
彩サイ・いろどる(彡+音符「采サイ」)
彰ショウ・あきらか(彡+音符「章ショウ」)
彫チョウ・ほる(彡+音符「周シュウ」)
常用漢字以外
彦ゲン・ひこ(彡を含む会意)
彪ヒョウ・あや(彡+虎コの会意)
彬ヒン・あきら(彡+林リンの会意)
※彦は音符になる。
イメージ
「みっつ」 (三)
三の字の変形した彡は「たくさん」(杉・衫・須・鬚・尨・厖)
音の変化 サン:三・杉・衫 シュ:須・鬚 ボウ:尨・厖
たくさん(彡)
杉 サン・すぎ 木部
解字 「木(き)+彡(たくさん)」の会意形声。細かい針葉がたくさん付いている樹木。
意味 すぎ(杉)。すぎ科の常緑高木。「糸杉いとすぎ」「杉風サンプウ」(杉の木に吹く風)
衫 サン 衤部
解字 「衤(ころも)+彡(たくさん)」の会意形声。たたんでたくさん収納できる薄物やひとえの衣服。
意味 (1)うすもの。ひとえの短い衣。「衫子サンシ」(女性のすその短い服。半衣) (2)はだぎ。そでなしの下着。「汗衫カンサン」(汗取りのひとえの短衣。肌着)
須 シュ・ス 頁部
解字 「彡(たくさん)+頁(かお)」の会意。顔のあごからたくさん垂れるひげ。また、需ジュ・ス(もとめる)に通じ、まちもとめる意も表す。
意味 (1)ひげ。あごひげ。「須眉シュビ」(あごひげとまゆげ」 (2)まつ(須つ)。しばらく。「須臾シュユ」(少しのあいだ) (3)もとめる。必要とする。「必須ヒッス」「須要シュヨウ」(不可欠なこと) (4)梵語の音訳語。スの音。「須弥山シュミセン」(海中にあるといわれる大山)「須恵器スエキ」(高温で焼いた古代の素焼きの土器。陶器すえキの書き換え字) (5)すべからく(須く)~すべし。再読文字。なすべきこととして。当然。必要の意。
鬚 シュ・ス・ひげ 髟部
解字 「髟(かみ)+須(ひげ)」の会意形声。髪のように長いひげの意で、あごのひげ。
意味 (1)ひげ(鬚)。あごひげ。「鬚面シュメン」(ひげづら) (2)動物のくちひげ。「虎鬚コシュ」(虎のひげ)
尨 ボウ・むくいぬ 尢部おうにょう
解字 「犬(いぬ)+彡(たくさん)」の会意。毛の多い犬。また、ふさふさしていることから転じて、おおきい意ともなる。
意味 (1)むく。むくいぬ(尨犬)。長い毛がふさふさと生えている犬。「尨毛むくげ」 (2)おおきい(=厖)。「尨大ボウダイ」(非常に大きい=厖大) (3)まじる。黒と白の毛が入りまじる。「尨眉ボウビ」(白毛がまじったまゆ)
厖 ボウ 厂部
解字 「厂(石の略体)+尨(おおきい)」の会意形声。大きな石の意で、おおきい・厚い意味を表す。
意味 おおきい。あつい(厚い)。おおい。「厖大ボウダイ」(=尨大)「厖然ボウゼン」(豊かで大きい)
<紫色は常用漢字>
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