ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

地図

2017-07-06 13:04:53 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は7月としては初めてのポルテ金沢の水曜定休日になった事もあって、7年ぶりに石川県愛石会の石展に行ってみました。場所は石川県庁舎19階展示スペース(7月10日まで開催しております。)、石展以外に彫刻展もやっており、外の景色と共に、充実した休日のひと時を過ごす事ができました。

さて、石展の方は、会員の皆さんの選び抜かれた石ばかりで、相当レベルの高い石が並んでいました。昨日はカメラを持っていかなかったので、それらの写真は無いのですが、直に見ることをオススメします。

今日の写真はその石展会場で頂いてきた石の写真です。



昨日は初日という事もあって、多くの石の中から選べました。



私がどうしてこの石を選んだかと言うと、白い石の中に入っている黒い石の模様が地図のように見えたからです。それも石川県の能登半島を思わせる模様に見え、しかも、能登島や舳倉島もあるではありませんか!さらにその模様全体が日本の地体構造区分上で、ちょうど飛騨帯という地帯のように見えてしまいました。

今日のブログのタイトルは「地図」としました。(初登場のタイトルです。)

私が石の模様に「地図」を見るのは、これが初めてではありません。





上の写真は大理石で出来たリキュールグラスです。私のお気に入りのものです。

どうしてこれが気に入っているかと言うと、その表面の模様が世界地図のように見えたからです。

最初の写真の模様にはユーラシア大陸とアフリカ大陸が、次の写真の模様には、少しデフォルメされていながらも北米大陸と中米までもが見えております。さらに太平洋上にはハワイ島まであるではありませんか!

これらの模様は全くの偶然と、見ているこちら側の妄想とが相重なっての現象だとは思いますが、実際に、そのように見えてしまうところが面白いのです。これはイマジネーションの遊びだと思います。

そういえば、地図のイマジネーションを遊んでいるあるトリックアートの名作を思い出してしまいました。

その名作とは伊藤文人さん作の「日本列島ニ擬態スル諸大陸」という作品です。その作品は、一見、古い日本地図のように見えてしまうのですが、それらをよく見てみると、何と!世界地図の諸大陸の形で構成されている事に気づくと思います。日本地図を世界地図で再構築するというすばらしい名作だと思います。

思えば、地球科学のプレートテクトニクスはアルフレッド・ウェゲナーの大陸移動説から始まりました。その始まりにはウェゲナーのイマジネーションが必要だったのです。

イマジネーションの遊びは意外に重要な事なのかもしれません。
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